natsu-kingさんが投稿した緒方(京都/四条)の口コミ詳細

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natsu-king (40代前半・男性・兵庫県) 認証済

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緒方四条(京都市営)、烏丸、大宮/日本料理

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.1
1回目

2018/12 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

ミシュラン二つ星 京都の名店が手掛ける幻の間人蟹と最高峰の食材

2017年と18年の24カ月間、海外含め目標通り毎月旅行を楽しんできました。
その締めくくりとなる12月は、毎年恒例のこの京都。
食事はしていないのでレビューはしてませんが、宿泊した「リッツカールトン京都」に加え、締め切りにふさわしい最後でした。


ではでは本題に。
場所は四条駅と烏丸駅から共に5分弱の距離になります。

こちらは京都を代表する日本料理店として名高い名店です。
常に予約が埋まっている状態で非常に予約困難ですが、キャンセル待ちに運良く恵まれ念願の訪問です。

外観は意外に、風景に溶け込む町屋といった感じです。
店内は玄関から通路があり、料亭と町屋を足して割った様な風情を感じる佇まいです。
カウンターになった食事何処は高級感のある上質な雰囲気です。

メニューは季節ごとにメイン食材が変わり、コース価格も変化するのですが、一番行きたかった冬の一時期限定で提供される、幻の蟹「間人蟹」をメインとした構成のコースです。
価格は一律で4万円。

では料理詳細に。
・間人蟹と玉子、もずく
・柚子とカブラの出汁
・迷いガツオ、アオリイカの造り
・くもこ(タラの白子)
・間人蟹
・蟹みそ
・海老芋
・鯖寿司
・牡蠣飯
・鴨そば
・クワイ
以上のコース内容です。

一品目から蟹の提供、非常に贅沢な先付です。
そして出汁、柚子と言えば香り付けのイメージが強いですが、食す上にこんな大きなサイズ。
素晴らしく美味しかったです。

造りは迷いガツオが印象的で、食べてみるとほぼマグロ。
目隠しして食べると分からないくらいで、こんなカツオは初めてです。
続くくもこ、こちらも素材が素晴らしく絶品でした。

そしていよいよメインとなる、間人蟹。
まだ生きた状態で重なって運ばれ、目の前で捌いてくれるライブ感は見もの。
限られた高級店ならではの見ごたえのある演出です。
そのまま焼いて、4回に分けて提供されます。
今回が念願の初間人蟹ですが、非常にクリアでこれまで食べてきた蟹とは一線を駕します。
見事な火入れの半レアとなった焼き加減、生部分の透明度の高さと美しさはこれぞ最高峰の蟹といったクオリティ。
ただ焼きのみの提供だったので、せっかくなので刺身や蒸しなど他の方法でも食べててみたいなというのが一つ感じた事です。

蟹の終盤は、日本酒に浸かった蟹が入った熱燗に、蟹味噌。
こちらの蟹味噌も濃厚で絶品でした。

そしてコースとしてのメインが、肉の代わりとして提供されたのが、なんと海老芋。
蟹同様、シンプルな調理で素材を活かしたものですが、これも食べた事のない味わい。
一見肉ではない寂しさがありつつ、それでも満足できてしまう説得力のある圧倒的な食材の強さ。

シメは3種類ものご飯物、こちらもどれも美味しかったです。
京都名物の一つでもある鯖寿司も、レビューはしてませんが京都で数件食べ比べてますが、全く引けを取らないレベルです。
むしろ素材に関して言えばこちらの方が上でしょうね。


全体的な感想として、まず使用される素材全てが最高峰。
それに加え、他ではなかなか目にする事も出来ないレアな食材のオンパレードという点で、未開拓の経験をさせてくれるという楽しさ。
その食材達に色々な調理を加える訳ではなく、あくまで素材を引き出すためのシンプルな調理。
価格としては非常に高いが、それだけの内容が整っていると思います。

個人的な好みの問題として言うと、やはり最高峰の蟹を食べても肉の満足度を超える事はない。
それを踏まえてもここに来る価値はあるし、名店と言われるのが納得できました。


大将は個性的で、かつ冗談交じりの会話を重ねるユニークな方。
自由に伸び伸びと楽しみながら調理されている姿はたくましく、そしてオーラがある。
料理の演出と共に、会話でも楽しませてくれました。
存在感があり、まさに京都のトップ上位に君臨するにふさわしい方だなと思いました。
「にくの匠 三芳」さんに加え、名店はやはり大将もそれに相応する物を持っておられます。

最後のまとめとして、もう一度同じ金額を出して間人蟹を食べに行きたいかと言われると、僕は正直一度で十分かなという感想ですが、他のシーズンの料理はまた興味があります。
行って良かったと思える経験をもたらしてくれる、素晴らしいお店でした。


※追記
最近はやるべきことが多く、レビューがかなり遅れています。
なので、時間ができた時にちょこちょことアップしていきます。
今年はビジネスに集中したいので旅行は少し控えますが、それでも引き続き食は楽しみたいと思います。


●神戸をメインとした兵庫県の上質グルメを基盤に、過去伺った国内外のお店や情報等をジャンルごとに分けてブログで紹介しています。よろしければご覧下さいませ。
https://ameblo.jp/freelancer-n/

2019/02/10 更新

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