imosaさんが投稿したインド料理 ショナ・ルパ(兵庫/三宮)の口コミ詳細

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移転インド料理 ショナ・ルパ神戸三宮(阪急)、三宮(神戸市営)、旧居留地・大丸前/インド料理、インドカレー

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/08 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

この系統では非常に稀有な存在

香川、徳島と巡った帰りがけに神戸に寄ってみました。
神戸で行ってみたいと思っていたお店が、ここでした。
マドラスキッチンも興味があったのですが、何故かこちらを優先しての訪問です。

今回こちらに訪問するに当たってオープン直前にお店に着いたのですが、偶然というものは恐ろしいもので、以前オフ会でご一緒させていただいた東京のレビュアー様とお店の前でバッタリ!
特にお盆期間で美味しいもの(アジア系中心)を食べ歩く習性のある者同士とは言え、お互い東京在住者がこの神戸のカレー屋のオープン前に偶然会うとはスゴイ確率です。

エレベーターを3階に上がると店員さんが出迎えてくれます。
高級な雰囲気を醸し出している店内は席も広く、格調高いレストランを思わせます。

せっかくなのでスペシャルランチとビリヤニランチを選択しました。
ビリヤニも数種類から選択できるようで、マトンをチョイスします。
この段階では正直ちょっと高いかな、というのが本音です。

ちなみにここショナルパは、インドでも東部のベンガル地方の料理を主体に提供しているようです。
店名はベンガル語で「金と銀」を意味し、HP上でもロイヤルキュイジーヌを謳っているところからするとベンガル宮廷料理といったところでしょうか。

ビリヤニランチは、野菜のクリームスープに野菜サラダ、そしてビリヤニにドリンクという構成。
まず出てきた野菜のクリームスープが非常に美味しい。
クリームスープがあくまで主役で、そこにカレー風味を軽く効かせている印象です。
カレーの風味が食欲を刺激します。

そして野菜サラダの後に出てきたマトンビリヤニ。
軽く炒めたバスマティからは鮮やかなスパイスの香りが漂います。
ソースも添えられていますが、まずはそのまま。

う~ん、複雑なスパイスの香り漂うビリヤニです。
以前食べたアーンドラキッチンのように、ゴロゴロとホールスパイスが入ってるのが目に見えるわけではなく、提供前に取り除いているのかもしれません。
この時点では味付けはやや控えめに感じるので、やっぱり添えられているソースを合わせるのが前提なんでしょう。

ソースは玉ねぎベースらしき芳醇な香り。
最初は素材に豆でも使っているのかと思っていましたが、店員さんに聞いてみると、玉ねぎにトマト、カシューナッツにスパイスなどを加えているそうです。
カシューナッツをどうやら豆と勘違いしたようですが、ある意味ちょっとしたカレーのような構成ですね。
パパドを割って上からかけ、ソースを回しかけます。

ソースは玉ねぎの甘みとトマトの酸味、ナッツの旨みが混ざった非常に美味しいものです。
それがこのビリヤニにかかったら、そりゃ旨いわな、という感じ(笑)。
ビリヤニに別添えのソースが付くというのは初体験でしたが、カレーと合わせるような薄味のビリヤニというのも今までいただいたことがあったので、多分そういうタイプなのかもしれませんね。
むしろそういう場合の方が旨いと感じる時がありますから、敢えてそういう感じを狙っておられるのかな、とも思いました。

食後のチャイ。
これは素材が良いものを使っているからなのか、今まで飲んだものとは味わいが格段に違います。
普段はこういうものに砂糖を入れて飲む私が、今回ばかりはそのまま飲んでしまいました。


そして一方のスペシャルランチ。
クリームスープと生野菜サラダまでは同じです。
肝心の写真を取り忘れてしまいましたが、骨付きトリモモ肉の串焼きとコロッケ。
串焼きは骨付きチキンのレッグがタンドリー焼きになっているものです。

