カケスタ★たかひろさんが投稿したエルルカン・ビス(神奈川/湯河原)の口コミ詳細

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<kakesta★カケスタ>

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カケスタ★たかひろ (40代後半・男性・静岡県) 認証済

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エルルカン・ビス湯河原/フレンチ

2

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.4

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.0
2回目

2018/11 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

「エルルカンビス」竹林に囲まれて過ごす至福の湯河原バースデーランチ!

湯河原の竹林に囲まれ幻想的な世界感を醸し出し、日本情緒と洗練された和の技法を取り入れた本格フレンチを提供してくれる「HERLEQUIN BIS(エルルカンビス)」でのバースデーランチへ!

こちらには、2010年に初来店して以来、何度も記念日等のお祝いで訪れておりますが、やはり一番の思い出としては「プロポーズを受けた最高の思い出の場所」になります!

プロポーズ当日、旦那様からのサプライズということで、オーナーシェフの伊東淳一(JUNICHI ITO)さんをはじめ、マダムやスタッフの皆さんを巻き込んでの盛大なプロポーズ大作戦は大成功に収まり、涙涙の感動のフィナーレを迎えたことを今でも昨日のことのように思い出します!感動のシーン再び!

そして、何度訪れても飽きの来ない安定のクオリティと、訪れる度に温かなおもてなしの心で出迎えてくださり、幾度もの感動をくださる伊東シェフの料理の数々に感謝しています!

そんな素敵な思い出が詰まった大好きなレストランにて、今回は45歳の誕生日を祝して、もう一つの幻のドン・ペリニョンと呼ばれるChampagne「J.M.ゴビヤール ブリュット トラディション(J.M.gobillard Brut Tradition)」にて乾杯!

伊東シェフには以前もご協力して頂きましたが、今回もわたし達Lade Gourmet & Hotel Web Magazineが企画する『器と旅するシリーズ』をお願いし、企画第一弾として登場した陶芸家の「釋永 岳 (Gaku Shakunaga)」の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインを誇るシャープな器と、企画第二弾で参加して頂いた下尾 和彦 (Kazuhiko Shimoo)さん&下尾 さおり (Saori Shimoo)さん御夫婦のユニット作家「Shimoo Design」の「日本の美」を象徴し、合理的且つ美しさを忘れない木製器とコラボしていただくことに!

卓上に広げさせて頂いた器を一点一点確認しながら、楽しそうに選別される伊東シェフ!何と!今回は「木漏れ日のランチ」3,500円(消費税・サービス料別)の全ての料理とコラボしてくださいました!

店内は、真っ白な漆喰の壁に墨色の天然石が並ぶ床、竹林を見渡す窓ガラス越しに落ち着いた色調のテーブル席が45席用意され、非日常を味わうに相応しく静かな時を刻み、優雅なランチタイムが始まります!

日本の風情溢れる優雅な竹林は、日本人が本来持つ「静の心」と「動の心」が存在すると伊東シェフは考えられており、こちらでは、その情緒を大切に無駄なものを無くし本当に必要なものだけを誂え、豊かでゆったりとした時の流れの中、幸せだと感じられる瞬間を過ごしていただきたいと願われているのです!

この日は、雨露をしっとりと含んだ竹林が、いつもより一層色濃く輝いており、心から安らぐ「日本の情緒」を堪能しながらの至福のひとときの始まりです!

[木漏れ日ランチ~Menu~]
①アミューズ・ブーシュ「パニプリ、サラミ、自家製ピクルス」×「釋永岳 mars himawari」
インド料理の定番おやつとして知られる「パニプリ」には、ひよこ豆、ボロネーゼ、フロマージュブラン、ミントのスープにミントを添えて!
カリカリ食感の中に異国情緒溢れるスパイスの香りが満載で、とても爽やかなフィンガーフード!

②一の前菜「ヤリイカのグリル コリアンダー風味のマリネ」×「釋永岳 gen 台皿」、「Shimoo Design 浮様 リム皿」
隠し包丁を入れたヤリイカの表面をサッとグリルし、中はレアで仕上げ、人参と玉葱、大根をコリアンダーや八角でマリネしたものを敷き、フレッシュな林檎と松の実を添えて、カシスフルーツとバジルの2種のソースで!
ヤリイカの香ばしさと甘味に根菜類のマリネが、浅漬け具合で程良い食感を残しており、複雑味を帯びたスパイスとの相性も抜群!
そこへ、青林檎のシャキシャキとした食感がアクセントになり、僅かな酸味が爽やかな余韻を添え、思わず顔がほころんでしまう味わい!
ヤリイカの美しい白肌を釋永岳の黒釉で魅せるも乙ですし、木目の優しさと自然が創り出す木の力強さが感じられる浮様の世界感もまた素敵!
同じ料理でありながらも、器が変わるとこんなにも印象が変わるのだと教えてくれます!

③「自家製バゲット」×「釋永岳 gen 台皿」

④二の前菜「地鶏のささみ」×「釋永岳 リバーシブルシャーレ、mars 平皿」
地鶏のささみに赤海老と帆立貝のたたきを詰めて、パート・ド・フリュイで巻いてから、表面はカリッと、中はしっとりと焼き上げ、パプリカと焼き茄子のソースでいただきます!
細やかな手法で、手を掛けることを惜しまない料理は味わい深く、噛めば噛むほどに食材同士のハーモニーが気分を上げてくれます!
一歩間違えれば弾力の強さが際立ってしまう”ささみ”を、こんなにも繊細な料理に仕上げてしまうシェフの腕に脱帽!

