いりぴぃさんが投稿したベッケライ テューリンガー ヴァルト(東京/湯島)の口コミ詳細

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閉店ベッケライ テューリンガー ヴァルト末広町、湯島、御茶ノ水/パン

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  • 昼の点数:4.0

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/10 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

本物のドイツパンやドイツ焼菓子が味わえる『Bäckerei Thüringer Wald』

2018年10月に伺いました。


この日は浅草・末広町方面へ。散策をするとその街ならではのパン屋さん巡りが楽しみです。「有吉くんの正直さんぽ」を見て気になっていたお店です。食べログのレビューを投稿するようになってから夫婦揃ってパン屋さん巡りも楽しみの1つになったのですが、食べログのレビューを投稿するようになってからただ食べるだけではなく、勉強になることも楽しみの1つとなりました。

日本のパン屋さんでもドイツパンを購入できたり、ドイツパン専門店があります。しかし本場のドイツにはパン職人の国家資格制度があります。国立の製パン学校もあるみたいです。「職人」に当たる資格が「ゲセレ」、そして「親方」に当たる資格が「マイスター」です。「ゲセレ」を取得してから「マイスター」試験に合格しないとパン屋さんを開業することは難しいと言われているようです。

本場のドイツで「マイスター」の国家資格をお持ちのフランクさんのお店が『Bckerei Thringer Wald』なのです。本格的なドイツパンではなく、本物のドイツパンやドイツ焼菓子が味わえるお店なのです。

訪問したのは13時半頃でした。セルフ方式ではなく、対面販売方式です。パンの種類も知らないものが多く、パンの名前もドイツ名で記載されています(カタカナでも表記されています)。

本場のロッゲンミッシュブロートを食べてみたいと思っていたのでお伝えします。店主さんがパンの説明をしてくださいます。

前方に並んでいるものはドイツ焼菓子が多く、2列目に並んでいるものは小さめのドイツパン。奥に並んでいるものは大きめの食事パン(ドイツパン)のようです。

1つはzwiebelkuchen、季節限定でもあり、販売はこの日までだったものです。有吉くんが食べていた印象があります。そしてもう1つはフランクさんのおばあさまのレシピとお聴きしたzupfkuchenにしました。

全て手作りされている中でジャムももちろん手作りです。どれもオリジナルレシピのものだと教えてくださいました。お話の途中で「日本のジャムは甘い、甘いでしょう」と話されていたことが印象深いです。地元のパン屋のフランス人の職人さんからもお聞きしたことを思い出します。前方に並んでいた焼菓子は甘さが強そうなイメージを持ちましたが、フランクさんのこの一言で食べてみたくなりました。


購入したもの
■roggenmischbrot
■zupfkuchen
■zwiebelkuchen



■zwiebelkuchen:フランクさんの出身地テューリンガーでは9月に大きな玉葱祭が開催されているようです。玉葱の旬である時期になると、この「zwiebelkuchen」が全てのパン屋さんに並ぶほど伝統的なものらしいです。
帰り道、この玉葱の香りが漂っていました。持ち帰り、夜にいただきました。
玉葱が主役のパンって珍しいような気がします。ハートの形をしていています。パン生地はしっかりめです。上部はキッシュのように卵の膜になっています。ふわふわしています。中身は千切り玉葱とベーコン、そして炒り卵みたいなものが入っています。玉葱が甘みとベーコンの旨味、ブラックペッパーが重なり合います。バターや油等のオイリー感はあるものですが、意外と塩気はほどよくて美味しい。

■zupfkuchen:フランクさんのおばあさまのレシピを少しずつ改良されているらしいです。
持ち帰り、夜にいただきました。
ココアチーズケーキっぽいです。上部のクランブルのほろほろ食感が単調になりがちなチーズケーキの中でアクセントになって楽しいです。バター感等のオイリーさはあっても思っていた以上に甘さは控えめ、優しい味わいです。

■roggenmischbrot:持ち帰り、スライスして冷凍保存をしました。そしてリベイクしていただいています。
本物のドイツパンのお店の中で数少ない知っているパンです。「ミッシュ」とは混ぜるという意味のパン、ロッゲンミッシュブロートとはライ麦粉の割合が50%超~90%未満。どれくらいの割合かはわかりません。
パンはスライスしている間にもライ麦の香りが漂ってくるものでした。スライスすると断面はキメが細かく、しっとりしています。きれいです。香りは豊かにも関わらず、食べてみるとライ麦やサワー種の酸味は強すぎません(でも弱すぎるわけでもありません)。酸味が苦手な方でも食べやすいような感じがします。冷凍する前にそのままいただいたものは表面は硬すぎません。リベイクするとクラストはクッキーみたいなサクサク食感であり、歯触りが小気味良いです。クラムはむっちりしていて詰まっているのですが、ほどよいしっとり感もあり、弾力もあります。私たち自身がそれほどドイツパンを食した経験が多くはありません。何となくライ麦パンはねっちょりしていたり、ボソボソしているイメージがあります。どちらでもなく、小麦粉主体のパンと比べても美味しい食感です。そして噛めば噛むほど甘さが広がります。
このロッゲンミッシュブロートを食べた日は腹持ちがよいです。いつもお昼を食べる時間になってもお腹が空きません。米や小麦粉に比べるとビタミンB1や食物繊維も豊富ですが、栄養面だけではなく、フランクさんの作られているロッゲンミッシュブロートは美味しさ等も魅力があります。
どちらかと言えば酸味に弱い夫も美味しいと言っていました。


また訪問してみたいパン屋さんです。
食べログのレビューを投稿する際に点数はいつも迷います。数多くあるメニューの中でほんの一部しかいただいていません。馴染み深い日本のパン屋さんでもそう思うのですから。ただもっと食べてみたいとより思うパン屋さんです。


言葉の壁はあるのですが、ただパンを購入するだけではないコミュニケーションも楽しいです。
パン屋さんを通して1つでもドイツ語だったり、文化を知ることもできるお店なのかも知れません。


美味しかったです!ご馳走様でした。

  • roggenmischbrot

  • roggenmischbrot(スライス)

  • roggenmischbrot(クラムのキメが細かくキレイです)

  • zwiebelkuchen

  • zupfkuchen

  • 店内

  • 店内

  • お店の外観

2018/11/06 更新

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