3回
2018/10 訪問
富山県富山市・奇跡重なる!3年ぶりに「鮨人」に再訪できました。 – THE ROAD AHEAD
ふと思い立って岐阜から一気に富山まで。目的はランチに美味しい寿司を食べるためです。
富山まで行けば回転寿司でもいいネタを食べることが出来ますからね。でも・・・。
3年前の日本一周の時に見つけた「鮨人」にもまた行きたいな〜と思いながらも日曜日で定休日なので無理か・・・と。でも、前を通ったら暖簾が出ている!?しかも時計は12:10!まだ間に合う!急いでクルマを停めて駆け込んで確認したら、ちょうどランチタイムのお客からキャンセルの電話が入っているところでした。ラッキー♪
そんな奇跡のような偶然が重なり、滑り込みセーフで3年ぶりに鮨人のお寿司をいただくことができました。
ランチのコースは5,000円、6,000円、8,500円の3種類。前回5,000円のコースをお願いして大満足だったので、今回は少し奮発して6,000円のコースでお願いしました。
まずは地元富山湾で上がったいまが旬の甘エビと白エビ。ねっとりとした甘さながら口に入れた途端、エビと赤酢のシャリがふわっと解けて口中に旨味が広がります。これだよこれ!3年前の感動が蘇ります♪
鯵。ピンと立った切付が新鮮さの証ですね。一切の臭みもなくキラキラとした脂が美味い。
高級深海魚アラ。少し歯ごたえのある白身に深海魚ならではの脂。くどいくらいの脂なんだけど、ちょうどいいシャリの酢加減でサッパリいただけます。
同じ白身でもこちらは真鯛。昆布じめしてあって旨味が乗ってる。
大将の木村泉美さん。3年前と比べるとお店のスタッフ(お弟子さんかな?)も増えて、威勢のいい大将の声が響き渡ります。テンポと気配りはホントに素晴らしい。
ヤリイカには飾り包丁が入り、イカとは思えないほどの歯切れの良さでビックリ。ビジュアルは間違いなく今日イチですね。
今回も、井戸水と梅だけで味がつけられている具が入っていない茶碗蒸しは健在。そしてばらちらしはシャリが隠れるほどのタラバガニとウニ、イクラ。痛風になっても後悔はしないっ!!
前回は一番下のコースだったのでなかったのがこのノドグロ串とタラバの握りです。ノドグロは身に味、脂が乗っているオスだけを厳選して刺してあります。パリッと焼かれた皮目にふわふわの身。運転がなければ日本酒を行きたいところだけど・・・ここは我慢。タラバは多めにつけられたワサビがいいアクセントになっています。
マグロは中トロかな。包丁が入れられているので筋も気にならない。濃厚な旨味のマグロだったなぁ。
〆は煮穴子。下手に握ったら潰れてしまいそうなほど柔らかな穴子です。つめの甘さもちょうどいい。
この後、我慢できずに白エビとイカをお代わりしちゃいました。
最後は炭火でじっくり焼き上げた最中に塩ジェラートをはさんで。
握り10貫と串、茶碗蒸し、潮汁とデザートでコースは終了。この味と充実感で6,000円(2貫お代わりしたので7,000円)は安いと思いますがどうでしょうか?高いと思う人にほど食べて欲しい寿司だなぁ。
鮨人(すしじん)
富山県富山市新根塚町3-5-7
076-422-0918
営業時間:12:00~14:00 18:00~21:30
定休日:日曜(祝日は営業、但し月曜が祝日の場合は日曜営業・月曜休業)
2018/10/22 更新
2015/11 訪問
富山県・飛び込んだ寿司屋はミシュランの星付き!?鮨し人で絶品握りを食べてきました。 | THE ROAD AHEAD v6.5
日本-東海・北陸地方,日本一周富山県・飛び込んだ寿司屋はミシュランの星付き!?鮨し人で絶品握りを食べてきました。2015年11月20日Kawaコメントする富山で寿司が食べたくて、GoogleMapsで「寿司」と入力して出てきた近くの店に入ってみたら・・・。
今まで食べた寿司の中で一番美味かった!
