レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2012/09訪問 2016/01/14
【12年11月再訪】
またもやお久しぶり。初めてのメニュー表で見た、ぶりトロとネギのチーズ焼きとか相変わらず美味しであった。あと「骨なしアジフライ」も。それとイチゴ割りで。私これだけで良いわ。やはりこの店は気遣いを含めて極めて繊細だ。つまりそれが、センスなのだろう。
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【12年8月再訪】
かなり久しぶりに再訪。覚悟はしていたが、店内のなかなかの熱気に笑う。それでも、繰り出される料理は相変わらずの質で満足度高しであった。やはり「初島岩のり丼」は外せない。それを再確認した。あと私はイチゴ割を。今の訪問ペースだと3-4回行くと1年が経つな。次は年末を見据えた時期になりそう。
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【12年2月再訪】
12年初の訪問。今回は初の鍋料理である「ジンギス豚」に遭遇し、やっぱりビックリ(笑)登場した時のビジュアルに凄いインパクトあり、味はタレは甘味と辛みがほどよく同居。厚みある豚肉は野菜同様に甘く、雑炊まで食べ切ってしまった。初めて飲んだ「イチゴ割」は、私にはそれで十分な酒で、「千寿ねぎ」の甘さとかねぎなのに有り得ないんですが。毎度毎度のサプライズで、もう驚き疲れた(笑) ああ、はらくるし。
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【11年12月再訪】
また行ったゼ。写真ちょっと追加。今回は「ねぎとろ刺しカナッペ」のビジュアルに驚き。あろうことか、山芋のつけもんを食べ忘れてしまったが、お気は確かでしたか俺。それにしても、結構な人気店の様子で相変わらず。これだけの店なら、仕方ないよね。
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【11年11月再訪】
2回目の訪問となった今回は、念願の「生しらす刺」がお目見え。小さい魚なれど、舌に絡みつくようなもっちりとした食感、静かに膨らむ上品な生の旨みが良い。今回は、1回目の訪問時には食べ切れなかったメニューを中心に頼んだ。前回はハズレ無しだったわけだが、今回については――やっぱり、全てアタリでした(笑)
なんと書けば良いのだろうか、どの料理も洗練されている気がした。前提にあるのは食材や品物に対する目利き力と、それを生かす調理の技術なのだろう。ちょっとした手加えこそが実は凄いのではないかと感じた。それがいかんなく発揮されていたのが「初島岩のり丼」で、その複雑且つ繊細な味わいにどハマり。前回も頼んだ「揚げじゃが(この日はサツマイモ)バター塩辛のっけ」もサツマイモの甘味と塩辛が異様なマッチング。素材の目利きについては、「山芋のつけもん」を食べればすぐにわかる。なんだ、このシャキシャキし過ぎた歯応えは!と初めての体験であった。
料理を一つ食べ、酒を一口飲んだ後で「なるほど」「凄い」「そういうことか」と満足を逐一与えてくれる店はそうそうなかろう。今まで行った店でも満足感は確かに得られた。ただ、幅広いジャンルの料理でそれを確実に与えてくれる店を私は今まで知らなかったのだ。しかもこの価格で。べた褒めか。その通り、べた褒めである(笑)
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【11年10月】
地下鉄「新宿三丁目」駅より徒歩10分圏内に立地。ただ、初めて訪問するときにはもう少し時間がかかると思った方が良い。色んなレビュアーが場所がわかりづらい、みつけづらいと書いているが、本当だからだ(苦笑) まさに裏路地にあり、モグラの住処のような地下にこの店は確かにある。
なかなかの人気店らしいのだが、先日、今の自分の強い味方(一応、減量中なんで)である「おでん」について色々調べていたら静岡おでんを提供する店という感じでヒットしたのだった。飽くまでも減量中のごちそうという苦しい理由での訪問であったのだ。だが、訪問し終えた今となっては、減量を終えても通い続けるだろうという思いがふつふつと沸いている。どうやら、西尾さんという店にハマってしまったらしい(笑)
