3回
2017/01 訪問
五感で味わう、季節のお皿を愉しんで
御縁あり、2度目の訪問にありつけた。
前回は貸切だった事もあり、食にだけ集中するのは困難だった。
だからこそ、特別な逸品に集中できる今回の予約が楽しみであった。
して、入店。
炭火、そして藁を燻った香りに、早くもにんまり。
志、心掛けを物語る「しのはら」の書にしばし目を向け、そして焼き場の前に座る。
この日も一品めの白魚の皿から始まり、お椀、お造り(昆布醤油付き)白子メシと、目にも鮮やか、そして素材の味を引き出す出汁と塩加減をしっかりと楽しませていただいた。
そして、ここからがしのはらの真骨頂。
モロコが泳いでいた姿のまま焼かれ、そして穴子、海鼠、他色とりどりの品々が、川を模した皿に、まるで里山の風景であるかのように盛られ、供されるのだ。
この品こそが、しのはらさんのスペシャリテだな、と感じる事しきり。
その後熊の鍋、鴨など、最良の焼き加減 火入れ加減の品々を頂き、この夜も感無量な会食となった。
約半年先まで予約が埋まっているとのこと。
さすがである。
大将、有難うございました!
また伺いますね。
2017/02/04 更新
このところ定期的にお伺いしているので、季節の移り変わりが感じられ、またよい。
この日は蟹が前面に出されたコース。
大ぶりのカニ、そして甲羅返しの技に、目も楽しませてもらう。
とはいえこちらの妙は、やはり出汁。
淡く丸みのある出汁は、訪問者を虜にすること請け合い。
フグの白子を包んだみぞれ椀などは、まさに出汁を味わう料理の真骨頂。
印象深かった。
琵琶湖のモロコを味わうと、そのほろ苦さと風味に、そろそろ春を感じだす。
八寸の梅も、それを心待ちにしているようだ。
大将、有難うございました。美味しかった!
また伺いますね。近々。