esegenさんが投稿したガストロノミー ジョエル・ロブション(東京/恵比寿)の口コミ詳細

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1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/05 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-

1人でロブションの2階に行けるような年のとり方をしてみたい

コンサルティングに勤めていた頃、上司が周りの人からお願いをされる時に「わかった。ロブション1回ね」と、借りの回数をロブション単位で数えていた頃がある。そんな単位にもなりえるお店。

恵比寿という少し落ち着いた、しかし雰囲気のある町で、どんと構えた洋館は、「あのロブション」とでも称されるべき風格を誇っている。

ちなみに1階は「ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」となり単価も低め。いわゆるカジュアルロブション。プラダにおけるミュウミュウとでも言うような。ゆえに、「こないだロブションいってきた」と言うと、小ざかしい人は「2階?1階?」と聞いてくる。さらにいえば、バー利用もできる。しかし、バー利用は、ロブションらしさはあまり感じないので特におすすめしない(何がロブションらしさなのかはともかく)。

食事に関しては、他の方のレビューに詳しいので省く。味も見た目もサービスも、デザートワゴンもどれも素晴らしい。

1つ思い出。夜の2階のロブションで、1人で食事をされている方がいた。珍しいのか珍しくないのか、そこまで頻繁にロブションを行くわけではないのでわからない。ただ、その時に見かけたのは、50代前後のスーツをビシっと決めた方が、新聞を片手に食事をしていた。平日の夜、21時頃。「1人でフレンチを食べる美しさを教える先生」のような所作と立ち振る舞いで優雅に食事をしていた。いつか、これをしてみたいというのが、かすかな未来のビジョンである。

なお、このロブションが構える恵比寿ガーデンプレイスは1994年に開業したまだモールが珍しかった時代の産物。そんなガーデンプレイスも、昨今は表参道ヒルズやミッドタウン、ヒルズなど、他の複合施設に押され、訪問者も減り、独自性も弱まっている。照明の時間も早まってしまった。そんな中、ガーデンプレイスが打ち出すブランドが、大人のモール。2014年の末には、20歳を迎えたガーデンプレイスのコピーが「恵比寿。あなたは、大人の街になれ。」。そんな大人な町を彩る1つとしては、ロブションは正しい存在なんだと思います。

2015/06/09 更新

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