この店、スペース的にはかなり狭い。なので、入店してから知ったのだが静岡おでんや前菜のサラダはセルフサービス制のため取りに行くのが結構、大変だったりする。2人で行くと大体はカウンター席なのだが、横の人とも接触がちだし、椅子も粗雑な感じ出しという有り様なのだが、妙に居心地は良いのだ。不思議な話、ではある。で、この店の一品をあげろと言われれば「酒」であろう。呑めない私が酒をイチオシするのは初めてだが、この店の酒は大丈夫だ。その酒は昆布や梅、かつおぶしを入れて焼酎を注ぎお湯で割ったものなのだが、旨味が凄い。昆布は店主が自ら京都で買い付けた代物のようで、お湯に浸してもヌメりなく、旨味がグググと出てくる出来。私は昆布と梅干が中に入った「瑞恵割り」を呑んだが、時間が経つほどに湧き出てくる昆布と梅干の香りと旨味の前にノックアウト(笑) 酒の量は少ないが、旨い酒というのはこういうものを言うのだろう。安酒が酒だと思わずに済んで良かった。で、おかわりもセルフでできるのだが、私はお湯中心で。それでも十分に素材の旨味を堪能できた。
そのほか、料理はとてもバラエティに富んでおり、どれもこだわりの強さと質の高さがうかがえた。「揚げじゃがバター塩辛のっけ」は後引く出来だし、「さつまあげ」は口に入れた瞬間にぷりんぷりんする食感があり、素晴らしい。静岡おでんにも具材に手羽先がゴロリと入っていて味がしっかりしみており良かった。取りにいくのは少し大変だが、我慢しよう。そして、セルフの野菜サラダにはお茶漬けの素(梅ね)をかける工夫ぶり。野菜にかけて初めて食べたが間違いなかった。色々食べたが基本的に美味いね。西尾さんという店と主人の実力を垣間見た気がした。値段も極めて良心的である。
ということで、初めは大丈夫かと危惧されたが、時間が経つうちに印象は急好転。いつのまにか離れ難い感じになってしまった。初めて行ったのに! 日によって魚の仕入れやメニューも変わるようでもあり、再訪は必至であろう。訪問した時には鰹刺しがあったが、これもかなり肉厚で旨味あり良かった。どうか次の訪問時には、噂の「生しらす」が入荷されていますように。
2位
1回
2012/11訪問 2013/02/24
【12年11月再訪】
その後も何度か定期的に訪問した。肉の質は全くもって問題ない。肉に関しては終着駅であることは疑いはない。だが、新たな客と常連客をあまり不公平に扱う(扱っているように見える)のは良くないかもしれない。同じことも聞き飽きたぜ(笑) 色んな客がいることはわかるが。ということでしばらくはいざ、サラバ。
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【12年7月再訪】
今年2回目の訪問。レバ刺し規制の余波が気になるところだったが、微妙に刺し盛りに海鮮系が加わったりしていた。それも美味かったが。それとステーキの肉質が相変わらず申し分なし、であった。果たして、個人的にこの店を超える店があるのかどうか。刺身の写真はもう撮りません、ので。
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【12年2月再訪】
12年になり初めての訪問。もうこの店の凄みを語るべき言葉は見当たらないようだ(笑) これまでも、今回も、そして今後もこの店の肉のレベルは、私の想定など軽くぶち壊すだろう。今回は初めて「ステーキ」を食したわけだが、食べて噛んだ瞬間に「はい。わかりました。私、今、間違いなく、超一流の肉を食べてしまいました」と口走ってしまったような具合(笑)
ひそかに断言したいのだが、多分あの日、どこかほかの日本の店でこれ以上の質の牛肉はどこにも置いていなかったのではないか。置いていたとしても、それは同水準で括られる筋合いの肉だろう。決して大げさではなく、普通に考えてそう思った。
そして、新メニュー?なのか「ローストビーフ」に初お目見え。写真を見て頂ければと思うが、言うことなし。言うこと、書くこと全くなしだ。店内は相変わらず混乱している。普通の飲食店のような接客は今後も無理だろう。私は一切、期待していない。期待する人は来なくてもよいと思うのだが、それはわがままなのだろうか。どうかこの店に来たら、おじさん達をそっとしておいてほしい。店の御三方を自由気ままに働かせてほしい。ここはとっても大切な「肉の終着駅」なのだから。
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【その後、再々々訪】
初めに訪問して以降に定期的に再訪中。いつ、何を食べても美味いから驚く。やはり特筆はレバであろう。なぜこんなにフルーティーなのか。そして、たかが煮込みの美味さよ。生肉を取り巻く環境は厳しいが、絶対に負けないで欲しい。生でこそ輝く肉があるのだから。まだ見ぬステーキに挑戦する日も近い(かも?)