⑤スープ「白菜のスープ」×「釋永岳 gen bowl、gen 薄鉢」
白菜を少量のベーコンと共に煮込み、塩味を抑え、白菜本来の甘味を楽しむ一品!スープはどれだけ美味しくても少量で頂くのが一番!
多いと胃がタポタポになってしまうからというのもありますが、その僅かな量で得られる幸福感が醸し出す余韻は脳裏に焼き付き、その野菜が美味しく感じる季節に、ふと「あぁ、またあのスープが飲みたい!」と、思わず足を運んでしまうという具合の量が良いのです!

2016年12月から厨房に新しいスタッフとして渋谷さんが入店され、今は伊東シェフの右腕として活躍されています!
代官山の有名店にてお勤めされていたところを伊東シェフに抜擢された渋谷さん!伊東シェフやマダムを支えてくれるセンスの良いスタッフが見つかり嬉しい限りです!

⑥魚料理「鹿児島県阿久根の鱧と根菜」×「釋永岳 áge 新作」
大きな鱧は骨切りした後、魚と帆立の出汁で煮込み、ふわふわの食感で花を開かせており、彩り溢れる根菜類と一緒に楽しみます!
蛋白な鱧ゆえに、イタリアのチンタセネーゼの背脂を塩漬けにしたラルドを添えてあり、その脂が本当に良い仕事をしています!

⑦肉料理「フランス産仔羊のロティ」×「釋永岳 áge」
仔羊のロティは、初々しい御姿で登場し、見事な火入れ!
ソースは魚と羊の骨から取れる出汁を煮詰め、奥深い味わいに仕上がっています!口中で溢れる肉汁と旨味で、思わず「ほっぺた落ちそう!」と昔懐かしのフレーズが飛び出す始末!
フランス産のジロール茸とプルロット、マッシュルームを添えて秋の香りを楽しみます!

⑧デザート「バースデープレート」
遅がけのランチタイムで訪れたため、いつの間にやら店内にはわたし達だけといった頃合いに、嬉しいことにサプライズで「Joyeux anniversaire Ayaco!!」とデコレーションしてくださったデザートの盛り合わせが登場!

此処で何回お祝いの日を迎えたことでしょう!

⑨デザート「ダックワーズとヌガーのムース、和三盆のアイスクリーム、山葡萄ソース、ブラジルプリン」×「釋永岳 大工カット、gen 薄鉢」
マダムのお姉様がブラジル人と御結婚されたことをキッカケに、伊東シェフがブラジルで作られているおやつプリンのレシピをもとに試行錯誤を重ねて、日本人の舌に合うよう、独自のレシピを完成させて作ったプリンがこちらの「ブラジルプリン」!
どこのプリンよりも濃厚で、滑らかさと弾力のバランスが絶妙で何度頂いても飽きない美味しさ!
伊東シェフの料理やデザートは、どれを取っても胃にもたれず優しく、身体が素直に喜ぶ味わいです!

⑨珈琲 or 紅茶「エスプレッソ」×「釋永岳 呑みすぎる杯 ゴブレット」
今、浜松の新しい我が家で、およそ3年振りとなる「釋永岳陶芸展」を開催しておりますが、この「呑みすぎる杯」のシリーズは人気も高く沢山のオーダーを頂いております!
本来は、日本酒を美味しく呑んでいただくようにと、極限まで薄くして作った杯ですが、わたし達は珈琲や緑茶、またはスープや小鉢としてなど多様に用いて大活躍させています!

昨年の2017年3月に「エクシブ湯河原離宮」が誕生して以来、近隣となる「エルルカン・ビス」はその恩恵にあやかり連日大賑わいのようですが、今回は、久方振りにゆっくりと伊東シェフの料理を堪能しながらお話を伺うことができ、誕生日を締めくくるに相応しいひとときを過ごせました!

食後は、いつもの如く伊東シェフとマダムを囲み、さらに、新しいキッチンスタッフの渋谷さんを交えて記念撮影!

帰りの道中はすっかり雨も上がり、澄んだ空気と幻想的な雲に覆われた富士山が、まるで祝ってくれているかのようでした!

HERLEQUIN BIS(エルルカンビス)
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上744-49
TEL:0465-62-3633
営業時間:ランチ11:30~13:30(L.O.)、ディナー18:00~20:30(L.O.)
定休日:水曜日

2018/12/07 更新

1回目

2015/12 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

湯河原フレンチ「エルルカンビス」友人ソムリエが3月よりホールスタッフとして活躍します!

