レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/04訪問 2014/05/29
【14年4月再訪】
かなり久しぶりに訪問。開店前から1時間以上並んだぜ!(苦笑)
「煮込み」「肉どうふ」など相変わらずのクオリティ。
味付けは全般的に甘みが強めだと気付いたが、
楽しく夜は更けていった。それは確かだ。
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【13年1月再訪】
12年末に知り、早3度目の訪問(笑)
毎回違う料理を食べているが、全て美味し!である。
特に「ぶり大根」が素晴らしくマストだ。
「かきどうふ」もスープにかきの旨味がふんだんに移転しておりナイス。
そして安いよねホントに。
一体店の奥でどなたが作っているのか、それはわからないけれど(笑)、
まだまだ行くぜ!
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【12年12月】
地下鉄「月島」駅より徒歩5分超に立地。
もんじゃ焼き屋が立ち並ぶ通りを歩いた先の左側にこの店はある。
いや。その他もんじゃ焼き屋と同列に「この店」と
単純に書いてしまってよいのか少し迷った。
この店は明らかに、その他の店と一線を画しているためだ。
訪問の目的は「煮込み」だった。なんでも東京3大だか、
5大煮込みの1つらしかったから。
初めて訪問した日は土曜日で、寒いなかを約2時間近く待ったわけだが。
中に入り食べた牛煮込みだが、確かに美味しだった。
色んな種類のモツが濃い目の味でトロトロに煮込まれていた。
色は味噌か何かで煮込まれたような茶色である。
食べている途中、ほどよい食感と共に、モツ独特のクセも少し感じたが、
これは意図的かもしれぬナ。
クセがあるから惹きつけられる側面は確かにあり、
私もこういう方が好みであった。
それでもまあ、煮込みは「想定内」としよう。東京●大煮込みなのだから(笑)
それよりもここから先の料理は、
ほぼ「想定外」の美味さだったからビビったのサ。
その筆頭は「里芋といかの煮付け」「ぶり大根」であった。
この2つの料理は、食材が新鮮なのは当たり前として
「この煮汁は一体なんなのか」と、食べた瞬間にやや仰け反り、
何度も問わずにはいられなくなってしまった。
店はそんなに広くないが、そう反応せざるを得ない力強さを感じた。
もちろん料理によって煮汁の味は微妙に違ったわけだが、
大体にして少し甘くて塩辛くあるのだが、
その塩梅がつまりは絶妙でしかない(笑)
その他、「煮付け」られた「きんめ」「銀だら」「肉どうふ」
も煮汁の塩梅が絶妙であり全て美味しで驚いた。
で、この店煮付けだけでもなく、焼きもかなりのクオリティ。
それは例えば、「鮭ハラス焼き」で身はふわふわと軟らかく
脂がしっとりしている一方、皮はバリバリに焼かれていてこの差がナイス。
私の好物の1つである「アジの南蛮酢」も
その日は半分しかなかったのだが確かだった。
日本酒党の方が絶賛していたのは「煮こごり」で、
確かに煮こごりを口に含みつつ、
日本酒を飲むと旨味が口の中で拡散して面白いナと思えた。
その他も色々食べたがおしなべて高品質。
とにかく、こんなに煮物が美味しいと思った店は初めて。私初体験(笑)
店の雰囲気や女性陣の接客ぶり、そして破格な価格設定、
調理者が一切不明な点などの神秘性(笑)も加味すると、
この店はタダモノではない。
少なくとも、その辺のもんじゃ焼き屋や居酒屋とは同列に語れる店ではない。
そんな気がした。そんな店に12年中に出会えたことは幸せでしかないとも。
だからこその、☆5つ。
2位
1回
2013/07訪問 2014/04/14
【13年再訪】
その後、13年に何回か訪問した。
行くたびに魚が大量放出され「おいおいまじか」という展開に(笑)
2人だとよほどの大食漢でないと全て平らげるのは難しいかもしれぬが。
料理自体は漁師飯的なノリで、素材そのものを喰らえという多少荒々しい感じではある。
ワタシハスキダガ。それは確かだ。まあでも安いよね。そう思います。
その後、予約していませんが、またいつか行けるのだろうか。