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【11年3月再訪】
再び訪れたこの店。原則的にどれを食べても「美味い」のが基本線(苦笑) かなり美味い、凄く美味い、とんでもなく美味いで終始した。恐るべき1時間半。ややオーバーに言うなら、自らの人生においてある意味で有史的な時間を過ごした。ここまで客に悟らせるとは。これぞ超一流の証である。今回は裏メニューとして名高い「焼ユッケ」「握り寿司」などを注文。どちらも独創性豊かで味はもう何も言うまい。ただし、もっと美味く個人的に既存の価値観が嬉しく弾けまくったのは、「煮込み」であった。こんなの出しちゃ他店は己との差におののき、皆泣くだろう。私はもう他店では満足できないのではないか。
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【11年2月】
東京都中野区江古田地区にあり、鉄道の駅が近くにはない場所に立地。長い間一度行ってみたいとは思っていたが、営業日と我が仕事との曜日相性などもあり訪問できずにいたのだが、先日ついに念願かなって訪問できた。そして、私はついにこの店で、一流を文字通り上回る“超一流”と遭遇することになる。それ位、この店の訪問前と訪問後では私の中で何かが変わった。まさに今の我々のレベルにとって千載一遇、食べることだけにとどまらない“出会いのダイナミズム”を味わったのだった。
書き始めから異様に盛り上がってしまった(苦笑)ので、料理を振り返ることにする。まずは刺身盛り合わせを注文したが、驚愕したのはレバ刺し。これまで色んなところで色んなレバ刺しを食べたが、決して大袈裟ではなく(むしろ私は大袈裟なことが大嫌い)、一番美味かった。口に入れた瞬間にフルーツにも似た良い香りがしたのは何故だ。味自体も濃厚でまったりとしておりかなりのコク。でも、臭みは全くない。思わず、「どうなっているのか」――とつぶやき、レバ刺しのみを単品オーダーせざるを得ない状況に。他生肉(ハラミ、モモ、センマイ、豚ガツなど)や自家製ハムも含めて文句なし。
そして、串焼きで頼んだ「ハラミ」「豚の上舌」「地鶏」、単品で頼んだ「煮込みハンバーグ」、「つくね」などは他店であれば、それだけで1つの名物商品となり得る質があると判断。しかも、それらを200円位で出すのだからひっくり返る(苦笑) 特に豚の上舌などは、その辺の焼肉屋の牛舌をはるか、はるか下に見据える出来栄え。むしろ、あのサックリとした歯応えは滅多にお目にかかれない。ハンバーグ化したつくねのダイミックな肉汁も凄まじい。それが本当に160~200円だからね。私か店のどちらかが「狂っている、のか?」と呟かざるを得ない(苦笑)
まだ、終わらない。メインの一品でもある「煮物の盛合わせ」に触れなければ。そう、あのテール肉やハチノスなどの内臓、ジャガイモ、にんじん、トマト、丸ごとニンニク、こんにゃくなどが一気に煮込まれ、大皿で出てくる煮物に触れなければ、この口コミを書いている意味がない(笑) 詳細は写真を見て食べてもらうしかないが、煮込まれたテール肉はかつて「名店基準を持つ店」(他口コミ参照)で出会った一品を凌ぐ出来栄え。美味し美味し。ただ、それだけ。
ここまで書いて分かったことは、この店と出会ったことで、私の中で「今までに有り難がって、時には歓声を上げて食べてきた料理とは一体何だったのか」と、根本から問い直すことができる新たな評価軸を得られたということだ。多分、今まで喜んできた店でも部分的にはかなりボッタくられていたか、間違っていたのだと思う。その経験自体を全否定はしないが、満足度は全体的に低下した。つまり、一気に色褪せたのだ。この経験こそ冒険の醍醐味。我々は一流の終わりと、超一流の始まりを同時に経験したのだった。
3位
1回
2012/08訪問 2012/11/16
【12年8月再訪】
