レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2011/04訪問 2011/11/27
津軽半島の最北端の民宿&食事処 最高の海鮮丼をいただけます♪
津軽半島の最北端、龍飛崎のさらに突端にある帯島という島にある民宿&食事処です。
島といっても防波堤で本土と繋がっており、車でそのまま行くことができます。
ちなみにこの帯島、源義経伝説でここから北海道に渡っていったと言われているそうです。
観光地である龍飛崎や津軽海峡冬景色歌碑などのある高台から漁港のある集落へ下りた所にあります。
15時過ぎに伺ったので他にお客さんはおらず、従業員のおば様方が休憩をしていらっしゃいました。
「二色丼」を注文しました。二色丼は2,000円で、好きな具を2つ選べるそうです。この日はウニ、イクラ、ホタテ、マグロがありました。
ウニとイクラにしました。
ほどなくしてきましたが、どんぶりにいっぱいのウニとイクラが盛られてきました。
ウニは粒がはっきりしています。新鮮ですね。
口に含むとウニの甘みが口いっぱいに広がります。味も濃厚です。
これはうまい!
イクラは粒がとても大きいです。
これもとてもおいしいです。
丼にはお味噌汁、小鉢2品、たくあんがついてきます。
お味噌汁は、ふのり、ワカメ、小エビ、ネギが入っていました。
小鉢はイカの明太マヨネーズ和えと梅クラゲでした。
お値段はたしかに決してお安くはないですが、この海産物のクオリティならお釣りがくるぐらいです。
味も最高で、満足して帰りました。
龍飛崎に行かれ際はぜひ行ってみてください。オススメですよ。
2位
1回
2011/01訪問 2012/02/19
JR・地下鉄鶴舞駅から10分ほど歩いたところの住宅街の中にひっそりとある人気のビストロ。
料理の質の高さと驚異的なCPが光るお店です。
【2011年1月】
2度目の訪問です。
2~3週間前に予約して日曜日のランチで行きました。
当日、店に行くと予約で満席の札・・・さすがの人気です。
この日のメニューは次のとおりでした(一部のメニューは名称が不正確ですが)。
(前菜)
「具だくさん“サラダ ル・ボル”」
「春菊のスープ」
「とり白レバーのムース」
「田舎風お肉のパテ」
「マグロとアボガドのタルタル仕立て」
(メイン)
「スズキのポワレ トマトと焦がしバターのソース」
「牛肉とマッシュポテトの田舎風グラタン“パルマンティエ”」
「地鶏のムネ肉の軽いコンソメ煮(ポッシェ) いろいろきのこのリゾットとカプチーノソース」
(デザート)
「バナナの温かいタルト ラムとライムのキャラメルソース 紅茶のアイスクリーム添え」
「クレームブリュレ」
「アイスクリーム盛り合わせ」
「フレンチトースト りんごのキャラメリゼ キャラメルアイス添え」
今回初めて食べたメニューのみ感想を書きます。
「マグロとアボガドのタルタル仕立て」
さっぱりとした前菜です。アボガドは甘みやねっとり感が少し足りませんでしたが、塩気など味付けがちょうど良かったです。
とり白レバーのような驚きはありませんが、ふつうに美味しいです。
「スズキのポワレ トマトと焦がしバターのソース」
前回の魚料理の感激が大きかったので、これはふつうに感じました。
ソースがもう少し強めでも良かったかなと思いました。
「牛肉とマッシュポテトの田舎風グラタン“パルマンティエ”」
牛肉のほほ肉、スネ肉、アキレス腱の煮込みにマッシュポテトを載せて焼き上げたグラタン。
これは文句なしに美味しかったです。
ホロホロと柔らかいほほ肉や旨味のあるスネ肉、コラーゲンたっぷりのアキレス腱のそれぞれ違う食感が楽しめ、それぞれの旨味がグラタンに詰まっていました。マッシュポテトとの相性も抜群です。
「フレンチトースト りんごのキャラメリゼ キャラメルアイス添え」
ブランマンジェの代わってこの日のメニューに入っていたデザートです。
他のデザートに比べあまり手の込んでいないと思われるシンプルなデザートですが、ここはさすが人気のビストロ。
絶妙な漬け込み具合。全体がしっとりとして素晴らしい食感。フレンチトースト自体はあっさりと甘みをあまり加えず、りんごのキャラメリゼやアイスと合うようにしてありました。りんごのキャラメリゼはラム酒がよく効いていて大人な味でした。
相変わらず素晴らしいレストランでした。
お気に入りのお店です。
【2010年5月初訪問】
食べログ上で評判のル・ボル。ついに伺うことができました。
予約をして日曜のランチで行きました。
場所は鶴舞駅から歩いて10分ほど。住宅街の中にあり、店もマンションの1階にあります。
ランチは1,200円で前菜+メイン+パンという内容です。
そして+100円でコーヒー又は紅茶、+500円でデザート&コーヒー又は紅茶がつきます。
前菜は5種類、メインは4種類の中から選ぶことができます。
この日は
(前菜)
「具だくさん“サラダ ル・ボル”」
「15種類のお野菜と帆立のミネストローネスープ」
「とり白レバーのムース」
「田舎風お肉のパテ」