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2015年12月28日 湯河原フレンチ「エルルカンビス」友人ソムリエが3月よりホールスタッフとして活躍します!
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/48631/

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湯河原に出向くと必ず訪れるフレンチレストランがあります。
細い急勾配の坂道を上り、竹林に囲まれ幻想的な世界感を醸し出し、
日本情緒と洗練された和の技法を取り入れた本格フレンチを提供してくれる「HERLEQUIN BIS エルルカン ビス」。
オーナーシェフの伊東淳一さんは、古き良き情緒を残した湯河原を気に入り、
自らが運営していた東京・恵比寿のレストラン「HERLEQUIN エルルカン」を9年でクローズさせ、
気持ち新たに、2006年3月にオープンさせたフレンチレストランです♪

以前の駐車場は、店舗よりも手前の急勾配の坂道を下り、少し離れたところにありましたが、
現在は、店舗前の小坂を上がった先の左手に広々とした駐車場を確保されており、
以前よりも停めやすくなっています♪


駐車場より歩き、石階段を下り、玉砂利のアプローチを進めば、お店の入口へと辿り着きます。
その隠れ家のような佇まいと見事なロケーションから、
遠方から足を運ぶファンも多く抱え、知る人ぞ知るレストラン。
わたし達夫婦も2010年11月の誕生日旅行を機に足を運ぶようになり、早くも5年の月日が流れています。
湯河原の四季折々を楽しみながら、
伊東シェフが織りなす優しいフレンチをいただくために、定期的に足を運んでいます♪


「HERLEQUIN BIS エルルカン ビス」のコンセプト紹介

「エルルカン ビス」が継承する本格フランス料理には、
たおやかなる日本情緒と洗練された和の技法が秘められています。
それは、口にした方だけに伝えられる美味しさの神髄。
お越し頂いた方だけにお届けできる、おもてなしの心です。
そして、湯河原という土地だからこそ味わえる新鮮な四季折々の食材と、
歴史と文化の薫るその風土もお客様に提供していけるものの一つ。
「日本の伝統的技法」と「おもてなしの心」
そして「新鮮な食材」がトリコロールとなって、「エルルカン ビス」が存在するのです。
そんな、美味しさの空間とくつろぎの時間を通して、
常に人と人との繋がりを大切にしていきたいと考えています。


店内は、真っ白な漆喰の壁に墨色の天然石が並ぶ床、
竹林を見渡す窓ガラス越しに落ち着いた色調のテーブル席が45席用意され、
非日常を味わうに相応しく静かな時を刻み、優雅なランチタイムが始まります。
日本の風情溢れる優雅な竹林は、
日本人が本来持つ「静の心」と「動の心」が存在すると伊東シェフは考えられており、
こちらでは、その情緒を大切に無駄なものを無くし本当に必要なものだけを誂え、
豊かでゆったりとした時の流れの中、幸せだと感じられる瞬間を過ごしていただきたいと願われています。
フランス料理に日本料理の技法を活かし、
湯河原の土地を生かし、新鮮な四季折々の食材で作る本格フランス料理が堪能できます。

ランチメニューは、下記の通り2コース用意されいます。
今回は11月に伺ったばかりでしたが、前回訪れた際に、伊東シェフがスタッフを募集されていることをお聞きしており、
丁度、友人ソムリエが職場を探していたため、紹介させていただき、面接を兼ねてのランチとなります。
話し合いは順調に進み、2016年3月よりソムリエ兼ホールスタッフとして立たれることに決まりました!
エルルカンビスの常連様、どうぞ新しいスタッフをお楽しみになさってくださいませ。
今回のランチメニューは、11月に訪れたばかりということもあり、伊東シェフにお任せしています♪

「木漏れ日のランチ」3,780円(※サービス料別10%)
アミューズ、一の前菜、二の前菜、スープ、本日の魚料理 or 肉料理、デザート、ドリンク
「陽射しの中で宵の趣を」5,400円(※サービス料別10%)
アミューズ、一の前菜、二の前菜、本日の魚料理、本日の肉料理、小さなごはんもの、デザート、ドリンク


最高のロケーションを誇るテラス席。
竹林が風で揺らぐ音が爽やかで、小鳥たちの鳴き声がまた心地良いBGMとなってくれます。
ご希望とあらばテラスでは、お食事後のコーヒータイムに移動も可能ですので、
スタッフさんにお声掛けされると良いでしょう♪


「牡蠣の温かいブルーテ」

ブルーテとは、ベースにコンソメを使用した洋風茶碗蒸しのこと。
殻付きのままの牡蠣をブルーテの仕上がりに合わせて別に蒸し上げられており、絶妙な火入れ!
自家農園の大根のピューレにトリュフのジュースをほんの少しアクセントに忍ばせたブルーテは、
滑らかでコクがあり、優しく胃に染み入るような滋味深い味わいが楽しめます♪


「北海道産天然鰤のスモーク」

北海道で水揚げされた上質な鰤を軽くスモークさせたもの。
エルルカンビス自家栽培農園「神里農園」でつくられた白菜のマリネを下に忍ばせています。
白菜はギリシャ風にマリネされており、
コリアンダーと白ワインと白ワインビネガーで漬け込み、柚子でアクセントを付け香り良く、
浅漬けでシャキシャキとした食感も楽しめ、脂ののった鰤の箸休め的な存在になります。
西洋わさびとセロリのソースにハーブの香りを纏わせてさっぱりといただきます♪


「自家製パン」

お好みでオリーブオイルに付けていただきましょう♪


「フォアグラのテリーヌ」

伊東シェフのスペシャリテでもあるフォアグラテリーヌは、厚切りしたフォアグラをグリルし、
煮詰めたホワイトポルト酒とルビーポルト酒を塗りながら、型に詰めて、38℃で仕上げています。
こちらのスペシャリテは、20年以上提供し続けているスペシャリテです!
フォアグラの下に敷かれているのはダックワーズ。
アーモンドパウダーの半分をローストしたクルミのパウダーに変更し、
お砂糖を少なくしてフレンチトースト仕立てで焼いたもの。
付け合せの柿と洋梨は赤ワインとポルト酒で煮詰めたものでマリネされています。
舌の上でとろけねっとりとした食感が絶品で燻製させた香りも味わいも濃厚なフォアグラテリーヌに、
フレンチトースト仕立ての柔らかなダックワーズが程好いクッションとなり、
香り高い濃厚なフルーツと一緒にいただくことで、リッチな感覚で絶妙なバランスでいただけます。
特に熟した深みのある柿との相性が抜群です♪


