26回
2017/09 訪問
ようやく1年
1年前の秋、滋賀のしのはらが銀座に出てくるのに際し、自分を含め「滋賀にあるからいいのに」と言った不安や心配の声が周りでは満ち溢れてました。
それが今や東京を代表する日本料理店の1つです。たったの1年で。滋賀時代の良さは残しつつも、東京のお客さんにも受け入れられる味付けや素材選び、店作りを試行錯誤してきた結果なのでしょう。
色々と苦労はあったと思いますが、そのひたむきな努力、料理に取り組む姿勢には敬服の念を感じずにはいられません。
今月の終わりには『ミシュラン東京2018』がリリース(本の発売は12月1日になるようです)となりますが、ここ銀座しのはらは間違いなく今年の目玉の一つになることでしょう。
この日は、オープンから数えて5回目の訪問。この1年で秋冬春夏と一通りの季節の味を楽しませてもらいましたが、この日は初秋のお料理。
八寸には虫かごを模した竹籠やススキがあしらわれ、その上に秋の味覚がたっぷりと。
穴子の飯蒸しも個人的には都内最高レベルの飯蒸し。
最後のお食事には松茸ご飯も出てきて大満足。
料理の品数の多さも大きな特徴だけど、最後まで食べ疲れることがないのがすごい。
この食後感はあの松川にも通じるところがあります。
すっかり東京の日本料理の顔になった感がありますが、2年目のしのはらがどのように進化していくのかとても楽しみです。
【2017年9月のおまかせ】
★胡麻豆腐、ブルーオマール、生雲丹、大原の黒鮑、鼈の出汁ジュレがけ
★銀杏のすり流し、焼きグジ
★明石鯛、大間鮪、カマス、石垣貝のお造り
★明石穴子のつと蒸し(飯蒸し)、栗、銀杏
★八寸
ヒシガニ、ほうれん草、菊花のおひたし
戻り鰹
卵真薯
天然鰻
ふかしたさつまいも
大徳寺納豆
真蛸
大徳寺麩
フォアグラもなか
鮪のたたきとべったら漬けの手巻き
★琵琶鱒のフライ、自家製タルタルソース、キャビア
★鮎の塩焼きと生姜醤油焼き、鼈のつけ焼き
★無花果の胡麻味噌焼き
★鱧鍋、毛蟹の真薯、春菊
★松茸ご飯
★すき焼き風松茸ご飯
★鱧出汁の雑炊
★水羊羹
★お薄
(お酒)
★ビール
★日本酒少々
お会計:約27,000円
2017/11/20 更新
2017/06 訪問
過去最高の満足感/銀座しのはら
4回目の訪問にして過去最高の満足感。
正直前回はやや消化不良なところがあったのですが、今回はビシッとやってくれました。それも過去2回を軽く凌駕する料理の内容とサービスでした。もう何も言うことはありません(笑)
中でもこの日圧巻だったのは、鮑の飯蒸しととり貝のフライ。
飯蒸しは鼈の出汁を使い、大ぶりに切った千葉大原産の蒸し鮑を上に乗せたもの。鼈と鮑という一見お互いの強烈な旨み同士がぶつかり合いそうなものを敢えて並べるという芸当。
とり貝のフライも生かもしくは軽く湯引きで出したいところを、ワタを残してフライにするという邪道とも思える料理法ながら言葉にならない美味さ。帆立フライに旨みを足して、カキフライから雑味を取り除いたような究極の貝のフライといっても過言じゃなない出来栄え。
次の予約は12月。前回来た時に予約を入れなかったことを本当に後悔しましたが、運よく松茸の時期に他の方の予約に潜り込ませていただきました。秋に向けてまた一つ楽しみが増えました。
【2016年6月の献立】
★卵豆腐 雲丹 天然の蓴菜
★毛蟹の真薯とオクラのすり流し風のお椀
★真子鰈、大助(キングサーモン)、アオリイカ
★鼈出汁の飯蒸しと千葉大原の蒸し鮑
★八寸(茅の輪)
胡瓜と大徳寺麩クラゲの白和え
