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夜の点数:4.7
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.3
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.7
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|酒・ドリンク 4.8
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[ 料理・味4.3
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.5
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| CP4.7
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| 酒・ドリンク4.8 ]
「居酒屋」のジャンルが昇華した最高峰の楽しい店
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メニュー(持ち帰り可)
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メニュー(持ち帰り可)
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2019/05/06 更新
秋田への旅行の思い出として、予約開始日に電話しておさえた店。駅近くのホテルから2人でタクシーで向かう。「県庁前」の交差点近くになる。店にアプローチしていくと、雰囲気のある一軒家が見えて来た。
カウンターに座ると、携帯禁止とのことで、当方は普段無音であるものの写真は撮れなかった。店主の沖口氏は、見た目が某商社会長に似ていて身構えてしまうが、物腰柔らかだった。他にも店員さんがカウンター内を行き来するのだが、ここは是非と店主にお酒を注文することにした。
料理はまず、箱膳が供される。いぶりがっこ、身欠きにしんが印象に残る。次に刺身。炙った鯛、これが旨い。めばる、鯵、烏賊。次に、蟹の餡かけ茶碗蒸し。ふんだんに蟹が入っています。比内地鶏の焼き鳥が、自分で石焼きにするスタイルで出てくる。むね、もも、ハツ、レバー、皮など。火が消えないうちに全部焼き切ってくださいとのこと。手洗いから戻ってくるとサラダで口直し。豆腐の餡かけでもう一度落ち着く。最後に手打ちそばという、日本酒に合わせたい最強の料理ラインナップ。蕎麦も、分量少なめながら相当に旨かった。
その間飲んだお酒は、きき酒セット(三種で一合)の大吟醸「天の戸」、純米吟醸「角右衛門」、純米酒「春霞」。天の戸が一番強く感じ、他の二種は同じ方向性のように思われたが、角右衛門の方が深みがあるように感じられ、この中ではお気に入り。
次に頼んだのは、ドライブ中にみた鳥海山の名前をとった 純米吟醸「天壽 鳥海山」。甘い酒にだけは当たりたくなかったので、「辛口ですか?」と聞くと、大丈夫、といった感じの反応。おそらくほとんど辛口で統一されているのだろう、と感じ頼んでみたが、これもなかなか旨い。お酒はお盆に載せられて渡されるが、お盆ごと受け取ってしまった(笑)。後で気づいてお盆をお返しすると、成り行きで渡してくれたそう。粋ですなあ。
次に色とりどりのラベルを見て直感的に気になった稀少種の「夏田冬蔵 限定 生酛熟成酒」。濃醇で山おろしの風景が目に浮かぶようだ。調子に乗って、次に「袋吊り 春霞」。袋吊りとは、醪(もろみ)を絞る工程を、袋に吊るして時間をかけてゆっくりと自然に滴り落ちる滴を受けたものだそう。これが驚くほどの清麗 さで、すっかり心を奪われた。誰もが日本酒好きになるであろう一切の雑味がない。この辺りで酔っぱらってきたので、通常の酒に戻る(それでも吟醸)。純米吟醸「由利正宗 美酒の設計」は複雑な味。店主によれば、最近では手に入りにくくなってしまったそう。続いてきき酒で気に入った純米「福小町 角右衛門」。ここまですべて半合ずつで楽しんだが、まったく嫌な酔い方をしていない。
あっという間に3時間位滞在し、お蕎麦が出てくるまでに時間があり、お客も残り少なくなっていたためか、店主が「酒盃」の名の入ったにごり酒をサービスしてくれた。もろみの扱いが特別だったのか、中取り分だけを使っていたのか忘れてしまった。少し発泡感のあるにごり酒でさっぱりして心地よい。
これだけ食べて飲んで、お会計は2人で15千円。これは誰か、酒飲みと秋田に来る時には、絶対にまた来たい店になった。早速北陸の友人に紹介した。ちょっと遠いか~笑。