kenfirstさんが投稿した菊鮨(福岡/大野城)の口コミ詳細

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菊鮨大野城、白木原/寿司

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

予約難民続出!魅力的・感動的であり続ける理由

2025年初頭の1月11日...
福岡・大野城駅近辺において、可愛いくて小さな雪だるまを発見⛄️

その前日である10日、この冬一番の大寒波が日本列島を襲い、福岡県内でも積雪を記録し繰り返しのニュース映像になっていました。

そんな中、福岡県春日市にある「菊鮨」さんへ...言わずと知れた超予約困難店です。

玄関前にある店舗看板は、創業当初からの旧店舗名「菊寿司」とあります。うっすらと雪化粧の名残り...なんでも10日は職人さんが積雪の影響により、バイク通勤が出来なかったらしいです!?

菊の花言葉は「信頼」「高貴」「高潔」「高尚」と言われています。

奈良時代に中国から薬用・観賞用として日本へもたらされた菊は、その薬効と美しさからか「不老長寿」の象徴でもありました。同時に貴族や皇室でも深く愛された花であり、これらの花言葉は、その気品のある姿形や薬草としての信頼のほか、高貴な人々に重用されてきたことに由来するそうです。

九州最大のターミナル・博多駅からは10分~15分程度にあるJR大野城駅から徒歩10分圏内。近くには高校・大学や住宅街であり、まさかこのあたりの地域内に全国屈指の超予約困難の鮨店があるなんて、言われなければ知らなければ分からないエリア。その一角に風格あるお屋敷の佇まいをみせています。

世界のステージでご活躍された経験をもつ瀬口さんは二代目の大将。日本での修行後に、モナコ公国五つ星ホテルにおけるご経験をバックに現在の形にされて、今後もさらに世界を視野に入れた活動展開をされておられます。映画主演俳優さんのような親方で、所作や立ち振る舞い姿に思わず魅入ってしまいます✨

また多くのお弟子さん達とのコンビネーションも抜群です!一部兄弟子さんから弟弟子さんへ教えながらのやり取りも見ることが出来ました...こういった緊張感と一生懸命さが本当にいいですね♪

一品料理と握りの二部構成です。

お料理やお酒や技術やお話や...もろもろに私自身が酔っていたのか、あまりにも美味し過ぎてメモもそこそこに、記憶がうろ覚えになっております。何か抜けていたらすみませんとにかく夢中になってました...

【一品料理】
あこや貝ホタテうに(いきなり沈黙)
クエポン酢(美味すぎて笑う)
大間まぐろ(豊洲市場初競りものに感銘)
牡蠣の茶碗蒸し(濃厚クリーミー)
あん肝(何もかもが絶妙です)
かます(かまされました)
トラフグ白子(エース級にノックアウト)
まながつお(アツアツホクホク夢心地)

【握り】
アオリ烏賊(スタートから度肝)
白甘鯛 (確率1/3000のレア甘鯛)
糸島さわら(地元の主なのか)
ほっき貝(こんなに柔らかいの?)
大間まぐろ(頭の中で溶け舌でも溶ける)
こはだ(写真撮るの忘れ隣のお客様のを撮影)
松葉ガニ(超圧巻!カニのスーパーモンブランか!?)
サバ棒ずし(えっ?溶けましたよ)
車海老(味わい深く食感抜群)
赤出し(心が落ち着きます)
中落ち&バフン雲丹(美味すぎて幸せ)
あなご(トドメを刺された気分)
玉子(デザート的の甘さに回想録)
※お土産用太巻き

シャリはすべてのネタを主役にするベースでありながら、食感も確かに噛むと口溶けする固さと柔らかな味わい...いくら食べても次の食欲へと繋がるようなシャリに感じます。酢とのバランスが黄金比なんでしょうね♪

また瀬口大将のリズミカルで鮮やかな指さばきには、思わずじーっと見とれてしまいます…✨同じ手数に同じ秒数...指先のしなやかさはピアニストのようです♪私にあまりにジロジロ見られて、大将やりにくかったかもしれません( ̄▽ ̄;)笑

お酒は、生ビールのあとは...
白糸酒造さんの田中65の希少種「泡」(Sparkling)と
福岡県糸島市の山田錦100%カラクチサムライを
いただきました。

まずもって思うことですが、取りたくても予約の取れないお店が、関東・関西の人口密集地の大都市圏からは離れた都市にある。決して便利な場所ではないのにお客様がこぞって、遠方よりそのお店へと足を運んで行きたくなることの凄さ。

そうかと思えば日本人はある意味で非常に残酷な一面を感じるのは、急激に一過性のブームを作り出したかと思うと、一定の時期で飽きてしまってしばらくすると閑古鳥のお店にまでしてしまうこともあります。飲食店業界の皆さんが、それらの問題をクリアしてさらにTOPクラスを維持向上することが、如何に大変なことなのかを思い知らされます。

菊鮨さんではお座敷の一角を、一部改装するプランがあるのだそうです。今年5月中旬には新しいカウンター(7~8席くらい)が新たに隣接稼働!別の店名で(店名未定)お弟子さんの実戦場になるとのお話でした。また新たなステージが今年展開されそうですね!

そう考えると、そのお店の魅力の中心とは、味や技術、店主親方やスタッフさんにまず間違い無いのだと思いますが、そこに更なる変化や楽しみ、喜び、細部にまでこだわる感動を備えているから...なのだとあらためて感じました。

また来たい!また食べたい!多くのお客様にそう思わせ続けている菊鮨さん。

大将のお話を伺っていますと、静かなる闘志を感じるとともに、常にポジティブですし目指すところは日本の良いところと海外の良いところの融合にあるグローバル感覚なのだと思いました。


ちなみに私が、今回どうしても菊鮨さんへ来たかった理由ですが、たまたまある時にいただいたお土産の折箱に入った太巻きがきっかけでした。食べた瞬間に思わず目を見開いて「めっちゃ美味しいっ!」って叫んでしまったほどの感動的な味わいと、包まれていた箱や包装の丁寧さ美しさにありました。

菊鮨さんが全く予約が取れないほど、すごく魅力的なお店であり続ける理由の一端を、既にこの時点から垣間見ていたような気がしてなりませんし、実際に来店してその想いが確信に。さらには感動に変わったのでした。

今度は私が...
この魔法とも言うべき「太巻き」。
そのバトンを誰かにリレーする番ですね♪

日本に、いや世界に...
語り継がれる味がここにあると思いました。

2025/01/11 更新

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