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【12年10月再訪】
先日、夜2回目の訪問が叶ったわけだが、間違いなく素晴らしい質の多くの種類の魚が、
圧倒的な量で、目の前に押し寄せてきた(笑)
基本的に全て美味かったのだが、マグロのトロ、アン肝の旨みの濃厚さ、コクが忘れられない。
鮎の唐揚げというか丸揚げ、カジキマグロの焼き物なんかも、すば抜けた美味さがあった。
〆には本物の毛蟹が出てきたりビックリしまくり。
これで食べ物だけの値段が4千円いかないなんて、やはり信じられない(笑)
さすが、火胃俗皇が☆5つを付ける店だと自画自賛しても、この店なら多くの人に許されるだろう。そんな店だ。
そんな少し信じられないくらいの質がある店だ。
ただかなり人気が出ており、次回予約は来年のいつかになってしまった。もう桜が咲いていたりしてネ(笑)
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【12年7月再訪】
昼の訪問から3カ月経った先日、夜にやっと訪問が叶った。
振り返ると、訪問前から「この店の夜は良いのではないか、期待が持てるのではないか」という予感はあった。
予感はしていたのだ。それは、これまでに色々な店を周ってきた故の感覚だったのかもしれない。
でも、その感覚、いや私の馬鹿な驕りは訪問を経て料理を食べるうちに当たり前のように、
ことごとくぶち壊されることになった。それも良い方向に、だ。
ここまで「予感」と「想定」をポジティブに裏切られるとは。久々だ。
目の前に現われた5ツ星のオールスター。この店は昼ではなく、文句なく夜だろう。
夜にベールを脱ぐ『魚の王様』であった。
出てきた料理は何だったろうか。まずはざっと振り返ろう。
この店の夜はコースのみなのだが、「バイ貝、煮魚」が前菜。
その後に「ハモの梅あえ」「岩カキ」「フグの白子」「稚鮎の唐揚げ」「ハマグリの酒蒸し」
「マンボウの炒め物」「カツオのたたき」が続々と登場。
さらにメインに「刺身の盛り合わせ」「金目鯛の煮付け」「団扇(うちわ)海老」が次々に出てきたのだ。
そしてコースの値段はなんと、たったの3,600円!
今これを書いているだけでも、思い出して、少し笑ってしまうのだが、
それは俺が可笑しいからではないだろうと思う(笑)
とにかく量は凄い。これでもか、これでもか! これでもか!!と高級な魚達が続々と登場する。
ハモとか白子とかハマグリとか、稚鮎とか金目鯛とか団扇海老とか、
普通はそんなに食べたことないはずだし、ありえないんですが(笑)
そして、魚の鮮度・質も一切の妥協無しだ。
出された魚料理は大体全て、食べた直後に驚いてのけぞってしまった具合だが、特に驚いたのはフグの白子か。
食べた瞬間に口の中にクリーミーで濃厚な旨みが一気にあふれる感じで「なんだ、こりゃあっ!」という反応。
刺身にしても「ウニ」「アワビ」「しめサバ」「カレイの昆布締め」「マグロ」「鯛」などがどっさり。
ウニはとにかく味が濃く、アワビの歯応えは今まで食べてきたものの中で最もコリコリとしていて、
マグロやカレイはねっとりとした食感と共に旨みが広がって、など非のうちどころ無しだ。
好物のしめサバも厚みもあるし大ぶりで文句なしの出来っス。
それと、意外なところでは、初めて食べたマンボウの食感がホルモンのような具合だったのには驚いた。
そして、もちろん金目鯛の煮付け、団扇海老も美味かったナ。美味さは写真を見ればもうわかるだろう。
刺身の盛り合わせを含めて、この3品はそれ単体で他飲食店なら十分メインを張れる一品だと思ったが、
この店はそれが全部出てくるんで。繰り返すが有り得ない(笑)
ここまで豪快に、世の中一般の飲食店と大きく違うことをやられると、
食べている途中からだんだんと頭の中が冷静さを欠いてくるというか、麻痺してくるというか、クラクラしてきたのは確かだ(笑) 俺が違うのか、この店が違うのか。間違いなく後者の方が大きく違うだろう。
値段も含めて、これくらいの衝撃を素人に与えられる店こそ、名店と呼ぶにふさわしい。
こういう店でないと5ツ星はつけられない。そんな店に久々に出会うことが出来て良かった。嬉しかった。
次回の訪問は12年末を見据えた時期の予定です(笑)