白瓜と岩もずく
一寸豆とこのわた
卵真薯
車海老
明石の穴子
鼈のから揚げ
シュガートマトと黄身酢
生麩とクリームチーズ
佐島の蛸
菜の花芥子和え
ドジョウのから揚げ
マンゴーソースのフォアグラもなか
★安曇川の鮎の塩焼きと琵琶湖の天然鰻のつけ焼き
★天然とり貝のフライ
★鱧と鮑(蒸し、生)の小鍋仕立て
★石川小芋 賀茂茄子 サンド豆の炊き合わせ
★新生姜ご飯
★牛肉時雨和え
★お新香
★フカヒレ入り鼈のスープ餡掛けご飯
★鮑と鱧の出汁で取った雑炊
★紫陽花のきんとん
(お酒)
★ビール
★日本酒1合
お会計:約25,000円
2017/07/10 更新
2017/03 訪問
早くも東京の日本料理の顔になりつつあります/銀座しのはら
3回目の銀座しのはら。
前回の訪問から1ヶ月ちょい空けて、この日は上司含め会社のメンバーで。
そしたらお隣には知り合いの某人気焼肉店のオーナーが。ちょっとONなモードで来店したのですが、篠原さんの軽いイジりにも遭い、勝手に自分だけOFFモードの食事会に(笑)
お邪魔したのが3月上旬ということもあり、冬の食材と春の食材両方を楽しませてもらいました。たっぷりの蛤と新若布のお鍋とか筍御飯が良かったですね。八寸の美しさについてはもはや言及する必要もないでしょう。
お邪魔したのがちょうど予約時間が集中する時間だったからか、最初の乾杯までにややバタバタしたのはご愛嬌で。
オープンして半年あっという間に東京の日本料理の顔になってきましたね。
次は少し間を空けて6月に伺わせていただきます。鮎の解禁が間に合ってればいいけど…。
2017/3_先付
2017/3_蛤のお椀
2017/3_お造り(鮪、鰆、ハリイカ)
2017/3_つぶ貝
2017/3_のどぐろと雲子の飯蒸し
2017/3_八寸
2017/3_炊き合わせ
2017/3_焼き物(スッポン)
2017/3_蛤と新若布の鍋(吸い物風)
2017/3_筍御飯
2017/3_筍御飯
2017/3_蛤出汁の雑炊
2017/3_きんとん
2017/3_御薄
2017/3_果物
2017/03/30 更新
2017/01 訪問
東京で唯一無二の日本料理/銀座しのはら
2016年秋にオープン。初回訪問時の予想通り、あっという間に人気は広がり、東京でも予約の取れない日本料理店の一つになりました。
人気の理由は色々あるでしょうが、僕がこの店がすごいなと思うのは都内でこの手の料理を出す日本料理店がないこと。滋賀時代から遺すもの、変えるものを色々と考え抜いた結果が今の東京での評価に繋がっているのでしょうね。
自分の中では勝手に「究極の田舎料理」と位置づけていますが、今後どのような進歩を遂げていくのか楽しみです。
一方、篠原さんご本人もおっしゃっていましたが、やはりこれだけ人気が出て、数ヶ月先まで予約が埋まっても「不安」なのだそうです。だからミシュランの星も欲しいし、食べログアワードで金賞を受賞したことも素直に嬉しいとのこと。人間臭くていいですね〜。きっとその不安や上昇志向が、篠原料理を更なる高みへ持ち上げてくれることでしょう。
ちなみにこの日は、まさに食べログアワード当日で、同じく金賞を受賞された某店のオーナーのお誕生日祝いで貸切利用させていただきました。色々無理も聞いてもらってありがとうございました。
また来月お邪魔させていただきま〜す。
【2017年1月のおまかせ】
★蝦夷鮑 伊勢海老 雲丹 胡麻豆腐 岩茸
★新湊の松葉蟹の真薯椀
★明石のハリイカ、大間鮪、玄界灘の鰆のお造りとベルギー産オシェトラキャビア、昆布醤油