これは非常にジューシーです。
大きなチキンがゴロっと出てくるのもうれしいですが、タンドリーで焼くと日本人には火が通りすぎと感じることも多くて、個人的にはあまりこの手のメニューには魅かれなくなっていました。
これは日本人に支持されるのも分かります。

そしてコロッケ。
どういうコロッケだったのか、後でHPを見ても載っていないので詳しく分かりませんが、とても滑らかな舌触りのポテトが非常に美味しい。
ジューシーなタンドリー焼きにしてもそうですが、こちらのシェフは洋の要素を効果的に取り入れておられるように思います。

カレーは5種類から選択できるようで、ホタテ貝を選択。
ナンもしくはサフランライスも選択できるので、こちらはサフランライスを選択しました。

やや大きめな皿にはそれぞれ結構な量のカレーとライス。
それまで提供されてきたものの量も考えると、一人で食べるには結構苦戦しそうな内容です。

サフランライス。
ここしばらくは黄色いライスというとターメリックが多かった中、久々にこの香りを感じました(笑)。
あやうくサフランの香りを忘れるところでした。

ホタテは大きなものが4つ。
いずれも程よい熱の通し具合で、身はプリプリです。
ベンガル料理というだけあって、玉ねぎを丁寧に炒めたものがベースになっているのがよく分かります。
そこにやっぱりトマトとカシューナッツという組みあわせだろうか?
いずれにしてもこの組み合わせは盤石ですね。

スパイスも辛味こそあまり感じませんが、ホタテの良さを決して殺さないこの丸みのある味は秀逸。
ベンガル料理を謳うお店はPujaディルセルチなど数店しか経験はありませんが、どことも違うここだけの味という印象。
敢えて言うなら、ディルセの玉ねぎを炒めて作ったカレーをカシューナッツで濃厚かつリッチにしたというイメージがシックリくるでしょうか。
ちなみに以前、そのうちのある店の店主さんに聞いたところでは、バングラデシュではカレーに貝を使うのは見たことがないとおっしゃっていたので、ホタテを使うのもこちらのシェフの創作なのかもしれません。
非常にリッチで濃厚な味わいでありながら、ホタテのような素材を活かすのはさすがだと思います。

スペシャルランチには更にデザートが付きます。
またこのアイスクリームが最高。
インドでは最も高価とされるスイーツが果物と牛乳を使ったものだそうですが、これは濃厚なミルクを使ったアイスクリームです。
一瞬何のアイスクリームかと戸惑ってしまいましたが、普段私が食べているような安っぽいマンゴーアイスの味とは一味違うようです。
このまろやかな味は、現地のデザートというよりは西洋の高級レストランのそれだと思いますが、この流れからすれば自然ですね。


ベンガル料理には詳しいわけではありませんが、ベンガル料理を基礎としながらも独創性に富んだ、それでいて非常に洗練された味の料理に出会うことができました。
ランチとしてはかなり高価であるのは事実ですが、内容を勘案すれば決してCPも悪くないと思います。
こういったお店は日本でも数少ないと思われますので、非常に貴重な体験をさせてもらいました。

たまの訪問しかできない神戸という土地でしたのでちょっと贅沢してしまいましたが、ランチは850円、1,000円というメニューもあるようで、このグレードの料理がこの値段で食べられるというのは、神戸の方が非常に羨ましい限りです。
夜も面白そうなラインナップのコースがあるようで、こちらもまた神戸に来る機会があれば訪問してみたいものです。
ごちそうさまでした。

  • ビリヤニランチ(2,000円)のマトンビリヤニ

  • ビリヤニランチ(2,000円)のグリーンサラダ

  • ビリヤニランチ(2,000円)のスープ

  • ビリヤニランチ(2,000円)の食後のチャイ

  • スペシャルランチ(3,500円)のカリー(ホタテ貝)とサフランライス

  • スペシャルランチ(3,500円)のデザート

2013/08/20 更新

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