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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気3.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
砂場/ざらりにどきり
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“せいろそば(大盛りサービス期間中)”
“かき揚げ丼”
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“ざるそば/特盛”
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おそばUP
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2016/11/19 更新
いつものスナックのドアを引いたら、カウンター席はもう一杯。しかたなくドアを押し戻して立ち去ろうとすると、ママが飛び出てきて「ボックス席空いてるから !」というので、甘えてしまうことにした。
私のお気に入りのKちゃんがカウンターの向こう、遙か彼方にみえた。
そのときは ……
ボックス席に着いた私に最初ママがついていたが、俺が要求したわけでもないのに(まあ、確かにそんな物欲しそうな顔をしてたんだろうけど)若い娘をよこすからということになった。私は周囲の人間たちからどうも若い娘好きと“誤解”されているようだが、それをいちいち否定するのも面倒なので、もう黙ってそれを受け入れることにしている。
そしてその若い娘と、毛の話をした
【 平成28年11月/再訪録追記 】
出掛け、随分と冷え込んでいるなと思ったら、東京は木枯らし一号が吹いたとのこと。木枯らし一号、二号に三号四号。さらにスーパー木枯らしからジャインアント木枯らしまで続いたら、ちょっと嫌だなと思った。そのキーマンとなるであろうミスター若松は、今日のところのこれまでは、未だその姿を見せてはいない
「手打蕎麦 砂場」
午後一時。
私が入店すると、花番さんが皆出払っていたようで、茹で場から出てきた若い彼が私を窓際の明るい席へと案内してくれた。後ろの小上がりには正座でぽつりと佇む女性。前の卓にも女性三人組。
お蕎麦が11月いっぱいは大盛りサービスだということは知っていた。しかし私の注文はいつも特盛り。ふつう→大盛り→特盛りと百円ずつ高くなるが、ここのお蕎麦の質(たち)を鑑みるとそれは恐ろしく気前の良いサーヴィスと思えるはず
“せいろそば(大盛りサービス期間中)” @800
“かき揚げ丼” @540
「大盛りではなくてよろしいですか ?」
―― そんなこと言われちゃあ、大盛りにしちゃうよ ……
メニュウに小さいとの但し書きはないが、値段で判断しろというのか小さなかき揚げ丼が用意されていることは、一度連れが注文していたのを見て知っていた。こちらのお蕎麦は元々ケチっていないのでそれとふつうのお蕎麦を頼めば私にはボリウム的に十分なはずであったが、つい魔が差してしまった。かき揚げ丼は私にとってはかなりあっさり味で、正直、こちらの甘めの蕎麦つゆを注してしまった(こちらは蕎麦つゆもケチっていなく、常に有り余る)。
相も変わらず尋常でない粒状感を見せつける蕎麦。
私だけのヴューナスが猪口を蹴って飛び込んでくる、気付けばそんな魔法のようなひと時にいつまでも微睡んでいる自分をみつけた
【 後日/東十条某店 】
私のお気に入りのKちゃんが今日は目の前。
ふだん自分以外を受け入れないだろうと思っていた私がこないだの夜、別の娘との談笑を盛り上げていたことに興味を抱いたのだろうか、そのKちゃんがおもむろに問うてきた。
Kちゃん 「こないだ○○ちゃんと何の話してたんですか ?」
私 「…… 。毛の話」
そして堰を切ったように今宵ふたたびスパークする、毛の話。
やはり毛の話はキャッチ―で普遍だと心底思う。ふつうの酔っ払い爺が女の子にやってもただの下品だが、それを寧ろエレガントな領域までに引き上げることが私の真骨頂でもあるのだ
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東名高速、正式名称“東京名物道路”を西に巡航していた。天気、すこぶる良好。
「時速100マイルで巡航中(ほんとはただの100km/h)。聞こえるのはインストゥルメントパネルの中の時計の、時を刻む音だけだ」
―― なんて現代車にアナログ時計なんて、金輪際付いてっこないけど ……
<H28.9.1/神奈川県秦野市>
「砂場」
こちらの店を見つけたのは、もう10年近く前になるか。
出鱈目に走り回っていたら、神田の例のお店と同じ屋号の蕎麦屋をみつけ、駐車場も完備されていたので、ファミレスよりはマシと思って半信半疑で入店。そこで蕎麦食いであれば一生に何度か、或いは何度も出くわすはずだが、どきりとさせられるような美味さ[注]に出会い、それ以後頻度は少ないものの、機会がある度寄らさせていただいている
注) この“どきり”とさせられるような“質”の美味さというものを実は洋食でも中華でも体験したことがなく、それに値するものを蕎麦でしかえられないということが不思議と言えば不思議だし、当然と言えば当然のような気もする
“ざるそば/特盛” @1,100
いつもは“もり”の特盛で千円なのだが、今日は気がデカくなって“ざる”とやってみた。
ご覧のように海苔も鋏切りで、汁(つゆ)も“ざる用”に特別に誂えたものではないと思う。依って、こちらでシンプルな冷たいお蕎麦をやろうとしたとき、シンプルに“もり”一本で考えてしまって良いかもしれない。
一方、こちらの蕎麦の質(たち)は素晴らしい。
室町砂場のイメイジである乳白色のストレートなナロウとは、真逆とまでは言わないが気持ち褐色、ウェイブ掛かって殊更にざらりの肌を持ち、且つ冷たい[注]。東京の蕎麦食いが地方で蕎麦をやってうまい ! となることは非常にレアなケースであろうと勝手に思っているのだが、こちらのものは来る度にそんなフレッシュな興奮をリプレイさせてくださる、食い手にやや凄んでくるタイプの実に頼もしいお蕎麦である
注) つめたい蕎麦を文字通り冷たくしたとき、よくよく蕎麦の香り云々の議論となるが、それでも私は冷たく調整された蕎麦が好きである。母の生前、冷やすとメロンの甘みが損なわれるから常温で食べた方が美味しいのだと強制されかけたことがあったが、あくまでもそういうことに反射的にハテナマークのついてしまう私の個人的好みとして
―― ぬるいメロンよりも冷やしたメロンのほうが断然美味いに決まってんでしょ、どう考えても !
で、私は以前、素のもりそばの一枚千円は許せないとどこかで曰ってしまったことがあったと記憶しているが、こちらはそんな質(たち)の良いお蕎麦を惜しげもなく大盛りしてきてくださるので、そのような失望感を受けることはこれっぽっちもない。また、こういうのも土地柄なんだろうけど汁(つゆ)も必要量きっかりではなくって、かなり多めにつけてくれるので、上質な時間の余韻に溺れるという至福の時をたっぷりと享受できること請け合いである。
まあ、東京の蕎麦食いである私が他県の蕎麦を美味いと思ってしまうことは、これは嬉しいと同時にどっか癪に障ることでもあるんだけど(それがどうしてかを説明出来そうな気もするんだけど、今はやめておく)、朝日新聞や東京スポーツのように客観報道をモットーとする私であるので、今回もその信念に基づき、ありのままを正確に記させていただきました