生粋の関西人である旦那が
『わし行ってみたいとこあんねんなぁ…』
と急に言い出したので、どこや、どこや?と尋ねてみると
意外や意外川越との返答
聞けば、こっち(東京)に居る内にしか行かれんから
と至極単純明快な解答
自分は学生時代、遠足と言うと川越で
川越なのに駄菓子を押している事が地味に疑問で
サツマイモだけアピールしとけばいいのに
等とひねくれた事を思っていたもんです
10年以上の歳月を経て到着した川越
先ず一軒目はどこから攻めましょうかね?と思って居ると
数軒先に見える『焼き立てベーコン』の文字に
我が小隊2名が吸い寄せられるように勝手に入店したので
やれやれ…
と思い自分も入店してみると
お店の奥様らしき方が喉を抑えて非常に辛そう
『どうされました?』と自分が尋ねると
筆談にて『今朝起きたら声が出なくなっていた』
『それでも日曜は店を閉める事が出来ない』
『お話出来なくてスイマセン』との事
本当に不安で一杯の表情の彼女
その瞬間、自分はこの彼女と出会うべくして川越に来たんだな!
と一瞬で察知し、全く同じ症状で約2週間仕事を休んだ友の話をすると
緊張で強張った彼女の顔が、ふわっと柔らかくなり
筆談にて『日曜で病院はやって居ないし、このまま声が出なくなるのでは』
『咽頭がんだったらどうしよう』等、考え過ぎて潰れそうだったと
200万倍のスマイルと何時もよりも多いベーコン試食を頂き退店
『なーんかええ事したよなぁ~』と呟く小隊2名と共に
お次は銭を洗って増やさなソンソン!!!!
と貧乏心丸出して銭新弁天に行き、小銭クリーンアップ
人間って不思議なもんで
洗ったからって増える訳じゃないのに何だか得した気分♪
次は健康アップと言う訳で
境内にある足つぼロードで足裏を刺激し
余りの痛さに冷や汗だくだく
一回の歩行で死にそうになった旦那に
後2往復したら痩せるで!と言いのし自分はベンチで休憩
最後はだんご!だんご!と煩い旦那にエサを与え
さして旨いものも食わずに帰宅
結局うちらは何しに行ったんだ?と言う結論に行ったのですが
やはり、あの彼女に出会う為だったようです。
あれから一年半
今、彼女が元気で働いているか見にいかないと!