かがさんのマイ★ベストレストラン 2009

わかりにくい場所にありますが、
一際目を引く外観で、ずっと入ってみたいと思っていました。

外装は透明なガラスで、その表面に
金属のパイプを線材とした立体的で独創的な外観となっています。
また、入り口も、甲殻類を模ったようなイメージの扉となっています。

店内のレイアウトは意外にシンプルなのですが、
お店の中央にある柱が、螺旋状にホワイトをベースとしたコテ塗りでデザインされている為、
ガラスを通して見える外装の線材や天井の飾り付けと合わさって、
見事な異空間となっています。

オレンジの間接照明やキャンドルで、その複雑な内装を照らしているので、
その陰影により、それらの凹凸がより綺麗に映し出されています。
シンプルな椅子に、テーブルクロスのワインレッド。
屋内から見ても、屋外から見ても、美しくデザインされていました。

堀川秀夫造形建築研究所による設計とのこと。


料理についても、とても美味しかったです。
「外装・内装に遊びで凝っているお店は、愛想は良くて気遣いがなく、あまり美味しくない」
というのが、私のこれまでの持論だったのですが、今回は例外となりました。
出される料理に外れがなく、全てが美味しかったです。
各種パスタのサンプルを見せてもらい、好みのパスタを選ぶことができます。
パンも常に温かいものを出して頂きました。
（味の詳細は、他の方の口コミを参照して下さい。）

接客も、かなり良かったと思います。
特に、店員さんの方を向くと、呼ばなくても来てもらえるのは、ありがたいことです。
例えば、他のグループだったのですが、会計の際に、ちょっと鞄を置けるよう、
すっと椅子が出てきていたのを見て、あぁ接客慣れしてるんだなぁと、関心しました。
私が気付かなかった面においても、きっと色んな気配りをしてもらっていたのだと思います。

最後に、
食器は、白でシャープな形状の器が使われていました。
赤のテーブルクロスに対して、シンプルな食器とシンプルな盛り付けが、
とても美しいと感じました。

丸ビルの36Fです。
ビルに角にあたるこちらのお店は2面ガラス貼りの見晴らしの良いレストランです。
座る席にもよりますが、東京駅・有楽町駅・台場・東京タワーなどが見渡せます。

店舗に入ると、3種類の客席があります。（区画は4つですが）
カウンター・1段高いソファの客席、窓際の客席。
1段高いソファ席も、外が見渡たせるよう、1段高く設計されており、良い工夫だと思います。

今回はランチで伺いました。
4500円くらいのコースにしました。（写真は2名分）
アラカルトとメインより3皿＋デザートより1皿を選ぶコースです。

結論、
魚料理とデザートが特に美味しいと思いました。
素材と素材の組み合わせで、センスの良い目新しい味の料理が多かったと思います。
かと言って、突拍子もない味というわけではないので、食べ易かったです。
盛り付けも綺麗ですし、食器もオリジナルのものばかりでした。

展望も内装も良く、料理も美味しく、
リーズナブルにフレンチを頂けるお店だと思います。

ソニービルの地下より高級そうな入口をくぐり、さらに階段を下りると、
エレベータホール脇のお店の実際の入口にたどり着きます。
尚、上の入り口は、地下鉄の通路とつながっており、
道筋さえ確認しておけば、雨天時も濡れずにお店へたどり着けます。
お店に入ると、まずクロークでコートを預けた後、
さらに下階のレストランに、サービスに付き添われ案内されます。

味は、繊細なというよりは、はっきりとした濃い味付けです。
（乱暴ですが、お子様ランチっぽい味と言えば、伝わり易いでしょうか。）
食器は全てノリタケでした。

静かに食事をするので、あまり大人数には向いてないように感じました。
2～4名までが丁度良いのでは。

サービスも丁重で、雰囲気に合っていたと思います。

内装は赤が基調とされており、照明はやや暗く、
地下の圧迫感を避けるよう、壁面に鏡が用いられていました。
調度品共に、相当に高級感ありましたが、天井高のせいか、
テーブルクロスが白いからか、天井のパネル照明のせいか、絵画のせいか、
ソファと異なり椅子のため、視点がやや高く見通しが良くなるので、
部屋全体に、さらに重厚感があればもっと良いのに、と少し残念に思いました。
（Bar roomと同じ仕様なのに、なぜかやや安っぽく見えてしまいます。）
照明はディティールがかなり凝っており、間接照明も用いて、落ち着きのある空間でした。
化粧室は、男性用は普通のトイレでしたが、女性用はかなりお洒落らしいです。