Google先生の画面にはたくさんの回転寿司屋が表示されるんですが、その中から「回転しない」店を選んで入ったのがここ「鮨し人(すしじん)」。扉を開けると酢飯のいい香り〜♪運良く予約無しで入れたのですが、最初はここがどんな店かも分かっていませんでした。
炊きあがったばかりのご飯に黒酢だけでシャリを作っているので、最初は握ることが出来ないこともありこの形になっているんだとか。小丼はマグロの中落ちとイクラです。
毎日12時丁度に炊きあがるようにしていて、そこからシャリを作るんですね。だから扉を開けた時にいい香りがしたんだ・・・。毎日同じ時間に同じことをすることが大事なんだとか。
具が入っていない玉子だけの茶碗蒸しは井戸水と梅だけで味がつけられているシンプルなもの。これが衝撃的に美味いんです。
富山といえばエビ。今の時期は「旬の甘エビ、迎えの白エビ」といってどちらも美味しい時期で最高なんだそうです。いや、最高っていわれなくてもこれを食べればわかりますよ。
タラバガニ。砂糖を使っていない黒酢だけのシャリなのでカニの甘さが引き立っています。
ハタ。コリッとした歯ごたえはまさに白身の王様です。すべての握りは大将が醤油を塗ってくれるので、そのまま口に放り込みます。
フクラギ。フクラギってのはブリの若魚。富山といえばブリだけど、まだちょっと早くて今はフクラギなんだそうです。寒ブリじゃなくても脂がノッて美味しいですよ。
タイの昆布締め。この日、予約を入れていた方が赤身が苦手ということで白身が多い仕入れになっていたんですが、白身だと黒酢だけのシャリには合わないということでほぼすべての白身に何らかの手間がかけれいていました。
青魚(アジ)ももちろん手間がかかっています。鯛とは違う昆布で締めているそうです。
こちらのアジは酢と塩で締めてありました。
漬けマグロ。色の割に醤油の塩っぱさはなくネットリとした旨味が口の中に広がります。
魚汁。見た時は味噌汁かと思ったのですが、塩も使っていない魚のアラとエビの殻だけを煮詰めて作った汁でした。とにかく濃厚で鍋を食べた後のような満足感がありました。
〆はネギトロの巻物。ご飯よりも多いマグロと大量のワサビが最高!
デザートは炭火でじっくり焼き上げた最中に塩アイスをはさんで。カリカリの食感がいいですね〜。
食べ終わった跡に大将といろいろお話をさせてもらいましたが、これがスゴイ経歴をお持ちの方でして・・・。
独学で寿司屋を始め、これまでに2件潰したという大将の木村泉美さん。
理想の師として銀座あら輝の荒木氏を慕いながら、いつしか荒木氏と一緒に握るまでになったという。一時期はあら輝を任せるとまで言われたけど富山を離れることを嫌い、それを拒否。今では荒木氏も唸るほどの実力を得たという。
寿司屋の大将に似つかわしくないロン毛で、一張羅は革ジャンという泉美さん。かっこ良すぎです!!