「マグロとアボガドのタルタル仕立て」
(メイン)
「若鶏ムネ肉のファルシ(詰め物)春キャベツ包み トマトとクレソンの2色のソースで」
「豚スペアリブの炭火焼き トマトとケッパーのブラウンソース」
「本日の鮮魚料理(黒鯛のポワレ ブイヤベースソース)」
「地豚骨付ロースの大きな炭火焼き 粒マスタードソース(1人前350g +900円)」
というメニューでした。
相方と2人だったので、前菜とメインから2つずつ注文しました。
「田舎風お肉のパテ」
クセのあまりないパテです。比較的あっさりめです。東京の「OGINO」や京都の「ガーニッシュ」「スリージェ」のパテのほうが好きでした。とはいえなかなかレベルが高いです。
「とり白レバーのムース」
これが最高でした。レバーは濃厚でありながら、嫌な臭みはほとんどなく、きめ細かく滑らかな食感が素晴らしかったです。
パンにつけて食べると最高です。ワインが飲みたくなりますね。
これはレバーはどんなことがあっても絶対無理ということでなければ、頼んだほうがいいと思います。
オススメです。
「黒鯛のポワレ ブイヤベースソース」
魚料理で感激することってあまりないですが、これは驚きました。
口に含むと身から魚の脂がジュワっと染み出してきます。
よく脂がのっていて、その脂の旨みを巧みに閉じ込めてました。
皮もカリッと焼かれていていい焼き具合でした。そしてソース。
魚介の味が濃厚で、とくに甲殻類のダシがよく出たソースでとても美味しかったです。
ブイヤベースをいただいたらきっと美味しいでしょうね。
「若鶏ムネ肉のファルシ(詰め物)春キャベツ包み トマトとクレソンの2色のソースで」
これはかなりのボリュームです。とても1人分とは思えません。
でもムネ肉なのでくどくなく食べれちゃいました。
ムネ肉の中にはアメ色になるまで炒められた玉ねぎとチーズが詰められています。
玉ねぎが良い味を出してました。
追加でデザートを注文。
「ブランマンジェ」
美味しいです。
けど、京都の「スリージェ」でアーモンドの味が濃厚な最高のブランマンジェと食べてしまったので、それと比べると劣るような気はします。
「バナナの温かいタルト ラムとライムのキャラメルソース 紅茶のアイスクリーム添え」
このお店の定番デザートで皆さんよく食べていらっしゃいますが、さすがに美味しかったです。
バナナの甘みとキャラメルソースの苦味が良いバランスです。
これはレベルが高い。
この値段でこのクオリティ。信じられません。店の利益はあるのでしょうか?そう思わせるぐらいCPの高いランチです。特にとり白レバーのムースは素晴らしくまた食べたくなるような一品でした。
またぜひ伺いたいお店でした。
3位
1回
2011/10訪問 2011/10/10
高辻通室町にあるパティスリー。
地下鉄烏丸線四条駅と五条駅の間ぐらい、烏丸高辻をちょっと西へ向かったところにあります。
店内に入ってすぐ目の前にはショーケース、そして店の奥にはカフェスペースが10席分(テーブル2人×2卓、カウンター6席)あります。
こちらのパティスリーのラインナップの中心はムースです。
中元修平シェフは東京のイデミ・スギノで修業を積まれたそうで、その流れを汲むスイーツが並んでいます。
遅い時間に行くと売り切れることもあるようですが、日曜の13時過ぎに伺ったら、まだたくさん残っていました。
● エス(520円)
クリームチーズのムースに赤いフルーツのケーキです。
クリームチーズのムースはなめらかな食感で、口の中で心地よく溶けていきます。
クリームチーズは甘さ控えめなさっぱりした味わいで、ムースの中のベリーの甘酸っぱいソースが味を引き締めていました。
また洋酒も効いていて大人な味わいでした。
甘さと酸味のバランスが非常に良い素晴らしいムースでした。
● サントノーレ キャラメル(500円)
パイ生地にプチシューとキャラメルクリームに飴をかけたものです。
土台のパイ生地はサクサクに焼かれ、プチシュークリームの中にはカスタードクリームが入っています。
キャラメルクリームは濃厚で、甘さの中にあるほろ苦さが良いアクセントになっていました。
カリカリの飴がけの食感も良かったです。
キャラメルのほろ苦さが大人な味の素晴らしいケーキでした。
● ショコラフランボワーズ(550円)
チョコレートの層と層の間にフランボワーズのソースがサンドされています。
他の店にも似たようなケーキはありますが、フォークを入れるとじわっと染み出してくるぐらいフランボワーズソースがたっぷりサンドされていて、フランボワーズの酸味が強めに効いていて、大人な味でした。
チョコレートも濃厚でこれも非常に良いケーキでした。
3つ食べて3つとも大当たりということは、かなりレアです。
素晴らしかったです。
これはお気に入りの仲間入りです。
また行きたいと思えるパティスリーでした。
4位
1回
2012/02訪問 2012/02/02
前菜からパスタ、デザートまで一切手抜きなしの素晴らしいランチ。手打ちの生パスタが美味しいです。
名古屋市車道駅近くにあるイタリアン、バーチョ。