「沼津産本鰆の焼き蒸し」

沼津港で揚がった本鰆を皮目を軽く焼いてからふんわりと蒸し上げています。
干し椎茸と原木しいたけのソースを魚の出汁で伸ばした優しい味わいのソースと合わせて。
自家農園で採れたての若い春菊のソテーと一緒に頂くと、風味が増し、爽やかです!
何より、完璧なまでの本鰆の火入れにただただ感動するばかりです♪


「秀麗豚のロースト」

愛知県産の秀麗豚のヒレ肉に繊維に添って隠し包丁を入れ、
ベーコンで巻いて香りと脂を移しながら、じっくりと焼き上げていきます。
表面は焦がさないようにサラマンダーを使って遠火の強火でじっくり焼いた後、
ベーコンを外すことで、肉の水分は逃げずにしっとりした状態に仕上がり、
豚肉とは思えないほどにしっとりと繊細な肉質を楽しめます!
自家農園で採れた紅大根、レンコン、インゲン、カリフラワー、サツマイモを付け合せにし、
黒胡椒のソースで香ばしさと共に堪能♪


「フロマージュインフロマージュ」

デザートは今年の新作をいただきます!
ベイクドチーズケーキをフードプロセッサーで回し、
泡立てた生クリームと合わせてコアントローで伸ばしたものが中に入っています。
簡単に説明すると、焼いたチーズケーキをクリーム状にしたものです。
そのクリームをロールケーキの生地で上下に挟み合わせ、
クレームダンジュというレアチーズケーキをその場でコーティングし、赤い果実のソースでいただきます。
シュワッと口溶け滑らかな食感が楽しめ、絶品!
満足感のあるリッチな味わいにも関わらず軽さがあり、乳製品の程好い酸味が食後のデザートにピッタリです♪


「ブラジルプリン」

エルルカンビスでは、必ず定番のスペシャリテデザートのブラジルプリンが最後に提供されます。
ブラジルでは、プリンは「Pudim(プジン)」とよばれ、母親がおやつとして作っています。
特徴は、原料には牛乳を使わず、練乳とココナッツミルクを使用し、味が濃く、食べ応えがあること。
暑い土地柄のため、低温保存が必要な牛乳よりも安価で保存しやすい練乳とココナッツミルクが普及していたようです。
練乳とココナッツミルクと卵黄主体でつくるプリンは、脂肪分35%と20%の生クリームで割り、
味が濃く、リッチな味わいで食べ応えがあります!
そのプリンをベースに伊東シェフが、
マダムのお姉様がブラジル人とご結婚されたことをキッカケに、
ブラジルで作られているおやつプリンのレシピをもとに試行錯誤を重ねて、
日本人の舌に合うよう、独自のレシピを完成させて作ったプリンがこちらの「ブラジルプリン」です。
仙台の卵屋「花兄園」がこのプリンに惚れ込んでしまい、伊東シェフの監修のもと市販化されており、大人気だそうです!
伊東シェフオリジナルのブラジルプリンは、どこのプリンよりも美味しいです♪


「コーヒー」


デザートを少しずつとコーヒーをゆったりと時間をかけていただく至福のひととき。
竹林の笹が風に揺らぎ鳴り、小鳥のさえずりが心地良く響き渡り、
外は寒空ではありますが、店内にはポカポカとした陽が差し込み、癒しの時間が訪れています♪


最後に伊東シェフとマダムと一緒に記念撮影!

階段を上がりきる最後の最後まで手を振って最高の笑顔でお見送りしてくださる優しい御2人。
今回は、友人ソムリエを紹介させていただき、無事に採用の運びとなりましたが、
「エルルカン ビス」では、まだまだキッチンスタッフを募集されています!
20代前半の男女で、これからシェフを目指したい方、
フレンチの伝統料理と繊細な日本料理の素晴らしい技術を身に付けられ、
独自のスタイルを確立されている志高き伊東シェフのもとで働いてみたいと思う方、
是非ともお問合せしてみてください!
伊東さん、マダム、そしてスタッフの皆様、新人ソムリエをどうぞ宜しくお願い致します♪


この日は日帰りで、夜のイベントに合わせて大急ぎで浜松へ戻る帰路の途中、
湯河原パークウェイを通り、「十国峠」を抜けて箱根方面へ。
「十国峠」は別名「日金山」ともいわれており、静岡県東部、熱海市と函南町を結ぶ峠です。
頂上から見える景色は圧巻の一言で伊豆や箱根などが見え、
世界遺産の富士山も見ることが出来る最高のビュースポットとしても有名です!
夕陽が沈みかける丁度その頃に差し掛かり、赤く染まる夕焼け空があまりにも見事で、
急ぐ気持ちを止め、車を停車し、ほんの一瞬ではありましたが、
赤く照らされる雄大な富士山を鑑賞。


思わず見惚れてしまうほどに美しく駿河湾に沈みゆく夕陽。
友人ソムリエの新たな門出を祝うかのような神々しさを感じます。
大きな野心と2016年の抱負を胸に邁進していただければ幸いです♪


