2回
2021/01 訪問
本格的な日本茶茶論で 感心するやら和むやら・・・(ほっこり)
路地のまち空堀といえど、特級にわかりにくい路地にあります 苦笑
以前一度、見つけられずに訪問を諦めました。場所は桃園公園とスーパーライフの中間くらい。
宝探しみたいな気持ちで地図をたよりにお店を探す。「ゆいいんちゃほ」さん。
ああもう、空堀らしい古民家だこと…
想像以上に古い店内に驚く。
これ、何年経ってるのかなあ
オレンジいろの温かな照明
古い書籍、ラヂオ、ランプ、小さな絵画、昭和四年(‼)の写真集、
調度品、ちゃぶ台に水屋 肘掛けソファー
ホントに古いものに合わせて 古材を巧く使ってカウンターや棚板、『結音茶舗』の掛け軸
いやー 本気で古民家茶屋。
日本茶のカフェ、くらいに思って行ったのですが なんのなんのお品書きを見てびっくり
緑茶、てん茶、焙じ茶、雁が音、玉露
それ以外に今日のおすすめが三種、
本格的な日本茶サロンです。
夜はバーになるみたいで お茶カクテルなんかが有ったりするんですね!
焙じ茶で炊いたご飯のおいなりさん御膳(1100yen)が人気なのも知ってますが
昼食後なので今回はお茶とお菓子を\(•ㅂ•)/
〜〜〜〜〜〜〜
私は三煎出て お茶葉も食べられる
*今日のおすすめの「煎茶」1000yen
*日本茶アイスクリーム(焙じ茶) 500yen
お連れ様は
*雁が音 「極上煎茶」 900yen
*生チョコ3種(玄米茶 抹茶 焙じ茶) 300yen
価格も本格的だな…と思ったけど 来て納得
無垢板に乗って お膳立てで来ます。
ちゃんとしていてため息でる。テンションも上がる。
お茶がまた甘いの!
ほんもののお茶の甘さですよ。
美味しい日本茶でしか出ない甘みとうまみ。
お茶に詳しくない人間でもわかる、お茶の「柔らかさ」
私のは三杯楽しめたあとに お茶葉をおひたしみたいに食べられるので お醤油も付いています。
二杯目、三杯目の楽しみ方、お湯のタイミングも丁寧に説明して下さります。
生チョコもお膳立て。素敵。
きな粉がまぶされ、紅芋チップスが添えられた焙じ茶アイスは、品よくゴージャス。
他におはぎ三種(500yen)などもあり、
スイーツは、どれも安いような気がする。
昭和四年発行の青島の写真集にびっくりしつつ
火鉢の炭火であったまりました。
この寒さも、こんなふうにくつろげたら むしろ寒くて良かったな とさえ思えてくる不思議。
極上ティータイムでした。
日本茶をちゃんと楽しみたい人に本当にお薦め。
またお昼の御膳も食べに来たいと思いました。
2021/01/11 更新
ランチタイムは初めてようやくなんですよ。
前回のお茶タイムにもほっこりしたけれど。
**
ひいおばあちゃんち みたいな、豊かな昭和空間は、たぶん築80年は経ってるのじゃないかなあ。
土曜なのにそんなに混んでいなくて、ゆっくりとお昼のお膳を待ちますよ。
ラヂオ といいたくなるようなラジカセや、古めかしいアルバムや昔のレコードと一緒に。
「ほうじ茶いなり御膳」
3つの味のやさしいおいなりさんが
出汁でほくっと煮てある南京が
たくさんの具材ににこにこしてる小松菜が
ナンコツまで柔らかくなって大根と並んだ鶏肉が
おばあちゃんの定番料理みたいな切り干し大根が
ひたひたに透明と有彩色のあいだに居るなすびが
あああ好き。好きだなあ
この時が止まったような古民家の雰囲気に流されてる?
ちゃぶ台の落ち着きと褐色の梁や高い天井にいだかれて
いやいや、それだけじゃないです。
ほんと、南京の煮物ひとつとっても、だし加減も炊きかたも かたさも、絶妙に丁寧にお料理してあるもの。
ほうじ茶で炊いたというごはんは、柔らかすぎずにぷりっと粒が立っていて、旨みのぬめりがまとっている。
わさびや、柚子や、昆布抹茶塩が、控えめにご飯を引き立てて。
これ1100yenで食べれちゃう!?
極上なんですけど。
こころの癒やしも込みでね。
少なくとも私にとっては。
からほりがまた、また、また好きになるわ。
〜〜〜
「ほうじ茶いなり御膳」1100yen