場所は地下鉄桜通線車道駅2番出口から赤萩交差点を北へ徒歩3分ほどのところにあります。
店内はカジュアルな雰囲気で過ごしやすいです。
ランチは1,050円からあり、
● Pranzo A(1,050円)
前菜盛り合わせ+フォカッチャ+パスタ
● Pranzo B(1,550円)
前菜盛り合わせ+フォカッチャ+パスタ+デザート+ドリンク
● Pranzo C(2,550円)
前菜盛り合わせ+フォカッチャ+パスタ+メイン(肉または魚)+デザート+ドリンク
● Pranzo D(3,600円)
前菜+フォカッチャ+パスタ+メイン(肉)+メイン(魚)+デザート+ドリンク
という感じになっています。
価格がお値打ちで、前菜からデザートまで一切手抜きがなく、どれも高いクオリティを保っています。
1,050円のパスタランチで、生パスタ、しかもピーチやパッパルデッレなど、ショートや平打ちなどのいろんな種類のパスタから選べるのが素晴らしいお店です。
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(2012年2月再訪)
平日お一人様ランチで利用。
カウンター席があり、1,050円のお手軽なランチがあるので、一人でも利用しやすいです。
PranzoA(1,050円)をいただきました。
◆ 前菜盛り合わせ
この日は、焼きナスの生ハム巻きバルサミコソース、トマトのブルスケッタ、白インゲンとツナのサラダ、自家製サーモンのスモークの4種。
トマトの産地は季節によって違う気がします。
この日は和歌山県産でしたが、いつもよりトマトの味の濃さがなかったような。
サーモンのスモークは美味しかったです。
◆ 紅ずわい蟹と菜の花のタリアテッレ(+300円)
パッパルデッレかピーチを食べるつもりでしたが、結局蟹に惹かれてこちらにしました(この日パッパルデッレはなかったですし)。
紅ずわい蟹と菜の花をふんだんに使ったオイルベースのパスタです。
ソースに紅ずわい蟹のダシがしっかり溶け出していて味わい深かったです。
菜の花の独特の苦味も良かったです。
ただ、この日はパスタのコシが心なしか弱かったような。
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(2011年8月再訪)
ランチで再訪。写真のみ追加。
食べたもの(1,050円ランチ)
・ 前菜(ズワイガニのガスパチョ風トマトソース仕立て、アジのマリネ、焼きナスの生ハム巻きバルサミコソース、フルーツトマトのブルスケッタ)
・ フォカッチャ
・ パスタ(ヤリイカと小松菜のタリオリーニ)
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(2011年3月)
手打ちパスタが美味しいとのことで、休日ランチで行ってみました。
この日のパスタは
● 「真蛸のラグーソース ピーチ」
● 「鶏セセリと菜の花 リングイネ」
● 「牛スジの赤ワイン煮込み パッパルデッレ」
● 「ずわい蟹とほうれん草のクリームソース イカ墨を練り込んだタリアテッレ」(+200円)
これらのメニューについて、サーブの店員さんが丁寧に分かりやすく説明してくれます。
接客も良かったです。
2人で1,050円のランチと1,550円のランチを一つずついただきました。
◆ 前菜(4.0)
前菜は4種の盛り合わせでした。
この日は、豚レバーの田舎風パテ、真鯛の南蛮漬け、フルーツトマトとバジルのブルスケッタ、レンズ豆の煮込みでした。
1,050円のランチでこのクオリティは素晴らしいです。
・ 豚レバーの田舎風パテ
柔らかいタイプのパテでした。程よく豚レバーの香りとコクがあり美味しいパテでした。
粒マスタードが添えられていて、付けて食べると味が締まります。
・ 真鯛の南蛮漬け
さっぱりおいしくいただけました。
・ フルーツトマトとバジルのブルスケッタ
フルーツトマトの味が濃くで甘く水っぽさがなくて美味しかったです。
カリカリの薄いバケットの上にたくさんのフルーツトマトが載っていました。
・ レンズ豆の煮込み
レンズ豆が柔らかく煮込まれていました。これもおいしくいただけました。
◆ フォカッチャ(4.5)
素晴らしいフォカッチャでした。
程よくしっとりとしてパサツキがなく、そのまま食べても程よい塩味が効いてとても美味しかったです。
オリーブオイルが一緒についてきて、それを付けるとさらに美味しかったです。オリーブオイルもとても美味しい良いものが使われていました。
◆ パスタ
・ 「牛スジの赤ワイン煮込み パッパルデッレ」(4.0)
牛スジが赤ワインで柔らかく煮込まれたコクのあるソースでした。
そして何より平べったいパッパルデッレの手打ちパスタが美味しかったです。パスタの麺そのものが美味しいですね。
・ 「ずわい蟹とほうれん草のクリームソース イカ墨を練り込んだタリアテッレ」(5.0)
これが一番の当たりでした。最高です。
