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昼の点数:4.4
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.4
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.4
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク- ]
札幌・西区の名店、再び
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2019/03/01 更新
2003年、西野警察署にあったこの店は、暖簾をくぐり入店すると、右手に厨房とカウンター、左手にテーブル席があった。確かセルフサービスで一風変わったお茶が飲めるのだった。厨房に店主と奥さんらしき人がおり、若い女性店員が注文を取りに来たが家族だろうか?おすすめのようだが今まで食したことが無かった塩を注文。ふと後ろを振り返ると今はなき過去の名店「富公」の暖簾がでかでかと壁にかかっている。僕は富公のラーメンというものを食べたことは無いけれども、その味を求め続ける人もいるようだ。15時という時間ながら店内には数人の客が少しずつ入れ替わりで入る。
厨房は奥さんと店主がなにやら会話しながら動いており雰囲気は明るい。奥さんが麺を振りざるに投入、店主は火にかけられた北京鍋のスープを何度もゆらゆらとおたまで混ぜ、少し経って丼に油差しのようなもので何か入れ、スープを丼に移す。麺の湯切りは1回のみ、ざるを軽く振って丼に入れる。若い女性店員がそれを均し、中華鍋に残った野菜を後乗せして完成、奥さんがカウンター側からラーメンを運ぶ。コラーゲンの浮き出たとろみスープに浸かる麺というのは、見ためにもとても美味しそう。れんげでかき混ぜて一口目をいただく。「!」かなり新鮮な味に感じた。豚骨系をベースとした非常にまろやかな口当たりの中に、幾つものだしが中和されたとても深いコクがあって旨い!旨いラーメンは出汁の味が尖らず、消えず。そのスープに浸かるのは西山製麺の中細麺。ちょっと旭川ぽく見えましたが西山ってこんな麺だっけ・・?もっと太く縮れが多い札幌ラーメンぽい麺だった筈ですが特注でしょうか。歯切れ良く、当然絡みも良く非常に良いです。チャーシューはバラと肩ロースで、軟らかく出来てますがバラの方はちょっと脂分多くて肉臭いかもしれません。シナチクは味付け薄め、堅すぎず軟らかすぎずで良いでしょう。もやしですが・・やはり中華鍋にしばらく浸かっていたため軟らかいですね。スープに合わせて炒めずに軟らかく茹でるのがここの方法なのでしょうね。ふにゃふにゃという訳では無いので良いでしょう。刻み木耳は軟らかかったのでまだ食べやすかった。
すると賄いを食べている奥さんと店主の会話で「今日のすごいね!」「うん~最近安定してるんだわ」という言葉が聞こえてきました。今日のは出来が良かったようです(笑)。92
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その後、紫雲亭は惜しまれながら閉店、その後近くの生協の近くに移転するも、何年か経って閉店してしまった。富公の暖簾と共に幻になった模様。レポートしてくれた知人はガムを喉につまらせた。
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そして、あれから15年、紫雲亭が中央区のバスターミナルに復活したことをたまたま食べログで知った。食べログ万歳!
喉を詰まらせた友人と、15年ぶりの来訪。ああ、この人だ!店主の顔が「桜島」の店主とごっちゃになっていたが、確かにこの人だ。同じ作り手のラーメンを食べられる幸せ。ビルの中のこの店は、カウンターのみ、左手にはちゃんと富公ののれんが。大好きな塩ラーメンを注文する。ついでにサイドメニューに出来ていたキーマカレーをトライ。
…15年ぶりの紫雲亭のとん塩。久々の味というのは、こんなだったかな?とたいていは味が落ちた気がしてがっかりするものの、多分こんな味だった。淡い、やわらかなスープに旨い麺。旭川ラーメンに通じるセンスの味わいで他にはないもの。ぺっとりとしたコラーゲンの口当たりが、満足感を高める。相当完成された一杯ではないだろうか?感動ひとしおにご馳走さまでした。
※キーマカレーは普通にいただきました!笑