『突撃、昨日の昼ごはん -139  (梅じそ蕎麦)』TPCさんの日記

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年の瀬は言うまでも無く慌しい、気ぜわしい。
今年もここまで何とか毎日を無事に送ってこられたことを、感謝感謝。
来年はちょっと変化期待の予感。楽しみでもあり気を引き締めていかねば。

家の買い物でホームセンターへ。併設のペットショップを冷やかすと、10月生まれのメスのチワワが愛くるしい眼でこちらを見つめてくる。
ゲージ越しに思わず微笑みながら凝視。可愛い。一時、その可愛さは何もかも忘れさせてくれる。愛犬家、いやペットに耽溺する方々の気持ちが想像される。

しばし現実を忘れ、売り場に戻り買い物。帰り際に再度ペットショップへ。
いや、店員女子が謀っていたかのごとく、ゲージからチワワを出して抱えて僕を出迎えているではないか。
さっき、目尻を下げて釘付けになっている姿を見ていたのだろう。必ずまた来ると。
「どうですか抱いてみませんか?」天使の、いや悪魔の囁き。
ここで、彼女を胸に抱いたらお返ししますとは言えないだろうという確信に近い予感。
惹かれる、いや、いけない。
そこに妻が脇から、「あら、アタシが抱っこしてみようっと」・・・・
しばし。「可愛いわ~・・・はい、お返しします。あなたも抱っこさせてもらう?」
・・・、いえ、やめておきます。僕には言えない、決然とした「お返しします」など。
わが妻はすごいわ、良くわからんが。
愛くるしい視線が遠くに逸れて行った。
「ウチにはまだ早いわ」店を出た彼女はきっぱりとそう言った。何だ、この女は。凄過ぎる。

昼は三軒茶屋、安曇野で蕎麦。落ち着きある店にようやく正気を取り戻す。
上品な梅じそ蕎麦がツルリと喉を通り、師走の町に我が現実を引き戻してくれた。
旨い。見た目もこれはこれでまた可愛いとくる。1050円なり。
ちなみにあのチワワ嬢は約25万円でありました。
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