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【12年4月】
地下鉄「浜町」駅より徒歩5-10分圏内に立地。
大きな劇場を横目に人形町方面に直進して、道を少し曲がった先にこの店はある。
外側からは普通の民家のように見えるのだが小さい看板が目印のよう。
凄く店の評価が高かったので、先日この辺りを訪問した時に立ち寄ってみた。
一応、開店時間から数分しか経っていなかったと思うが、店内は既に満員状態(笑)
店内は広くなく席数が少ないのが要因かとも思うが、
その後もどんどん客がやってくるところを見ると噂は違っていない感じ。
この日のランチは違う魚料理が3-4種類あったが、迷わず「かれいの煮付け」を選択。
煮物とか煮魚とかすごーく好きなので(笑) ご夫婦で切り盛りしているようでかなり忙しそう。
少し混乱気味にご飯やみそ汁などとともに運ばれてきた。
一見したところ、かれいの大きさはなかなか。そして、しっかりと味がしみているようで美味そうである。
かれいの身も箸ですぐに骨からはがれる具合。
そのままパクリといくと、やっぱり味がしみていて美味しである。味自体は甘さと塩加減がちょうどよい感じ。
身も結構肉厚で、ご飯にかけて食べるとどんどん進み楽しめた。
ま、そんな感じ。値段も他ランチにくらべると少し安い位でその点も良いことは良い。
でもランチに限ると評価は少し高いナ、と思い夜を都合の良い曜日で予約してみたら3か月後!でした(苦笑)
夜は3千円台のコースのみで、真価が発揮されると思うので今から凄い楽しみではあるが。
3位
1回
2012/11訪問 2013/02/24
【12年11月再訪】
その後も何度か定期的に訪問した。肉の質は全くもって問題ない。肉に関しては終着駅であることは疑いはない。だが、新たな客と常連客をあまり不公平に扱う(扱っているように見える)のは良くないかもしれない。同じことも聞き飽きたぜ(笑) 色んな客がいることはわかるが。ということでしばらくはいざ、サラバ。
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【12年7月再訪】
今年2回目の訪問。レバ刺し規制の余波が気になるところだったが、微妙に刺し盛りに海鮮系が加わったりしていた。それも美味かったが。それとステーキの肉質が相変わらず申し分なし、であった。果たして、個人的にこの店を超える店があるのかどうか。刺身の写真はもう撮りません、ので。
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【12年2月再訪】
12年になり初めての訪問。もうこの店の凄みを語るべき言葉は見当たらないようだ(笑) これまでも、今回も、そして今後もこの店の肉のレベルは、私の想定など軽くぶち壊すだろう。今回は初めて「ステーキ」を食したわけだが、食べて噛んだ瞬間に「はい。わかりました。私、今、間違いなく、超一流の肉を食べてしまいました」と口走ってしまったような具合(笑)
ひそかに断言したいのだが、多分あの日、どこかほかの日本の店でこれ以上の質の牛肉はどこにも置いていなかったのではないか。置いていたとしても、それは同水準で括られる筋合いの肉だろう。決して大げさではなく、普通に考えてそう思った。
そして、新メニュー?なのか「ローストビーフ」に初お目見え。写真を見て頂ければと思うが、言うことなし。言うこと、書くこと全くなしだ。店内は相変わらず混乱している。普通の飲食店のような接客は今後も無理だろう。私は一切、期待していない。期待する人は来なくてもよいと思うのだが、それはわがままなのだろうか。どうかこの店に来たら、おじさん達をそっとしておいてほしい。店の御三方を自由気ままに働かせてほしい。ここはとっても大切な「肉の終着駅」なのだから。
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【その後、再々々訪】
初めに訪問して以降に定期的に再訪中。いつ、何を食べても美味いから驚く。やはり特筆はレバであろう。なぜこんなにフルーティーなのか。そして、たかが煮込みの美味さよ。生肉を取り巻く環境は厳しいが、絶対に負けないで欲しい。生でこそ輝く肉があるのだから。まだ見ぬステーキに挑戦する日も近い(かも?)
