カケスタ★たかひろさんが投稿したラガップ(静岡/藤枝)の口コミ詳細

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<kakesta★カケスタ>

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カケスタ★たかひろ (40代後半・男性・静岡県) 認証済

この口コミは、カケスタ★たかひろさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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ラガップ藤枝/フレンチ

5

  • 夜の点数:4.3

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.5
  • 昼の点数:4.2

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.3
5回目

2023/07 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

藤枝・フレンチ「L’AGAPE(ラガップ)」内装リニューアルでシックな趣きが落ち着く店内に

藤枝市青葉町の青島中学校通り沿いのテナントビルの一角にあるフランス料理レストラン「L’AGAPE(ラガップ)」。昨年9月に内装を改修され、リニューアルオープンされてからは初の訪問となってしまい久し振りの藤枝ランチへ!


サインボードも新調され、今年2023年7月4日からはメニュー価格を変更されていますので、公式サイトをご確認ください。


こちらは、オーナーシェフの松下崇之(Takayuki Matsusita)さんが、東京・関西のお店で経験を積み、フランスでも修行された後、2008年9月に開業。店内は昨年9月に内装を改修しリニューアルオープン。シンプルモダンな雰囲気は変わらず、白壁をシックなグリーン寄りのグレージュカラーに変更し、椅子の張り替えや壁面の照明などを追加し、より落ち着き溢れる空間に。席数は変わらず10席ほどで、隠れ家的なプライベート感溢れるレストランとなります。松下シェフが繰り広げるフランスの郷土料理や伝統料理をベースとしたクラシカルなフランス料理を堪能できるこちらは、私たちが結婚してから10年以上通い詰めているお店の一つです。


この日は、祝日「海の日」ということもあり、普段は月曜定休ですが翌火曜日を代休にされ営業。奥様の由佳子ちゃんもホールスタッフとしてお手伝いに入っていました。以前から「マセラティ浜松」でお世話になっており、現在は藤枝にて「Garage Sugiura(ガレージ杉浦)」を運営されている杉浦明(Akira Sugiura)さんのもとへ愛車の修繕で納車ついでにランチをご一緒することに♪


車を預け、帰りは電車となるため、乾杯はシャンパーニュをいただきましょう。


杉浦さんは、クラシカルでレアな車から定番の車までメーカーや車種問わずに取り扱われており、いつも迅速丁寧に対応してくださるため「困った時の杉浦さん」と言った感じでいつもお世話になっています。御近所でないところが悔やまれますが、藤枝まで足を伸ばすなら、必ず訪れたいお店がこちら「ラガップ」なのです。


「ダニエル デュモン シャンパーニュ ブリュット グラン レゼルヴ NV
(Daniel Dumont Champagne Grande Reserve Brut NV)」
1970年代初頭に蔵元を設立したダニエル・デュモン氏。現在は二人の息子が蔵元を引き継ぎ、10haの畑で年産約8万本を生産。甘い香りとまろやかな味わいを楽しめるシャンパーニュです。


前菜「北海道産生ウニ トウモロコシのムース ビーツのコンソメジュレ」
夏に美味しい食材をギュッと詰め込んだ色鮮やかな一品。地元産のとうもろこしをピュレにし、軽くホイップした生クリームと合わせてムースにしたものを土台に軽く炙った生ウニを添えて、ビーツをコンソメで煮出してジュレと共に味わいます。手前にトマトや胡瓜、焼き茄子などに、ケイパー、アンチョビ、マヨネーズなどでタルタル仕立てにしたソースを添えてあり、フレッシュな胡瓜の食感が爽やかなアクセントに。


前菜「コンフィにした鮎のポワレ 新ニンニクのソース」
塩でマリネした鮎を、低温のオイルで約5時間ほどコンフィにした後、フライパンでソテーし、こんがりと食欲をそそる良いお色に仕上げ、外はカリッと中ふわっとしっとり。素揚げした茄子を鶏のブイヨンで蒸し煮し添えて、ニンニク風味のクリームソースをパセリバターでモンテしとろみを付けたソースを絡めていただきます。フランスはリモージュの陶磁器「レイノー(RAYNAUD)」の釣りの様子を施したタッチの軽やかな器が彩りを添えています。


前菜「藤枝産木の子とお肉のパテ ”パテ・アンクルート”」
パイ生地でパテを包んだクラシカルなフランスの伝統料理パテ・アンクルート。今回は、数種類の豚肉と鶏の白レバーで作ったベースのパテに、地元産のきのこのマデラ酒、赤ワイン、生クリームで煮上げたものを合わせて練り込み、パイ生地で包んで焼き上げたパテ・アンクルート。塩味は優しくも、きのこの旨みや豚の甘み、鶏レバーのコクが一体となって口中に広がり、味わい深き一皿に。


桃の季節がやって参りました!「ラガップ」では毎年、桃が旬の時期に「桃のスープ」を提供されており、このスープを楽しみにやってくるお客様も少なくありません。


「桃の冷製スープ」
静岡県産の旬の桃を用いた冷製スープ。桃の水分だけで蒸し煮にし、煮出した後、ピュレにして、少量の牛乳、生クリームで伸ばしてスープに。丁寧な手仕事で滑らかな食感となり、まるで桃の旨みだけをギュッと凝縮させたような濃厚な味わいは上品な大人のデザートのような仕上がりで、毎夏のお楽しみの定番の一皿!


「自家製パンとフランスパン ポークリエット添え」

冷めても美味しくいただける様に、70%の中種法で仕込み、ふんわりもっちりと甘い香りが立ち込めるミルクパンとフランスパン。添えられるポークリエットと共にいただきます。


主菜・本日の鮮魚料理「金目鯛」
この日の鮮魚は金目鯛。たっぷりのオリーブオイルでウロコを立たせてながら焼き上げているため、見目麗しい仕上がりに。エシャロットとマッシュルームを炒め、白ワイン、ノイリーを入れて煮詰め、少量のフォンドヴォーと発酵バターで繋げたソースに仕上げ、付け合わせはソースに馴染むよう、トロトロに仕上げたじゃがいものピュレと焼き野菜を添えて。フランス料理の要となるフォンドヴォーによって完成する奥深いソースの美味しいお店は間違いないですね♪


主菜「黒毛和牛トモサンカクのロースト」+¥800
内ももの希少部位であるトモサンカク。和牛のため、脂にも火を通すイメージのミディアムレアで焼き上げ、赤ワインベースのソースと、ブルーチーズのクリームソースに旬野菜を添えて楽しみます。運ばれてきた時から、ブルーチーズの良い香りが漂い、ワインを欲する一皿です!


主菜「ニュージーランド産 仔羊背肉のロースト」+¥600
ニュージーランド産の牧草飼育の仔羊。仔羊特有の香りが強く感じられ、ミディアムよりも若干深めの火入れが松下シェフの好みですが、この美しいロゼカラーを見る限り、味わう前から気合いが伝わってきます。相性の良いトマトとバジルのソースと旬野菜を添えて。脂も甘くとろけ、噛むごとに香る仔羊特有の芳しさが余韻として楽しめ、至福のひととき!


仔羊に合わせて赤ワインのボルドーをマリアージュ。


デザートはボードに書かれている中から選びます。ガトーは、それぞれを少しづつ全種類頂くことが可能ですので、お腹に余裕のある方は是非全種類行かれてみてください。氷菓子(グラス、ソルベ)は、黒板に書かれている中から2種類をチョイスできます。


「デザート」
焼き上げたマンゴー入りのクレームダマンドにマンゴークリーム、マンゴージュレの層を楽しむ「マンゴーのタルト」、白ワインベースのシロップでコンポートにした桃と、そのジュレとカスタードクリームを合わせた「桃のコンポート」、パータボンブとショコラ、クリームを合わせた濃厚なムースショコラ「ガトーショコラ」の三種のガトーを贅沢に盛り合わせ。蜂蜜入りのイタリンメレンゲと、生クリーム、クリームチーズを合わせたベースに キャラメリゼしたナッツとドライフルーツを混ぜて合わせて、冷やして固めた「ヌガーグラッセ」と、自家製の練乳に牛乳と生クリームを入れ、糖度を合わせて作った「自家製練乳のソルベ」を添えて、満足度の高いデザートプレートです!


