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仔羊のキャレアップ
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口水鶏(950円)
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家鴨のメイクイル酒風味のロースト(2000円)
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香菜のサラダ 北京“老虎菜”(1200円)
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トマト焼売(500円)
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仔羊のキャレ 十三香粉炒め(2600円)
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アオリイカの葱山椒ソース(950円)
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叉焼と白葱の和えそば(950円)
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こしひかり米とココナッツのムース 陳皮と小豆のソース
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アマレット油の杏仁豆腐(550円)
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アサヒスーパードライ中(500円
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紹興酒ボトル3年(640ml、3000円)
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神戸に面白そうな中華のお店があったんですが、2ヶ月くらい前に予約の電話を入れてみたら運良く席が取れたので、東京在住時によくご一緒させていただいていた現在大阪在住のレビュアーさんをお誘いしていってみました。
岡本から徒歩で20分前後歩き、商店街を抜けた辺りの分かりづらい場所。
ご近所さんならともかく、地縁のない私には食べログがなかったら絶対に出会うことのなかったお店です。
改装が終わったばかりらしく、この日から営業再開されているようで、店内は真新しいモダン中華という印象。
一方メニューを拝見すると、北京とか上海、四川という地名があったり、素材にも仔羊や明石タコ、デザートにはこしひかり米なんて名前も見られたりするので、いわゆる創作中華に近い位置付けかもしれません。
シェフは日本人の方のようですが、中国で修行経験もおありのようなので中華の基本はおさえつつご自身の創意工夫も加えておられるということでしょうか。
ちなみにお店の公式HPには事前予約メニューもあったりしますが、雛鳥の塩釜焼きとか丸鶏の粥仕立てみたいなメニューは、鶏丸々一羽使うので7〜8000円、4名程度に向くらしく、興味があったものの今回は見送りました。
お店のオススメメニューには赤い下線が引いてあるようで、今回は全てこちらからの注文です。
【口水鶏】
よだれが出るくらい美味しい、ということからそう呼ばれるよだれ鶏。
そう頻繁に食べる料理でも無いんですが、これは結構なレベルの味。
仄かに辣油の辛味を感じる複雑玄妙なタレがとても美味しくて、中華の良店の中でも極めて非凡と言っていいように思います。
最初からこういう料理をいただけるとは、次からの料理に否が応でも期待させます。
【香菜のサラダ 北京“老虎菜”】
店名を冠したサラダですが、香菜、いわゆるパクチーを使っているようで、同時にサラダとしては辛味も結構効かせているエッジを感じる味。
パプリカや鶏肉も入っていて、かなり満足できます。
【家鴨のメイクイル酒風味のロースト】
メイクイル酒は王編に久、王編に鬼、露に酒と書かれていました。
入店時には、北京ダック風に皮がパリッと焼かれた状態で一羽丸々店頭に吊るされていたんですが、それを捌いて提供されました。
皮のパリッと感とジューシーな身質のローストは素晴らしい出来栄え。
奥には脂身の多い部分も入れてくれていますが、これまた脂の旨さが見事な一品。
下には大豆を煮たようなものが敷いてありましたが、ピーナッツやカシューナッツとはまた違った印象もあって面白い趣向かと。
【トマト焼売】
本来3個750円のところ、2個で対応していただけました。
トマト焼売とはどういうものが出てくるのかと興味津々でしたが、予想に反してトマトはプチトマト。
しかもこの大きさで1個250円とはやや強気な印象も感じるものの、期待を上回る味であったのも事実。
トマトの爽やかさを活かしつつも、トマトばかりが前面に出ることなく肉の旨みをしっかりと感じます。
トマト餃子とはまた違った印象の料理で良かったです。
【仔羊のキャレ 十三香粉炒め】
いわゆるスペアリブ状の部位のようで、その上にはクミンやフェンネル?、八角などのスパイスとともに炒められた香草類が載っているよう。
見た目にも柔らかそうな仔羊のキャレは食べなくても絶対に美味いと分かります。
当然食べますけどね^ ^
クセもなくジューシー且つスパイスの香りの効いた肉は、難なく噛み切れる柔らかさ。
スパイスの旨味を吸った香草類と一緒にいただくと、肉の味も更に数段階昇華。
素晴らしく美味しくて、この料理はこの日一番でした。
【アオリイカの葱山椒ソース】
絶妙な火加減で炒められたアオリイカ。
一見バジル炒めのようにも見えますが、品名の通り葱と山椒を叩いたもので調味しているんだそう。
山椒が入っているために軽く痺れる感じと柔らかいイカの食感が絶妙。
【叉焼と白葱の和えそば】
これまた最高。
ピーナッツ油をまとわせたという麺は、手打ちのようなゴツゴツした平らな麺。
その艶やかな麺を口にした瞬間に、「美味しい」と感じます。
味を感じる以前に、ピーナッツ油をまとった麺の食感と風味がそう感じさせるんでしょう。
まさに五感を刺激するような料理です。
当然味も素晴らしく美味しいものの、食感と風味だけで美味しいと感じさせてしまう技術には驚きました。
【こしひかり米とココナッツのムース 陳皮と小豆のソース】
ムースは柔らかくブラマンジェ状に固められていますが、ココナッツの食感はところどころ感じるもののお米感はあまり無くて食べやすい。
小豆のソースも陳皮の印象はあまり無いんですが、多分入ってないと単調で全く違ったものになっていたのかも。
料理は全体的に創作の要素も感じさせるものの、本場中国で修行されたという通り軸足はブレることなくしっかりした中華料理であったように思いました。
その上で一品一品に対してシェフが自分なりの新しい知恵を込めているのかと思われますが、これが中華として私が予測しうる範疇を超えたものばかりで常に楽しい気持ちを感じながら食事をさせてもらいました。
また使う素材などに対しても先入観を持つことなく取り入れているためか、今までの中華ではあまり見かけないものを使っておられたりして、まさにこちらでしか味わうことのできない唯一無二の料理の数々を堪能させてもらったように思います。
ちなみに夜の部のオープンは17時半でしたが、前半と後半の予約客を完全入れ替え制にされているようで、割と早めのラストオーダー。
夜の部の後半は確か20時くらいのスタートだったかと思いますが、他のお客さんもわきまえておられるのか、誰も飲んだくれて長居することなく19時半前にはきれいに誰もいなくなっていました。
こういうところかしてもきっと地元の方にも大事にされているお店なんだろうと思います。
一度の訪問で終わらせてしまうにはあまりにも惜しいお店ですし、また機会あれば是非訪問してみたいと思います。