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【11年3月再訪】
再び訪れたこの店。原則的にどれを食べても「美味い」のが基本線(苦笑) かなり美味い、凄く美味い、とんでもなく美味いで終始した。恐るべき1時間半。ややオーバーに言うなら、自らの人生においてある意味で有史的な時間を過ごした。ここまで客に悟らせるとは。これぞ超一流の証である。今回は裏メニューとして名高い「焼ユッケ」「握り寿司」などを注文。どちらも独創性豊かで味はもう何も言うまい。ただし、もっと美味く個人的に既存の価値観が嬉しく弾けまくったのは、「煮込み」であった。こんなの出しちゃ他店は己との差におののき、皆泣くだろう。私はもう他店では満足できないのではないか。
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【11年2月】
東京都中野区江古田地区にあり、鉄道の駅が近くにはない場所に立地。長い間一度行ってみたいとは思っていたが、営業日と我が仕事との曜日相性などもあり訪問できずにいたのだが、先日ついに念願かなって訪問できた。そして、私はついにこの店で、一流を文字通り上回る“超一流”と遭遇することになる。それ位、この店の訪問前と訪問後では私の中で何かが変わった。まさに今の我々のレベルにとって千載一遇、食べることだけにとどまらない“出会いのダイナミズム”を味わったのだった。
書き始めから異様に盛り上がってしまった(苦笑)ので、料理を振り返ることにする。まずは刺身盛り合わせを注文したが、驚愕したのはレバ刺し。これまで色んなところで色んなレバ刺しを食べたが、決して大袈裟ではなく(むしろ私は大袈裟なことが大嫌い)、一番美味かった。口に入れた瞬間にフルーツにも似た良い香りがしたのは何故だ。味自体も濃厚でまったりとしておりかなりのコク。でも、臭みは全くない。思わず、「どうなっているのか」――とつぶやき、レバ刺しのみを単品オーダーせざるを得ない状況に。他生肉(ハラミ、モモ、センマイ、豚ガツなど)や自家製ハムも含めて文句なし。
そして、串焼きで頼んだ「ハラミ」「豚の上舌」「地鶏」、単品で頼んだ「煮込みハンバーグ」、「つくね」などは他店であれば、それだけで1つの名物商品となり得る質があると判断。しかも、それらを200円位で出すのだからひっくり返る(苦笑) 特に豚の上舌などは、その辺の焼肉屋の牛舌をはるか、はるか下に見据える出来栄え。むしろ、あのサックリとした歯応えは滅多にお目にかかれない。ハンバーグ化したつくねのダイミックな肉汁も凄まじい。それが本当に160~200円だからね。私か店のどちらかが「狂っている、のか?」と呟かざるを得ない(苦笑)
まだ、終わらない。メインの一品でもある「煮物の盛合わせ」に触れなければ。そう、あのテール肉やハチノスなどの内臓、ジャガイモ、にんじん、トマト、丸ごとニンニク、こんにゃくなどが一気に煮込まれ、大皿で出てくる煮物に触れなければ、この口コミを書いている意味がない(笑) 詳細は写真を見て食べてもらうしかないが、煮込まれたテール肉はかつて「名店基準を持つ店」(他口コミ参照)で出会った一品を凌ぐ出来栄え。美味し美味し。ただ、それだけ。
ここまで書いて分かったことは、この店と出会ったことで、私の中で「今までに有り難がって、時には歓声を上げて食べてきた料理とは一体何だったのか」と、根本から問い直すことができる新たな評価軸を得られたということだ。多分、今まで喜んできた店でも部分的にはかなりボッタくられていたか、間違っていたのだと思う。その経験自体を全否定はしないが、満足度は全体的に低下した。つまり、一気に色褪せたのだ。この経験こそ冒険の醍醐味。我々は一流の終わりと、超一流の始まりを同時に経験したのだった。
4位
1回
2012/02訪問 2012/04/29