小菓子「プティカヌレ」
外はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感で、小振りながらに満足度の高いプティカヌレ。


「コーヒー」

次回の浜松遠征で松下シェフから「焼き鳥」をリクエストされたので、次は我が家で「プレノワールの会」ですね!杉浦さん、お付き合いくださり有難う御座いました!またお誘いします!

2023/08/23 更新

4回目

2022/08 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

藤枝フレンチ「L’AGAPE ラガップ」変わらぬ美味しさが嬉しいクラシカルなフランス料理店

藤枝市青葉町の青島中学校通り沿いのテナントビルの一角にあるフランス料理レストラン「L’AGAPE(ラガップ)」にて、久し振りに藤枝ランチへ!


こちらのお店は、オーナーシェフの松下 崇之(Takayuki Matsusita)さんが、東京、関西のお店で経験を積み、フランスでも修行された後2008年9月に独立。店内はシンプルに白を基調としたシンプルモダンな造りで、席数10席ほどの隠れ家的なプライベート感溢れるレストランとなります。こちらではフランスの郷土料理や伝統料理をベースとしたクラシカルなフランス料理を堪能でき、私たちが結婚してから10年ずっと通い詰めているお店の一つです!


ランチメニューは2,600円のデザート付きの気軽なAコース(※デザート無しのコースは2,000円)から、シェフおまかせの旬の食材を用いたスペシャルなEコース10,000円まで幅広く対応できる5コースとなり、全てのコースにパン(ポークリエット付)、スープ、カフェ、デザート付となり、今回は、前菜と主菜ともに好きなものを1皿ずつ選べるBコース4,200円をそれぞれにオーダーし、メインを魚料理と肉料理でセレクトしシェアします!


店頭にはコースに添えられる焼きたての自家製パンが並びます。


デザートは、黒板に書かれている中から選ぶのですが、それぞれを少しづつ頂くことも可能なので、お腹に余裕のある方は是非全種類行きましょう!氷菓子(グラス、ソルベ)は、黒板に書かれている中から2種類をチョイスできます!


この日はマセラティで遠征しているため、残念ながらワインはおあずけですので、ガス入りウォーターをオーダー。


コロナ禍でもこちらはあまり影響は無いとのことでしたが、流石に夏休み中のランチタイムは、マダムたちがいらっしゃらないようで、静かな店内で、まさにプライベートキッチンのようなひとときを楽しむことができました!


前菜「フォアグラ プラムのコンポート詰め テリーヌ」
ほぼ毎回オーダーする最初の一皿「フォアグラのテリーヌ」です!フォアグラをコニャックと白ポルト酒で香り付けしテリーヌに仕立てられており、今回のバージョンは真ん中にプラムのコンポートが忍ばされておりました。ナッツとレーズンの蜂蜜和えにブリオッシュを添えて。一口頬張れば舌の上でとろける滑らかさと濃厚な味わい深さに悶絶!下ごしらえや調理法においてとても丁寧な仕事ぶりが感じられる味わいが楽しめます!


前菜「北海道産時鮭(ときしらず)のスモーク」
これがメインの魚料理と言っても何ら疑わない前菜が出て参りました(笑)北海道産の時鮭のスモーク厚切りポワレは、一晩マリネした後に、脱水シートで良い状態の身質に仕上げておき、皮面パリッと香ばしく焼き上げ、白ワインベースのソースに浜名湖産青海苔を絡めたソースでいただきます。下にマッシュポテト、添え野菜は夏らしく、オクラのフリットやローストトマトを添えて。パリパリの香ばしい皮にナイフがサクッと入り、中はしっとりふんわりの身厚感が堪りません!青海苔の優しい磯の香りと共に堪能!


「自家製パン」
全粒粉とライ麦の香り高いフランスパンと、コーングリッツ(とうもろこしの粗挽粉)を塗したふんわりもっちりの香ばしい丸パンの二種をいただきます。飴色の玉葱と白ワインで煮込んだ豚肉を丁寧にほぐして、煮汁と焦がしバターで練り上げる定番のポークリエットとの相性も抜群です!


「桃の冷製スープ」
今が旬の静岡県産の桃を用いた冷製スープ。滑らかで濃厚な味わいは上品なデザートのような仕上がり!


「本日の鮮魚料理」
本日の鮮魚料理は嬉しいことに私たちの大好きな「甘鯛の鱗焼き」!発酵バターのブールブランソースにトマトを加えていただきます。添え野菜は、人参、黄ズッキーニ、ししとう、茄子、ペコロスのグリル。甘鯛の鱗の美しさに思わず見惚れてしまいます!こちらの皮面の火入れも絶妙で、サクッ、サクッと心地良い音が鳴り響き、香ばしい香りと共に食感が楽しめ、フワッと溶けてなくなる身の柔らかさは、極上の一皿となります!


「フランス・シャラン産 窒息鴨のロースト」
こちらのお店で私たち夫婦の一押しメニューが、このビュルゴー家シャラン産の窒息鴨です。このお店で鴨を食べないなんて、人生損しますよ、きっと(笑)
エトフェ(窒息)とは、元来、針を首の後ろに刺し、仮死状態にさせ、血を抜かずに屠鳥する方法ですが、最近では電気ショックでエトフェさせる方法もあるようです。エトフェさせることにより、鴨の体内に血がうっ血して、その結果、血が肉全体にまわります。それにより、肉に鴨特有の鉄分を含んだ風味が強くなり美味しくいただけるというわけです。エトフェ(窒息)した鴨肉に煮詰めた蜂蜜を塗って、皮面を焦んがりとローストすることで香ばしさが増し、肉の旨味を逃さずに仕上げられています。今回も見事な火入れで、ナイフを入れる瞬間に、プルンプルンと横たわる肉感の弾力に笑みが溢れます。蜂蜜と赤ワインで煮込んだソースを纏い、噛むと皮面の香ばしさが旨味となり、肉厚な部位は適度な弾力があり、ジュースが溢れ出ます。そしてジュースと共に甘みを感じる濃厚な味わいが伝わり、身は柔らかくしっとりとしていてコクがあり滑らか。もう何度頂いたかわからないほどの一皿ですが、変わらぬ美味しさが飽きることなく至福の時に導いてくれる一皿です!


「デザートの盛り合わせ」
贅沢にも全種盛りをオーダーしているため、豪華な盛り合わせとなります!グラス二種は、ヌガーグラッセと上に栗の花の蜂蜜のアイスクリーム、ケーキは三種で滑らかな舌触りとコク深いクレームキャラメル、藤枝産の夏林檎がゴロゴロッと詰まったタルトタタン、ラムレーズンのガトーと盛り沢山!


まだ少し早いのですが、8月14日に46歳の誕生日を迎える主人をお祝いをサプライズで松下シェフがしてくれました!良く覚えてくれていますね!こういうさり気ない心配りがとても嬉しく感じます♪


「Happy Birthday TAKAHIRO おめでとうございます」
思わぬフライングバースデーのお祝いに主人の顔もほころび、とても嬉しそう♪こちらのソルベはパイナップルとヨーグルトと爽やかな二種をセレクト!


「桃のコンポートゼリー」


「コーヒー」
お茶菓子と食後のコーヒーをいただきます!


食後に手の空いた松下シェフと近況報告会を開くと、来月の半ば辺りから、レストランの内装を改装する工事に入られるそうで、2週間ほどお店を休まれるとのこと!丁度良いタイミングで足を運べたと思います!開業14年となる店内の改装がどんな感じに仕上がるか次回の来訪が待ち遠しくなりそうです!