ずわい蟹のダシがよく出ていて、コクと旨みのたっぷりつまった濃厚なクリームソースが素晴らしく、タリアテッレのパスタはイカ墨の香りと風味があって、これまたパスタ自体が美味しかったです。そしてソースとパスタの組み合わせも抜群でした。
◆ デザート(3.5)
・ ティラミス チョコレートアイスとあまおう添え
スポンジ部分には良い具合にエスプレッソが染み込み、上のマスカルポーネチーズとカスタードの部分も美味しくて、期待以上の味でした。
チョコレートアイスは思ったりさっぱり味です。
そしてあまおうはとても味が濃くて甘かったです。良いあまおうを使われているように思いました。
◆ ドリンク(3.5)
・ ホットコーヒー
濃いめの苦味のあるややエスプレッソっぽいコーヒー。コーヒーも手を抜いてません。
このお値段なのに前菜からデザートまで(しかも添え物のオリーブオイルやイチゴまで)一切手抜きが感じられません。
どれも高いクオリティを保っています。本当に良い店って細かなところまで手抜きがないですね。
1000円で生パスタ、しかもピーチやパッパルデッレなど、ショートや平打ちなどのいろんな種類のパスタから選べるのが素晴らしいですね。
そして接客も着かず離れずのちょうど良い距離感で感じが良く、説明も丁寧でした。
ぜひリピートしたいお店でした。
5位
1回
2011/11訪問 2011/11/27
金沢にこんなビストロができるのを待ってました!金沢で一番お気に入りのフレンチ・ビストロ。
金沢市片町、犀川沿いにあるビストロ。
白い壁と黒い柱を基調としており、和と洋の雰囲気が融合したスタイリッシュな外観と店内です。
店内にはカウンター席が7席と個室が2室、座敷席もあるようです。
◆ ワイン
赤と白のグラスを1杯ずついただきました。
ワインは詳しくないので、飲んでもいつもはコメントしませんが、特に白は好きな味でした。
「シャトー・デ・ゼサール・ブラン・キュヴェ・プレステージュ」
長期熟成されたワインらしく、フルーティで深みのある味ですが、まろやかで口当たりがよく飲みやすかったです。
◆ 突き出し
「アサリの白ワイン蒸しカレー風味」
あっさりしたアサリの白ワイン蒸しにカレーの風味がアクセントになっています。
◆ お肉屋さんの前菜盛り合わせ(1,500円)
ラルポークリエット、鶏白レバー、ピクルス、イベリコ豚のサラミ、ボローニャハム、ローストビーフ、ベーコンの燻製のグリエ、牛タンスモーク、鶏の瞬間燻製、鴨のスモーク、生ハムという内容でした。
なんと11種類の盛り合わせです!
2人という人数に合わせているのか、それぞれ2切れずつ盛り合わさっていました。
人数が増えると種類を減らして、1種類あたりの量を増やすのかもしれません。
一つ一つを書き出すと文章が長くなるので書きませんが、どれも美味しく、はずれがなかったです。
特にリエットと鶏白レバー、ベーコンが素晴らしかったです。
これはお得です。
行ったらとりあえずマストで注文したほうがよい一皿でしょう。
◆ アボカドと小柱のスモークサーモン包み(800円)
アボカドと小柱のタルタルをスモークサーモンで包んだ前菜です。
甘みのある小柱とスモークサーモンがアボカドとマヨネーズがまろやかにまとめていて、ぺろりと食べられます。
これは予想しやすいおいしさです。
◆ エスカルゴのブルゴーニュ風パン添え(1,000円)
たこ焼き器のような専用の器で出てきます。
熱々のエスカルゴはとてもやわらかく、エスカルゴバターも良い香りと味付けでした。
京都のアルザスのエスカルゴに比べると、エスカルゴ自体の旨みは劣りますが、十分にレベルが高いです。
フランスパンを浸して食べるとガーリックバターの香りとバジルの風味で幸せな味が口いっぱいに広がります。
◆ お肉のグリエ盛り合わせ(3,000円)
山形産金華豚ロースのグリエ、福島産川俣軍鶏のグリエ、牛ランプ肉のグリエの3種でした。
それぞれのお肉をグリエしたシンプルな料理。
粒マスタード、レモンなどをつけていただきます。
前菜ほどの驚きはないですが、どれも美味しいです。
とくに豚肉は良い脂の旨みがあっておいしかったです。
◆ ガーリックライス(600円)
お茶碗に入って出てきました。
ガーリックの香りが食欲をそそります。
塩など味付けは薄めですが、薄すぎず美味しくいただけます。
鉄板で焼かれており、ところどころ焦げ目がついていて香ばしく、ムラがある感じがまた良いです。
今までで食べた中で一番美味しいガーリックライスでした。
◆ デザート盛り合わせ(850円)
フィナンシェ、メロンシャーベット、ふわふわプリンの盛り合わせでした。
これはふつうでした。
素晴らしいビストロです。
前菜の肉の盛り合わせの時点で、良い店だということが分かります。
エスカルゴやガーリックライスも素晴らしかったです。
あえてケチをつけるとすれば、デザートのクオリティをもう少し上げてほしいことと、店内を禁煙、少なくとも分煙にしてほしいこと。
せっかくの肉やガーリックの良い香りが損なわれもったいないです。
とはいえ、金沢にはこういうタイプのビストロが少なく、これまではビストロは名古屋や京都あたりのレストランに行っていたので、嬉しい発見でした。