【再訪12年2月】
1カ月も経っていないのに再訪(笑) 「それも仕方ないだろう」と2回目の訪問を終えて、思ってしまった。今回は前回食べていなかった「プタイ・カレー」「バター・プローン」などを食べたのだが、香りや味や刺激はいずれも複雑で独特な感じ。辛いと思ったら塩辛くなり、でもなんか甘いね、酸味もあるね、となる。それが独特の香りと相まって広がるのだ。ぬぬぬ!ワケわからん(笑)
2回目で改めて感じたのだが、これは良い意味で料理に摩訶不思議な味わいがある、ということカモ。そんな味わいは、他店の追随を容易には許さないと思えるオリジナリティ。だからこその星5つだ。美味いのは書くまでもないのだが、その中でも一番印象に残ったのは、やはりバクテーだったわけで(笑)それも報告しておこう。
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【12年1月】
祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩15分位に立地。駅からは結構遠いが、商店街を一直線にひたすら歩き抜け(途中に木梨サイクルを横目にみる・笑)、その後に左に曲がり住宅地の中をとぼとぼ歩くとこの店はある。 早くも結論だが、もう何と表現しよう。この店のカレーを。この素晴らしき独創性を。こんな類まれな感情の創出を私は待っていた。そしてこんな思いが出来るなら、わ た し は た べ る こ と を や め る わ け に は い か な い。そう改めて思わせてくれた。そんな店であった。店を営む夫妻に感謝。接客もスバラシ。
いきなりテンションがかなり盛り上がってしまったが(笑)、その感情はオーバーではなく偽りはない。特にこの店の「バクテー」に、非はつけられない。初めて飲んだ時の衝撃はそれくらいに凄かった。主にはシイタケから抽出するのだろうが、この深い深いそして複雑な旨みはどうだ。他にどこで食べられるというのだ。この「グリーンカレー」の完成度はどうだ。少し粉っぽい感じ残る独特な出来なのだが、うおっ! このマッタリした具合が素晴らしい。凄くすご~くレベル高いよね。そして、「サンバル・プタイ」という料理なのだが、プタイと言う豆系?の食材が干しエビなどと独特の香りを出す調味料と一緒に炒められていた感じ。食感が面白く味に多少の発酵系のクセがあり、オリジナリティ満々。いやいやはまっちまうゼ。
そうだ!興奮のあまり忘れていたが(苦笑) これらの料理の前には「ピリパリ唐辛子」「チリポテト」を食べていたのであったが、これも本当に美味し(笑) ピリパリ唐辛子は見た目通り、唐辛子を乾燥させたものだと思うのだが、確かに少しピリッとする具合だが、初めての食感と味わいが広がる。ほぼ、おつまみレベルだが推して知るべしである。
ぬぬぬ止まらず。バクテーとグリーンカレーで1杯目のライスは完食しちまったのだが、続けて「クーバー・フォー」「トムヤム・ソーセージ」を注文。それと半ライス。クーバー・フォーはあまくマッタリしたスープにそうめんが入っており、やや書き飽きてきたが(苦笑)、美味しである。トムヤム・ソーセージは具材にじゃがいもがまるまる1個、ニンジンがほぼ1本、ぶっといソーセージが1本そのまま入っており、ビビるくらいの見栄え。こんな料理は「やっちゃん」の煮物盛り合わせ以来の衝撃である。無論、完食はしたわけだが(さすがに最終盤はきつかったが・苦笑)
そして、デザートは「ドリアンアイス」と「チャイ」が。ドリアンアイスは独特の香りあり初めての味わいであった。こんなアイス出すところないよ。そしてさ、チャイも上品な感じ強くほかと違うよ。初めから!最後まで!中だるみなくこんな感じ。こんな驚き、世界を撃ち抜くような感情をこれから先、あと何回味わえるのだろうわたしは。
5位
1回
2012/09訪問 2016/01/14