現在、ラガップではホールをお手伝いしてくれるサーヴスタッフを募集されています!興味のある方は是非お問い合わせされてみてください!


松下さん、リニューアルオープンを楽しみにお待ちしています!改装休業中は是非浜松に泊まりに来てくださいね!

2022/08/06 更新

3回目

2020/11 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

「ラガップ」誕生日を祝して通い詰めている藤枝のフランス料理店を友人と貸切に

11月9日の月曜日、47歳を迎えた妻の誕生日を祝し、藤枝の「フランス料理 レストランラガップ L’AGAPE」へ!

ここ数年は海外で迎える誕生日が定番になりつつありましたが、このコロナ禍では、海外はおろか県外への遠出すら厳しい状況下にあるため、今年は静岡県内のお気に入りのお店をセレクト!
先日、「じゃじゃの私設図書館」のオープンに伴い、レストラン ラガップの松下崇之さんから素敵なお祝い花を頂いていたこともあり、「バースデーはラガップがいいな♪」と妻にリクエストされました!

随分と久しぶりに電車に乗り、ゆらゆらと揺られながら、藤枝駅までの小1時間。”マスクをする”、”手を小まめに消毒する”、”ソーシャルディスタンスで間隔を空ける”、といった行動が当たり前のように身に付いてきた私たち。電車内でも会話は少なく静かに過ごす人が多かったように思います。

藤枝市青葉町の青島中学校通り沿いのテナントビルの一角にあるレストラン ラガップ。
オーナーシェフの松下 崇之 (Takayuki Matsusita)さんが、東京、関西のお店で経験を積み、フランスでも修行された後、2008年9月に独立され、12年の歳月が流れるレストランへ。わたし達夫婦も2013年に訪れてから早くも7年以上通い続けているお気に入りのレストランとなります!

店内はシンプルに白を基調とし、席数10席ほどのプライベート感溢れるレストラン。さらに有難いことに、今回は貸切予約となるため、テーブル席を悠々と使わせていただけます!(感謝)
ランチメニューは1,800円の気軽なAコースから、シェフおまかせの旬の食材を用いたスペシャルコース10,000円まで幅広く対応できる5コースとなり、全てのコースにパン(ポークリエット付)、スープ、カフェ、デザート付となります。この日は、松下シェフに好みをお伝えし、おまかせコースで持ち込みワインと共に至福のひとときを楽しませていただきます!

同席してくださった藤枝出身の友人・杉浦明さんは、何度かladeに登場してくれているため、御存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、元「マセラティ浜松」のオープニングスタッフのマネージャーとして御活躍された方で、現在は独立されており、新車や中古車、販売整備をされる会社「Garage Sugiura(ガレージ杉浦)」を開設されています!

クラシカルでレアな車から定番の車までメーカーや車種問わずに丁寧に対応してくださるので、お車でお困りのことがありましたら、気軽に相談に乗ってくださいます。私の実家の母も大変お世話になっており、「困った時の杉浦さん」と言った感じで一声掛ければ、飛んで来てくださるので安心してお任せすることができます!

さて、お祝いのChampagneとして、「ペリエ・ジュエ グラン ブリュット(Perrier Jouet Grand Brut)」を開栓し乾杯!

ピノ・ノワールをベースにピノ・ムニエがフルーティーなまろやかな丸みと肉厚で複雑味を感じる深みと余韻が続き、優雅なコースの幕開けに相応しいワインとなります!

「フォワグラのテリーヌ キャラメリゼ」

此処に来たら、この前菜は外せない一皿です!
マデラ酒とシェリー酒でマリネし、口溶け滑らかなフォワグラのテリーヌを香ばしくキャラメリゼ。トーストしたブリオッシュと紅玉のピュレが添えてあり、濃厚なフォアグラは一口毎に至福の時が訪れ、奥行きのある味わいを楽しませてくれ、シャンパーニュとの相性も抜群!

「北海道産真鱈白子のポテトクレープ包み焼き」

インカのめざめに卵、牛乳、小麦粉、バターを合わせて作ったクレープ生地に真鱈の白子を包み焼き上げられています。
ソースはマデラ酒と白ワインで作ったクリームソースを用いており、ジャガイモとバターの香ばしい香りが漂うふわっふわのクレープは、まるで羽毛布団のように優しく白子に纏わせており、とろっとろでクリーミィな白子に悶絶!

「浜名湖産牡蠣のスモーク 里芋のガレット」

マリネした牡蠣をこんがりとスモークし、里芋のガレットを添えて。冬は牡蠣を食べないと始まりません!我が家ではカキフライが定番ですが、こんな風に調理されたら牡蠣も幸せに感じていることでしょう!甘味と滑らかな食感が楽しめる里芋のガレットにニンニク風味のソースが食欲をそそります!

「マルセル・ダイス・ゲヴュルツトラミネール2007(Marcel Deiss Gewurztraminer 2007)」

ライチや花の香りがしっかりと感じられる濃密さがあり、余韻の長いアルザスのワイン!

「湯種自家製パンとフランスパン ポークリエット添え」

湯種製法を用いてふんわりもっちりと甘い香りが立ち込める丸パンとフランスパンはスープとの相性抜群です!添えられるポークリエットに合わせていただきます!

「春菊のスープ」

玉葱、じゃがいも、煮詰めた牛乳と水で煮出してスープのベースを作り、その中に春菊の葉を入れて軽く煮た後、ミキサーにかけて滑らかに仕上げたスープ。上品且つまろやかなスープは、鼻に抜ける芳しい春菊の残り香が春菊好きには堪らない一品!

「根室産鹿肉サーロイン ロースト」

こちらで毎年仕入れられている根室産の仔鹿。背肉部位の芯だけをローストし、赤ワインベースのソースに焦がしバターの風味を加えて仕上げ、付け合わせには赤ワインとヴィネガー、蜂蜜などで煮込んだ赤キャベツのワイン煮と焦がしバターで人参を蒸し煮し煮詰め、牛乳とブイヨンで煮出したピュレを添えて。ラガップのメイン料理のポーションはボリューム感があり、噛めば噛むほどに野生の旨味が感じられるジビエ料理。肉厚ならでは旨味と食べ応えが楽しめます!

「フランス・シャラン産 窒息鴨のロースト」

こちらのお店でわたし達夫婦の一押しメニューがこのビュルゴー家シャラン産の窒息鴨です。このお店で鴨を食べないなんて、人生損しますよ、きっと(笑)

エトフェ(窒息)とは、元来、針を首の後ろに刺し、仮死状態にさせ、血を抜かずに屠鳥する方法ですが、最近では電気ショックでエトフェさせる方法もあるようです。エトフェさせることにより、鴨の体内に血がうっ血して、その結果血が肉全体にまわります。それにより、肉に鴨特有の鉄分を含んだ風味が強くなり美味しくいただけるというわけです。

エトフェ(窒息)した鴨肉に煮詰めた蜂蜜を塗って皮面を焦んがりとローストすることで香ばしさが増し、肉の旨味を逃さずに仕上げられています。

今回も見事な火入れで、ナイフを入れる瞬間にその味わいが想像でき、思わず微笑んでしまいます。噛むと皮面の香ばしさが旨味となり、肉厚な部位は適度な弾力があり、ジュースが溢れ出ます。そしてジュースと共に濃厚な味わいが伝わり、身は柔らかくしっとりとしていてコクがあり滑らかです。もう何度頂いたかわからないほどの一皿ですが、飽きることなく至福の時に導いてくれる一皿です!

「オスピス・ド・ボーヌ(Hospices de Beaune) ドメーヌ・ポンソ(Domaine Ponsot)2010」

以前、台湾に訪れた際に「The Sherwood Taipei(ザ・シャーウッド台北)台北西華飯店」オーナーの劉恒昌(Mark Liu)からプレゼントしていただいた貴重な記念ワインだけになかなか開栓の機を逃してしまっていたのですが、思い立って今回の記念日に抜栓することに致します!