久しぶりの訪問。かつて食べていた白レバが、「とろレバ」に変更していた。仕入れなのか、牛レバ刺し規制の余波なのかもしれんが、少し残念だった。が、そこは法を憎もう(笑) ムネやささみの刺身の美しさを含めて、他のメニューは相変わらずの充実ぶり。この値段で、こんなに美味い鶏料理あまり食べられない。しかも量も十分だ。つまり、その時の私の心境は、夢気分だ(笑) 前からわかってはいたが、それはやはり確かだった。
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【12年1月再訪】
またやってきたぜ。この「白レバー」に会うために。「鶏玉丼」を食べるために。そして、この店オリジナルの醤油を味わうために(笑) 結果はまた大満足。いよいよメニュー表全てを食べ切ってしまったおそれ。それでも12年も通うだろうが、さらなる高みに至るには、新メニューの続々追加にも期待しちゃったりして? 欲深い話、ではある。
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【11年11月再訪】
久々の訪問となったが、やはり白レバ刺し、串焼きのとろけ具合とコクにビビりまくり。の、の、濃厚すぎる(笑) 野菜のクオリティに加えて、今回は鶏スープにハマる。こんなスープ飲んじまったら笑い止まらず。また、いくぜ。
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【11年8月再訪】
既に3度目の訪問を果たす。相変わらずとろける白レバ刺し、焼き。今回は梅ささみを初めて食べてみたが、ささみのモッチリ感と梅の酸味が絶妙だぜ。鶏玉飯や鶏茶漬けを超える〆の一品を最近の私は知らない。
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【11年7月】
中野駅南口より徒歩10分歩いた先に立地。この店に行く途中、「神の思し召しのままに料理を出す」(他口コミ参照)という、かつて訪問したことがある北アフリカ・チュニジア料理屋があった。そこから歩いて2-3分のところ。この店、外観はかなりハズレ感がぷんぷんしている(苦笑) 丈ちゃんというネーミング自体がまず1つ。そして、店もさほど広くなく看板なども含めかなり安い感じ。よく、中華料理屋などで「看板は華々しいが、料理に華々しさ無し」という店が散見されるが、この店も初めはそんな類だろうと思ってしまった。が、しかし。複数回訪問してこの店で繰り出される鶏から受けた衝撃からすれば、そんな先入観を持ったことは今や罪深くすら思う。果たしてなんと言葉で表そう。非の打ち所がほとんどない、現状は類まれな名店であることは、間違いない、が。
メニューは基本的に鶏のみで刺身と串焼きが中心になっている。そして、刺身は「3点盛り」だと単品注文より安く好きな部位が選べる仕組み。で、初訪問時は店がイチ押ししている「白レバ刺し」に「むね」「ハツ」などを注文。後日訪問した際には「ささみ」も注文した。いきなり記すが、総評としては、凄まじい出来(笑) 特に白レバは生であれ、焼きであれ「なんじゃ、こりゃあっ!」と良い意味で叫びたくなる衝動を得られた。鶏レバに対するイメージを殆ど持っていなかったのだが、濃厚な旨味というかコクというか、マッタリした味わいは感動的ですらある。その辺りの店の牛、豚レバは完全に足下に見下す出来なのだが、こんなに凄いのか。論じるまでも無く臭みなど微塵もない。一瞬、あまり食べたことの無い「フォアグラ」とはこんなものではないかと思ったが気のせいか。あれは確か肝臓だったはずだが。ただ、食べたことはないフォアグラだが、その辺の店が出すフォアグラよりも、こちらの白レバの方が美味いと思う確信がある(笑) それ位の肉質である。
で、この白レバは当然、焼きも素晴らしい。表面はうっすらと焼かれているが、中はレア状態でとろける出来。それが1本130円で食べられる。カンペキ。で、それ以外にも生の「むね」「ささみ」の素晴らしさよ。どちらもモチモチしているのだが、さっぱりとした肉の味はする。「ささみってもっとパサパサしているんじゃなかったの?」という庶民派感覚はもろくも崩れ去ったのだった。うーんそれにしても、鶏肉ってこんなに美味しかったのかと驚いた。私には珍しくべた褒めに近いが(苦笑)、他串焼きも「つくね」「さび焼き」は十分過ぎる出来。さび焼きは軽く焼いたささみにワサビが少し付けられているのだが、ささみは焼いてもモッチリ感そのままで、極めてクオリティが高かった。
