kenfirstさんが投稿した蒼洋軒(東京/六本木)の口コミ詳細

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蒼洋軒六本木、乃木坂、広尾/レストラン

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/07 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

大の大人が小躍り⤴️洋食の進化・可能性はまだまだ無限大です✨

子供の頃の思い出…それも言葉を話せるようになったかどうかの幼少期のこと。

私と同年代近い人に尋ねたいものです。デパートのレストランフロアに初めて連れていってもらった時のことを覚えているでしょうか。私のような60歳に近づいた人間には、とても懐かしいような思い出なのかもしれません。

家庭とは全然違った、すごく高級感を子供心に感じながら食べたお子様ランチ。
それは、特別な洋食を食べたと感じられたファーストコンタクト。

まさか!?
今の歳になって、それと同じ感覚に自分自身がなるとは、予想だに思いませんでした。


そのステージは、西麻布にある超名店「蒼」さんにおける店舗内。政財界の要人、著名人を国内外問わず唸らせ続け予約の取れない、日本を代表する創作料理・高級飲食店。そのオーナーシェフである・峯村さんの不在時に不定期で開店される「蒼洋軒」です。通常時「蒼」の看板は今宵は「蒼洋軒」と示されています。

そういった意味においてまさに超レア激レアな空間に、お招き入らせていただきました御厚意に対しまして、深く感謝申し上げます。

お料理のシェフは、西麻布にある日本料理イノベーティブ「七ひろ」を手掛ける高橋七洋さんです。

冒頭、シェフからのご説明…
「蒼」の高級食材を使用、「蒼」の哲学と共感共鳴しながら創り上げる"「蒼洋軒」究極の洋食コース"をお楽しみください。静かな落ち着いた口調で、優しく微笑みながらお客様に語りかけていただき宴のスタート…

最初のコンソメには和のテイストを感じましたが、これは和食→洋食への進化の入口のご挨拶。

そこから登場してきたのは、簡単に申しますと…超高級な大人のお子様ランチです
・ハンバーガー風サンド
・スパゲッティ
・グラタン
・コーンスープ
・リゾット
・シャーベット
・ハンバーグ
・オムライスカレー

洋食って、海外のものを日本風にアレンジして今がありますけど、あまり大きな進化って最近無いんですよね。そう語る高橋シェフからのお話でしたが、まだ進化する可能性はあって、挑戦し続けることが重要だと思うんです。とのコメントを聞くことが出来ました。一品一品に込めた思いや調理法、感じていただきたいポイントが添えられて、ワクワクしながら食べ進みました。50年以上前に受けた特別感いっぱいの洋食が、私の脳裏によみがえるシーンの連続でした。

デザートからシェフが交代!
西麻布「蒼菓」の濱村浩パティシエが登場してのデザート3品です。
この3品がまた、いい大人をさらに子供にしてしまうがごとく、デザートというにはもったいないと感じるほど果物のひとつひとつ、素材そのものが魅力、主役だと思い知らされるようで、驚きと沈黙せざるを得ないと感じていたのは私だけではなかったようでした。お料理をクールダウンさせるのではなく、お子様ランチを思い出して!まだ続いているでしょう?と語りかけられるような感覚を覚えたのです。

シェフをサポートする料理人さんは、蒼さんにおける若手のお弟子さん。普段余程鍛えられているのでしょうね。無駄のないしなやかさで緊張の面持ちと真剣な眼差し。シェフの呼吸やお料理の仕上がりとタイミングを合わせながら、いい動きをしていると素人目にも分かります。ピリッとした中に安心感を覚えるほどでした。

ティーペアリングもマリアージュしかありません♪
それもそのはず、お料理にベストマッチにチョイスされた、蒼さんが誇るWソムリエからの選定に狂いや間違いなど無いからです。その提供タイミングや振る舞い、身のこなしにも酔いしれます。お料理に匹敵するサービス接客力も最高レベルです!


最後に、高橋シェフより「蒼洋軒」は、不定期であることには変わりませんが、これからも継続的に開店いたしますので期待してください!今後ともよろしくお願いいたします。とのコメントがありました。笑顔の拍手ですね♪

大人を小躍りさせてしまう洋食の進化型「蒼洋軒」の伝説は、今後また一層深まっていくことに間違いはないでしょう。

開店前は早めにお店前に着いた姿を見て、暑い中だからとお迎えいただきましたが、閉店後も雨が降ってきたことで、傘まで人数分ご用意いただき、全員からお見送りいただいた姿をみて、感動を覚えないはずはありません。お料理のみならず最初から最後まで隙のないホスピタリティを含め、素敵すぎる一夜、究極の洋食ディナーの宴だったのです。


【今宵の蒼洋軒の食卓】 2025/7/4

●愛媛 藤本さんより神経〆鱧のコンソメ

●長井さかな人 長谷川さんより神経〆明太のフリットと青森塩谷魚店より北紫雲丹
鮪のレアカツとフレッシュキャビア オシェトラ
ブリオッシュのスライダー2種

●冷製ホワイトナポリタン

●尾藤農産より3年6カ月熟成 北あかりのグラタン トリュフ

●三島より とうもろこし“ゴールドラッシュ”のスープ

●伊東より 伊勢海老のリゾット ビスクスープ

●大石早生のグラニテ

●上田畜産 但馬玄のハンブルグステーキ デミグラスソース

●天城軍鶏のオムライス デミカレー

●愛媛県産 河内晩柑のコンポート

●西崎ファーム 合鴨卵の大人のプリンアラモード

●レーズンサンド

~切れ味 月山義孝刃物店~


【ティーペアリングメニュー】

●金木犀紅茶スパークリング(金木犀生花・シャンパン風)

●微酸イラム白(ネパールのイラム地方)

●蜜果(芯烏龍16時間焙煎)

●熟香(直火と温風使い分け8時間焙煎)

●東方美人(青芯大有・ウンカに噛まれる自然変異)

2025/07/05 更新

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