2010年に香港で開催された150回目の「Hospices de Beaune(オスピス・ド・ボーヌ)」のチャリティーオークションに参加されているシャーウッド台北。以来2011年、2013年と続き「Hospices de Beaune(オスピス・ド・ボーヌ)」を落札。その中でも、2010年はブルゴーニュで最も偉大なワインを生み出すCôte de Nuits(コート・ド・ニュイ)で造られた1バレル228リットルのマジ・シャンベルタンを落札されており、有名なワイン醸造家である「ドメーヌ・ポンソ(Domaine Ponsot)」に醸造と瓶詰めを委託され、ホテルオリジナルのエチケットを纏った大変貴重な代物です!

豊かな深みを持つ紫がかった深紅を持ち、エレガントな黒い果実の香りと芳醇なフルーティーさを放ちながらも官能的でクリーミーな味わいを誇り、余韻が楽しめるワイン。

デザートは黒板に書かれている中から選ぶのですが、それぞれを少しづつ頂くことも可能なので、お腹に余裕のある方は是非全種類行きましょう!
氷菓子(グラス、ソルベ)は黒板に書かれている中から2種類をチョイスできます!

「クレームキャラメル アングレーズソース」

卵の量をギリギリまで控え、とろっと滑らかに口溶け良く仕上げたプリンにアングレーズを注いで大人の味わいに!

「栗のタルト」

栗の渋皮煮とマロンクリームがたっぷりと詰まったダコワーズ生地のザクザクタルトは、食べ応え感もあり、栗を存分に楽しめる仕上がりで絶品!

「ショコラとフランボワーズ」

濃厚なショコラのムースに酸味のアクセントとしてフランボワーズのゼリーをサンドし、ロイヤルティーヌで食感を楽しむガトーショコラ!
3つのデザートを合わせたプレートには2つのソルベを添えて、バースデーを記念してデコレーションで提供してくださいました!

「蜜柑のコンポートとゼリー」と「コーヒー」

貸切のため、時間を気にせず、久しぶりの再会ということもあり、語り尽くしながらのゆったりとした食事会!

食後のコーヒーを楽しみながら、お互いに近況報告を交わすことができました!

L’AGAPE ラガップ
静岡県藤枝市青葉町3-3-28 電話:054-637-0290
営業時間 11:30~14:00 18:00~22:00
定休日:月曜日・その他不定休有(お店に直接お問い合わせください)
駐車場:有

2020/11/17 更新

2回目

2019/02 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

「ラガップ」結婚7周年記念に通い詰めている藤枝のフランス料理店にてお祝い

藤枝市青葉町の青島中学校通り沿いのテナントビルの一角にある「フランス料理 レストランラガップ L’AGAPE」にて、わたし達の結婚記念日「銅婚式」のお祝いへ!

こちらのお店は、オーナーシェフの松下 崇之 (Takayuki Matsusita)さんが、東京、関西のお店で経験を積み、フランスでも修行された後2008年9月に独立。店内はシンプルに白を基調とし、席数10席ほどのプライベート感溢れるレストランとなり、結婚してからずっと通い詰めているお店の一つです!

今年も入籍日となる2/22(猫の日)を迎え、結婚7周年「銅婚式」を記念し「フランス料理 レストランラガップ L’AGAPE」にて楽しく過ごして参りました!

ランチメニューは1,800円の気軽なAコースから、シェフおまかせの旬の食材を用いたスペシャルコース10,000円まで幅広く対応できる5コースとなり、全てのコースにパン(ポークリエット付)、スープ、カフェ、デザート付となり、今回は、前菜と主菜ともに好きなものを1皿ずつ選べるBコース3,500円をそれぞれにオーダーし、持ち込みワインと共に至福のひとときを楽しみます!

我が家で開催している陶芸展のお知らせも兼ねて、Lade Gourmet & Hotel Web Magazine企画の『器と旅するシリーズ』をリクエストし、企画第1弾で登場した陶芸家の「釋永 岳 (Gaku Shakunaga)」の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインを誇るシャープな器と、企画第二弾で参加して頂いた下尾 和彦 (Kazuhiko Shimoo)さん&下尾 さおり (Saori Shimoo)さん御夫婦のユニット作家「Shimoo Design」の「日本の美」を象徴し、合理的且つ美しさを忘れない木製器とのフレンチコラボを特別にしてただきましょう!

「ルイ・ロデレール ブリュット・プルミエ(Louis Roederer Brut Premier)」
浜松の大好きな「Patisserie アボンドンス」のBernard Heberle・長谷川 豊佳 (Toyoka Hasegawa)さん夫妻からお祝いで頂いたChampagneを開栓し乾杯!
フォアグラの濃厚さにも負けない深みのある味わいで芳醇さが堪らないChampagneとの相性も抜群です!

アミューズブーシュ(Amuse-bouche)
「フォアグラのチーズケーキとテリーヌ」×「釋永岳 gen台皿 Φ20」
本来アミューズは無いのですが、前菜のメニューにあるこちらのフォアグラが大好物なのですが、規定量だと少しボリュームが有り過ぎるので、松下シェフに小ポーションでお願いすると「アミューズとしてお出ししますね♪」と嬉しいお気遣い!
苺のコンフィチュールを添えて頂くフォアグラのチーズケーキはしっとりと濃厚で、フォアグラを白ポルト酒でマリネしてテリーヌに仕上げ、キャラメリゼされたフォアグラは、表面のカリッとした食感と香ばしさに、とろけるように滑らかなテリーヌの余韻に浸れる一品!

前菜
「サーモンの自家製スモーク 厚切りポワレ」×「釋永岳 gen台皿 Φ30」
こちらのレストランでは、いつも清潔感に溢れ、フランス料理の基本となるソースが映える白磁洋食器を見ることが多いので、黒の器に盛り込まれた料理はとても新鮮に感じます!
皮面をパリッと香ばしく焼き上げたサーモンは、燻製香が食欲をそそり、しっとりと身厚で食べ応えがあり、サーモンの下には甘いキャベツを敷き、上にはニンニク臭が香る山菜の行者ニンニクと中国野菜の紅菜苔(コウタイサイ)を軽いフリットに仕上げ、色鮮やかなビーツのソースで頂きます!

前菜
「カサゴの生ハムフリット」×「釋永岳 mars himawari Φ25」
旬菜となる蕗の薹とオリーブのペーストをカサゴで巻いたサクサクのフリットは、中ふっくらと柔らかく旨味を閉じ込めた仕上がりに!
甘くローストされた小玉葱や人参、ホワイトアスパラ、ほうれん草の添え野菜に、マイルドなタルタルソースは粒マスタードやピクルスのアクセントで楽しみます!

スープ
「有機栽培人参のスープ」
藤枝の農家がつくる有機栽培の人参は、素材本来の人参の甘味が味わえリッチなテイスト!

パン
「自家製ミルクパンとフランスパン ポークリエット添え」
ふんわりと甘い香りが立ち込めるふわふわのミルクパンはスープとの相性抜群です!
フランス産小麦の香りが香ばしいフランスパンは、添えられるポークリエットに合わせましょう!

「サントネイ・プルミエ・クリュ・クロ・デュ・パス・タン・モノポール・ルージュ 2015 ドメーヌ・フルーロ・ラローズ」
いつも歯のことでは頼りっぱなしの「やぎ歯科」の八木 美充 (Yoshimitsu Yagi)先生からお祝いで頂いたPinot Noirをメインディッシュに合わせます!
フルーロ家が単独で所有する1級畑にて、樹齢は平均50年と古く、香りと味わい共にボリューム豊かなピノ・ノワール!
ラズベリーの甘い香りが芳しく、味わい豊かな果実味と上品な酸味がバランス良く広がります!鴨肉の蜂蜜香との相性が良く、至福のひととき!