そしてこの店、肉だけでなく野菜と調味料が素晴らしい。おつまみのキャベツが異様にしゃきしゃきしているほか、刺し盛りの付け合せやオニオンスライスのたまねぎが異様に甘い。そして、キャベツをつける味噌や刺身の醤油がまた上出来なのがにくいところ。特に醤油はかなり手の込んだ仕様で濃厚な旨味を感じた。その辺の醤油では間違いない。ちなみにこの食べログ上で醤油を褒めるのは初めてである。
なので、肉、野菜、調味料が合わさった「ネギレバ」や「ささみユッケ」は無論、非の打ちどころがない。ネギレバを食べたら、その食感、そのコクに大体の人は驚愕すると思うが。それ位の出来であった。書いていて思うが、ここまでの衝撃はかつて「一流の終わり、超一流の始まりの店」(他口コミ参照)を初めて訪問した際の驚きに通じている。料理のジャンルも幅広い。ちなみに、鶏茶漬けも美味かったよ。そして、これだけの量を食べても1人3千円くらい。まさか、あの店に肉薄する店が出てくるとは思わなかった。奇しくも、どちらの店も名前の語尾が「ちゃん」である点に(苦笑)、何がしかの巡り合わせを感じざるを得ないのだった
4位
1回
2012/05訪問 2012/05/03
【12年5月再訪】
今年2回目の訪問は初の「ホタテ貝柱カレー、季節の野菜トッピング」で。香辛料群を駆使したルーのオリジナリティは相変わらずというか、唯一の出来だと思う。なので、具材には多くを期待していないのだが、ホタテがかなり肉厚で質高いと感じたのは確かでした。やはり、基本的に文句なし!(笑) 個人的には静かにじっくりと食べていきたいカレーなのだが、客には色んなジャンルの人がいるよう。人気店だから仕方ないのかもしれんが、次は静かな客が多い時に訪問できますように。
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【12年1月再訪】
久しぶりに再訪。そしたら、久しぶりに美味さに驚いた。今回は「チキンカレー」に野菜をトッピングした。ぬ!ぬ!ぬ! やっぱりこのルー最高である(笑) スプーンですくって食べ始めようとすると一瞬、妖し気な香りがするのだが、口に入れたら、オオッと引き込まれる。そしたら、最後まで食べる手止まらず。ごろりとした2つの骨付き鶏肉も身が骨からホロホロと落ちていく具合良く質は高い。野菜も大き過ぎる位だな。どうやったらこんなルーができるのだろうか。今回もまた結局、ライスをおかわり。今のところ、この店だけである。ライスをおかわりせざるを得ないのは。そして、ルーが減っていく様を見るとやけに悲しくなるのは。確実にまた行きまっす。
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【11年8月再訪】
やはり、再訪やまず(苦笑) 先日は、チキンカレーにチーズトッピング。チーズが層を成す具合で量半端無しである。無論、「ライスおかわり!」の展開に。
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【11年7月】
荻窪駅から徒歩10分圏内に立地。カレー業界の中では、相当有名な店である。かなり前から行きたいと思っていたのだが、タイミング等が合わず訪問できなかった。が、今となっては、それも懐かしい日々。1回目の訪問以降、日をほとんど空けずに再訪することになった。恐らく、私はまた数日以内にこの店に出向くだろう。だって、この店のカレーが、私のカレーに持っていた概念を、一から、根底から、ことごとく覆してしまったのだから。
