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ロッダグループドーム前千代崎、ドーム前、九条(阪神)/スリランカ料理、カレー、アジア・エスニック
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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.3
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|CP 4.2
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.3
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| CP4.2
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| 酒・ドリンク- ]
やっぱりスリランカ現地で食べたものより美味しいと思う
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ギャミラサ(マトン、1,500円)
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マンゴージュース
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ギャミラサ(鹿カレー、1500円)
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スープ(200円)
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キリテーとバナナ
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2016/06/27 更新
【再訪 2016年6月】
以前訪問して美味しいと思っていたお店なのですが、スリランカに行く機会があり、その上でどう感じるのか興味があったので大阪に行った際に再訪してみました。
前回はおられなかった日本人従業員もおられるようですね。
ちなみに主にヌワラカデに携わっておられるお兄さん曰く、弟子をとるのは最初で最後らしいですよ。
お店を持って独立されるのは数年後くらいになるかもしれませんが楽しみにしておきます。
この日もギャミラサという名前のワンプレートを注文しました。
前回訪問の際は通常メニューではない鹿カレーをいただいたのですが、今回は通常メニューからマトンを選択。
スリランカでは人によっての宗教や信条によっても食べられないものもあるためか、高級ホテルに限らず大抵ブッフェ形式で好きなものを好きなだけ取れる形式が多いようで、普通はこのようにお店からワンプレートが出てくることは見かけませんでした。
ただお店の広さにも制限のある日本だとこちらの方が何かと場所も取りませんし、お店も決まった料理だけ作ればいいので効率は良いですよね。
バスマティライスも有料?で選べるようなので、迷わずバスマティライスを選択します。
スリランカ料理のように汁気の多い料理も入ると日本米だと汁気を吸って雑炊みたいな食感になるように思っていて、個人的にはスリランカ料理はバスマティライスかサンバライスで食べるのがベストのように思っています。
少しずついろんなものを混ぜながら食べていくわけですが、マトンは一番辛い設定だという通り確かに辛い。
ただスリランカ料理はココナッツミルクなども多用するせいなのか、あまり即効性のある辛さではなくて後からジワジワくる辛さのような感じです。
それぞれの料理もしっかり味を付けながらも、混ぜてもしっかりと調和して美味しい。
最近ではスリランカ料理に限らずこの混ぜるタイプのカレー店が増えつつあるようですが、しっかりと料理を作りこんでいてもこの混ぜた後の味が意外とマトを得ていないと感じることが多いのです。
スリランカ人の経営する料理店は、日本人シェフの作るスリランカ料理とは違ってあまり日本ならではの新しい素材に挑戦することが少ないようで、見た目にはどこも似たり寄ったりになりがちなのですが、ここだけは何故かその中でも群を抜く美味しさなんです。
ひょっとしたら混ぜた後の味まで見越して黄金比率を掴んでいるのかもなぁなんて思うくらい。
もっともスリランカでは先に書いたように客が好きに取り分けるシステムなので、果たしてそれでスリランカで食べ歩いた料理より美味しいと言えるのかという言い分もあるかとは思いますが、少なくとも日本国内でこれまで食べ歩いたスリランカ料理の中では一番好みの味です。
