jazzymasaさんが投稿した寿司 もり田(福岡/平和通)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

You only live once

メッセージを送る

この口コミは、jazzymasaさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

寿司 もり田平和通、旦過、小倉/寿司

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/10 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

惹きつける人

【本日の独り言】

高下駄に憧れてみる。

- - - - - - - - - - - -

生まれつき持っているものか。
それとも人生を重ねて行く上で形成されるものか。
いずれにせよ、もり田のご主人の内面からは多くの人から愛される何かが湧き出ている。

九州、小倉を代表する鮨屋。
天寿しはカウンターの煌びやかさを比喩すれば、水戸黄門の「この紋所が目に入らぬかぁ」的なインパクトがある。
良い意味で贅沢な気持ちになる。
ご主人天野さんの堂々とした立ち振る舞いも自信に満ちている。
一方、もり田のご主人森田さんは78歳の貫禄。
場を和ます温かさ、そしてお客を安心させるような優しさに満ちたオーラが出ている。
緊張はない、むしろリラックス。
お爺ちゃんが孫、娘、息子に語りかけるようなやわらかな口調。
給仕の方も若い20代ぐらいの方、60代以上の年配の女性。
なんだかアットホーム。
その空間の中で頂く森田さんの握り。

つまみと握りのおまかせにした。

〈つまみ〉
• 鱧の湯引き
• 炙った北寄貝
• 紫雲丹、子持ち昆布

印象の良かった方からいくと、まずは北寄貝。
適度な身の厚み、軽く炙ったことで引き立つ甘み。山葵を軽くつけて食べると申し分ない。
そして、ご主人お勧めの紫雲丹。
近海ものということだったけれど、今のタイミングでしか出せない森田さんの目にかなったものを出して頂いた。
さっぱりした中に旨味、そして品のある甘みが凝縮された極上品。

逆に鱧については、関西の桜田などと比べてしまうと、仕上がりに大きな違いが見える。
パサつき感が気になった。
また、子持ち昆布も同様。

〈握り〉
• 松前
• 平政
• 平目
• 釣り鯖
• 河豚
• 太刀魚
• 車海老
• 車海老頭
• 蝦蛄
• 鮪の漬け
• 烏賊
• 平貝
• 穴子(つめ)

〈追加〉
• 小肌
• 雲丹

握りについて、初体験があった。
それは、一味唐辛子や九州らしい柚子胡椒を薬味として使っていること。
小倉の鮨屋は天寿しもそうだけど、いわゆる創作寿司のイメージが強い。
特に烏賊というネタについては、名前の「荒波」が表すように烏賊に施された仕事、荒波の上には飛びっ子と雲丹。
眼に訴えかける握り。
そして、白身のネタに対しては、一味唐辛子や柚子胡椒が用いられる。
今回では、平目、河豚や太刀魚に。
ネタの上から軽く散らしてあるものもあれば、ネタとシャリの間に潜むものも。
口の中でピリッとほのかな刺激。
もみじおろしとはまた異なる唐辛子本来の香りと辛味。
皮から軽く炙った太刀魚の香ばしさと白身の旨味、柚子胡椒との相性は言うまでもない。
受け入れられる人、受け入れられない人の両方がいると思うけど、こういう握りには地域性が出ているので、面白いと思える部分は大いにある。

特に印象に残ったのは、釣り鯖。
身の締まりと脂のバランス。やはり九州の鯖は旨い。
そして、つまみにも出た紫雲丹。

追加で頼んだ小肌は、〆具合は弱く、身がふわっとした印象。
今まで地方の数軒で食べた小肌は、東京で贔屓にしているところで食べるものと比べると、好みもあるので、優劣はつけ難いが、やはり東京に軍配が挙がると個人的には思う。

• いぶりがっこ
• フルーツ

最後にいぶりがっこというのは、なかなか洒落ていた。

握りの美しさという点においては、若干思うところはあるけれど、これもアジと考えるか考えないかは人それぞれかな。

適度にお客さんの会話に入り、舌だけでなく、心も満足させる絶妙な間の取り方は長年のものだろう。
この日は一人だった初めての僕に対しても、気さくに声かけてくれたのは、とても嬉しかった。

なんとなく、金沢小松弥助の森田さんに通じる部分も感じた。
たまたま弥助ももり田もご主人の名前は森田さん。

やはり人のあり様というのは、顔つき、話し方、態度に如実に出る。
僕自身、八十近くになった時、どういう人間になっているだろうか。
少なくとも、指を刺されて嫌われるより、愛される人になりたいと思う。

また、地元に帰省した際は寄らせて頂きたいと思う。
ご馳走様でした。

  • 北寄貝の炙り

  • 紫雲丹、子持ち昆布

  • 松前

  • 平政

  • 平目

  • 釣り鯖

  • 河豚

  • 太刀魚

  • 車海老の踊り

  • 車海老頭

  • 蝦蛄

  • 漬け鮪

  • 烏賊

  • 平貝

  • 穴子

  • 小肌

  • 紫雲丹

  • いぶりがっこ

  • 海ぶどう、若芽

  • 蜜柑

2013/01/05 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