主菜
「北海道産鴨肉のローストとコンフィ(追加料金+600円)」×「釋永岳 大工カット Φ30」
現在はフランス産の鴨肉の代わりに北海道産鴨肉を仕入れられており、風味が異なる鴨肉を楽しみます!
胸肉のローストは肉厚で噛み応えがあり、蜂蜜の華やかな香りと甘味豊かで、もも肉のコンフィは皮面パリッと中ほろほろに味わい、同じ鴨肉でも部位と調理法で異なる味わいを芽キャベツや根菜類の添え野菜と共に楽しみます!

主菜
「北海道釧路産蝦夷鹿のロース肉のロースト(追加料金+600円)」×「Shimoo Design 浮様丸皿」
北海道は白糠のハンター松野さんが銃弾までも専用のものを使って仕留めた鹿は、速やかに処理・解体され出荷されて来ます!良質なジビエは獣臭はなく、赤身が美しく肉感と濃い味わいを楽しむ一品!

デザートは黒板に書かれている中から選ぶのですが、それぞれを少しづつ頂くことも可能なので、お腹に余裕のある方は是非全種類行きましょう!
氷菓子(グラス、ソルベ)は黒板に書かれている中から2種類をチョイスできます!

プレートには「祝結婚記念日」のデコレーションで盛り合わせてくれ、松下シェフの「おめでとうございます!」の声掛けと共に運ばれてくると、一斉にゲストの皆様からもお祝いの拍手とお言葉を頂戴しました!
ガトー全種「ピスタチオとショコラのガトー、ガトーバスク(リンゴのコンポート入り)、プラリネアーモンドクリームのガトー」
ソルベ「紅ほっぺ(藤枝)、ラムレーズン、ショコラ」
全ての焼き菓子やソルベが丁寧な手仕事を感じさせる手作りとなり、最後の最後まで大満足!

小菓子とコーヒー
「ショコラと胡桃の生キャラメル」、「コーヒー」
ねっとりと濃厚な 生キャラメルは胡桃の食感がアクセントに楽しめ、食後のコーヒーに良く合います!

金曜のランチタイムは、お若いカップルやマダム達で満席となり大賑わいでしたが、食後は手の空いた松下シェフと一緒に発売されたばかりの美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ(Gault et Millau)」の話題などを交えて歓談タイム!
以前はシェフ独りで厨房とホールを行ったり来たりすることもありましたが、今は女性ホールスタッフが入ってくださったこともあり、松下さんは料理に専念出来ているようでより良い環境となり、美味しい食事がゆったりとした雰囲気で楽しめ嬉しい限りです!松下さん、素敵な記念日をありがとうございました!

L’AGAPE ラガップ
住所:静岡県藤枝市青葉町3-3-28
TEL:054-637-0290
営業時間:11:30~14:00 18:00~22:00
定休日:月曜定休、その他不定休有(お問い合わせください)
駐車場:店前に有

2019/02/26 更新

1回目

2015/01 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

フレンチ「L’AGAPE ラガップ」にて1年に1度の大吟醸「磯自慢ビンテージ」で新年会

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2015/01/08 フレンチ「L’AGAPE ラガップ」にて1年に1度の大吟醸「磯自慢ビンテージ」で新年会
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/27280/

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藤枝市青葉町の青島中学校通り沿いのテナントビルの一角に、フランスの国旗を掲げてはいるものの、ひっそりと隠れ家のように佇み、知る人ぞ知るぞフランス料理「レストラン L’AGAPE ラガップ」さん。藤枝駅から車でおよそ5分程度の距離ですが、メーンの大通りではないため、閑静な住宅街となり落ち着いた時間を過ごせます。あまり大々的な告知等もされていないお店ですが、口コミや紹介で錚々たるグルメの方々が通う人気店で、わたし達夫婦もお気に入りランキング上位に位置する大好きなお店です。この日は、藤枝出身で友人である「マセラティ浜松」のジェネラルマネージャー杉浦明さんよりお誘いいただき、貴重な日本酒を持ち込んでの新年会となります。元々、杉浦さんはご近所ということもあり、ラガップのオーナーシェフである松下崇之さんとは、以前の職場であるフレンチの「ル・ポトフ(現在の”まるみ”)」さんの修行時代の頃からの知り合いと知り、ご縁あってまた共通の繋がりが持てました♪


こちらのお店はオーナーシェフの松下崇之さんが東京、関西のお店で経験を積み、フランスでも修行された後に、2008年9月に独立オープン。店内は全12席のシンプルな落ち着いた空間で、こじんまりとしたレストランです。奥様の由佳子ちゃんやバイトスタッフさんの手を借りて営まれています。料理はコースのみで、好きな料理が選べるプリフィクススタイルです。ランチもディナーも同じメニューで構成されているのですが、お昼だけはメーン1皿のお手軽なAコース2,200円が用意されています。今回も、皿数2皿のBコース3,300円をそれぞれにオーダーしました♪

menu A(主菜より1品)2,200円
menu B(前菜+主菜2品)3,300円
menu C(前菜+主菜のお好きな3品)4,500円
menu D(前菜2品+主菜2品の4品)6,000円
menu E(※要予約のおまかせコース)8,000円,10,000円
すべてのメニューにパン(ポークリエット)、スープ、コーヒー、デザート付


「磯自慢 中取り純米大吟醸35 ビンテージ」720ml(磯自慢酒造)

こちらが、2008年の洞爺湖サミットにおいて乾杯用のお酒として使用されて以来、あっという間にプレミア酒となり、入手が極めて困難となった「磯自慢酒造」さんの最高峰の日本酒「磯自慢 中取り純米大吟醸35 ビンテージ」です。毎年11月1日になると御1人様1本の限定で予約を開始されるそうですが、生産数1,000本限定のこちらはなかなか手に入らず超プレミアムです。箱のデザインは、昨年の2014年に新たにグリーンで新調され、磯をイメージさせる貝殻やヒトデの可愛いイラストが施されています♪


「磯自慢 中取り純米大吟醸35 ビンテージ」720ml(磯自慢酒造)

鮮やかなブルーボトルが美しい大吟醸。今ではサミット関係なく、その品質を求めてさらに多くの方が求めるため、その入手困難度は増す一方の超希少なお酒となりました。最高級の酒米を35%で磨き、芯白の部分だけで仕込んだ究極のお酒。 年に1度、極少量だけ出荷される磯自慢ファンが待ちこがれる逸品中の逸品です。そんな貴重な日本酒を、杉浦さんは毎年必ずゲットされているようで、今年でなんと6回目だそうです!この日は、新年の気持ちを新たに開栓され乾杯するとのことで、その場をご一緒させていただきました♪


杉浦さん自らの手で粛々とワイングラスに注いでいただきます。香り高い華やかな吟醸香が楽しめる最高級の日本酒だからこそ、ワイングラスでいただくのもまた良いのです♪


2015年の新年会を祝して、磯自慢さんのプレミアムビンテージで乾杯!透明感溢れる透き通った瑞々しさ、華やかな吟醸香がふわっと香り、まろやかで喉越し良くすっきりとした中で、繊細な味わいが後から後から口中に広がる素晴らしい味わいです!これは非常に上品な美味しい日本酒です!当初は、この日本酒に和食を合わせる予定でしたが、この香りと味わいでしたら、間違いなく松下さんの作り出す繊細で上品なフレンチにとても良く合うはずです♪


「冬野菜のゼリー寄せ いくら添え」

冬野菜のゼリー寄せは、8種類の地元野菜をそれぞれ茹でる、焼く、煮る、揚げるなどして丁寧に下処理した後、鶏コンソメでゼリー寄せにしてあり、柚子果汁でつくったドレッシングを添えてさっぱりと上品にいただきます。キャベツで巻き込まれた美しいゼリー寄せは、彩りも美しく、野菜それぞれの食感もきちんとあり、茄子のとろとろっとした甘みは最高です!添えられたいくらは自家製で、良い塩加減で食感がしっかりとしています♪