【12年11月再訪】
またもやお久しぶり。初めてのメニュー表で見た、ぶりトロとネギのチーズ焼きとか相変わらず美味しであった。あと「骨なしアジフライ」も。それとイチゴ割りで。私これだけで良いわ。やはりこの店は気遣いを含めて極めて繊細だ。つまりそれが、センスなのだろう。
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【12年8月再訪】
かなり久しぶりに再訪。覚悟はしていたが、店内のなかなかの熱気に笑う。それでも、繰り出される料理は相変わらずの質で満足度高しであった。やはり「初島岩のり丼」は外せない。それを再確認した。あと私はイチゴ割を。今の訪問ペースだと3-4回行くと1年が経つな。次は年末を見据えた時期になりそう。
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【12年2月再訪】
12年初の訪問。今回は初の鍋料理である「ジンギス豚」に遭遇し、やっぱりビックリ(笑)登場した時のビジュアルに凄いインパクトあり、味はタレは甘味と辛みがほどよく同居。厚みある豚肉は野菜同様に甘く、雑炊まで食べ切ってしまった。初めて飲んだ「イチゴ割」は、私にはそれで十分な酒で、「千寿ねぎ」の甘さとかねぎなのに有り得ないんですが。毎度毎度のサプライズで、もう驚き疲れた(笑) ああ、はらくるし。
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【11年12月再訪】
また行ったゼ。写真ちょっと追加。今回は「ねぎとろ刺しカナッペ」のビジュアルに驚き。あろうことか、山芋のつけもんを食べ忘れてしまったが、お気は確かでしたか俺。それにしても、結構な人気店の様子で相変わらず。これだけの店なら、仕方ないよね。
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【11年11月再訪】
2回目の訪問となった今回は、念願の「生しらす刺」がお目見え。小さい魚なれど、舌に絡みつくようなもっちりとした食感、静かに膨らむ上品な生の旨みが良い。今回は、1回目の訪問時には食べ切れなかったメニューを中心に頼んだ。前回はハズレ無しだったわけだが、今回については――やっぱり、全てアタリでした(笑)
なんと書けば良いのだろうか、どの料理も洗練されている気がした。前提にあるのは食材や品物に対する目利き力と、それを生かす調理の技術なのだろう。ちょっとした手加えこそが実は凄いのではないかと感じた。それがいかんなく発揮されていたのが「初島岩のり丼」で、その複雑且つ繊細な味わいにどハマり。前回も頼んだ「揚げじゃが(この日はサツマイモ)バター塩辛のっけ」もサツマイモの甘味と塩辛が異様なマッチング。素材の目利きについては、「山芋のつけもん」を食べればすぐにわかる。なんだ、このシャキシャキし過ぎた歯応えは!と初めての体験であった。
料理を一つ食べ、酒を一口飲んだ後で「なるほど」「凄い」「そういうことか」と満足を逐一与えてくれる店はそうそうなかろう。今まで行った店でも満足感は確かに得られた。ただ、幅広いジャンルの料理でそれを確実に与えてくれる店を私は今まで知らなかったのだ。しかもこの価格で。べた褒めか。その通り、べた褒めである(笑)
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【11年10月】
地下鉄「新宿三丁目」駅より徒歩10分圏内に立地。ただ、初めて訪問するときにはもう少し時間がかかると思った方が良い。色んなレビュアーが場所がわかりづらい、みつけづらいと書いているが、本当だからだ(苦笑) まさに裏路地にあり、モグラの住処のような地下にこの店は確かにある。
