2回
2022/08 訪問
荻窪:強めカエシを支える超上質出汁の凄さを知る
2022.08
相棒のネコから、中華そばみたかの夜を任されていた龍ちゃんが自分の名前を冠した店を開いたと聞いたのでレッツラゴー。
◆ワンタンチャーシュー麺・肉増し・落とし玉子
トッピングメニュー「にんにく」「青菜」等の強め系も気になったのですが、DAY-1は基本トッピングを。
三鷹の頃より色合いが濃いスープ、啜ってみると想像以上にカエシのバランスが強いことに驚きます。
「もしかして出汁をケチった?」という不遜な考えも一瞬過りましたが、出汁の鍋をチラ見すると巨大昆布を含めて三鷹時代と変わらない大量素材投入・コスト度外視とも思える黄金スープと確認、オリジナリティも考慮してか意図的にカエシを強くしているだけと分かります。
改めて麺と一緒に食べ進めると、奥の方から立ち上る出汁感がしっかりしていて、噛む毎に味が広がる麺と相まってメチャ美味い。
具も凄く、ワンタンと落とし玉子は三鷹時代と変わらない印象ですが、チャーシューはサイズ感こそ同じですが肉質が上がっているとしか思えない圧倒的な美味さ。
満足感の高いDAY-1でした。
◆ワンタン麺・高菜・わかめ・もやしトッピング
DAY-2はチャーシューを外して、気になっていた高菜&わかめ&もやしをトッピング。
高菜はそれ自体の味が強いので繊細なスープには合いにくいと思ったのですが、驚くほど完璧なマッチングに驚きます。
また、普通の2倍サイズの肉厚わかめとの相性も完璧。
カエシのバランスが強いスープは、高菜&わかめとの相性を考えてのことかと一人納得です。(勘違いであれば舌バカを笑ってやってください。)
いやホント、高菜の存在感は今のスープに完璧に合います。
もちろんワンタン・麺の安定感も流石でしたし、出汁感の強い上質ラーメンと再認識。
◆味噌ワンタンチャーシュー麺・バタートッピング
DAY-3は、三鷹時代には最後まで機会に恵まれなかった味噌ラーメン。
フライパンでもやしに火を入れてスープ・味噌を注いだスープは綺麗な香りたちです。
未食なので三鷹時代の他の人の写真との比較になりますが、おそらく今の方が色合いが濃いスープ。
色合いは濃いのですが、啜ってみると奥の方から出汁感も立ち昇っていて、決して味噌一色に染まっているわけではない感じに思えます。
ようやく食べられた味噌に改めて感動。
という感じの3回でした。
先代の味を忠実に維持していたと思われる三鷹時代のスープにも感動していましたが、それを独自に進化させた印象の今の一杯も凄い。
龍ちゃんラーメン、是非機会を作ってお試しいただければと思います。
2022/08/26 更新
2025.03
久しぶりに龍ちゃんの一杯を食べたくなったので荻窪で途中下車してみました。
普段は外行列が長いのですが、今回は内行列だけだったのでラッキーDAY。
◆ワンタンチャーシュー麺・肉増し・落とし玉子
今回は開業当初と同じ一杯をチョイス。
気持ち色合いが薄め、開業当初よりカエシのインパクトを抑え気味にして出汁感を前面に出した一杯に思えます。
刺激感ゼロで旨味を膨らませるスープは今回も極上の仕上がりで、相変わらず美味い。
そしてチャーシューが地味にバージョンアップしてる感じで、肉自体の旨味の濃さを十分に楽しめました。
麺は大きく変わっていない印象ですが、自家製麺のはずなので年々地味にバージョンアップかな。
今回は端っこの席だったのでスープ寸胴を覗けませんでしたが、味的には開業以来の巨大昆布等の多種具材出汁を使っていることは確実で、明らかに原価率が変です。
今回も1100円という値段で、都心では絶対にあり得ない超美味の一杯を味あわせてもらいました。
外行列の長さは運次第ですが、トライする価値はあると再認識しました。