予約した時間よりも、早めに着いたので、喫煙したい旨を伝えると
バールームに案内されました。

私が特にオススメしたいのは、このバールームです。
バールームは、レストランとは別に喫茶としても利用することができます。

レストランよりもかなりお手頃な価格で、マキシム・ド・パリの雰囲気を味わえます。
内装はレストランと同様なのですが、アールヌーボの調度品やロートレックの絵画が
しっかり効いており、お茶をするには勿体無い程の高級感があります。
またソファとなりますので、くつろぐにも最適です。
軽食も下階のレストランと同じ味付けで、
私が美味しいと思ったのはグラタンと苺ミルフィーユでした。

ここのレストランをまだ一度も利用されたことのない方は、
まずバールームで軽くランチしてみるのを、オススメします。

201609
いつ以来か忘れそうだけど、浜松町に来たついでにランチを。
鳥もも、牛カルビ、ローストビーフの3種類。
ローストビーフとカルビの組合せを注文、ローストビーフは普通、カルビはまあまあ。付け合せの玉子は出来立てではないようで衛生的にどうかなと心配になりながら完食。
味は美味しいが、4名席に8人座らせようとしてるトコとか、その他は多少不安のあるのは昔と変わらず健在でした。

200909
大門の交差点を東京タワー側に歩き、
りそな銀行を右に入り、芝大明神の参道を渡ると、
左手に間接照明を用いた焼肉屋が見えます。

中に入ると、足元やテーブル上、カウンター内に向けた間接照明が多く使われており、
焼肉屋としては、やや高級な雰囲気です。
内装はベースの壁は打ちっぱなしコンクリート仕上げ、建具にはやや明るい木質が使われており、
焼肉の煙を吸うフードがステンレス。テーブル上が明るいので食材が美味しく見えます。
床に転がった食材拾った雑巾で机も拭いてたレベルの銀座店とは全く違って、
接客も悪くないなぁと思います。もっと頑張れないこともなさそうですが。

お肉も美味しいです。
私のオススメは、上カルビと上ロース、ユッケ、ゲタです。
特に上ロースは生でも食べれるとのこと。
片面のみ軽めに5秒程炙って食べると、甘いお肉の味がお口の中で広がります。
焼いた場合と焼かない場合で味が全く違います。

よく満席となっている為、突然行っても入れないことがあります。
また、電話も大抵が通話中で、当日の予約もなかなか取れません。
ただ、前日以前の予約であれば、コースを予約することができ、
より安く焼肉を楽しむことができます。
初めてであれば、4500円のコースが私はオススメです。
飲み放題が付かないので、予算を決定しておくような宴会には不向きかも知れません。

熱海駅の改札より右手、熱海らしい、もう生粋の昔ながらの商店街が並んでいます。
その平和通り商店街と仲見世商店街の間の路地にひっそりと佇むCAFE KICHIです。

「ん？ここを入るの？」って思うような路地ですが、地図を信じて、気にせず入ります。
路地に入ってみて、ふと脇を見ると、「おお！このお店か！」と思うような立地です。


昭和の木造2階一戸建てを改装したカフェです。
改装も活かし方次第で、こんなお洒落になるものなのかと本気で感心しました。
むしろ改装だったからこそ、深みのある雰囲気に仕上がっているのだと思います。

1階は、テーブル席とカウンター席。1階もカッコイイ！！
けど、どうしても2階に行ってみたかったので、今回は2階の席を選びました。
元が昔の住宅ですので、ちょっときつめの階段。これも味があります。

2階は、4畳半の従座敷と6畳の座敷+床の間と押入れだったのでしょうか？
欄間などを取り外し、板貼りでつなげ、
まるでギャラリーのようにそれらが1空間としてまとめられています。
暗い木造空間と、窓から入ってくる強い明かり。ぼんやりとした照明。
適切な椅子やテーブル、ソファと机。
多すぎず、少なすぎず、空気を壊さないよう吟味された調度品や小物類。

「このセンスは、誰が考えたんだろう？あの人の提案かな？」と、
お店の成り立ちにまで踏み込んでしまいたくなる素敵空間です。


私的に大HITだったのが、
花ビラのような照明。窓ガラスの鍵。ガラスに小さく彫られたcafe kichiのロゴ。
会計時に渡す伝票の替わりの小袋。です。
こんな空間だったら、きっと何時間でものんびりできちゃうかも。
このcafe行きたくて、伊豆行く途中で熱海に寄ったのですが、結果◎


