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カッチュンバル・サラダ
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ムルギチャンプ
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シーク・カバブ
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タンドゥーリ・ラム・チョップ
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カレー4種※奥からポークヴィンダルー、ローガン・ジョッシュ、バイガン・カ・バルタ、サフェド・ラジャスタン・マーンズ
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ゴーシュト・ダム・ビリヤニとライタ
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ビリヤニの蓋を開封したところ
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カヴェルネ・ソーヴィニヨン(4,400円)
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パパド
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奥からミントチャトニ、トマトチャトニ、スイートマンゴーチャトニ、青マンゴーアチャール
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以前よりお世話になっているマイレビュアー様にお誘いいただき、かねてから訪問したいと思っていた当店に来ることができました。
南青山の骨董通りにある小原流会館の地下にある高級インド料理のお店です。
日本にはインド料理店は数あれど、この手の高級志向のお店と言うのはあまり多く知りません。
現在休業中のナーガルジュナ、最近訪問した神戸のショナルパなど私程度の知識だとそのくらい。
今回はマイレビュアー様が一人あたり6,000円で飲み物込みの料理を手配してくださいました。
安い金額ではありませんが、逆にこのクラスのお店でも6,000円というのもインド料理の魅力のひとつではあるように思います。
ちなみに今回のお料理、デフォルトでは3人分だったりするものを人数分の5人分に変更いただくなどのアレンジがあったため、個別のお値段は掲載しません。
まずはソムリエ兼店長さんが選んでくださった赤ワインで乾杯。
あまりクセもなく、至って飲みやすいものです。
今にして思えば、非常に良いチョイスだったのではないかと感心しました。
最初に提供されたのはパパド。
豆の粉を使って作ったせんべいのようなものです。
これに4種類の調味料が添えて提供されました。
ミントのチャトニ、トマトのチャトニ、スイートマンゴーのチャトニ、グリーンマンゴーのアチャールです。
チャトニはいわゆるソース的な位置づけ、アチャールは漬物などと言われます。
パパドは特別何が違うということはありませんが、チャトニがやっぱり素晴らしい。
特にトマトのチャトニは酸味、甘み、辛味が一体となった絶妙な味。
これは美味しかったので、次のサラダにもかけながら食べてみました。
続いて提供されたのはカッチュンバルサラダ。
一人一皿提供してくれるのがうれしいですね。
普段はメニューにないものだそうですが、特別に作っていただいたようです。
カッチュンバルサラダと言うと、通常きゅうり、トマトなどを小口に切ったものにオイルや調味料で味付けをするもの。
今回それ以外にもざくろや紫玉ねぎスライス、梨なども入り、葉ものやパパイヤも添えられるなど非常に彩鮮やかです。
ソースはマンゴーのソースとグリーントマトのチャツネだそうで、素材の酸味と甘みの入り混じった非常に複雑ながら爽やかな味です。
これがメニューに無く、一人あたり400円換算とは驚き以外の何物でもありません。
続いてはムルギチャンプ。
鶏肉をミントやコリアンダーなどを混ぜ込んだスパイスにまぶしてタンドリー焼きにした料理。
インド料理ですから当然鶏肉の皮は丁寧に取り除かれているようです。
表面はよく焼かれている印象でしたが、ナイフを入れると非常に柔らかい。
口の中で崩れるような食感です。
ミントやコリアンダーも過剰に主張せず、風味に花を添えます。
そしてシーク・カバブ。
これは一見私が苦手とする、パサパサなカバブにも見えます。
しかしながらそこはさすがにシターラ青山。
ナイフを入れると全くそうでないことがよく分かりました。
