かがさんが投稿したTHE FUJIYA GOHONJIN(長野/善光寺下)の口コミ詳細

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THE FUJIYA GOHONJIN善光寺下、権堂/イタリアン、パスタ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

大正モダンの旅館がレストランへ

長野旅行に行ってきました。長野といえば、「善光寺」です。
駅からは、徒歩20分強でしょうか。バスだと100円です。
その善光寺の表参道に、古い洋館が建っています。こちらが、「The Fujiya Gohonjin」です。

御本陳藤屋は、元は江戸時代の加賀藩前田家の藩主が常宿だったようです。
旅館としては、大正13年に、宮大工の手によって洋館風に建て替えられて、
有栖川宮、伊藤博文、福沢諭吉、高村光雲、乃木希典などが利用したようです。
(パンフレットより)
この御本陣藤屋ですが、平成18年に、結婚式場とレストランに改装されました。

こちらの旅館、10年程前に友人と泊まり来てて、
なかなか歴史も風情もあっていいなぁ、なんて記憶してました。
そこで今回も泊まるつもりで、予約も取らずに向かってしまいました。
(自分ら建築マニアしか泊まらないだろうと思ってました。)
「今日宿泊できますか?」と伺ったところ、「現在、旅館はやっておりません。」とのこと。
軽くショックを受けながらも、綺麗に補修されている建物内に魅かれて、
(宿無しの心配をしつつ、)レストランで食事していくことにしました。

ちなみに、長野に着いて、食べログチェックをした時に、「ローマ字のレストラン」が
藤屋近くに出来たみたいだから、チェックインしたら食べに行ってみようって思ってました。
が、それがここだったことに気付いたのは、レストランの待ち時間でした。


建物内外は、基本的に旅館当時の面影をそのまま残しています。
大正12年の大門通り拡張に伴って、建築されたようです。
木造3階建ての建物で、正面が鉄筋コンクリート造のタイル張による洋館風になっています。
中の方は通常の和の旅館で、ところどころに洋風のデザインが盛り込まれています。
正面の建物は切妻平入で、小屋組トラスでした。
木造で洋館の外観を造りあげちゃう、当時の宮大工の技術に感嘆です。

接客もきちんとしてました。以前の旅館時代とは別物レベル。
ENTRANCEで受付を済ませて、RECEPTIONでウェイティング。
BAR、ROUNGEを抜けて、案内されたのはメインダイニング。
内装は、藤の絵が描かれた壁面に間接照明が当てられており、
四角い朱色のライト。全体的には暗い空間でした。
厨房は、前面ガラスで席から見えるようになっています。

何が美味しいか分からなかったので、アラカルトではなく、コースにしました。
『「プライムコース\7500」と「ウィステリアコース\5000」を一つずつでもいいですか?』と
無茶な注文をしてみたところ、「構いませんよ」と快諾を頂きました。

料理は、写真の通りです。
特に美味しかったのは、プレミアムコースのフォアグラとステーキでした。
コースで私のおすすめはプレミアムコースの方です。
こちらで\7500なら大満足です。都内なら倍額以上でしょう。
一皿ずつは少量ですが、皿数が多いので、お腹いっぱいになります。

ホールでの接客は、多少の青々しさがありつつも、人当たり良さが抜群でした。
箸置きに、ナイフとフォーク、スプーン、箸が並ぶのですが、
使用したナイフとフォークを、箸置きに戻さない。きちんと取り替えてくれました。
また、箸置きの形状が面白かったです。(写真撮り損ねました)
伺ったところ、やはりお店のオーダーでした。

料理終盤に突如、「デザートは雰囲気を変えてバールームで如何ですか?」と
声を掛けられました。
当然、断るわけもなく、ROUNGEへ移動。ROUNGEは暗い中にランプの照明のみ
和風の中庭をながめながら、デザートとコーヒーを頂きました。
この席移動サービスは、混んでない限り、ランチでもやられているそうです。
CAFE・BAR併設のレストランでは、こんな活用方法もあったか、と気付かされました。

で、帰る。かと思いきや、もう一つ我儘を。(ホント我儘な客ですみません。)
「上の結婚式場も見学してっていいですか?」と、これも快諾頂きました。
3階建ての2階と3階が、会場となっています。そして1-2階の階段は当時としては珍しいX型。
旅館当時の客室の間仕切りを取り払って、広々とした空間になっていました。
3階は、天井を抜いて、建物の小屋組みが上に広がり、ステンドグラスから光が差し込みます。
(写真撮りたかったのですが、それは流石に控えました。)とても素敵な空間でした。

そんな感じで、散々楽しませて頂きました。御馳走様でした。

  • the view of entire

  • ENTRANCE

  • RECEPTION

  • THE BAR

  • THE ROUNGE

  • THE MAIN DINING WISTERIA

  • Starater 生雲丹の冷製カッペリーニ(プライムコース)

  • Appetizer ブッファラボッコンチーノとフルーツトマトのカプレーゼ(プライムコース)

  • Appetizer フォアグラのソテー パルミジャーノチーズリゾット添え マルサラワインソース(プライムコース)

  • Pasta スカンピ海老とバべッティーニ トマトクリームソース(プライムコース)

  • Fish 新潟産鮮魚のソテー ペペロナータ添え(プライムコース)

  • Meat 国産黒毛牛サーロインの炭火焼 フランス産トリュフソルト(プライムコース)

  • Dessert 静岡産完熟メロンとミルクジェラート(プライムコース)

  • 小菓子

  • Starter 富山県産白海老のタルタル(ウィステリアコース)

  • Appetizer 鮎のスモーク スプラウトのサラダ添え(ウィステリアコース)

  • Risotto 浅利と空豆のリゾット(ウィステリアコース)

  • Pasta ショートパスタ "リガトーニ" とモッツァレラチーズ トマトソース(ウィステリアコース)

  • Fish 新潟産メバルのソテー オリーブのサルサ(ウィステリアコース)

  • Meat 蓼科ポークのグリル グリーンマスタード添え(ウィステリアコース)

  • Dessert 枇杷のマリネとリコッタクリーム(ウィステリアコース)

  • 改修前(H14年頃) 藤屋旅館の部屋(たぶん貴重な写真です)

2010/10/17 更新

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