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昼の点数：5.0
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～￥999 / 1人
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料理・味 2.5
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|サービス 3.0
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［ 料理・味2.5
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欣來/俺の沈黙
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“四川担々麺 & 半炒飯”
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梅雨は何処へ ……
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2019/06/22 更新
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昨日に引き続き晴れの東京。
上着はロッカーの中において出てきているが、湿度もそれほどでもないと思われ、快適といえば快適。道ゆく女性たちは美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに(好きだなぁ俺、この格言)季節を先取りしてもう十分な露出を見せつけてくれており、街は爽やかさとエロスという相反の両立を成すという、一年のうちでもこの非常に希有な時期を、我々は有り難く賜らなければならないということを、この大きな交差点の喧騒の、果たしてどれだけの人々が気付いているのであろうか ……
<R1.6.17
「欣來」
本郷通りを本郷三丁目交差点から秋葉方向へ歩く。
いつもと違うことは、どこと言えないんだけど「栄児」という四川系中華屋のある大きな信号の先まで進んだこと。飲食店の密度が一段と低くなったが、お店の黄色地の庇に、かすれた赤文字で微かに、私得意の“四川”の文字が見えるような気がして更に足を進めると、もはやそれは揺るぎなく、屋号そのものに“四川料理”と冠されているではないか。
そもそももしかしたら、この辺りは何気に四川激戦区ではなかろうか。いや、我流担々麺とかそんなのを含めたらもう完全に。となればこれはもう、四川料理捜査官である私の独壇場となりうるエリアかも知れない。
BGMは昨日の大阪は吹田市で起こった、お巡りさんからの拳銃強奪事件。
負傷されたお巡りさんがまだ若いことが痛ましく、怒りがこみあげてくる。スポーツマンで随分と体格が良さそうな方と見受けられ、もしも犯人が犯意を持って近づいてくるということが前もって分かっていればそれなりの対処が可能であったかも知れないんだけど、やはり不意打ちというのは恐いなということと、それもお巡りさんの日頃の市民に対する優しさが逆手にとられたのかなと思えば、卑劣極まりないなと
“四川担々麺 & 半炒飯” @850也。
スープは妙に甘く、そして妙に辛かった。
麺は弾力のある細麺で寧ろ馴染みがあるが、それが担々麺という形態にマッチしているのかについては、些か微妙。そしてこの大量に投入されたもやしという名の“賑やかし”を、今はただこのどんぶりの中から消し去りたい気持ちでいっぱいになってる。
方や炒飯は、これは半炒飯と謳ったら広告に偽り有りであろう、ミニサイズのもの。それでもお腹いっぱいになるのは、これはもはや詐欺的なこととなろうが先ほどの担々麺なのに、もやしで嵩増し ! ということであって、味噌ラーメンをやるときの例の追体験(望んでもいない、野菜でお腹いっぱいにさせられるということ)をまたしてもやらされたという気持ちでいっぱいになっちゃって ……
食事を終えてレジスタカウンタに向かえば、お店の小姐は私のことが好きなのか、満面の笑顔を湛えている。
でも私は四川料理捜査官として、そのような笑顔に惑わされることなく冷静且つ客観的に評価を下さなければならない。いや、私というか、私は今後四川料理に関してのその評価を、私の数多きブレインの中の一人である四川出身の女の子に委ねることに決めていたのである
私(俺)と彼女(行きつけの居酒屋の四川出身の女の子)との現在の関係、それは「羊たちの沈黙」でのクラリスとレクター博士の関係そのものであった。
この夜、昼間食べたこちらの料理の画像を、その四川の女の子、まあ表面上可愛らしく見えるが、実際のその中身はアンソニー・ホプキンスに他ならないその娘に、私は見せた。
連続猟奇殺人鬼の精神構造というものが、その奥底のところでは同じく猟奇殺人鬼にしかとり扱えないように、本格四川料理の構造というものも、やはりぎりぎりのところでは四川人にしか了解不能だと思う。食べグロなんかでも相当に中華料理、四川料理に長けているなとお見受けする人たちがいるけど、日本人である限りそれは所詮後天的なものであるから。
「今日四川料理食べたの、俺 ♬ これ何点くらいかな ? よ～ちゃんの言うとおりに店数付けることにしたから」
「ン～、マンテントレルヨ。リョウオオイカラ」
それを見たときの彼女の腑に落ちなさそうな顔がとても印象的だったが、兎も角満点なのだそうである(笑)
※ でもこの娘、ほんとうに、神田の辣油を使っていないと謳う麻婆豆腐の写真を見せて、赤い油が浮いているにもかかわらず、これは辣油が使われていないと当てたのよ。訝る俺に、見れば分かるって言い切ったのよ。でも良く考えたら俺だってそばつゆの写真見ただけでその辛さとか甘さ、纏めて美味さってものが分かっちゃうので、まあ誰でもそんな超能力的なものを秘めてはいるんだろうけど ……