気軽に足を運べないのは残念ではありますが、次の大阪訪問が楽しみになるようなお店です。
【初訪】
大阪で近年急速に店舗が増えつつあるスリランカ料理店。
幾つか訪問した上で、敢えてここを最後に訪問してみました。
近くの交差点に出ているA型看板にはグリーンカレーやナシゴレンなんて東南アジアでも見られる料理もあったりします。
でも金曜夜のメニューだけはアーッパとかルヌミリスなんかを用意されてるようで、見る人が見れば専門はスリランカ料理というのは容易に想像がつきます。
1970年代くらいの古い喫茶店が潰れた跡そのまま居抜きで使いまわしてるのかと思うような年季の入ったお店で、日本語が流暢ではないものの話好きそうなご主人が働いておられます。
お店に入るなりご主人から『スープあるけと飲む?200円』と言われ、ギャミラサという呼び名のスリランカ式ワンプレートご飯とともに注文しました。
ちなみにギャミラサはメインのカレーが選べるようで、チキン、ポーク、マトンだと1200円。
エビもしくは本日の日替わりである鹿カレーだと1500円とのこと。
週末だとまた値段も上がったりするようですが、内容に変化があるのかは不明です。
初めての店ではオーソドックスなメニューこそ注文したいとは思ってるんですが、この手の珍しいカレーには滅法弱い私としては躊躇なく鹿カレーを選択。
スリランカの宗教事情は詳しくありませんが、国民の7割が仏教徒でヒンズー教の文化も強いスリランカにあっては、イスラム教で禁忌とされる豚肉は比較的多くのお店で使っているように思います。
一方でヒンズー教で禁忌の牛肉はあまり見た記憶がありません。
もちろん店主の信仰する宗教にも拠るのでしょうが、日本人の感覚としては鹿があって牛がないというのが何とも不思議ではあります。
ご主人から、スリランカ料理食べたことある?って聞かれたので正直に答えると、何と無く意味深なニヤッとした笑顔(笑)。
敢えてここは他のお店を回ってから、と考えてたんですけど、ご主人の自信のありようから推測するとむしろ比較してくれるぐらいの方が嬉しいのかも。
【スープ】
トマトと卵、ニンジンやジャガイモ、玉ねぎにキャベツなどが入っていて、それをペッパーなどで味付けしているという感じ。
スリランカ独特の料理ということでもなさそうですが、優しい味で普通に美味しいスープでした。
これで200円ならお得だと思います。
【ギャミラサ】
辛さは大丈夫だよね?って聞かれたんですけど、ちょっと自信無かったので『抑えめ』でお願いしました。
メインの位置に鹿カレーがどっと載せられてギャミラサが出てきました。
結構たくさんの肉が入っている上に鹿の骨を割ってそのまま投入しているようで、脚の関節辺りの部分がカレーの中に紛れていました。
他にもインゲンを使ったカレー、パリップ(豆カレー)、ビーツ、ココナッツサンボルが綺麗に配置されています。
普段は手食しないんですけど、今回はフィンガーボウルも横に出されてしまったので(笑)。
どのカレーも素晴らしい出来栄えですが、メインの鹿カレーはスパイスをふんだんに使っていて、カルダモン、ペッパー、レモングラスなどがところどころに見られます。
ココナッツミルクらしいコクとスパイスの鮮やかさが両立していて、今までのスリランカ料理では感じたことのないような見事さ。
スパイスの香りを損なうことなく作られたカレーは食べるほどにテンションが上がります。
インゲンには恐らくモルディブフィッシュかなぁという風味も感じられて正にスリランカが凝縮したようなプレートです。
大阪中心に人気のあるスパイスカレーというのは何かのスパイスを傑出させている印象で個人的にはあんまり好みじゃないんですけど、こういうスパイスの調和が極めて高いレベルでなされている料理は逆に大好きです。
鹿の味や食感は脂身の少ない牛肉とでもいった感じなので、禁忌の牛肉を避けて日本人にも人気のある牛肉に近いものとして鹿カレーを用意されていたのかもしれません。
お米は短粒米ながらぱらっとしていて食べやすく、適温なので手食をしても気になりませんでした。
【全体の感想】
これまでに感じたことのない素晴らしさを感じたスリランカ料理でした。
ご主人も私が食べている間、「これがほんとのスリランカの料理」的なことをおっしゃってたので、巷で流行っている他のスリランカ料理店に対しては多分思うところもあるのかもしれません。
開店して3年半くらいになるというご主人だからこそ、これまでスリランカ料理というジャンルを牽引してきたという思いがあるとしてもそれは当然。
むしろこのお店があったからこそ、大阪のスリランカ料理の今があったのかもしれません。
良いお店に出会った時には大抵機会があれば再訪したいと思うんですが、ここは近いうちに絶対再訪したいと思わせるお店でした。
ごちそうさまでした。