まさか飛び込んだ寿司屋がこんな素敵な場所だったとは、我ながら持ってますね〜。ここはぜひ、今度は予約してでも行きたいお店でした。
鮨し人(すしじん)
富山県富山市新根塚町3-5-7
076-422-0918
営業時間:12:00~14:00 18:00~21:30
定休日:日曜(祝日は営業、但し月曜が祝日の場合は日曜営業・月曜休業)
2017/03/21 更新
マイ・フェイバリットな寿司屋、富山の「鮨人」の予約が取れたので、早速飛行機のチケットを取ってビューンと行ってきました。
今回は初めての夜。ランチとどのあたりが違うんでしょうか。楽しみです。
今回も周りは県外の方が多いようだ。人気は広がっていますね。
大将の握るまな板の近くなので色々とお話を聞きながらいただくことができてラッキーでした♪
まずは、富山といえばやっぱり白海老、甘海老の紅白コンビ。
ねっとりとした甘みが口いっぱいに広がる〜。この一貫のために来ていると言っても過言ではない。
続いても海老。こちらはボタンエビのレアボイル。軽く火が通った海老の身はプリプリ感UPで甘さもUP。ボタンエビは地元では富山海老と呼ばれているほど富山を代表する海老で人気も白海老、甘海老に負けず劣らず。
具が入っていない玉子だけのシンプルな茶碗蒸しは井戸水と梅だけで味がつけられている。毎回食べるたびに衝撃を受ける美味しさだ。
丁寧な包丁が入ったアオリイカは前回食べたときにびっくりした一貫だ。この包丁のおかげでイカがサクサクと噛み切れて、シャリと同時に口いっぱいにほぐれる感じ。
バイ貝の薄造りを粗塩で。こんなに薄く切ってあるにも関わらず抜群の歯ごたえでコリコリといい音が響く。
こりゃ日本酒に合うよなぁと満寿泉の純米酒を注文してみた。米の旨味とバイ貝の甘みが素晴らしいマッチングだ。
お酒を頼んだらつまみにと白海老のこのわた和えを出してくれました。最初に食べた昆布締めよりももっと濃厚で、このわたの旨味、苦味、塩味と相まって至福のおつまみですよ。白海老一匹で酒がどんどん進んでしまうキケンなつまみです。
これはこの日の個人的ナンバーワンな寿司で、カワハギの身を細切りにし、肝醤油で漬けにした巻き寿司。歯ごたえのいいカワハギを漬けにすることによってねっとりと柔らかくし、肝醤油の旨味が染み込んでいてまずいわけがない。悔やまれるのはこれをお替りしなかったことだ・・・。
焼き物(その1)は甘鯛。ぎゅっと旨味の詰まった甘鯛美味しい・・・。
キジハタはかぼすを絞ってさっぱりと。
脂の乗った居付きの金色アジ。
小丼は9月1日解禁だというベニズワイガニのほぐし身に、ウニ・イクラ。この日は8月31日だったけどフライングでいただいちゃいました♪
こちらも解禁前ののどぐろ。雄と雌で味が違うということで雌はしゃぶしゃぶで。しゃぶしゃぶにしても脂が落ちきっていないというのがスゴイ。鬼おろしのザクザク感もいいなぁ。
カツオはサッと藁焼きにしてあって、燻し香が鼻に抜ける。
桜鱒。これがホントのマスノスシですね。とろりと溶けるような食感で鮭よりもあっさりとした脂です。
深海魚のクロムツ。のどぐろは正式名がアカムツで、名前は似ていますが別種です。昆布締めにしたクロムツの皮目が炙ってあって香ばしく溶け出す脂がとってもジューシーです。
のどぐろのオスは串焼きに。メスに比べると歯ごたえがしっかりしつつも、絶妙な焼き加減で香ばしいのどぐろ最高♪
マグロの大トロ。これは宮城県の塩釜港に上がった129.6kgのクロマグロです。刺しの入った黒毛和牛のような食感で、口の温度で脂がとろける。
最後は手で持つだけでも崩れそうなほど柔らかな煮穴子。
魚汁は魚のアラとエビの殻だけを数日間煮詰めてつくっています。塩も使っていないのにちょうどいい塩梅で、これだけで一つの鍋を食べたかのような味わいです。
ここで大将とお話していたら、もうちょっと飲む?とバイ貝の肝と満寿泉酒粕を和えたものと、それに合う、大将の秘蔵酒「満寿泉蔵内拾年」をいただきました。肝の苦味に酒粕の芳醇さ、それを包み込むような蔵内拾年の貴醸酒のようなまろやかな甘味が素敵なマリアージュですね。締めにピッタリです。
本来ならここで2、3貫お替りする予定だったんですが、さすが夜のコースは質もボリュームも申し分なく満腹になってしまいました。
なのでおとなしく塩ジェラートの最中をいただいて終了。
今回も素晴らしいお寿司を食べることができて大満足です。大将には来年の日本一周のときにまた寄らせてもらいますと約束をし、店をあとにしました。
鮨人(すしじん)
富山県富山市新根塚町3-5-7
076-422-0918
営業時間:12:00~14:00 18:00~21:30
定休日:日曜(祝日は営業、但し月曜が祝日の場合は日曜営業・月曜休業)