2015年12月20日 湯河原フレンチ「エルルカンビス」風情溢れる竹林に囲まれ至福のバースデーランチ
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/47647/

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箱根大観山の麓にひっそりと佇む湯河原の町。
歌集「万葉集」の中で、唯一温泉の湧き出る地として詠まれるなど、古くから多くの文人に愛された歴史と文化の漂う地。
温泉地としての名だけでなく、四季折々の自然や海の幸にも恵まれた町として、今でも多くの人々に愛されており、
かくゆうわたし達夫婦も記念日などのイベントには欠かせない場所となっています。
今回、わたしの42歳の誕生日旅行を記念して、旦那様が連れ出してくれた熱海・湯河原の旅。
いつも湯河原で記念撮影する定位置にて、
我が家の愛車であるマセラティ3200GTのブーメランと共に1枚♪


湯河原に出向くと必ず訪れるフレンチレストランがあります。
細い急勾配の坂道を上り、竹林に囲まれ幻想的な世界感を醸し出し、
日本情緒と洗練された和の技法を取り入れた本格フレンチを提供してくれる「HERLEQUIN BIS エルルカン ビス」。
オーナーシェフの伊東淳一さんは、古き良き情緒を残した湯河原を気に入り、
自らが運営していた東京・恵比寿のレストラン「HERLEQUIN エルルカン」を9年でクローズさせ、
気持ち新たに、2006年3月にオープンさせたフレンチレストランです♪


以前の駐車場は、店舗よりも手前の急勾配の坂道を下り、少し離れたところにありましたが、
現在は、店舗前の小坂を上がった先の左手に広々とした駐車場を確保されており、
以前よりも停めやすくなっています♪


駐車場より歩き、石階段を下り、玉砂利のアプローチを進めば、お店の入口へと辿り着きます。
その隠れ家のような佇まいと見事なロケーションから、
遠方から足を運ぶファンも多く抱え、知る人ぞ知るレストラン。
わたし達夫婦も2010年11月の誕生日旅行を機に足を運ぶようになり、早くも5年の月日が流れています。
湯河原の四季折々を楽しみながら、
伊東シェフが織りなす優しいフレンチをいただくために、定期的に足を運んでいます♪


店内は、真っ白な漆喰の壁に墨色の天然石が並ぶ床、
竹林を見渡す窓ガラス越しに落ち着いた色調のテーブル席が45席用意され、
非日常を味わうに相応しく静かな時を刻み、優雅なランチタイムが始まります。
日本の風情溢れる優雅な竹林は、
日本人が本来持つ「静の心」と「動の心」が存在すると伊東シェフは考えられており、
こちらでは、その情緒を大切に無駄なものを無くし本当に必要なものだけを誂え、
豊かでゆったりとした時の流れの中、幸せだと感じられる瞬間を過ごしていただきたいと願われています。
フランス料理に日本料理の技法を活かし、
湯河原の土地を生かし、新鮮な四季折々の食材で作る本格フランス料理が堪能できます。

ランチメニューは、下記の通り2コース用意されいます。
今回もバースデー記念ということで「陽射しの中で宵の趣を」5,400円をオーダーしています♪
(※サービス料別10%)

「木漏れ日のランチ」3,780円
アミューズ、一の前菜、二の前菜、スープ、本日の魚料理 or 肉料理、デザート、ドリンク
「陽射しの中で宵の趣を」5,400円
アミューズ、一の前菜、二の前菜、本日の魚料理、本日の肉料理、小さなごはんもの、デザート、ドリンク


最高のロケーションを誇るテラス席。
竹林が風で揺らぐ音が爽やかで、小鳥たちの鳴き声がまた心地良いBGMとなってくれます。
ご希望とあらばテラスでは、お食事後のコーヒータイムに移動も可能ですので、
スタッフさんにお声掛けされると良いでしょう♪


HERLEQUIN BIS エルルカン ビス オーナーシェフ伊東淳一(JUNICHI ITO)さん

1981年に銀座「L’ecrin レカン」でフランス料理人としてのキャリアをスタートさせ、
3年間の欧州滞在中に「Lucas Carton ルカ・キャルトン」で温前菜、スペシャルテ部門シェフを担当するなど、
順調にキャリアアップするも、
1994年に徳島「青柳」の門を叩き、小山裕久さんの下で日本料理の技術を3年間学びます。
当時、32歳にして一番下の門下生として一から修行を始められ、
銀座「小十」の奥田透さんや六本木「日本料理 龍吟」の山本征治さんと共に日本料理の神髄を学びます。
1997年に恵比寿に「HERLEQUIN エルルカン」をオープン。
2006年に恵比寿店を閉め、2006年3月に「HERLEQUIN BIS エルルカン ビス」を湯河原にオープン。
自身がサービススタッフとしての経験を持ち、当時は大城賢一シェフが居らしたこともあり、伊東さんは暫くサービスを担当。
2009年、湯河原に自身がシェフを担当され、姉妹店として「HENRI HERLEQUIN アンリ・エルルカン」をオープン。
その後、「HENRI HERLEQUIN アンリ・エルルカン」は業態を変えて「鮨あんりえるるかん」となり、
さらに、気軽に足を運べる「Kitchen by Ito Style」を2014年3月20日にオープン。(2016年1月12日より長期休業)
繊細でエレガント、体に負担のないやさしいフレンチとして多くのファンから支持され、
「専門料理」や「ブルータス」などの雑誌、NHKテレビ、料理教室、ホテルのフランス料理フェアなどでも活躍。