★滋賀産の酢飯 羅臼の雲子を柚子窯で
★八寸
☆本もころ炭火焼
☆穴子つけ焼き
☆青首鴨のロースト
☆海鼠の酢の物
☆蕗とこのわた
☆天然子持ち昆布
☆くわい
☆卵真薯
☆梅
☆海老芋から揚げ
☆海老
★スッポンのえんぺらとフカヒレの春巻き
★焼きスッポンと蕪
★月の輪熊の熊鍋
★甘鯛の菜飯、1杯目はそのまま
★2杯目は伊勢海老の頭で取った出汁餡をかけて
★3杯目は熊鍋の出汁をかけて
★キントン
(お酒)
★シャンパン(奢りでした)
★ビール
★日本酒(1合)
お会計:約26,000円
2017/1_先付
2017/1_お椀
2017/1_お椀
2017/1_お造り三種
2017/1_柚子窯の中は雲子とシャリ
2017/1_八寸
2017/1_フォアグラ最中篠原風
2017/1_スッポンのえんぺらとフカヒレの春巻き
2017/1_焼きスッポンと蕪
2017/1_月の輪熊のお肉
2017/1_熊のお供、セリ
2017/1_熊鍋取り分ける篠原さん
2017/1_絶品熊鍋
2017/1_脂が甘い月の輪熊
2017/1_甘鯛の菜飯
2017/1_1杯目はそのまま
2017/1_2杯目は伊勢海老の頭から取った出汁餡で
2017/1_3杯目は熊鍋の出汁をかけて
2017/1_キントン
2017/1_焼きスッポン
2017/1_琵琶湖産の本もろこ
2017/1_お造り準備中
乾杯用のお酒(ご馳走様でした)
日本酒
2017/02/16 更新
2016/10 訪問
銀座で花開く若き才能/銀座しのはら
滋賀の名店「しのはら」がついに銀座に移転。オープン早々に食いしん坊仲間で訪問してまいりました。
滋賀の店には一度しか行ったことないですが、その印象から正直東京、しかも銀座への移転には懐疑的、というか不安でした。あの場所だからこそ出せる料理があるんじゃないか、あの雰囲気だから良いんじゃないかとか。地方や東京近郊から都心、それも銀座に進出して輝きを失ってしまったところをいくつか知ってるだけに。。。でも、でも、それは、まったくの杞憂でした。
料理は飾り付け含め、滋賀時代の良さを巧みに活かしつつ、店の設えはきっちり東京仕様、すごく雰囲気の良いお店に仕上がっています。さりげなく壁に地元の信楽焼が一部使われていたりもする遊び心も。
料理のテイストは、篠原さんが招福楼、山玄茶で修業された流れなので、やはり関西風。八寸などもなかなか東京の日本料理店では出てこないですからね。以前、滋賀の時の料理を称して「野趣味溢れる料理」と評させてもらいましたが、今回の料理はそれに「更なる華やかさ」も加わっていました。そして、何より思ったのは料理の内容、味付け、構成などが似てる日本料理店が都内で他で思い浮かばないというもの。さすがにまだまだ「唯一無二」とはまでは言いませんが、これはきっと今後この場所でお店を続けていく上では大きなアドバンテージになると思います。
料理の数もたっぷりですし、本当に最初から最後まで楽しく食事をさせてもらいました。きっとあっという間に予約困難店になるでしょうが、これからも更なる進化を見届けにお邪魔させていただきます。
【2016年10月上旬の献立】
★香煎
★活けのボタン海老 寝かした赤座海老 キャビア 海老の卵 卵豆腐
★千葉大原の鮑 滋賀のお米で作ったしゃりで
★毛蟹の真薯 冬瓜 滋賀の舞茸のお椀
★明石の真鯛のハリイカ(墨烏賊)のお造り 土佐醤油、ちり酢、岩塩
★藁で燻した琵琶鱒
★大間の鮪 昆布醤油 辛味大根
★八寸
☆柿なます
☆明石のタコ
☆淡路の穴子
