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夜の点数:5.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 2.8
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|サービス 2.8
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|雰囲気 5.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 2.8
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[ 料理・味2.8
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| サービス2.8
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| 雰囲気5.0
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク2.8 ]
This is YOKOHAMA
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Bar Star Dust 店内
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Bar Star Dust カクテル「ヨコハマ」
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Bar Star Dust カクテル「ジン・トニック」
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Bar Star Dust 外観
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Bar Star Dust 道のり
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2019/10/12 更新
陽の暮れた仲木戸の駅に降り、海を目指してまっすぐ歩く。
途中、国道を越え、首都高をくぐる。
引き込み線を超えるあたりから、周りは暗い夜道となる。
暗いと言っても、みなとみらいへ抜ける道がつけられたため、昔に比べれば随分明るくなったものだ。
20年以上前、初めて来たときは、あまりの暗さに『道を間違えた…』と、思って引き返した。
それでも、御婦人の一人歩きは今もすすめられない。
聞こえるのは、微かな波の音と自分の足音だけになった頃。
米軍のノース・ピアへ通ずる鉄橋が、ぼうっと暗闇に浮かび上がる。
その鉄橋の手前、" Bar Star Dust "は、ある。
「ぎぃ」と音をさせて古い扉を開ける。
店内を一瞥して今夜の席を決め、数段階段を下りる。
「いらっしゃい」、現在のママが静かに声をかけてくれる。
きしむ床を数歩、伸びあがってスツールに腰を掛け、「ジン・トニックを」と言って、千円札をカウンターに置く。
メニューもあるが、野暮なので手に取らない。
キャッシュオン・デリバリーだから、注文の品が運ばれてきたならば、千円札の替わりに釣銭が置かれる。
釣銭を、いつ造られたか見当もつかないジュークボックスに放り込む。
窓の外には、夜の暗い海に係留されたヨットと、遠目にランドマークタワーが見える。
ジン・トニックの氷は、温度が高く、すぐに溶けてしまう。
店の前の道路で拾われたネコが、カウンターの上を歩いて横切っていく。
向こう隣の客がタバコをふかし、紫煙が流れてくる先に、有名な俳優が酔ってサインしたというボトルが見える。
接客は、基本的に放置プレイ。恋に破れた女性客の涙ながらの話を、他の客そっちのけでずっとママが聞いていたりもする。
「ヨコハマを…」次のカクテルをオーダー。
ゆるいシェイク。温度も高め。
健康的かつ品行方正であることからは、かけ離れる。
バーとしてはおろか、飲食店としては、褒められたものではないかもしれない。
クルマやバイクを愛し、音楽を愛し、人を愛す。
法律や常識だけでは、十分に生きていけない。拳(こぶし)と気迫も生きていくには必要だということを知っている。
そんな、BAD BOYSが愛したバー。
それ故、クレイジー・ケン・バンドのMVや" あぶない刑事 "の舞台となり、サザンの歌に歌われた。
" This is YOKOHAMA "
それが、このバーである。
残った釣銭は、チップとしてカウンターに置いていく。
潮の香りをかぎながら、" Bar Star Dust "を後にする。
先代のマスターには、御挨拶を遠慮した。