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夜の点数:4.5
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 -
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味-
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| サービス5.0
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| 雰囲気5.0
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク4.5 ]
「リーズナブルなのに良質なシガーバー」だけど、そんなことは置いといて
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庭
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オリジナルラベルのウイスキー
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フレンチコネクション
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2010/09/07 更新
聡明そうで滑舌(かつぜつ)がよく、細身で、動きにメリハリのある
オーナーバーテンダーが迎えてくれる店。
もう何度、顔を出しているだろうか。
様々な面が、僕の感性に響く店である。
なので、文句なくこういった評価をする。
まず目を見張ったのは、「水」。
この店の口コミをある程度見て、ちょっと気を張って訪問してみた。
しかし、それらは意味のないことを、まざまざと思い知らされることに。
ここまで心地の良い「空間」を用意しているバーを、他に知らない。
店に入るには、左に曲がり、右に折れ、そしてまた左に体を進める必要がある。
まずここで、泥酔者などの「相応しくないモノ」を排除できる というわけだ。
その後、右手にカウンターを眺める。
その時点で自分の居心地のいい席を探すことになるのであろうが、僕は
ほぼ自動的に奥の席に着いた。
付け加えるならば、奥の席以外に選択肢がなかった。
カウンターに誰一人として客がいなくても、である。
席に着き、しばし左側にある「庭」から、目が離せなくなった。
正確には人工物である「庭風の空間」であり、入れもしなければ触れもしない場所。
そこにはつくばいがあり、竹水栓から水がちょろちょろと流れる。
水の位置は、目線より下だ。
しかし、水のちょろちょろ音は、なんと天井付近から聞こえる。
あたかも、上から注がれているかのような錯覚。
この差異は、庭の通気口が、天井付近に敷設されているから。
しばしこの庭に見とれ、そして音に心を委ねる。
そして、庭の内側の天井付近を見てみる...
おっと。
もし庭に近寄って天井を覗くなら、その前にバーテンダーさんから
「天井への工夫」を訊いてくださいな。
さて、ようやく主役の「酒」に。
「命乃水」とは、ウイスキーの原意なんだって。
~以下はWikiから抜粋~
「ウイスキー」の名称は、ゲール語の uisce beatha(ウィシュケ・ベァハ、「命の水」の意)に由来する。
ウイスキーの種類は、モルトをそれほど知らない僕でもわかる種類のものばかり。
肩意地張ったものではないし、月給全額を毟られる様なものもない(はず)。
バーボン・テネシーウイスキー・ブランデー・マールなど、一通りはあるんじゃなかろうか。
少なくとも「僕が飲みたい酒」はミード以外全て存在している。
そして、たまに頼むカクテルも、僕の感覚にほぼマッチするものを出して頂ける。
こういうお店ではメニューを見ず、飲みたい方向性だけ話して注文するのにもかかわらず、だ。
さらに、シガーとその環境。
タバコ・葉巻・シガリロ・ドライシガーを問わず煙を愉しむ方は、是非天井を眺めてほしい。
正確には「天井付近にあるスポット照明付近」だ。
なぜ「煙が横に流れない」のか、そしてなぜ「立ち昇る綺麗な煙」になるのか。
そのあたりも、オーナーバーテンダーの方に訊いてみるといいだろう。
これらの要素、そして店で出すシガーを"バックヤード"に置くスタイル。
酒もそうだ。
分りやすいモノは目の前に、優しく置く。
しかし懐は深く、(バックヤードに)保っておく。
「陰徳」という言葉がこれほどまでにマッチする空間が、他にあるのだろうか。
あえて入口付近に配置したのであろう「団体用ボックス席」を含め、それら"見えない配慮"を
随所に感じることのできる、この店。
それが僕の感性に、静かに、だけどしっかりと響くから、好きなんだろうな。
ここが。
これからも、お世話になります。