なかなかの人気店らしいのだが、先日、今の自分の強い味方(一応、減量中なんで)である「おでん」について色々調べていたら静岡おでんを提供する店という感じでヒットしたのだった。飽くまでも減量中のごちそうという苦しい理由での訪問であったのだ。だが、訪問し終えた今となっては、減量を終えても通い続けるだろうという思いがふつふつと沸いている。どうやら、西尾さんという店にハマってしまったらしい(笑)
この店、スペース的にはかなり狭い。なので、入店してから知ったのだが静岡おでんや前菜のサラダはセルフサービス制のため取りに行くのが結構、大変だったりする。2人で行くと大体はカウンター席なのだが、横の人とも接触がちだし、椅子も粗雑な感じ出しという有り様なのだが、妙に居心地は良いのだ。不思議な話、ではある。で、この店の一品をあげろと言われれば「酒」であろう。呑めない私が酒をイチオシするのは初めてだが、この店の酒は大丈夫だ。その酒は昆布や梅、かつおぶしを入れて焼酎を注ぎお湯で割ったものなのだが、旨味が凄い。昆布は店主が自ら京都で買い付けた代物のようで、お湯に浸してもヌメりなく、旨味がグググと出てくる出来。私は昆布と梅干が中に入った「瑞恵割り」を呑んだが、時間が経つほどに湧き出てくる昆布と梅干の香りと旨味の前にノックアウト(笑) 酒の量は少ないが、旨い酒というのはこういうものを言うのだろう。安酒が酒だと思わずに済んで良かった。で、おかわりもセルフでできるのだが、私はお湯中心で。それでも十分に素材の旨味を堪能できた。
そのほか、料理はとてもバラエティに富んでおり、どれもこだわりの強さと質の高さがうかがえた。「揚げじゃがバター塩辛のっけ」は後引く出来だし、「さつまあげ」は口に入れた瞬間にぷりんぷりんする食感があり、素晴らしい。静岡おでんにも具材に手羽先がゴロリと入っていて味がしっかりしみており良かった。取りにいくのは少し大変だが、我慢しよう。そして、セルフの野菜サラダにはお茶漬けの素(梅ね)をかける工夫ぶり。野菜にかけて初めて食べたが間違いなかった。色々食べたが基本的に美味いね。西尾さんという店と主人の実力を垣間見た気がした。値段も極めて良心的である。
ということで、初めは大丈夫かと危惧されたが、時間が経つうちに印象は急好転。いつのまにか離れ難い感じになってしまった。初めて行ったのに! 日によって魚の仕入れやメニューも変わるようでもあり、再訪は必至であろう。訪問した時には鰹刺しがあったが、これもかなり肉厚で旨味あり良かった。どうか次の訪問時には、噂の「生しらす」が入荷されていますように。
6位
1回
2012/11訪問 2012/11/16
「大山」駅より徒歩すぐに立地。駅前の商店街を道なりに歩き右に曲がったすぐにこの店はある。上板橋店と同じようになんとも言えない手書き風の字体で「ひなた」と書かれた看板が目印かも。大山店の方がかなり広々としていてナイスである。
今夏以来、このひなたグループへの訪問は3度目となるが、毎回高い満足度を得られることが今回の訪問でもよーくわかった。よーくわかったヨ(笑) 美味い。そして安い。そして、メニューが豊富だ。やはり、自由が漂っている。何より予約不要で待っていれば入れるのが嬉しい。
今回も基本的に全てハズレ無し!だったわけだが、初めて食べたものを中心に説明を書いていこうと思う。食べて最も驚いたのは「パテド・カンパーニュ」だった。肉や脂などを色々と固めて作っているとみられるが、相当大きく分量ありゴツイ感じ。それを箸で崩しながら食べるわけだが、なかなか得体が知れない食べ物であることも認めるが(苦笑)、濃厚感がたっぷり。ややジャンクな感じも好ましい。強いて言えば始めに頼むべきだった。今回は既に腹苦しに近い状態となってきた最後の方に頼んだから(苦笑)