玉ねぎなどを混ぜ込んだ挽肉を串につけて焼くことが多いカバブですが、どうも玉ねぎのようなものは見当たらず、肉とスパイスが主体のようです。
そのためなのか、きめの細かい挽肉であるにもかかわらず、非常に肉肉しさを感じる食感。
ラムの旨みを存分に感じることができます。これも旨い。
続いてはタンドゥーリ・ラム・チョップ。
比較的強めに焼かれたかと思われる焦げも見られるのですが、それでも肉は非常にジューシー。
焦げはスパイスによるものかもしれません。
脂身もさほど多くなく、肉としての旨みを十二分に活かした調理だと思います。
タンドゥール料理には定評のあるこちらのお店ですが、噂に違わぬ素晴らしさでした。
この肉の旨みを充分残して仕上げる焼き加減を理解されている店はインド料理店多しと雖もそうはありません。
続いてカレーが一気にやってきました。
まずはポーク・ヴィンダルー。
こちらは通常のメニューにはないもので、サラダ同様特注でご用意いただきました。
通常インドでは宗教上の戒律などのため豚肉はほとんど食べませんが、ポルトガルによって戦前から戦後しばらくの間支配を受けてきたゴアにはその影響で豚肉を食べる習慣があります。
ポーク以外に野菜が多く入っている印象です。
赤ピーマンにじゃがいも、まるごとのニンニク、上から生姜の細切りにグリーンチリも見られます。
食べてみると酸味はかなり控えめなんですね。
ゴアのヴィンダルーを思い浮かべてしまうとまたちょっと違うと思いますが、この濃厚ながら繊細な味は素晴らしい。
そしてローガン・ジョッシュ。
ラムをトマト、玉ねぎ、スパイスなどとともに煮込んで作るカレーです。
大ぶりに切られたラム肉以外には具らしいものは見当たりません。
全てグレービーに溶けているのでしょう。
玉ねぎ、トマト、カシューナッツ辺りの構成かと思いますが、ラムの旨味が溶け出したグレービーは個人的に好きな味。
ラム肉は旨味をカレーに出しているせいか、やや水分抜け気味ではありますが、その分このカレーが素晴らしいと思います。
バイガン・カ・バルタ。
一度タンドリーで焼いたナスを具として使うベジカレーです。
個人的にナスが好きなので美味しいのも当然ですが、ナスの甘みをよく引き出していると思います。
一度焼いたものを使うというのもそういった目的があるのでしょう。
肉のカレーにも決して引けをとらない素晴らしさのあるカレーでした。
これはナスでなければいけない理由がよく分かる一品でした。
サフェド・ラジャスタン・マーンズは白いラムカレー。
上に振ってあるのはフライドオニオンです。
クリームシチューのような風味も感じるので、牛乳や生クリームなどを中心に作っているのかもしれません。
ターメリックなどの色の付くスパイスなどは極力避けているようですが、カルダモンの風味は強く感じました。
以前別のお店で白いカレーを食べたことがありましたが、クリームシチューとあまり大差ないようにも感じていました。
脇役ながらこのフライドオニオンとカルダモンが非常に良い仕事をしているように思います。
この2つを加えるだけでも大きく印象が変わりますね。
カレーは湯取り方で作ったという、バスマティライスでいただきます。
パラパラなバスマティがふんわりとした食感に感じられ、カレーには合いますね。
バスマティライスはインド本国ではもっぱらビリヤニなどに使われるようで、こうやって白米として食べることはまず無いそうです。
それでもバスマティで食べるカレーが美味しいと思う私は、やっぱり日本人なんだなぁと感じます。
そしてゴーシュト・ダム・ビリヤニ。
軽く調理したビリヤニを陶製の容器に詰め、ナン生地で覆い、短時間焼いたそうです。
ビリヤニのスパイス感はやや控えめにも感じますが、多くの方が食べやすいものという印象。
ビリヤニにあわせるヨーグルト、ライタを混ぜると軽く酸味も加わって美味しく食べられます。
これだけのものをお腹いっぱい食べて、一人あたり6,000円。
今回はラインナップを考えていただいたマイレビュアー様のお力も大きいとは思いますが、それでも素晴らしいには違いありません。
ソムリエ兼店長さんも非常に博識で、物腰も非常に柔らかいので感じが良いです。
店内は高級感溢れる雰囲気ながら、店長さんのおかげで敷居の高さを感じることなく食事が楽しめました。
料理についてもタンドール、カレーともに非常にレベルの高いものでした。
最近訪問していた西のショナルパと双璧をなす存在のようにも思いますが、やはりディナーの素晴らしさは圧巻でした。
これだけのお店が都内にありながら、これまで利用してこなかったのが悔やまれます。
是非今後は積極的に利用させていただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
また今回手配をいただきましたマイレビュアー様、ご一緒させていただいました皆様、ありがとうございました。