「スモークしたサーモン サラダ仕立て」

スモークしたサーモンは、ソミュール液に一晩漬けてから燻製し、綿実油でマリネし、ソテーしてからの提供と手間暇がかかります。香ばしくスモークされたサーモンとサラダをいただくソースは、卵黄、サフラン、にんにくオイル、にんにくコンフィ、ケイパー、粒マスタードを合わせて、濃厚さとケイパーの酸味のアクセントが素晴らしく相性が良いです♪


「フォアグラのテリーヌ」

フォアグラをコニャックと白ポルト酒で香り付けしテリーヌに仕立てられています。まずは添えられたコンフィチュールなしでいただきましょう。舌の上でとろける滑らかさと味わいの深さに悶絶。下ごしらえや調理法において、とても丁寧な仕事ぶりが伝わる味わい。そして単体で楽しんだ後は、洋梨のコンポートと苺のコンフィチュールと一緒に味わえば、まるでデザートのような1品。こちらでは、必ず食していただきたい一押しの前菜です!大吟醸との相性も申し分無いです♪


「自家製パン2種」 滑らかなポークリエットと一緒にいただきます♪


「カリフラワーのスープ」 カリフラワーの甘味を優しく感じる胃に優しいスープ♪


大吟醸の後は、わたし達も1本持ち込ませていただいた白ワインを松下さんにお願いしました♪(持込料別途かかります)


「あさつゆ」(ケンゾーエステート)

ケンゾーエステイトとは、カプコンを創業し、アミューズメント産業で成功を収めた辻本憲三氏が造り上げたカリフォルニアのワイナリーです。ナパ・ヴァレーの中でも標高の高いケンゾー エステイトは比較的冷涼なため、収穫までの期間が他のワイナリーよりも長くなります。そのため、ゆっくり時間をかけて葡萄が成熟する分、ナパ・ヴァレーの太陽の恵みを存分に受けながらも、糖度、酸、タンニン、風味のバランスの取れた、エレガントな葡萄が育つのです。ケンゾー エステイト唯一の白ワインとして高く評価されているこちらの「あさつゆ」。本ヴィンテージは、開花期から収穫期までずっと天候に恵まれ、過去最高の出来と称された2013年収穫の葡萄からなる名品で、グレートヴィンテージを予感させる仕上がりとなっています。爽やかさの中に広がる華やかな香りと、しっかりとした果実味と酸味を感じるその凝縮感に、完成度の高さを実感できます♪


「平目のポワレ」

平目のポワレは、皮面はパリッと中はふっくらと柔らかく、白ワイン、ベルモット酒、白ワイン酢、野菜の出汁をそれぞれ煮詰めてバターで乳化させたソースでいただきます。仕上げに加えたディルの香りとトマトの酸味が優しい味わいを上品にまとめ上げ、味を引き締めています♪


「シャラン産 窒息鴨のローストとコンフィ」追加料金+600円

こちらのお店でわたし達夫婦の一押しメニューです。このお店で鴨を食べないなんて、人生損しますよ、きっと(笑)エトフェ(窒息)した鴨を胸肉はハチミツを塗ってロースト、もも肉はコンフィで鴨の美味しさを2種にして提供してくれます。エトフェ(窒息)とは、元来、針を首の後ろに刺し、仮死状態にさせ、血を抜かずに屠鳥する方法ですが、最近では電気ショックでエトフェさせる方法もあるようです。エトフェさせることにより、鴨の体内に血がうっ血して、その結果血が肉全体にまわります。それにより、肉に鴨特有の鉄分を含んだ風味が強くなり美味しくいただけるというわけです。まずは胸肉のローストから。ナイフを入れる瞬間に、その味わいが想像でき、思わず微笑んでしまいます。噛むと適度な弾力がありジュースが溢れ出ます。そしてジュースと共に濃厚な味わいが伝わり、身は柔らかくしっとりとしていてコクがあり滑らかです。もも肉のコンフィの方は、皮はパリッパリで食感がよく、身は柔らかくいただけます。骨から煮出したソースに赤ワインとポートワインで一体感をもたせた至極の逸品です♪

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「釧路産蝦夷鹿のロースト グランヴェヌール」追加料金+600円

釧路産蝦夷鹿のローストは、赤ワインとポルト酒ベースのソースにベリーのジャムを加えたグランヴェヌールソースでいただきます。脂質が少なく肉質のきめ細かな蝦夷鹿を塊でいただくと、力強く、そして味わいも深く、柔らかく最高です♪


デザートは黒板に書かれている中から選びます。用意された3種のデザートは、どれを選んでも良く、それぞれに少しずついただくことも可能です。氷菓は、香辛料、ピスタチオ、キャラメル、はちみつ(栗の花)、ヨーグルト、いちごの6種類の中から2種選べ、デザートと一緒に盛り合わせてくださいます♪


「デザートの盛り合わせ」

今回のデザートの盛り合わせは、左から、温かいガトーショコラ、チーズケーキ、柚子のムースの3種とセレクトした氷菓のいちごとはちみつ(栗の花)です。しっとりとしたガトーショコラは、中を割るとほくほくと湯気が出るほどに熱々で、ほっこりとコーヒーとの相性がよく、滑らかで甘味優しくさっぱりとしたチーズケーキ、シュワシュワと音がしそうな爽やかな口溶け滑らかな柚子のムースと組み合わせも良いです。氷菓のいちごは旬の爽やかさ抜群で、栗の花から採れるはちみつは、濃厚な甘味とほろ苦い香ばしさが特徴的ですね♪


「コーヒー」


「レモンのパート・ド・フリュイ」 口溶け滑らかでレモンの酸味が爽やか♪


手の空いた松下さんと杉浦さんを囲んで、フランスやイタリアと海外の話や車話で盛り上がる中、杉浦さんのマニアックな趣味が判明し、昆虫ヲタクの話になるとクワガタ収集の話で盛り上がるうちの旦那様(笑)いつまでもキラキラとした目で好きなものを夢中に語れる男性は、少年のようでとても楽しく魅力的ですね!松下さん、また伺います!杉浦さん、またご一緒しましょう♪


2014/10/06 伝統あるフレンチ「L’AGAPE ラガップ」隠れ家のような趣で味わい深い絶品ランチ
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/24806/

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この日は、日曜で既に予約で満席でしたが、松下さんの計らいで少し時間をずらして入店させてもらいました。随分とご無沙汰してしまっていたのですが、およそ10ヶ月ぶりに足を運ぶことができました♪


こちらのお店は2008年9月にオープン。オーナーシェフの松下崇之さんが東京、関西のお店で経験を積み、フランスでも修行されたと伺っています。店内は全12席のシンプルな落ち着いた空間で、こじんまりとしたレストランです。昨年の夏に御結婚されたオーナーシェフ松下さんが奥様である由佳子ちゃんの手を少し借りて、仲良く2人で切り盛りされています。料理はコースのみ。好きな料理が選べるプリフィクススタイルです。ランチもディナーも同じメニューで構成されているのですが、お昼だけはメーン1皿のお手軽Aコース2,200円が用意されています。今回は、皿数2皿の3,300円をそれぞれにオーダーしました♪

menu A(主菜より1品)2,200円
menu B(前菜+主菜2品)3,300円
menu C(前菜+主菜のお好きな3品)4,500円
menu D(前菜2品+主菜2品の4品)6,000円
menu E(※要予約のおまかせコース)8,000円,10,000円
すべてのメニューにパン(ポークリエット)、スープ、コーヒー、デザート付


現在ラガップさんでは、オープン6周年を記念して、島田出身で藤枝市を拠点に制作活動を行う画家・奈木和彦(なぎかずひこ)氏の近作を展示されています。ラガップさんのイメージカラーである「青」を貴重とし、「花」を主題にした油彩画が4点。タイトルは「枯れない花」と称し、滑らかで照明の当たり加減によって発色が異なる艶やかなサテン生地に油彩した作品たち。大きなキャンパスに静かに花ひらく一輪が凛とした強さと哀愁を感じさせます。作品は価格が提示されており、購入することも可能ですので、スタッフさんにお声掛けしてみてくださいね♪