現在、金沢で一番オススメなフレンチ・ビストロです。
また伺いたいと思います。
6位
1回
2012/02訪問 2012/02/26
マサラドーサを普及したいという熱意とバイタリティに溢れた店主のお店。味もコストパフォーマンスも素晴らしいです♪
名古屋市のお隣、長久手町にある南インド料理のお店。
お店というか、アピタ長久手店の向かいにあるビデオインアメリカアメリカ長久手店の駐車場に停まっている移動販売車で営業されています。
このため、イートインスペースは車の脇にある立ち食いのカウンターが2人分ぐらいあるのみです。
ただ、テイクアウトも可能で、テイクアウトのお客さんのほうが多かったです(私が先にいてイートインスペースを使っていたせいもありますが)。
メニューは、こちらの看板メニューであるマサラドーサとカレーライス、ウッタパン(南インドのお好み焼き)の3種類。
カレーは日替わりで4,5種類ぐらい用意されています。
マサラドーサは600円、カレーライスは400円、ウッタパンは600円と非常にリーズナブルな価格設定です。
初訪問の際の調理中、さらにカウンターで食事中、店主さんといろいろ話させていただきましたが、南インド料理、特にマサラドーサを名古屋にも普及させたいという熱意がひしひしと伝わってきます。
そして、南インド料理が本当に好きなんだなということも伝わってきます。
マサラドーサを注文するお客さんには、必ずマサラドーサはどういうものか、どうやって食べるか、よく見かける北インドのカレーとどう違うか、など丁寧に熱心に説明されていました。
その店主さんから溢れる熱意やバイタリティを見ていると、つい応援したくなりますね。
コストパフォーマンスも素晴らしいですし、味も間違いないので、太鼓判でオススメできるお店です。
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(2012年2月再訪)
休日ランチで再訪です。
お二人でミールスらしきものをを食べていらっしゃる先客さんがいましたので、今回はマサラドーサ(600円)をテイクアウトです。
テイクアウトのマサラドーサは、ココナッツチャツネ、パプリカと玉ねぎのサラダとカレー1種が付いてきました。
カレーは「ラッサム」をいただきました。
ラッサムとは、南インドで日常的に食べられるスープの一種(日本でいうと味噌汁のようなもの?)だそうです。
トマトやタマリンドなどの酸味が効いたさっぱりとした味です。
マスタードシードもたっぷり入ってました。
具はトマトと豆。
相変わらずおいしかったです。
今度は1日1組の予約限定ではありますが、ミールスをいただいてみたいですね。
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(2011年再訪)
マサラドーサ(600円)をイートインし、フィッシュカレー(200グラム300円)をテイクアウトしました。
この日のフィッシュカレーは、カツオのカレー。
前回のマグロのカレーのほうがもっと好き(自分の中のナンバーワンカレー)でしたが、これも魚のダシが効いて美味しかったです。
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(2011年11月初訪問)
マサラドーサ(600円)をいただきました。
マサラドーサとはどういう料理かについては、ケイラーシュでいただいた際に記述したので、省略します。
(http://r.tabelog.com/aichi/A2301/A230111/23009926/dtlrvwlst/3279325/)
日本、とくに名古屋周辺では北インド料理が主流で、インドカレーといえば小麦を使ったナンとの組み合わせのイメージが強いですが、南インドでは米を使ったドーサが主流だそうです。
目の前の鉄板でマサラドーサを調理してくれます。
先日ケイラーシュでもマサラドーサをいただきましたが、ドーサのサイズが小さく、中に赤いマサラソースがトッピングされているのが違いです(マサラソースを使うのはカルナータカ州の調理法だそうです)。
5~10分ぐらいで出来上がりです。
マサラドーサにココナッツチャツネ、にんじんチャツネ、大豆のボリヤル、それからサンバールと皮付きレンズ豆のカレーが付いてきました。
ケイラーシュのようにココナッツチャツネとサンバールのみで提供するのが本場式のマサラドーサの出し方なんだそうですが、それだけではお客さんが次に繋がりにくいからということで、ココナッツチャツネよりクセのないチャツネをもう1種類、さらにカレーを付けているそうです。
チャツネは日によって異なるそうで、また、カレーはその日のカレーの中から選ぶことができます。
ドーサはパリッと香ばしい食感です。
ケイラーシュよりもちもちとした食感は弱く、パリッとした食感が強めのドーサです。
マサラはスパイスの効いたほくほくのじゃがいも美味しく、マサラドーサにチャツネやカレーを漬けて食べると、さらに美味しいです。
