無料会員登録/ログイン
閉じる
この口コミは、kekkojinさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
1回
夜の点数:3.0
2013/05 訪問
夜の点数:3.0
和歌山というより東京風ニューとんこつ?
醤油そば中盛
記事URL:http://blog.livedoor.jp/kekkojin/archives/51997500.html
2013/05/04 更新
エリアから探す
開く
閉じる
ジャンルから探す
2013年5月再訪
豚骨が思いのほか出ていて、昨年の忘れられない一杯となった、和歌山ラーメンの戎。
つい先日、あの豚骨が味わいたくて訪れたところ、豚骨が殆ど感じられずスープがシャバく、麺茹でもムラがあった。
異様に出来上がりが早いのも気になったが、全体に作りが雑な印象を受けた。
訪れたのも似たような時間帯で、作っている人も恐らく同じはずなのだが。見た目はこんなに粘度があるような茶濁ではなかった。
もし手前の印象を受けて訪問してくれた人がいたら、残念な結果に終わるかもしれないので、ここで訂正しておきます。
今回がたまたまだったことを願って、時間を置いてもう一度行ってみたいと思います。
-----------------
創業当初、東京でも和歌山ラーメンが食べられる店として結構話題になったように記憶している。
当時食べたきりだったが、その頃、豚骨を強く炊きだして粘度がある井手系と呼ばれる路線の和歌山ラーメンとしては、ライトという印象だった。そんなにフックはなかったので、今日までなんとなく再訪せずにいたが、近くを通る機会が増えたので、ある夜、ふらっと訪れてみた。
深夜、閉店間際とはいえ、ある程度名の通った店とは思えないほど、閑散としていた。たまたまかとも思ったが、後日何度店先を通っても、似たような状況だった。どうしたのだろうか。
当時と変わらぬ木目調で作られた店内の、カウンターに腰掛け、あの時と同じ注文をする。
醤油そば中盛¥650
確かにスープは茶濁していたように思うが、ここまでトロミの強そうな深い色味だっただろうか。
ともあれ一口啜ってみると・・・おおおおおっ!これは重みのあるスープ!! 豚骨がめちゃめちゃシッカリ出てている。舌にザラザラとした食感は残る程。もしかしたらカツオか何かの魚介もあるかな。
こう書くと井出系和歌山ラーメンらしいバランスに思われるかもしれないが、西日本のラーメンで感じられるようなスナック感覚的な軽さ・甘さとは確実に一線を画している。関東の醤油の強いラーメンのような、刺激というか直線的な味が強い。豚骨主体のラーメンを東京風にアレンジした、という方がしっくり来る。以前クチコミした、巣鴨の十兵衛のバランスに近いかな。
麺はやや細めでボッツリした食感。弱い麺という印象が持たれそうだが、この重いスープにベチャベチャと混ぜて食べるには丁度いい。チャーシューも青ネギもやや貧相かもしれないが、このスープに埋没させて食うと考えれば、ベストマッチともいえる。
麺量が50円刻みで調整出来るのは嬉しく、確か中盛で200g弱だったと思うが、今日びこのボリュームでこの贅沢に材料使ったスープが堪能できるなんて、申し訳なくなってくる。
自分が最後の客だったようで、終わりの方だったからたまたまスープが濃かっただけかもしれないが、そうではないと信じたい。再訪してもう一度確認したい。