伊東淳一(JUNICHI ITO)プロフィール
1980年3月 L’ecrin レカン(銀座) サービス部門
1981年3月 調理師部門(料理長 城悦男氏に師事・現在ヴァンサン料理長)
1988年4月 渡フランス
1989年1月 Le pre aux clercs-Trois Faisans ル プレ オー クレー トロワ フェザン 製菓部門シェフ
Sporting du Cap スポルティング デュキャップ 製菓、肉、魚、各部門シェフ
1989年9月 渡ベルギー
Le Treffle 4 ル トレフル ア キャトル ★★ (シェフ:ミッシェル・アカン)
1990年1月 渡フランス
Lucas Carton Senderens ルカ キャルトン サンドラス ★★★
温前菜及スペシャリティ部門シェフ (シェフ:アラン・サンドラス) 1991年3月 渡イタリア
Enoteca Pinchiorri エノテカ ピンキオーリ ★★★ (シェフ:アニー・フェオルド)
1991年9月帰国後 ポンマリー(大阪) 料理長
1994年5月 青柳(徳島)
1997年7月 エルルカン (恵比寿)  オーナーシェフ
2006年3月 エルルカン ビス(湯河原) オーナーシェフ


わたし達は、今回も日本から富山の友人で陶芸作家である
「釋永岳 Gaku Shakunaga」くんの器を持参していたため、
こちらの伊東シェフにも「器と旅するシリーズ」と題して、
彼の作品である「黒釉シリーズ シャーレ(28cm)」と「年輪皿シリーズ(32cm)」を紹介し、
「エルルカン ビス」との料理ともコラボレーションしていただきました!(感謝感激!)


伊東シェフの奥様であるマダムは沖縄出身で、
夫婦仲良く二人三脚で運営されており、ホールを担当されています。
沖縄といえば、オープン当初ホールを担当し、数年前にラスベガスに行ってしまわれた島袋武士くんも沖縄出身でしたね!
さらにオープン当時、シェフをされていた大城賢一シェフも沖縄出身で、
現在は、地元沖縄に戻られ「HIBISCUS イビスキュス」というフレンチレストランを営まれているそうです。
こちらでは、百姓一家であるマダムの叔父・神里栄さんが愛情込めて、鮮度抜群の有機野菜を育てられており、
エルルカン自家栽培農園として「神里農園」でつくられた新鮮野菜を提供されています♪


「Gimonnet Cuis 1er Cru Brut Blanc de Blancs ピエール・ジモネ キュイ プルミエ・クリュ ブリュット ブラン・ド・ブラン」
フランス シャンパーニュ

ピエール・ジモネのシャンパンは、濃密で力強さを持ちながら、 繊細さも備えた味わいが特徴で、
最高の畑から収穫された葡萄のピュアな果汁だけを使用し、
厳格に管理された醸造方法を貫くことにより、フィネスを閉じ込めた素晴らしいシャンパーニュが出来上がります。
全生産量の20%程度しか輸出されない 貴重なジモネのシャンパーニュです♪
葡萄品種:シャルドネ100%。


こちらでは、何度も記念日を祝ってもらっておりますが、
やはり一番の思い出としては、プロポーズを受けた最高の思い出の場所となります。
プロポーズ当日、旦那様からのサプライズということで、
伊東シェフやスタッフの皆さんを巻き込んでの盛大なプロポーズ大作戦は大成功に収まり、
涙涙の感動のフィナーレを迎えたことを今でも昨日のことのように思い出します。
大泣きしてしゃっくりが止まらなくなったわたしに、
そっと温かいハーブティを差し出してくれたスタッフの武ちゃん。
「お元気にされていますか?」
こちらは、わたし達夫婦が始まるキッカケとなったお店でもあり、
今までたくさんの大切な友人たちに紹介して参りました。
そんな素敵な思い出が詰まったレストランなのです。
そして、何度訪れても飽きの来ない安定のクオリティと、
訪れる度に感動を味わえる伊東シェフの素晴らしい料理の数々。
「これからも宜しくお願い致します」と感謝の気持ちを込めて乾杯です♪


アミューズ「ニンニク風味のワッフルにクリームチーズ、スティックチーズパイ、ピクルス」

「エルルカン ビス」では、湯河原の地の素材、四季折々の旬の素材を、和の技法とソースで創り出されています。
フォークやナイフにもちょっとしたこだわりがあり、機能性を重視しながらも、デザイン性にも優れたものを選び、
さらに、フレンチでありながらも、カトラリーの中にお箸が用意されているのも嬉しい心配りです。
料理をより美味しくいただくためにも、使い心地や手に持ったときの感覚を大切にされているからです。
良い産地の良い素材を、良い状態で仕入れることを基本として、
湯河原の地の素材、旬の素材を料理に盛り込んでくださいます。
また、濃縮した旨味をとじ込めるため「炭で焼く」、
繊細な食感を生み出すため「和包丁で切る」、
切れのあるブイヨンを作るため「軟水を使用する」と、
日本の技法を活かした料理方法で素材の良さを引き立たせています。
そして最後に、フランス料理の命といえるソースが加わり、「エルルカン ビス」の美味しさが誕生いたします。
最初の一皿のアミューズは、
クリームチーズを添えたニンニク風味のワッフルは、
薄力粉と強力粉をミックスし、卵やバター、すりおろしにんにく、 パセリを混ぜ合わせてワッフルに仕上げています。
定番の優しい塩分のピクルスとカリカリッと香ばしい香りのスティックチーズパイです♪