サンバールは辛さ、酸味のバランスが良いです。
具はナスなどの野菜と豆です。
ケイラーシュのものよりは酸味が弱くクセのない優しい味でした(案外クセのあるサンバールも好きだったりするんですが)。
レンズ豆のカレーはまろやかで優しい味のカレーでした。
本場のインドのカレーはもっとスパイスや塩が強く効いているそうですが、そのままだと日本人は塩辛すぎて口に合わないので、やさしめにしているそうです(スリランカカレーですが、コロンボなんかはその本場の味付けに近いのかもしれませんね)。
このため、インド人用に後からふりかける塩を用意しているそうです。
また、よく見かけるインドカレーは北インドのどろりとした濃厚な重たいカレーですが、南インドはスープのようにさらりとしていて酸味も効いたすっきりとした味わいのカレーです。北インドのものに比べてどっしりとお腹にたまる(場合によっては胃にもたれる)ことはありません。
せっかく来たので、さらに持ち帰りでマグロのフィッシュカレーを購入し、家で夜にいただきました。
フィッシュカレーは100円増しで、200グラム300円です。
これが最高でした。
レンズ豆のカレーやサンバールより辛さのスパイスが効いていましたが、酸味、辛味、魚の旨味などがベストブレンドになっていて、すっきりと美味しいカレーです。
マグロもごろっと大きくカットされたものが入っていました。
もっと量を買えばよかったと思えるぐらい最近のベストカレーでした。
7位
1回
2011/10訪問 2011/10/05
二条城近くにある洋食店「グリルフレンチ」。
地下鉄二条城前駅のある堀川御池から御池通を東へ、2本目の小川通を少し北上したところにあります。
店の前に2台分の駐車スペースがあります。
外観、店内ともに町の洋食屋というよりフレンチレストランのような少し高級感を感じさせる雰囲気です。
また、カウンターの中にある調理場では、汚れ一つない真っ白なコック服やコック帽を身につけた4,5人のスタッフが黙々とテキパキと調理をされていて、良い意味で緊張感があります。
席は10席ほどのカウンター席と4人掛けのテーブルが1卓のみです。
休日ランチで伺いました。
ランチは、Aランチ(2,000円)とBランチ(3,000円)の2種類。
Aランチはメインの料理にスープ、サラダ、パンorライス、デザート、ドリンク付き、Bランチはこれに前菜が付きます。
このほか単品メニューで注文することもできます。
この日は、Aランチが「ハンバーグとエビフライ」、Bランチが「メンチカツとエビフライ」でした。
しかし、他の方の口コミや写真を見て、どうしてもカニクリームコロッケが食べたかったので、ランチセットのメインをカニクリームコロッケに変更できないかお願いしてみたところ、「ちょっと追加料金をいただくことになるが、代えることはできます」とのこと。
Aランチを2つ注文し、1つをエビフライからカニクリームコロッケに代えてもらいました。
ちなみに追加料金は300円でした。
● スープ
この日は「野菜のポタージュ」でした。
いくつかの食材の甘みや旨みがする奥行きのある味わいのスープでした。とくにじゃがいもと玉ねぎの甘みがよく出ていて、なかなか良かったです。
● サラダ
この日は「トマトのマリネ」でした。
小ぶりなトマトを使ったごくシンプルな一品ですが、甘みや酸味のバランスが良い品質の良いトマトを使用していて、さっぱりおいしくいただけました。
● メイン
・ ハンバーグ
やわらかく優しく焼かれています。
肉汁溢れる感じではないですが、肉の味がしっかりと感じられるタイプです。
テミグラスソースも良かったです。
・ エビフライ
プリプリの食感です。
おいしかったですが、他の料理ほどの感動はないかな。
・ カニクリームコロッケ
サクサクの衣の中には揚げたてで熱々のベシャメル。
濃厚でカニの旨みが口に広がります。
でも決してしつこくない、素晴らしい逸品でした。
代えてもらって大正解でした。
● パン
ロールパンでした。
ふわふわでミルキーなやさしい味のロールパンでした。
● デザート
「プリン」でした。
甘くて少しほろ苦いカラメルが効いてました。
プリン自体の甘さの加減もちょうど良いです。
評判に違わぬ良いレストランでした。
とくにカニクリームコロッケは素晴らしかったです。単品か、追加料金を払ってメニューを代えてもらってでも食べる価値がある逸品でしょう。
8位
1回
2010/12訪問 2018/05/26
野々市町にある「すし処 めくみ」
野々市町役場の近く、通りから一本入った住宅街のなかにひっそりとあります。
店の造りも表からみると民家と変わりません。
1週間前に予約をして日曜のお昼に行きました。
開店10分前の11時50分ごろに到着。車内で2,3分待ってると奥様が出てこられて、少し早めに入れていただきました。
入り口には「本日は予約で満席です」の案内。
ドアを開けると暖簾がかかっており、そこをくぐるとL字のカウンターがあり、そこに椅子が7脚。
全部で7席のみの店内です。
