2回
2014/08 訪問
軽〜く楽し〜く
久しぶりの訪店、夜の部は初めて。3人で訪店。
一番搾りの小瓶で喉湿し。
お通し:湯葉の出汁餡かけ、湯葉に上品な出汁で、空腹の胃袋を優しく目覚ませてくれる。
海老:車海老、鬼がらと本体。いつも思うけど、鬼がらの方が美味しく思えてしまう。のは香ばしさのえいだろうか。
唐黍:かき揚げはよく見かけるのだが、桂剥きは初めて。かき揚げよりも脂分が少なく、唐黍本来の旨味を堪能できる。
新銀杏:若いというか、フレッシュさが伝わってくる一品。
鱚:身の厚みのある鱚だが、真綿のようにフワッと軽い白身には頭がさがる。美味い!
満願寺:いいタイミングでの京野菜の甘味でリセット。
メゴチ:実に軽い揚がりの口当たりだが、次の瞬間海のモノとしっかりと伝わってくる。
子持ち鮎:一瞬稚鮎?と思ったのだが、琵琶湖産の正真正銘の子持ち鮎なのだ、ホロ苦さと魚卵のコクのハーモーニーを楽しむ。
水茄子:お刺身でも美味しい水茄子のてんぷら。これは塩よりも出汁でいただいた方が美味しい。
蓮根:シャクゥゥゥッと歯切れの良い食感の次に蓮根の仄かな甘味が追いかけてくる。美味い!
穴子:身の厚い揚げたてを目の前て菜箸で半分に。その時の音の心地よさは、Gourmanには堪えられない。
ふっくらふんわりの穴子、これは塩なのか出汁なのか何時も悩むが、僕の流儀では海鮮の中で唯一穴子だけは出汁でいただく。
コースの天ぷらはここで終了だが、各々好きなものを追加する。
アオリイカ:火の入り方が絶妙で、見事なミディアムで甘味もねっとり感も楽しめる。
雲丹:まさか雲丹を天ぷらにするとは!大場でまいて揚がっているのだが、クリーミーなコクは健在で、ウニラ―垂涎の一品。
食事は2種類からチョイス、天丼と天ちらし。天ちらしは実に軽く、山葵が口の脂分をリセットしてくれ、あっという間に完食。
蜆の赤だしも、深過ぎず、浅過ぎない糠漬けもさすが深町さん。
実に軽〜く楽しい晩餐でした。
ごちそうさまでした。
2014/09/19 更新
カミさんと息子と4年ぶりの訪店。
チョイとキヨミズダイブして19,000円のお任せコースにしてみた。
突き出しは同じく湯葉出汁餡かけ、濁りのない旨味で軽くウォーミングアップ。
一品目はくちこ!てんぷらにする事で、更に旨みは濃縮されてまるでからすみのようだ。速攻でお酒にスイッチ!お次は車海老、鬼殻の香ばしさも見の甘みも2本分を余すことなく堪能!
青銀杏、モッチリ食感に仄かな銀杏の香りが楽しい呑兵衛ならずとも秋を感じるひと串。
満願寺とうがらし、なんとも言えない甘みと素直な美味さを楽しむ。
鱚、肉厚でふっくらフカっフカ食感に透き通った純白な白身は正に白味だ!
泉州水茄子、フルーティーさをしっかり残した見切りはお見事!
雲丹、これだけの量を頬張れば当分目の前に雲丹が出てきてもビビることはない。濁りも苦味も全く無くレアと加熱の両面を余すことなく楽しめる。深町必食の逸品!
鮑 肝ソース、こりゃぁ説明不要の美味さ、塩だけでサックリ食感と旨味を堪能するもよし、肝ソースの濃厚なコクと一緒に楽しむもよし!
メゴチ、江戸前天婦羅には欠かせない一品、プクッと太った身の純白さは魚の見た目からは考え難いけどマジウマ!
鮎、琵琶湖産。小さいけど稚鮎ではない。コレで成魚。腸の美味さも納得のひと品!
蓮根、アスパラと野菜天も持っている甘みを楽しませてもらえる。
穴子、過去食べた穴子天で今回のが生涯イチ。穴子らしさに透明感も羅の染ませて
食事は天丼をチョイス!天茶、バラもありどれも間違いないのだが、天丼のタレ効果による満足度は大きいと思料。
抹茶わらび餅、これは抹茶を凍らせたものがフレーク状になっていて涼味としても秀逸。
ごちそうさまでした。どれをとっても大満足なのですが、珍味の天ぷらも隙なし!