「奥会津産 天然発泡性ミネラルウォーター心水(軟水500ml)」700円

心水(しんすい)は、福島県奥会津地方の沼沢湖と豊かなブナ林の緑が美しい金山町の源泉より採水された純国産天然ミネラルウォーターで、日本で湧出する「超軟水」(硬度30)なため、わたし達日本人の体に合った飲みやすい水となります♪


前菜「サンマと茄子のベーコン巻き オリーブ風味」

ローストした茄子にオリーブペーストを塗り、一晩味を含ませた秋刀魚を乗せ、ベーコンで巻き、オーブンでロースト。セミドライトマトとベビーリーフを添えて。香ばしくローストされた秋刀魚に茄子の甘みと椎茸の香りが口の中で広がり、ベーコンの塩気が食欲をそそり、一体となって楽しめる一品です♪


「フォアグラのテリーヌ いちじく添え」

フォアグラをコニャックと白ポルト酒で香り付けしテリーヌに仕立てられています。まずは添えられたコンフィチュールなしでいただきましょう。舌の上でとろける滑らかさと味わいの深さに悶絶。下ごしらえや調理法において、とても丁寧な仕事ぶりが伝わる味わいです。そして単体で楽しんだ後は、いちじくのコンポートとコンフィチュールと一緒に味わえば、まるでデザートのような1品♪


自家製パン「ドイツパン、くるみパン」

焼きたての自家製パンが味わえ、今回はしっかりとした歯応えを持つ味わい深いドイツパンとたっぷりのくるみを使用した食感が楽しめるくるみパンの2種をいただきます。ポークリエットを添えてくれるので、是非そちらと一緒にお召し上がりください!滑らかなポークリエットは病み付きになりますよ♪


「人参のスープ」

余計なものは入れないシンプルなスープは、しっかりと人参本来の味を楽しむことができます♪


「熊本産黒豚のロースト」

熊本産のロース肉をじっくりロースト。噛み応え感満載の厚切りの黒豚は、きめの細かい肉質でありながら弾力が楽しめてとてもジューシィーです。あえて苦手な脂身は外してもらいました。肉の出汁に白ワインとマデラで作るソースの仕上げにタプナードと粒マスタードを入れたオリジナルのソースがまた美味しく、添え野菜にも良く合います。ほっくりとした食感が楽しめる小蕪、カボチャ、ヤーコンなど。特に水分たっぷりで甘く美味しかったのが小蕪です♪


「シャラン産 窒息鴨のローストとコンフィ」追加料金+600円

こちらのお店でわたし達夫婦の一押しメニューです。このお店で鴨を食べないなんて、人生損しますよ、きっと(笑)エトフェ(窒息)した鴨を胸肉はハチミツを塗ってロースト、もも肉はコンフィで鴨の美味しさを2種にして提供してくれます。エトフェ(窒息)とは、元来、針を首の後ろに刺し、仮死状態にさせ、血を抜かずに屠鳥する方法ですが、最近では電気ショックでエトフェさせる方法もあるようです。エトフェさせることにより、鴨の体内に血がうっ血して、その結果血が肉全体にまわります。それにより、肉に鴨特有の鉄分を含んだ風味が強くなり美味しくいただけるというわけです。まずは胸肉のローストから。ナイフを入れる瞬間に、その味わいが想像でき、思わず微笑んでしまいます。噛むと適度な弾力がありジュースが溢れ出ます。そしてジュースと共に濃厚な味わいが伝わり、身は柔らかくしっとりとしていてコクがあり滑らかです。もも肉のコンフィの方は、皮はパリッパリで食感がよく、身は柔らかくいただけます。骨から煮出したソースに赤ワインとポートワインで一体感をもたせた至極の逸品!フランス産きのこのジロールとトランペットを添えて。癖と風味が強く、日本のものとは違いがありますが、きのこ好きには堪らないです♪


「デザートの盛り合わせ」

デザートは黒板に書かれている中から選びます。用意された3種のデザートは、どれを選んでも良く、それぞれに少しずついただくことも可能です。氷菓は、バニラ、香辛料、キャラメル、ピスタチオ、ヨーグルト、巨峰の6種類の中から2種選べ、デザートと一緒に盛り合わせてくださいます。こんがりと焼かれパリパリッとした食感を楽しめるパートフィローに包まれたリンゴの包み焼きは、焼きたてで中は熱々のアーモンドクリームとキャラメリゼされた濃厚なリンゴが登場!甘さも程好く、至福の瞬間が訪れます。シュワッと口溶けの良い爽やかなパッションフルーツのムース、ヴァローナのチョコレートを使用し、じっくりと低温のオーブンで蒸し焼きしたむっちりしっとりの濃厚ガトーショコラ、どのデザートも派手に着飾ってはおらず素朴な顔をしていますが安定した美味しさです♪


小菓子「レモンケーキ」

こちらは、最後の小菓子まで満足度が高いです。しかし、この日はお腹が一杯過ぎて食べれなかったので包んでもらいました。お家で美味しいコーヒーと共にいただきたいと思います♪


「コーヒー」

表面がクレマできれいに覆われているコーヒー。良いクレマはきめが細かく、かき混ぜても消えず、味をまろやかにし、香りを口の中に持続させてくれます♪


奥様の由佳子ちゃんにサーブしてもらったのは初めてでしたが、照れ屋で話し下手な松下さんより、朗らかで可愛らしい由佳子ちゃんのサーブの方がお客様には喜ばれるかもしれませんね(笑)身長差までもが可愛い御2人のラブラブな記念写真を1枚パチリ!御2人さん、またダブルデートしましょうね♪

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2013/11/26 伝統あるフレンチ「ラガップ L’AGAPE」のディナーで友人夫妻と贅を味わう
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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/16237/

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今回は、とある友人夫妻をお連れして仲良し夫婦4人組での楽しいディナー。menu B(メーン2品)2,840円をそれぞれにオーダーしました♪

こちらが新婚ほやほやの松下シェフ。照れ屋さんなのでカメラを向けられニヤけてしまっています(笑)この日は、ホールにお父様の姿も見られ、とてもそっくりでダンディなお父様のサーブが素敵でした♪


「シャトー・ラ・レイル ベルジュラック セック 2012」フランス 白 3,700円

ソーヴィニヨン・ブラン80%、セミヨン20%。醸造は伝統的、最高に成熟した葡萄のみを摘み取り、マセラシオン・ペリキュールを採用。葡萄から多くの香りを引き出す低温発酵・熟成で卓越した石灰岩質。モンバジャックの南に面した傾斜地に位置し、白い花の卓越した香りが楽しめ、ライム、グレープ、フルーツ、マンゴーのアロマ。これぞフランスのソーヴィニヨンブランという感じ。色合いは薄黄金色。後からの余韻で現れる甘酸っぱい爽やかな酸、華やかでいて爽やか、そしてしっかりとした満足感の高い辛口の白ワインです♪


「フォアグラのテリーヌ グレープフルーツのジャム添え」

フォアグラを白ポルト酒でマリネしてテリーヌに仕上げられています。まずは添えられたコンフィチュールなしでいただきましょう。舌の上でとろける滑らかさと味わいの深さに悶絶。下ごしらえや調理法において、とても丁寧な仕事ぶりが伝わる味わいです。そして単体で楽しんだ後は、酸味の優しいグレープフルーツのジャムといただくとそれはもうデザートのよう。これが真のフォアグラなのです。添えられたコンポートは洋梨。友人夫妻がこれほどに美味しいフォアグラを県西部ではいただけない・・・と正直な感想を述べて大絶賛していました(笑)