余計な装飾はなくシンプルにすっきりした店内は気持ち良さと適度な緊張感がありました。
お昼はおまかせで8,000円(税込み8,400円)です。
この日のおまかせは、
1貫目:平目
2貫目:白イカ
3貫目:甘海老
4貫目:白子(鱈)
5貫目:馬ふん雲丹
6貫目:マグロ(赤身)
7貫目:ブリ
8貫目:ブリの大トロ
9貫目:しめ鯖
10貫目:赤西貝
11貫目:香箱蟹ちらし
12貫目:蛤
13貫目:穴子
14貫目:玉子焼き
これらに海苔の吸い物がつきました。
これらの中で印象に残ったものを紹介すると、
【白イカ】
細かく包丁が入れられています。柔らかく、ねっとりとしていて、そしてとても甘いです。
今までで食べたイカのなかで一番美味しいと思いました。
【白子(鱈)】
口に含み、歯でほとんど使わないうちにトロリと溶け出してきました。
口の中いっぱいに濃厚で甘い液体が広がっていきます。初体験の幸せな味でした。
この日出たネタの中で一番でした。
【ブリの大トロ】
甘く脂が口の温かさでとろけました。良いブリでした。
【穴子】
溶けるような柔らかさ。ちょっと酒っぽさが気にはなりましたが、口いっぱいに広がる穴子の味が良かったです。
【玉子焼き】
ふんわりとしていて、ほのかな甘みがありカステラのよう。
海老の香りが最後に残ります。
車海老を1時間ぐらい丁寧にすりつぶして練りこんで、焼き上げて、作るのにトータルで3時間ぐらいかかるそうです。
シャリは他の方も書いているとおり、硬めに炊き上げられています。
そして最初はやはり温かめで途中からちょうどよくなってくる感じがあります。
独特の存在感のシャリですが、徐々にしっくりきて美味しく感じてきました。
ご主人は素材にすごくこだわりを持っていらっしゃる様子が話の端々から伝わってきます。
市場からではなく、漁港や漁師から直接仕入れているそうです。マグロ、雲丹以外は能登島や七尾湾など地物を使っていおられました。
神経質そうな印象を受けますが、それも食材や手仕事へのこだわりからくるものなんでしょうね。
でもけっこう初心者向けにいろいろ説明してくれてご親切でした。
奥様は笑顔が素敵で、さりげなく目を配ってくれていて良い印象でした。
そして帰りは店の外まで見送りに来てくれ、車が数百メートル先の交差点を曲がるまで、姿が見えなくなるまで見送り続けていました。
さすがの名店でした。
奮発して食べに行ってみましたが、その価値は十分にあり、満足度の高い味でした。
たまにはこういう食事もいいなと思いました。
9位
1回
2013/04訪問 2013/08/12
青森の街中にいながらヨーロッパの雰囲気と美味しいウィーン菓子を味わえます
(2013年4月再訪)
前回の印象がかなり良かったので、青森旅行の際に再訪。
◆ ザッハートルテ(450円)
味の感想については、前回のレビューをご覧下さい。
今回再度いただいてみましたが、やはり美味しいです。
洗練された上品な味わいが良いです。
◆ カルディナールシュニッテン(330円)
こちらも代表的なウィーン菓子らしいです。
白いメレンゲ生地と黄色のスポンジ生地を交互に絞り出して焼き、ゼラチン入りの珈琲風味のクリームとジャムを挟んだお菓子です。
メレンゲのふわふわとした食感が軽やかで、珈琲風味のクリームやジャムの甘みも控えめで、上品な味わいです。
これもまたとっても美味しいウィーン菓子でした。
◆ ヴィナーメランジュ(450円)
カフェオレのようなミルク入りのコーヒー。
ふつうに美味しかったです。
◆ シュバルツァーカフェ(大400円、小300円)
前回かなり高評価にしましたが、改めていただいてみると、そこまでではなかったです。
でも、好みの系統の苦味が強めで酸味のないコーヒーであることには違いなく、ふつうに美味しくいただけました。
◎ 総評
前回かなり印象が良かったので、改めて伺いましたが、やはりこちらのウィーン菓子は上品で美味しいです。
店の雰囲気もそうですが、こういった本格的なウィーン菓子を出してくれるお店って、名古屋では見かけないです(知らないだけかもしれませんが)。
名古屋にも欲しいなぁと思うような良いお店です。
評価を4☆から4.5☆に引き上げます。
青森駅から近いですし、青森在住の方、青森に旅行や出張で行く方は是非どうぞ。
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(2011年6月初訪問)
青森駅前、さくら野百貨店と中三百貨店夜店の間を通る夜店通りにあるケーキ店&カフェです。
1階がケーキのテイクアウトコーナー、2階がカフェになっています。
店内はダークブラウンの木の柱や窓枠、赤い絨毯、ピアノ、シャンデリア、テーブルや椅子、小物などすべてがヨーロッパ調です。
ウィーン菓子を提供する店として雰囲気もウィーンをイメージしているのだと思います。
青森の街中にいることを忘れさせるようなお店ですね。
デザートはザッハートルテなどのウィーン菓子やケーキが揃っています。
土日祝日限定のデザートもあります。
