5回
2018/06 訪問
初夏の味覚を堪能
最良の時期とも称される、梅雨入りどきのご訪問。
刺身のみならず囲炉裡焼きでも供されるアマゴ。
そしてこれから美味しくなってくる、稚鮎。
それぞれの焼き加減は絶妙、とにかく素材も良い。
適切な塩により、魚の淡い甘みが引き出される。
それから、これこれ。
天ぷらやお浸しなどで供される、山菜。
この時期が名残なんだよね。
これのために来たと言っても、過言ではない。
また滋味深くて、旨いんだよなぁ。本当に。
どこか懐かしくて、それでいて洗練された調理の、山菜。
何十年か前に田舎で食べたあの味が、より旨味を増して主張してくる。
ここにくると、単なる旨味以外に郷愁すら感じられる。
山に入り、川で釣り、アブやメジロを怖がり、薪の燃える芳しさに夕飯時を知る。
そんな田舎の暮らしが、フラッシュバックする。
そういった素朴な魅力が、ここにはある。
だから通うのかもしれない。
そんな思いに浸りつつ、定番の鴨、そして鹿。
「この時期に鴨?」
そう思う御仁、是非現地で味わってみてほしい。
初夏の鹿。
猟期ならよく食べられると思うが、その時期と比べてどうなの?と問われれば
「餌がいい時期なんだから、初夏から秋が旨味を増すと思うよ」
と答える。
本当に、そう思うから。
そしてエンディングとなる、天然うなぎと山菜ごはん。
うなぎがまた素晴らしき脂、タレとのマッチング、焼き加減!
山菜ごはんの淡い出汁の旨味が、山菜の風味とコメの香りを引き立てる。
ああ、とても美味しかった。
大将、ご馳走さまでした!
また伺いますね。季を変えて。
2018/06/09 更新
2018/01 訪問
ジビエ最高の時期に頂く、囲炉裏料理に舌鼓
待ちに待った、この日。
冬の柳家さんは、年の中でも特別なのだ。
まずはローランペリエからスタート。
柳家さん、ワイン類も美味しいものをリーズナブルに供して頂けるので、安心してお任せできる。
この日も、とある鳥から始まった。
これがまた絶妙!!!!!このために来たと言っても過言ではない。
友人達も、1品目からの旨みと風味の良さには思わずニンマリ。
しかしここから続く至福の品々の為もまた「このために来た」と言えるものばかり。
楽しみで仕方が無い。
続くは鴨のネギ間。弾力と旨みのほとばしりが素晴らしい!
そして猪、鹿サーロイン、小鴨等、素晴らしい品々の滋味深い味を堪能させて頂いた。
本当に、いつ伺っても素晴らしい。費用も含め。
東京から、わざわざ柳家さんに行く為だけに旅をしても良いと思えるくらいに、素晴らしい。
大将、店長、皆さん、有難うございました!
また伺いますね。季節を変えて。
2018/01/25 更新
2016/12 訪問
比較対象の無い、唯一無二の「猟師の味」を愉しんで
もうさんざん語りつくされているであろう、柳家さん。
いつかは行ってみたいなと思っていたら、貴重なお席を頂ける事に。
ご予約頂いた方は、猟と自家熟成を趣味とされている方。
こういう方だから、寝かせ方のみならず仕留め方にも一家言が有るのは自明の理。
こちらにおける味の構成要件、他の店舗とはちょっと違う。
猟師とのコミュニケーション、仕留め方、寝かせ方、それらが多分に影響する。
その上で「会食終了時まで適切な熱量を保つべく、計算してくべられた炭による熱」で焼く技が活きてくる。
この日は画像にあるものを一通り+α(これがとても特別!)とこだわりのワインをお出し頂き、それほど高くは無いお会計。
そもそも素材が希少過ぎるので、単価が云々という考えが起こらない。
希少というよりも、唯一と記すべきか。
もし「ジビエが好き」と言って憚らない御仁であれば、きっとお気に召すと思う。
季節毎に行きたい、と強く思った。
2016/12/22 更新
最も女性に人気な構成となる、この時期の柳家さんに訪問。
いつもながら、到着に合わせて焼き上げられた大ぶりの鮎からスタート。
それぞれの品は素朴な料理ながらも、目に見えない手間の数々がかけられている。
わざわざ一晩泳がせる、鮎然り。
今回、僕のみならずご参加の皆さんも堪能して頂けて、何よりだった。
また伺おう。