初めて訪問した日は開店少し前に着いたのだが、既に数人が並んでいた。ただ、開店して一回転目に入店できた。店は意外にこじんまりとしており、カウンターとテーブル席が4つ位である。で、席着しメニューを一見。事前にある程度は知っていたが、2~3千円台のカレーがずらりと並んでおり、カレーにしては相当な金額である。さらにシチュー類も同様の金額で少し異次元な感じである。で、かなり値は張るが、せっかく訪問したのだからと思い切り「ビーフタンカレー」を注文。それに、季節の野菜をトッピングした。
待ちながらふと店内を見ると、スパイスを36種類使っている旨の案内や、各種スパイスがピラミッドのように並べられていた。この時点まではまったくどんなカレーが出てくるのかは想像できていなかったのだ。で、数分経ちライス、カレーの順番に別皿で到着。カレーを一見したところ、濃い目で複雑な色が目立つほか、野菜の色も鮮やかである。ライスにも小さめのチーズのようなものも混ざっていたりしている様子。
我慢できずにカレーをかけて、一口パクリ。むむむ。その瞬間、何かが弾けた(笑) 正直に書くと、「な、なんだこれはっ!」と思わず口走ってしまったような出来。カレーであることは間違いないのだが、今まで食べてきた数多くのカレーでは決して得られない感覚にぶち当たった。一瞬、クセのような香り、なんとなく薬にも似た匂いを感じるのだが、その後に一気に引き込まれる力、食べ進めざるを得ない力がこのカレーにはある。多分、これがスパイスの力なのだろうが、味わいは複合的且つ独特。決して辛くはないのだが、色々なスパイスをどうしても感じてしまうのだ。間違いなく、この店でしか食べられない味である。要するに凄く、新しい。初めての感じだ。カレーなのに、「ここまで、違うのか」という思いと共に、今まで食べてきたカレーに対するイメージがガラガラと崩れ去ったのだった。
具材についても言及すると、野菜はオクラやパプリカ、ジャガイモ、かぼちゃなどがゴロゴロしており、食べ応え十分。野菜自体の旨み、甘みも感じられた。そして、肝心の牛タンも形状そのままにゴロリと横たわっていた。煮込まれているためか、軽く噛み切れる具合である。これは良い。良いのだ。ただ、カレーのルーの方がやはりもっと良いのだ(苦笑) そして、カレーはかなりの量があり、結局ライスを追加する事態に。カレーライスをお替りしたのは、久しぶりであった。
そのほかにも、付け合せの玉ねぎのマリネが異常に美味かったりなど色々ある。が、カレーに対するイメージを一から覆した点に個人的には凄い衝撃を感じた。なので以下は略記する。1回目の訪問時には併せて、「ビーフハンガリアン」なるハンガリー料理、再訪時には「仔牛のミルクカレー」を注文した。どちらも基本的には良かったが、シチュー系は値段がかなり張るので少し考えよう。仔牛のミルクカレーはその名の通り、マイルドな感じ。むろん、悪くは無い。が、この店の衝撃は「中辛」以上でこそ、キラキラと輝くと私は思う。
5位
1回
2012/05訪問 2012/06/16
【12年5月再訪】
なんだかんだと間が空いて再訪。再訪と言っても、夜に食事を兼ねて行ったのは初めてだったが。食事のメインは釜飯で、店の名前が付いた「七目(北斎)釜飯」を注文。七目の具材は鮭、イクラ、タコ、しらす、キノコ類などで釜飯の釜だったり、見た目だったり結構本格的な出来。色々と具材のエキスがご飯に染み込んでおり美味し!であった。そのほか、「ダシ巻き玉子」は無難な出来、変わったところでは「鳥肉とトマトのおでん」も注文したが。トマトのおでんを初めて食べた気がするが、甘味が強いダシが染み込んで、それがトマトの酸味と合わさり文字通り甘酸っぱい感じ。ふ~んという具合で悪くなかった。
ま、料理はこんな感じで面白くはあったのだが、やはりここは甘味ですナ。その日の季節は春だったので「春あんみつ」を食べたが。久しぶりにこの店のあんみつを目の当たりにしたわけだが、やはり堂々たるものがあった(よーな気がした) 春だということで、ピンクの桜色に染まったアイスからは桜の香りがふんわり。イチゴも添えられていた。もちろん、作りたての白玉とあんこのクオリティは相変わらずで、つるつる/もちもちとした白玉の食感はナイス!だった。やはり、この店の甘味はかなり品が良く、他店に比べかなり上をいっているし甘味の醍醐味をすごーく感じられる(よーな気がした)。