また、コーヒーもウィーン風のミルクの入ったコーヒーや卵黄とコニャックが入ったコーヒーなど興味をそそるものがたくさんありました。
◆ ザッハートルテ(450円)
チョコレートの濃厚な味わいで、チョコレートとフォンダンの甘みと生地に塗られたアンズジャムの酸味が良かったです。
また、ケーキ単体だけだと、若干甘過ぎたりもするかもしれませんが、ウィーン風に無糖の生クリームが添えられていて、一緒に食べると味がまろやかになって一層おいしくいただけます。
◆ シュバルツァーカフェ(小)(270円)
こちらのお店のレギュラーコーヒーだそうです。
大(380円)を頼むとプラス100円でお代わりもできます。
苦味がしっかりとありながら、後味はすっきりとしていて、バランスの良い美味しいコーヒーでした。
個人的にかなり高評価なコーヒーでした。
大鰐のシュバルツバルトを思い起こさせるようなお店で、デザートのゴージャスさはシュバルツバルトに劣るものの、青森駅前という便の良い立地、コーヒーの味、そしてCPの高さはこちらのほうが上回っているなと思いました。
また、優雅で落ち着ける雰囲気、美味しいデザートも良かったです。まさに街中のオアシスですね。
地元にもこんな店がほしいです。
そんなうらやましい気持ちになりつつ店を後にしました。
10位
1回
2011/05訪問 2011/05/17
最高の“平目漬丼”と“いちご煮” 地物にこだわった美味しい海鮮料理が味わえます
陸奥湊駅前、魚菜市場の近くにある青森県食べログでも上位の海鮮料理屋さん。
外観は目立たず車でニ、三度通り過ぎちゃいました。
店内はテーブル席が4席、とカウンター席が5席とこじんまりとしています。
外観は一見古びて見えましたが、中はわりとキレイでした。
こちらの名物は平目漬丼。
天然ヒラメの水揚げ高は青森県(八戸漁港)が日本一で、県の魚にも指定されているそうです。
● 平目漬丼(1000円)
どんぶりに隙間がないほどのヒラメの漬けが敷き詰められてます。
そして中央には卵黄とわさびがのっています。
卵黄を潰し、ヒラメに絡めながらいただきます。
ヒラメは新鮮でプリプリとしていて、やわらかく、甘みがありました。
これまで海鮮丼や寿司ネタでヒラメに魅力を感じたことはなかったですが、こんなに美味しいものだったのかと認識させられました。
ちなみに丼には味噌汁、ほうれん草のお浸し、長芋短冊、香の物がついてきました。
● いちご煮(800円)
青森の郷土料理であるウニとアワビの薄切りの潮汁です。
生ウニを使用し、半生で仕上げるのがポイントなんだそうです。 ウニもアワビも小ぶりですがふんだんに使われていました。
味付けはあっさりと上品で、刻んだ大葉が味を引き締めていました。
ランチタイムを過ぎていたため、他に客がおらずご主人といろいろお話しすることができました(けっこうお話し好きな気さくなご主人でした)。
こちらのお店で使用する海産物は徹底的に地物にこだわっているそうです。
特にいちご煮は地物の生ウニとアワビでなければこの味は出せないそうで、一度ちゃんとしたいちご煮を食べたら、蒸しウニや外国産ウニ、アワビもどきを使っているものは食べれたものではないそうです(逆に違いを感じたいので食べてみたいですね(笑))。
私のように遠方から来る客もたくさんいるが、偽物でごまかしてガッカリさせるようなことはしたくないそうです。ご主人のこだわりを感じますね。
また、ご主人は営業の合間に東日本大震災の被災地の支援も積極的に関わっておられて、(八戸も被災地ですが)被害の大きかったお隣岩手県沿岸部への支援物資集めや仕分け作業などを行い、現地へも赴いているそうです。
「まずは八戸から元気になって、隣りの岩手にも元気を波及していきたい」と意気込みを述べられていました。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。 ごちそうさまでした。
食べログを始めて3年目、今年も北海道から関西までいろいろとグルメ旅をした一年でした。
お気に入りの名古屋のビストロ「Bistro Le Bol」の再訪に始まり、名古屋のCPの高いイタリアン「アンティカ オステリア バーチョ」との出会い、そして被災地支援が縁で、東北の美味しい海の幸にも出会いました。
また、秋にも移動販売で南インド料理の普及に情熱を燃やす「カルナータカー」、金沢の新鋭のビストロ「Griller Joe」と素敵なレストランに出会うことができました。
そんな今年出会った250以上のレストラン(そんなに行っていたとは驚きです)の中からベスト10を選ぶのは大変苦慮し、その中から更にどれを一番に選ぶかはさらに悩みました。
正直トップ5(特にトップ3)はジャンルも違いどれも甲乙をつけがたかったのですが、お世話になった東北の海の恵みに敬意と感謝の意を込めて、津軽海峡亭のうにいくら丼を1位にさせていただきました。
調理法や味付けもシンプルな、ただ新鮮な良い素材を使ったうにいくら丼でしたが、天然の旨みがギュッと詰まっていました。
来年も素敵なレストランに出会うため、グルメ旅を続けたいと思います。