☆琵琶鱒の筋子飯蒸し風
☆庄内麩とクリームチーズ
☆鰹たたき
☆さつまいも甘露煮
☆ほうれん草としめじの琵琶鱒白子和え
☆滋賀水口の干瓢
☆卵焼き
★フォアグラ最中
★琵琶湖の天然鰻の白焼きとつけ焼き
★賀茂茄子の煮浸し
★滋賀で獲れた猪つけ焼き 菊の花と鬼おろし
★甲賀無花果の胡麻味噌焼き
★淡路沼島産鱧と岩手産松茸、春菊のしゃぶしゃぶ
★上海蟹の土鍋炊き込みご飯、出汁茶漬け
★お新香
★大納言を詰めた長野利平栗の栗きんとん
★お薄
2016/10_香煎
2016/10_ボタン海老と赤座海老
2016/10_活けのボタン海老 寝かした赤座海老 キャビア 海老の卵 卵豆腐
2016/10_千葉大原の鮑
2016/10_千葉大原の鮑 後ろにシャリが隠れてます
2016/10_お椀
2016/10_毛蟹の真薯 冬瓜 滋賀の舞茸のお椀
2016/10_お造り
2016/10_お造り
2016/10_琵琶鱒
2016/10_琵琶鱒
2016/10_藁で燻した琵琶鱒
2016/10_大間鮪昆布醤油と辛味大根
2016/10_八寸
2016/10_琵琶鱒の筋子飯蒸し風
2016/10_家みたいなのは滋賀の店をイメージ
2016/10_フォアグラ最中
2016/10_ほうれん草とシメジの白子和え
2016/10_琵琶湖の鰻の白焼きとつけ焼き
2016/10_白焼き
2016/10_つけ焼き
2016/10_賀茂茄子の煮浸し
2016/10_滋賀で獲れた猪、鬼おろしと菊の花
2016/10_猪のつけ焼き
2016/10_甲賀無花果の胡麻味噌焼き
2016/10_岩手産の松茸
2016/10_淡路沼島産の鱧
2016/10_鱧と松茸と春菊のしゃぶしゃぶ
2016/10_鱧と松茸と春菊のしゃぶしゃぶ
2016/10_松茸
2016/10_上海蟹
2016/10_上海蟹の土鍋ご飯
2016/10_出汁茶漬け
2016/10_お新香
2016/10_長野利平栗の栗きんとん
2016/10_中には大納言
2016/10_お薄
オープン記念?
お酒も良いのが揃ってますよ~
2016/10/11 更新
2017年最後のしのはら。
今年は1月、3月、6月、9月、12月と5回こちらにお邪魔させていただきました。
昨年秋のオープンから半年くらいは、色々と試行錯誤の期間だったのでしょう。周囲のお祝いムードとは裏腹に料理、サービスともに好不調の波があった気がします。
しかし、それもオープン半年までで、春以降は何かが吹っ切れたのか、この店の進むべき方向がはっきり見えたのか、とにかく神がかり的な料理の美味さ、そして居心地の良さへと変貌を遂げました。
それでも料理の基本的な構成は、オープン時からほどんど変わっていません。もちろん、新作料理もたくさん生まれていますが、根っ子のところは不変です。
まだようやく銀座しのはらは2回目の年末を迎えたばかり。3年目の今年はゲストにどんな感動を与えてくれるのか、今から楽しみでなりません。
【2017年12月のおまかせ】
★車海老、鮑、菊花、とんぶり土佐酢ジュレがけ
★毛蟹の真薯椀
★お造り:大間鮪、明石鯛、天然虎河豚、ハリイカのお造り、ハマボウフウ
★唐墨餅
★八寸
★本もろこ塩焼き
★鮪のたたきとべったら漬けの手巻き寿司
★フォアグラもなか、あんぽ柿のジャム
★網捕り鴨とスッポンの炭火焼
★大根、雲丹、なめこの酢の物
★熊と猪、セリの根の鍋
★鰻のから揚げご飯
★うな茶
★先ほどの鍋で出汁で作った雑炊
★焼き葛餅
(お酒)
★ビール
★お酒(The Harvest 2017)