『金子みすゞと言う人』本生さんの日記

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本生の食い倒れ道場破り日記

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本生 (40代後半・女性・東京都) 認証済

日記詳細

自分は一年の内でテレビと言う物を30回程度しか見ない
(旦那が垂れ流しにつけているので耳からは情報が入ってきます)
更には活字も大嫌いで気に入った物以外
目から取り入れると言う事を嫌い

マジで小説なんて数十年手にとってない(笑)

テレビ大好き
雑誌大好き
パソコンからの情報大好き!
な、我が家の旦那からすると

『本生ちゃん、じゃあ何が楽しいの??』と…

自分からすると
『テレビの何がが楽しいの???』と逆に疑問
そんな一般的に言う自分でもラジオや音楽は大好きで

ラジオから流れる朗読なんて大好物♪

そんな朗読から彼女の存在を知り
僅か26年の生涯で夢中に書いた詩に出会い
たった数行から発せられる思いにも近い文字を
偶に思い出して読みます

『私と小鳥と鈴と』

 私が両手をひろげても、
  お空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のように、
  地面を速く走れない。

  私が体をゆすっても、
  きれいな音はでないけど、
  あの鳴る鈴は私のように、
  たくさんな唄は知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがって、みんないい。

『大漁』

 朝焼け小焼けだ
  大漁だ

  大羽鰮(いわし)の
  大漁だ


  浜は祭りのようだけど

  海の底では何万の
  鰮(いわし)のとむらい
  するだろう


この二つの詩は彼女の代表作
悲しい人生を歩んだ彼女は常に弱い者の味方であり
今の尚この詩を読む多くの人の支えであります

『みんなちがって、みんないい』

簡単そうに思えても
なかなか言えない一行です
この一行を大正時代に読んだ彼女はきっと天使だったんだと思います
信じて愛した人に裏切られ服毒自殺をするに至った短い人生

天使以外の何でありましょうか
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