k846さんが投稿した京懐石 吉泉(京都/出町柳)の口コミ詳細

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京懐石 吉泉出町柳、元田中/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2015/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3

少〜しリッチな大人の修学旅行④ 一世一代の清水ダイブ 京懐石を知る

八瀬比叡山口から車で20分弱、出町柳の高野川と鴨川に挟まれた世界遺産下鴨神社の西側m糺の森近くの目立たないロケーション。
知らなきゃ絶対に見逃すが、そのファサードには敷居の高さを感じる。
門前にいた白調理服を纏った若い方に案内され入る。名前を告げて廊下の待合席で待つこと暫し、カウンターの部屋に通される。
ほんのり甘く、香りを楽しむ柚子湯で胃袋に優しい挨拶からスタート。まずはハトランをグッビーィーと注入し、京都の宴が始まる。
八寸、まずは眼で美味しいくいただく、籠のふたを取る、隅々まで四角四面に整っている。
どれから食べようか行儀悪く迷い箸をしてしまう。詳細のレビューなどできる訳もなく、記憶の片隅にある穴子の燻製。
燻香も弱からず強すぎず、お酒が進むこと請け合い。この八寸だけで帰っても悔いはないけど喰いは残りそう!
お造りは瀬戸内の真鯛、五島の剣先、志摩の伊勢海老。剣先は鮮度感に微塵の濁りもない、真鯛はギリの鮮度感を維持しながら熟成の甘みを楽しめる。伊勢海老はコメントの必要ない理想的なあの食感と甘み!
炊き合わせ、これには完全にノックアウトされた。板さんがお椀を用意したところへ店主が出汁を温め仕上げる。
信州産の下品にならない限界の大きなサイズの松茸、落ち鱧、この上ないバランスの出汁!過去食べた鱧と松茸のハーモニーで最高傑作!
子持ち鮎の山椒煮、これで飲めない呑兵衛がいたら知りたい。
ちょっとアバァンギャルドな冷製品、信州産リンゴと一緒にいただく奄美の本マの大トロは林檎の酸味と奄美が大量の油を押さえ込んで鮪の旨みを引き出す。
透き通るような旨みの解禁間もないズワイ、そのままいただいても繊細さを楽しめるのだが、味噌豆腐と一緒に三杯酢で食べると呑兵衛撃沈!
ラタフィア エグリ•ウーリエをドバッと振りかけたメロンは多過ぎるくらい。
閉めの占めに栗鹿の子をお薄でいただいて締めて、一世一代の清水ダイブは終い。
最後に姉貴への土産にちりめん山椒を送ってもらった。
どの料理も素材の良さを感じながら、超一級の調理を堪能出来る。京懐石は江戸でも食べられるが、本場の京懐石を知れたことへ感謝!
分不相応とは分かっていたが、またいつか来たい!

2015/11/02 更新

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