その日は次第に不慣れなシチュエーションに移行したため、落ち着いてなんていられなかったのだが(私の場合、そう見えないらしいところが困るんだが)。ま、要するに「当たって砕けろ」しかなかったわけサー。そんな時に食べたのが、このあんみつである以上、縁アリと判断した。夏にはかき氷も出るらしいので通わざるを得ず、とりあえずこの夏の目標は3回!と設定しておこう(笑)
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【11年9月】
錦糸町駅より徒歩10分圏内に立地。駅前の通りを左側にまっすぐ歩き、道路に面した一角にこの店はある。先日、錦糸町方面に出向くことがあったのだが、この店は錦糸町界隈ではそれなりに名の知れた店らしい。興味津々で訪問してみたのだった。
メニューを見ると甘味が中心ではあるが昼夜と食事も出しているらしい。へーという感じだが、甘味が中心ではあるようだ。ちらちら見た後でせっかくなので、特製あんみつとしてイチオシしている「七福春日」というあんみつを注文。メニューの横に解説が添え書きされているが、あずきや白玉など色々とこだわっている様子なのが気に入った。なかなか期待はできそうな雰囲気はある。
そして、10分位待ち到着したのだ。いきなりだが、それを一見した時に走った、おおっ!!という軽い衝撃を私は忘れないだろう。この見栄えの良さは一体どうだ。品が良過ぎるゼ(笑) 後方にグレープフルーツの皮が細工されて飾りつけられているのが目を引くほか、緑と白のアイス、あんこ、キウイ、白玉、ピンクの餅状の色合いが美しい。横にはモナカもどーんと添えられており見栄え良し、だ。何から食べ始めるかは迷う感じだが、まずはアイスからひと口パクリ。ぬぬぬ。なんだ! このアイスは。この抹茶アイスの後味のキレは一体なんだ!!(笑)という感じ。抹茶の濃厚で上品な香りがしっかりとあるのだが、口の中ですっと溶ける出来。素晴らしい。しかもそれが何口食べても印象は変わらず驚いた。
噂のあんこもひと口。ぬぬぬ。これもまた濃厚な甘さだ。あんこ自体の量は少なく感じはしたが、確かな質を確認はできた。そして、白玉だ。おおっ! ぷるぷるしているっ(苦笑) 凄く作りたて感がありパクリといくと、噛んだ時のもちもち感が素晴らしい。うぬぬ。この3つの具材が1つの商品に入っているとは。結局、フルーツや寒天含めてこんなテンションで食べ終えることになった。パフェとして侮れない出来である。
そして、先日に早速再訪しちゃった(苦笑) 今回は秋の商品として出していた「月見パフェ」を食べた。もう結論から書く。この月見パフェは、そんな素晴らしい七福春日をも上回る出来と判断した(笑) このパフェには七福春日と同じ抹茶アイス、あんこ、白玉と秋ということで、栗と栗のアイスが加わっていた。見栄えがまた美しい。そして、この栗のアイスが、栗をしっかりと感じる出来でまた良いのだ。嬉しいことに最下層部には抹茶のゼリーがびっしりと入っている。後味のキレの良さは相変わらずで嬉しい。やはりこの店の抹茶は素晴らしい。惜しむらくはこの店は夏にはかき氷を出しており、それは確実に美味いはずだがそれを今夏は食べ損ねたことだ。まあ、いいだろう。それはいつかのお楽しみさ。こんなパフェが出てくるとは。パフェについてはべた褒めで、ただごとではないと感じている。
この「食べログ」に投稿を始めて、1年3ヵ月ほどが経過した。
間違いなく、投稿する前より食べる物、訪問する店の種類と数が増えているが良いのか、悪いのか。
まだまだ見習いレベルだが、とりあえずの現状の到達点記録として、マイ・ベストレストランを並べておこう。
来年の今頃は、この5店が全て欄外になるような様々な冒険をしていることを、個人的には期待している。
ただ、この5店が「それほど簡単に欄外になるような店ではないはずだ」ということも、現在の私は信じているが。
多分、その思いはある程度当たるだろう。
こんなことになってしまっているが、ハマってしまったものは仕方がない(笑) 少しだけ面倒な話でもある。
火胃俗皇・K