そのほか大山店独自なのか、グラタンメニューを初めて目撃。何種類かあったのだが、「ブルーチーズとりんごとさつまいものグラタン」を頼んでみたところ、食べる前からブルーチーズの香りがぷんぷんで驚いた。どうやら本物のようだ(笑) で、食べてみたら凄~くチーズが濃厚。というよりもチーズのみで十分食べ進められるほどの存在感だ。そのチーズの塩気と甘いりんごとさつまいもとの相性も良く、「やきとん屋でどうしてこういう料理が」との思いがふつふつ。同様に美味かったのは「ブリ大根」であった(笑)この料理があること自体が驚きだが、身の厚いぶりが大根とともに甘塩辛く煮つけられており、出来はナイス。激しくハマった。それは事実だ。
これ以外にも「メンチカツ」「カキフライ」「ハラミ軟骨の唐揚げ」とか完成度高し。皆基本的に大ぶりでサックサック、プリップリである。それと看板メニューの「彩野菜のバーニャカウダ」も盛り付けは上板橋店と少し違っていたものの、質は変わらず。無論、串焼きのレベルも他店に劣るわけもなく、勝るに違いないレベルで、ぬぬぬぬ! 料理の多様さ、スキのなさ、得られる満足感、こんだけ食べて1人3千円で済むという財布へのやさしさなど色々加味すると、これはもうただのやきとん屋ではあるまい。新次元のやきとん屋に違いない(笑)
ほぼ何事もなく、無事に食べ歩くことができた1年だった。その点は幸せだった。
振り返ると1年通してラーメン屋をベースに、前半はタイ料理やハンバーガー、夏以降は魚介系、やきとん、居酒屋系の新規開拓が多くなった。我が生活水準と同様に、大衆店への訪問が多かったナ。あ、夏はかき氷もありましたわね(笑) まー楽しかった。
ただ、これだけ多くのラーメン・つけ麺屋に訪問したにも関わらず、マイ★ベストレストランに該当無し!という事実を振り返った時、ラーメン・つけ麺のポテンシャルの低さを改めて指摘せざるを得ない。事実、私は年途中からラーメン・つけ麺に関しては「一切高望みせず」というスタンスを貫いた。そのため、かなり上位にランクインされているラーメン屋に訪問し、長時間並んだにも関わらず、満足度が低く終わった場合でも、傷は浅く済んだと思う。要するにこれまでは過度な期待をしていたのであり、それが過度な期待だったと1~2年経ちやっと知ることができたとすれば、それは有意義だったのか。そのことを知るために2年近くも費やしたのかーー。10人中8人程度は、間違いなく無駄なことだと指摘するだろうが、個人的には「それはそれで有意義だった」と思い込むことにした(勝手にやってろ!という指摘はここでは一応無視する・苦笑)
マイ★ベストレストランにランクインした店の中では、昨年に続いてランクインしている店もあるが、12年に新たに出会った店も並んでいて嬉しい。2年続けてランクインした店は個人的には間違いなく名店だと思えるし、事実、誰に紹介しても驚きを伴いつつ喜ばれた。それは確かだった。その確かさは、来年の今頃になっても色褪せないと信じている。
しかしながら。致命的なことに食べログを通じた行為にやや疑問符が生じてきてしまっている(苦笑) つまり、食通とかグルメとかを気取ったりプチ自慢する人が鼻につくように思い始めてしまったのも事実で、年後半にかけて投稿ペースはガクンと落ちたのはそれが影響している。飽きっぽい私にとって2年超も投稿が続いたこと自体が既に好プレーなわけで、こういう症状は公私の取り組みのなかでも良く生じているのだが(私を知る人はご承知だと思うが・笑)、一時的なのか、恒久的なのかはわからん。
まあ食べることや文章を書くことや写真を撮ることは好きなのでやめないとは思うが。てなわけで、最近はファストフードばかり食べているのだが、それで十分カナと思う自分も少なからずいるから人間って変わりますのネ(笑) ただ、食べログ上に写真だけ投稿している店が今現在、60軒超あるので(苦笑)、仮にも火胃俗皇を名乗った者のケジメとして、かなりゆっくりとしたペースにはなるだろうが、文章を伴ったカタチにはしようとは思うが(でも、メンドクセーなー・笑)
火胃俗皇・K