前菜「北海道産の牡蠣、自家農園の葱のフラン、野菜のブイヨン、茄子のピューレ」

52℃~62℃の温度で10分程度ゆっくりと低温調理で火入れした北海道産の牡蠣は、
唸るほどのクリーミィーさがあり、濃厚です!
エルルカン自家栽培農園「神里農園」でつくられた葱のフランは葱の旨味が凝縮されています!(絶品!)
野菜本来の甘味が楽しめるブイヨンは、それぞれの野菜を別々に火入れし、
その野菜毎に水でミキシングした後に混ぜ合わせ、コンソメと卵白でラタトゥイユのウォーターとして仕上げています。
野菜は別々に火入れしミキシングすることで、その野菜本来の個々のモチベーションを引き立て、
合わせた時に、深み溢れる上質な野菜のソースになるのだとお話ししてくださいました!
一皿毎に妥協することなく、手間暇かけてのフランス料理。
そして、そこにプラスするのは、
ローストして甘味を引き出した茄子をスパイシーな唐辛子をアクセントに用いて、とろみのあるピューレにしたもの。
こちらももちろん「神里農園」でつくられた野菜たちです!
美味しくないわけがありません!
あっさりと上品な味わいの中に、ポロ葱や茄子の優しい甘味と香ばしさが広がり、
野菜それぞれの旨味が重なり合って、
何層にも感じる奥行きのある味わいに仕上がっています♪


「自家製パン」

お好みでオリーブオイルに付けていただきましょう♪


20年以上提供し続ける伊東シェフのスペシャリテ「フォアグラグリルテリーヌ 季節のフルーツを添えて」

伊東シェフのスペシャリテでもあるフォアグラテリーヌは、厚切りしたフォアグラをグリルし、
煮詰めたホワイトポルト酒とルビーポルト酒を塗りながら、型に詰めて、38℃で仕上げています。
こちらのスペシャリテは、20年以上提供し続けているスペシャリテです!
ソースは、ギリシャ風野菜のマリネで、通常は野菜で作るマリネをフルーツでアレンジされており、
白ワインとコリアンダーと蜂蜜で煮出したギリシャの地方料理のソースを煮詰めて使用しています。
長野県産の「北原農園」でつくられている巨峰や林檎、梨、柿、ラフランスを添えて。
こちらには、釋永岳くんの「年輪皿シリーズ(32cm)」を合わせてくださいました!(感謝)
舌の上でとろけねっとりとした食感が絶品で燻製させた香りも味わいも濃厚なフォアグラテリーヌに、
甘味や酸味、食感のある香り高いフルーツと一緒にいただくことで、
程好い爽やかさを感じさせ、絶妙なバランスでいただけます。
特に熟した深みのある柿との相性が抜群です♪


前菜「スモークサーモンのコンフィ リンゴのサラダ」

もう1つの前菜には、釋永岳くんの「黒釉シリーズ シャーレ(32cm)」を合わせてくださいました!(感謝)
金属加工の会社とスモーカー(燻製機)を共同開発されたスモーカーを用いた自家製スモークサーモンは、
35℃と低温でスモークしたサーモンにスライスした「北原農園」の林檎と胡瓜を添えてサラダ仕立てにし、
尾の部分をゆっくりとコンフィしてフープロでミキシングしたサーモンを丸めて燻製したもので、
一口で頬張れるプチサイズで楽しみ、
柿とスイートフェンネルとバジルの爽やかなソースを合わせていただきます。
口の中でとろける絶妙な食感と優しい燻製香が広がり、ディルの香りで余韻が楽しめます♪


魚料理「天然真鯛の焼き蒸し ブラウンマッシュルームとポロ葱のソース」

駿河湾の天然真鯛を一度皮面から軽く焼き、その後蒸してふっくらと仕上げており、
富士の「長谷川農産」のブラウンマッシュルームとポロ葱のソースは、
ほっこりとするほどの優しい味わいで、
北海道の真狩村「三野農園」の三野伸治さんがつくるサボイキャベツの優しい甘味も引き出されています。
サボイキャベツは、日本ではその縮れた葉っぱの様子から、「ちりめんキャベツ」と呼ばれています。
やはり、伊東シェフのソースは上品で優しくて、
胃にもたれることなく、最後まで美味しく食べられる魔法のソースです♪


「蝦夷鹿のナッツとドライフルーツペースト付け焼き」

ジビエの美味しい季節がやってまいります。
メーンディッシュにも釋永岳くんの「黒釉シリーズ シャーレ(32cm)」を合わせてくださいました!(感謝)
黒釉シリーズ シャーレ特有のレザーのようなしっとりとした質感に、蝦夷鹿の絶妙な火入れのロゼカラーが映えます!
函南にいらっしゃる有名な猟師が捕られた肉質のきめ細かな北海道の蝦夷鹿。
その猟師は、修善寺の本州の鹿や鴨、
そして南伊豆の椎木のどんぐりだけを食べて育った猪なども捕られるそうで、丹波の猪よりも絶品だそうです!
その猟師に仕留められた蝦夷鹿を軽くローストし、
すり鉢で3種のナッツ(松の実、アーモンド、クルミ)をすりつぶし、
そこに水で浸したアプリコットとコリント産のレーズンのドライフルーツを入れ
ヘーゼルナッツのオイルと卵黄で伸ばしたペーストを塗り込んでから、遠火の天火で焼き上げています。
ナッツの油分とドライフルーツの香りを移し込んでからローストすることで、甘味、酸味、香ばしさなどを感じる
コクと味わい深さを引き出しています。
付け合わせには、食べ応えのあるサクサク食感で甘味ある蓮根に香り良い牛蒡、
柔らかくジューシィーな蕪に、青梗菜、紫カリフラワーと野菜も流石の美味しさです!
程好い辛味をアクセントにしたグリーンペッパーのソースに合わせて、
蝦夷鹿の芳醇な香りと味わいを楽しみながら、至福のひとときを迎えます♪