「秋野菜を詰めたひな鶏のガランティーヌ」

里芋、ごぼう、フォアグラを詰めてガランティーヌに。ガランティーヌとは、鶏肉、子牛肉などの冷製料理で鶏肉や子牛肉から骨を取り除いて広げ、詰め物を巻いて円筒形に整え、ブイヨンで煮るか蒸し焼きにしたもの。輪切りにして食べます。それにしても観るに楽しく、いただくのが勿体無いほどの美しさ。しっとりと仕上げられたひな鶏と無農薬野菜が程好い食感を残し、とても美味しいです♪


「浜名湖産牡蠣の燻製」

大粒の浜名湖産牡蠣を瞬間燻製してあります。お皿を運んでくる瞬間、既にスモークの香りが漂い嗅覚を刺激され只ならぬ空気に一同どよめきます(笑)さくらチップの香りに包まれた牡蠣は、口中で香り続け余韻を持たせ贅沢な味わいです。添えられた根菜類が上品に優しく炊かれているので箸休め的な存在に♪


「帆立貝と木の子の白菜包み蒸し」

帆立と木の子を白菜で包み、煮汁で温かいヴィネグレットに仕上げています。切り分けるととても大きな帆立がお目見え。帆立の旨味がギュギュッと凝縮され、木の子の優しい香りに包まれた優しく美味しい1品♪

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「自家製パン」

パンドゥミとドイツパン。”パンドゥミ”とは、クラスト(皮)の風味を楽しむハード系のパンと異なり、クラム(中身)を味わうフランス版の食パンです。こちらのは、強力粉とフランスパン専用粉を使って焼き上げているので、カリッとした表面の食感の中にずっしりとした食べ応えがあり、甘味があります。ドイツパンといえば、酸味と固さがイメージされやすいですが、こちらのは酸味を感じさせず表面はカリッと香ばしく、中はふんわりもちっと食感も優しいです。どちらも熱々の状態で出てきます♪


「ポークリエットとバター」

こちらは、お好みでパンに付けていただきます。リエットは濾して滑らかになっていて、くどさはなくマイルドな味わい♪


「菊芋のスープ」

菊芋には「天然のインシュリン」といわれる「イヌリン」という成分を豊富に含んでいることから、最近では美容や健康面から注目を集めつつある野菜の1つです。ゴボウ+里芋のような滋味深さと、ほのかな甘みが特徴の菊芋。香りは芋で、味わいは土ゴボウといった感じで、田舎ののどかな山間風景を思い浮かべるような味わいが広がります♪


本日の鮮魚料理「スズキのポワレ」

細かく千切りにカットしたジャガイモをスズキの皮目に乗せることでシャキシャキの食感とふっくらとした身の食感の違いを楽しめる1品。柑橘系の爽やかなソースでさっぱりといただきます♪


「うずらのカレーピラフ詰め ロースト」+200円

フランス産鶉のファルシ。ファルシとは、肉や魚、野菜などの中に別の食材を詰めた料理のこと。つぼ抜きしたうずらにカレーピラフを詰めてローストしています。高蛋白・低カロリー・低脂肪のうずらは、身が締まっていて弾力があります。うずらの小ささをカバーするかのような詰め具合ですが、とても美味しい組み合わせで、今まで味わったうずらの中で一番の感動です♪


「シャトー・ラ・ガスパルド ジャヌエックス 2005」フランス 赤 4,200円

メルロ85%、カベルネ・フラン12%、カベルネ・ソーヴィニヨン3%。褐色がかったエッジの濃いガーネットで熟成による落ち着いたローブ、やや深みのある色合い。香りにはドライフルーツ的要素の強いカシスやブラックチェリー、プラムのアロマ。ローズマリーやクローヴ、ブラックペッパーなどの香りが香ばしくも甘みを感じ、ソフトなアタックで滑らかな質感。果実味は豊満でたっぷりとした旨味とアルコール感が充実しており、次第に膨らみを増していきます。。果実の風味を損なわず、しっかりとした骨格を持ちながらにしてしなやか。酸も穏やかで飲みやすく洗練されたボルドーです♪


「北海道白糠町直送 えぞ鹿のロースト」+800円

北海道は白糠びハンター松野さんが銃弾までも専用のものを使って仕留めた鹿は、速やかに処理・解体され出荷されます。そのため肉にケモノ臭さはなく、見た目も透明感のある赤身です。ベリー系のソースに合わせていただきます。開いて落ち着きを放ちはじめたボルドーにとても合うメーンです♪


「フランス シャラン産窒息鴨 ローストとコンフィ」+800円

こちらのお店でわたし達夫婦の一押しメニューです。エトフェした鴨を胸肉はハチミツを塗ってロースト、もも肉はコンフィで鴨の美味しさを2種にして提供してくれます。エトフェ(窒息)とは、元来、針を首の後ろに刺し、仮死状態にさせ、血を抜かずに屠鳥する方法ですが、最近では電気ショックでエトフェさせる方法もあるようですね。エトフェさせることにより、鴨の体内に血がうっ血して、その結果血が肉全体にまわります。それにより、肉に鴨特有の鉄分を含んだ風味が強くなり美味しくいただけるというわけです。胸肉のローストは、噛むと適度な弾力がありジュースが溢れ出ます。そしてジュースと共に濃厚な味わいが伝わり、身は柔らかくしっとりとしていてコクがあり滑らかです。もも肉のコンフィは、皮はパリッと食感がよく、身は柔らかくいただけます。骨から煮出したソースで一体感をもたせた至極の逸品♪


メーンを食べ終えた後、デザート前に残りのボルドーを楽しみながら海外旅行の話で盛り上がっていると、松下さんがサービスで「オリーブ」を出してくれました♪(感謝)


「デザートの盛り合わせ」

デザートは黒板に書かれている中から選ぶのですが、それぞれを少しづついただくことも可能なのでお腹に余裕のある方は是非、全種類いきましょう。氷菓子(ジェラート)は黒板に書かれている中から2種類をチョイスできます。


「ババロアショコラ、アーモンドのブランマンジェ、ババ(ラム酒風味)、氷菓子のヨーグルトとキャラメル」

デザートは全3種と、氷菓子を2種いただきました。正確には氷菓子は1人2種ずつ選べるので、少しずつ味見させてもらえば全種味わうことも可能ですよ(笑)ババロアショコラは、しっとり滑らかな弾力と上品な味わい。アーモンドのブランマンジェは、口溶けと喉越しを考えられ、ギリギリに固まるの量のゼラチンを使用されているために揺ら揺らとゆれるほど滑らかで濃厚。ババは、したたるほどにラム酒が浸かっており、ジュワァ~っと口中で広がり大人な香りのデザートです。氷菓子の滑らかさと濃厚さも抜群のコンディションで最後の最後まで楽しめます♪


「ガレット ブルトンヌ」

バターの名産地でもあるフランス、ブルターニュ地方の郷土菓子。フランスらしく、バターたっぷりリッチな配合の有塩バタークッキーです。サクサクッと食感を楽しめ、しっとりとしたとても美味しいガレット♪


「コーヒー」

表面がクレマできれいに覆われているコーヒー。良いクレマはきめが細かく、かき混ぜても消えず、味をまろやかにし、香りを口の中に持続させてくれます。口の肥えた友人夫妻が2人共に大満足のディナーだったようで喜んでもらえて本当に嬉しかったです。松下さん、また伺いますね♪


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2013/05/12 丁寧な仕事と古典的なスタイルを追求する「ラガップ L’AGAPE」の料理とレアワインのマリアージュ

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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/11739/

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2013/05/12 伝統が織り成す料理の数々!「ラガップ L’AGAPE」のディナー

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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/6400/

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2013/04/10 フレンチレストラン「ラガップ L’AGAPE」の料理は絶品!

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写真が大きくて見やすいサイトはこちら → http://lade.jp/diary/tabelog/french/1863/

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2015/04/05 更新

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