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で結局後日、どなたがデザインされたのか調べてしまいました。
FUJIWARA SPACE DESIGN LABO
http://www.cambridge-no-mori.com/fsdl.html

センチュリーハイアットにレストランは、もう無いと思っていたのですが、
いつの間にか、地下（建物的には1階）に、レストラン出来ていたのですね。
ミシェラン読んでて知りました。

新宿駅からプラプラ歩いていると、
ベージュの総タイル貼り、鶴翼の基壇型のホテルが見えてきます。
ロビーが正面2階となっており、
センチュリーハイアット独自の吹抜け空間に豪勢なシャンデリアの
ロビーを超えて、エスカレータを下ると、
右前にCuisine[s] michel TRoisGRosの看板が見えてきます。

緩やかなスロープを上り、ドアを開くと（ドアは開けてくれますが）、
素敵な受付と待ち合わせのソファが見えます。その右側が喫煙可の個室です。

一般の座席は単純に、手前と奥で、雰囲気が異なります。
手前は、壁が白、窓ガラスを多様した空間で、
厨房の様子、屋外の植栽が視界に広がり、明るい爽やかな印象があります。
奥は、ウッドを多様した空間です。
整然としたレリーフや、古材による飾り梁など、自然派の同じく爽やかな印象です。

前菜やパンの皿が木製でした。
冷製スープの上がアイスになっていたことや、
料理にスープを上からサーっとかけることなどが印象的でした。
ガッツリとした重量感のある味ではありませんが、全て美味しかったです。
全体的に、薄味の食材ばかりが組み合わさった中に、味の強いスパイスが効いています。
なのに、そららの全てのバランスが上手く取れており、とても関心しました。
（自分で真似したら、絶対に失敗するレシピです。）

接客は、まぁ普通でした。

とても満足できるレストランだったと思います。
また、近々行ってみたいと思っています。

大森駅東口に昭和40年代の面影を残したままの喫茶店があります。
喫茶店にインベーダーゲーム機が置かれだすより前の時代です。

テーブルの表面にはガラスが貼ってあるのですが、
中にコーヒー豆が飾られています。
店内には、地球儀が飾ってあったり、床に赤系のカーペットが敷かれていたり。
古い物が流行っている今だから、用意したわけではなく、
きっと、昔からずっとそこに置かれているもの達ばかりだと思います。

食器もジノリなど、拘った物が用いられていました。
さすがにカプチーノで出てきたゴールドのコーヒーカップには驚きましたが。

煙草用にマッチを頂いたのですが、
中に2粒、ここにもコーヒー豆が隠されていました。嬉しい演出です。

マスターが高齢なのですが、
ずっと引き継いでいってもらえると嬉しいお店です。

横浜ルミネは、美味しくセンスの良いテナントを多く集めているので、
食事に悩んだ時は、いつも気軽に利用しているのですが、
そのうちで、私のお気に入りの一店舗LaMaisonを紹介します。

ラ・メゾンは、タルトメインのカフェです。
タルトについては、デザインも良いし、美味しいと思います。
ドリンクも、ハーブティーなどがあって、
ケーキに合わせてどれにしようかと悩めるほど、種類が豊富です。
料理については、私は、普通程度だと思っているので、
ルミネの別のお店で食事をして、こちらでお茶する場合が多いです。
尚、予約時のタルトは、生クリームがほわっとして美味しく、
それについては、ラ・メゾンは別格だと思ってます。

ラ・メゾンは、関東圏を中心に多くの店舗があるのですが、
私は、ここの横浜ルミネ店を強く推します。
店内は、白をベースとしたフレンチカントリー調で、
店員さんの対応も丁重で、内装・調度品のセンスが、とても素敵です。
座席空間は、手前から奥の部屋までに緩やかに4区分されており、
テーブル席と横並び席があります。
中間の部屋からタイル調の空間の間にソファ席が1席のみあるのですが、
そこだけは、ややモダン寄りにアクセントが付けられており、
それがお店全体の印象を、強く引き締めています。
基本的にはカップルが案内されるようなので、
店内の視線を集めたいカップルは、是非その席へ。

休日の横浜駅周辺は、何処のカフェ・喫茶店もほぼ満席状態なのですが、
ここのお店も例外なく、常に満席に近い状態です。
ラ・メゾンの客層は、女性同士・カップルが殆どの為、
店舗の雰囲気に反して、正直少し騒々しいのが残念なのですが、
それは仕方ないことなのだと思います。

とにかく、
初デートなどで、好みの不明な女性を連れてる場合は、
駅近で絶対にハズしのないラ・メゾンです。