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夜の点数:4.1
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 3.8
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|雰囲気 4.1
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.2
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| サービス3.8
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| 雰囲気4.1
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
北白川 19:00 案内(あない)
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2014年6月予約 イートインの画像は控える
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テイクアウト ガレット
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テイクアウト ガレット
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参考 2014年春 東京でのイベント
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テイクアウト ジュビリー
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テイクアウト チョコレートケーキ
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2016/07/23 更新
Nowheremanの菓子をいただく完全予約制のサロン。
吉田山の北側、lagado研究所にて。
(lagado研究所はまたの機会に)
地図と建物の外観が判っているにも関わらず、このドアで良いものか迷った。
傍らには一年くらい前に置いたのではないかと思うようなポストカード様のもの、無造作に。
席に着き、ほどなくNowhereman、N氏によるサーブが始まる。
菓子の説明がある。
説明が有ったので詳細まで判るが、ここではつまびらかにしない。
興味がある方は手続きを踏んで、あの菓子に会ってほしい。
■今宵の菓子 ※画像は控える
9cmほどの直径、タルトは半球のキャラメルのムースを戴いている。
ナイフを入れてみると意外に切る感触を伝えてくるムース。
導入部として素直なキャラメル。濃すぎない。
ふた口運んで、下のタルトへ。レモンタルトとのこと。
こちらもナイフの刃に崩れることなく。
サリリッとした小気味よい焼き菓子の感触。
キャラメルとレモン、ミスマッチに合わせる。
どちらかというとキャラメルムースに包容力があって、
タルトを迎え入れる感じ。
この道行に顔が綻びる。
これだけでも充分美味だが、挿話はまだ用意されている。
薄明かりの中、黙々と皿に向かう。
音楽と炭酸水の気泡のつぶやきの中、道は尽きてフォークを置いた。
余韻。
タイミングにもよるが、会計時にN氏とお話しする間がある。
感想や質問、N氏は秘密主義な方ではなく、さらりと答えられる。
一体、他の美味しいパティスリーの菓子とどこが違うのだろう。
菓子は旨い。
驚きもあるし、けれど見知らぬ旨さではない。
すっと滲みこむ馴染みの良さ。
前衛でもレトロでもない、丁寧な造形。
こうして予約制イートインの体験を重ねてみると、静かに菓子に
向かい合える一刻を調えてくれていることが私には大きい。
Nowheremanには“詩“からの発想、“悲しみに寄り添う菓子”という大きな
コンセプトもあるのだが、とりあえず今は菓子だけでいっぱい。
現在の客層はN氏の世界の味わい手として適っていると思う。
この時間を賞味するには、なるべく1人での訪問を勧める。
■テイクアウト ※画像あり
----ガレットブルトンヌ「mother」
バターを堪能する焼き菓子。幸福。
■参考 ※画像あり
----2014年春、東京でのイベント時のケーキ。
他に「ジュビリー」をテイクアウトした。
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2014年7月 再訪
■今宵の菓子 ※画像は控える
日本画で描くところの芙蓉のような。
今回はムース。
大きく二層だが表面にも透明の部分があり、
すりおろしたライムが散っている。
緑なのだが、見ようによっては金のようでもある。
上層はライムのムース。
ライムの薬っぽいクセは無く、おとなしめの柑橘類。
下層はいちご。
一番下に密度のあるスポンジが敷かれていて、それがしっかりと甘く
ムースの憂いを締めていたように感じた。
「Nowhereman」の甘みは深みに降りるようで、そこが最も好き。
いちごとライム、ミントのソースは強めで飛沫という印象。
ムースは如何様にもバリエがあると思うが、印象に残すのは難しそうだ。
7月の別の日にはルリジューズが出たようなので、いつかそれも楽しみにしたい。
■テイクアウト ※画像は下から1枚
----チョコレートケーキ
無花果やレーズンのワイン煮が際立ち、そのあとでチョコレートの地が
幸福に広がる。チョコレートってホッとさせることもあるんだ、と気付く。
小さいカットだが、終わってしまった感が薄いケーキ。