joey.and.the.cityさんが投稿したすし うえだ(兵庫/県庁前)の口コミ詳細

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すし うえだ元町(JR)、県庁前、元町(阪神)/寿司、日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.2
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2020/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.2
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

淡路出身の若い大将が握る未来の予約困難店 - 地の食材を堪能

この日は兵庫県の北岸から南下して、姫路城を見て、周辺を散策し、夜のトレーニングを敢行。神戸に移動し、カンデオホテルに急いでチェックイン(ホテルに駐車場が無く、提携先の遠い駐車場まで徒歩の移動がきつい)。飛び出すように予約していたこちらに向かう。

直前にトレーニングしていたのは、予約が20時からしか取れなかったため。しかし、これほどの高評価の店ながら、たかだか約2週間前にOMAKASEで空席が確認出来、電話予約が取れたのは、まだ若い店だからなのだろうか。

日も暮れて、店の入り口が若干不安になる。タワーマンションのような大きな建物。中に立ち入ることなく、道路沿いに小さな扉がある。20時ギリギリに到着してしまった。
関西の寿司店に初めての単独潜入。引き戸を開けると、カウンターに掛けている客の視線は感じるが、係の女性とは目が合わない。ずかずか入る訳に行かず、半ば立ちすくんで居たら、手洗いで出入りする女性客の邪魔になってしまった。ようやく大将に促されて着席できた。

店主は淡路島出身で何と平成生まれ。地元愛が強く、鮪・雲丹以外は地産もの揃えている。付け台が大きな八つ橋のようになっているが、これは兵庫の作家・陶芸家への特注品。桧のカウンターも但馬産ということだった。

まずビール(プレミアム共撰)をいただく。周りはグラスで白ワインを注文するお客も多かった。
いただいたものは以下。

・明石の鯛は、今が季節とのこと。脂ののりがとても良い。
・備長炭炙りの地の鯖。こちらは逆に脂ぽさをあまり感じず、肉質感がある。
・次に、渡蟹にすだちを擦りかけたもの。蟹は毛蟹のように淡白だが、柔らかな食感。
・炙った魳(カマス)を一口で。あまり頂いたことのない魚、淡白だ。
・カワハギのあんきもポン酢漬け。カワハギは弾力がある。あん肝ポン酢の味はまぁまぁ想定内といったところ。
・兵庫・浜坂漁港の鮑。今回は豊岡から南下したので浜坂漁港を見ることは出来なかった。青のりのような風味あり、とても柔らか。これはアワビが食べた昆布や海藻の味だという。

この辺りで日本酒を頼む。基本的に、料理に合う銘柄を店主が選択してくれるというスタイル。「宝剣 純米吟醸 湧水仕込」は甘味を湛えた清い味わい、純米ぽい米の味がある。

・太刀魚、炙りで香り高く柔らかな身。脂もある。
この辺りで、大将が細長い魚を細かく切り出すあの作業を開始。鱧かと思ったが、実は穴子。骨の細かい魚を処理する作業を見ると、何だか関西に来た甲斐がある感じがする。また、鮪などを漬け始める。

・淡路島卵・玉ねぎの茶碗蒸し。少しチーズが入っている。少し洋風だが、酒に合わなくは無い。これを挟んで、ここから怒涛の握りが始まる。ネタの用意として中トロを細かく包丁でたたく。紙をよく使い、すべて余分な汁を取り除いている。

・生の穴子。やはりストレートに美味しく、皆感動している。生の穴子は初めてではなく、広島で穴子の活造りを食べた以来で、アウェーながら他のお客よりも経験している気がして気分が良かった。しかしながら、やはりこれは最高。
・やりイカのすだちしぼり。さくっとした食感良い。
・ひらめ。透明で、少しすだちが強く感じた。
・漬け鰆。店主一押しの一品。春の魚と思われがちですが…と前振りあるも、今一番美味しいという。鮪の食感と縁側のコクが合わさったような味。これが鰆!?という驚きを伴った新発見。

次の酒「而今 特別純米 火入れ」は先ほどの宝剣よりもさらに上品になった印象で、純米のクセがなく、果実味に近い酸味とキレがある。

・大間の鮪、「まぐろやま幸」のお札が登場。延縄(はえなわ)170kgとのこと。
・漬けは、少しスパイシーで新しい感覚。そして霜降りは脂が甘い。
・車海老、個人的には腹が膨れるのであまり好みでなく、特に印象は変わらなかった。
・ただし次の甘海老、兵庫県市場外調達品と言っていたか。大きさと、コクが違い美味しい。
真名鰹。鰹不得手でも、トロのように食べられる。
・鯵。鯵と知って安心して口にしたが、酸味のアタックがあり、これが少し気になった。
・最後に出ました、北海道は浜中の小川のうに。ここで道産のものに出会えて気分よし。儚く消えるような味わいはやはり美味しい。
・奥丹波の松茸お吸い物。

次の酒、「あたごのまつ 純米吟醸」も少しフルーティーなヒントのある後味スッキリした宮城のお酒。いくら飲んでも酔わないような気がする。この辺りのチョイスも上手いなぁと思う。
ただ、お冷をお願いしたが、出なかった。

・とろたくは、味濃いめであるが、海苔の軽さもあり旨いと感じる。
・穴子はかぼすの皮を使用。結構淡白な口当たりで、もう少し脂があると好み。
・最後にデザート。玉子…というか、クレマ・カタラーナのようです。

初めて関西の寿司店に一人で入った。お隣の上品なマダムに、お一人で来られて色々と回られてそうですね、とお言葉をいただいた。ちょっとビビりながらも、社会勉強としまして…とお応えした。
お会計は28,000円。もちろんボリュームもあったが、刺身・前菜から握りへと地のものをバラエティ豊かに、百花繚乱に楽しめた。

若い店主は、忙しいので少しややこしいフリやお客の呟きへの対処はスルーされることはあるが、高級寿司店の大将を務め上げられるだけの十分なコミュニケーション能力と平等な目配りが出来る人。寿司屋をされて居なくても大成しそう。

  • 備長炭炙りの地の鯖

  • 渡蟹にすだちの擦りかけ

  • 炙り魳

  • カワハギのあんきもポン酢

  • 太刀魚

  • 淡路島卵・玉ねぎの茶碗蒸し

  • 穴子

  • やりイカ

  • 平目

  • 漬け鰆

  • 中トロ

  • 漬け鮪

  • 大トロ

  • 車海老

  • 甘海老

  • 真名鰹

  • 雲丹

  • 奥丹波の松茸吸い物

  • 穴子

  • デザート

2020/12/20 更新

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