「シラスのピラフ」

こちらの「陽射しの中で宵の趣を」のフルコースの〆のお食事は、
フレンチでありながらも、和の趣を大切にされているため、必ず小さな御飯が付いて参ります。
香り良い帆立貝のひもからとれる出汁で炊いた沼津産のシラスに葱を合わせたピラフで、
優しい味わいながらに、米粒一粒一粒に深みある味わいが染み渡った大変美味しいピラフです!
小盛りの程好いサイズ感じも伊東シェフの優しさの表れです♪


食事の後は、事前に旦那様が予約してくれてあり、
伊東シェフオリジナルの特製バースデーケーキでお祝いしてくれました♪(嬉喜)
フランス語で「Joyeux anniversaire ayako(お誕生日おめでとう!亜弥子)」と書いてくださいました!
そして、こちらのバースデーケーキには、
釋永岳くんの「黒釉シリーズ シャーレ(32cm)」をリバーシブルでコラボしてくださいました!(感謝)
シャーレのリバーシブルの色目に合うように、
裏の森の落ち葉を添えてくださるなんて素敵なデコレーションですね♪


早くも42歳になりました(笑)
これからも1つ1つ年を重ねる毎に「笑み」が絶えず、より深い絆で結ばれる夫婦でいれるよう、
一緒にお祝いできれば嬉しいです♪


デザートの盛り合わせ「林檎のケーキ、栗のアイス、メレンゲ、ブラジルプリン」

伊東シェフのスペシャリテでもある林檎のケーキは、毎年バースデーの度にいただける至福のデザート。
林檎のケーキは程好いサイズに取り分けてくださり、
こっくりとした味わいの栗のアイス、砂糖の量を極限まで減らし140℃で長時間焼き上げるメレンゲ、
定番のスペシャリテデザートのブラジルプリンと一緒に盛り合わせにしてくれています!(嬉)
ブラジルでは、プリンは「Pudim(プジン)」とよばれ、母親がおやつとして作っています。
特徴は、原料には牛乳を使わず、練乳とココナッツミルクを使用し、味が濃く、食べ応えがあること。
暑い土地柄のため、低温保存が必要な牛乳よりも安価で保存しやすい練乳とココナッツミルクが普及していたようです。
練乳とココナッツミルクと卵黄主体でつくるプリンは、脂肪分35%と20%の生クリームで割り、
味が濃く、リッチな味わいで食べ応えがあります!
そのプリンをベースに伊東シェフが、
マダムのお姉様がブラジル人とご結婚されたことをキッカケに、
ブラジルで作られているおやつプリンのレシピをもとに試行錯誤を重ねて、
日本人の舌に合うよう、独自のレシピを完成させて作ったプリンがこちらの「ブラジルプリン」です。
仙台の卵屋「花兄園」がこのプリンに惚れ込んでしまい、伊東シェフの監修のもと市販化されており、大人気だそうです!
伊東シェフオリジナルのブラジルプリンは、どこのプリンよりも美味しいです♪


「コーヒー」


食事以外の楽しみ方として利用でき、
日頃の疲れを癒す足湯「Vacances de pied(ヴァカンス ドゥ ピエ)」。
“足の休日”という名の寛ぎの空間を用意されています。
利用されたい方は、スタッフにお声がけください。
(足湯タオルを貸してくださいます)
竹林の笹が風に揺らぎ鳴り、小鳥のさえずりが心地よく響き渡り、
秋風が吹く中、近所の猫ちゃんにとってもポカポカと暖かな癒しの時間が訪れています♪


最後に伊東シェフとマダムと一緒に記念撮影!


階段を上がりきる最後の最後まで手を振って最高の笑顔でお見送りしてくださる優しい御2人。
年末年始は休まず営業されるとのこと!(凄)
現在、「エルルカン ビス」では、スタッフを募集されています!
これからシェフを目指したい方、また、サービススタッフを目指す方、
フレンチの伝統料理と繊細な日本料理の素晴らしい技術を身に付けられ、
独自のスタイルを確立されている志高き伊東シェフのもとで働いてみたいと思う方、
是非ともお問合せしてみてください!

伊東さん、マダム、そしてスタッフの皆さん、
またお会いできる日を楽しみにしております♪


2014年11月11日 「エルルカンビス」のフルコース「陽射しの中で宵の趣を」で鴨・鹿のスペシャルランチ
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/25560/

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2014年8月21日 「エルルカンビス」の竹林に囲まれて木漏れ日ランチと贅沢な足湯
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/23577/

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2013年5月21日 竹林に囲まれた隠れ家のようなフレンチレストラン「エルルカン ビス」のランチ
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/7065/

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2016/01/07 更新

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