3回
2019/04 訪問
都内屈指のプラチナシート
久々のペレグリーノ。
相変わらず料理もワインペアリング(そしてティーペアリングも)も高橋シェフのこだわりが凄まじい。
この夜の料理に使われた食材は、生の鯵、生雲丹、山独活、筍、花山椒などほぼ日本料理でも使われるようなものばかり。
それらを想像も絶する手間をかけて、イタリアンの一皿に仕立てていきます。
そして、セコンドまで食べ終わると、いよいよ最近新調されたというめちゃくちゃかっこいいスライサーでカットされる「ハムタイム」。
以前は、セコンドの前にこの「ハムタイム」があって、その後セコンドという構成だったと記憶してますが、今回はハムがセコンドの後に。個人的にはこの流れの方が好みです。
ハムはかなりの種類があり(それがまた楽しい)、味のインパクトもプレゼンテーションのインパクトも大きいので、セオリーとしては異質でしょうがメインの後にハムというのがここでは合ってると思います。
プラチナシートの名に十分値する素晴らしいディナーでした。
2019/06/13 更新
2017/05 訪問
ハムが中心の、ライブ感に溢れるイタリアン/ペレグリーノ
恵比寿にあるとにもかくにもゲストの目の前でカットして提供されるハム、サラミが超絶有名なイタリアン。
シェフは高橋隼人さん。坊主頭のその風貌からは一見イタリア料理のシェフには到底見えませんが、イタリアハムの本場パルマでも修行経験のあるバリバリのイタリア料理の料理人。
また、こちらは公に知られる東京のイタリアンの中でも屈指の予約難度を誇ることでも有名。一般予約はもはや実質不可能。行きたい方はツテを見つけるしかありません。
店はすべて高橋さんが1人で切り盛りし、1日1回転、席数も6席という寿司屋以下のキャパ。その6席の配置が相当ユニークでゲスト同士が向かい会う形ではなく、すべてのゲストが横並びで、目の前でシェフが料理の仕上げをしたり、ハムを切ったりしているところを眺めながら食事をするというスタイルで、劇場型というよりもはや自分たちが舞台の中にいる感覚に陥ります。
お酒はワインペアリングが主体で、料理に合わせていろんなワインを出してくれます。お酒が飲めない方にはお茶主体のノンアルコールドリンクのペアリングで対応してくれます。
料理はその日のおまかせコース1本で一斉スタートになります。コースは、この店のシグニチャーであるハム、サラミを挟んで前半、後半に分かれるような構成。ハム、サラミは通常は4皿ほどのようですが、この日は幹事様の計らいにより特別に9皿も用意していただきました!
コースの構成からも分かる通り、やはりここでは切りたてを食べさせてくれるハムやサラミがやはり主役。もちろん、メインやパスタが脇役というわけではないですが、ハムのインパクトに比べるとやはりその存在が霞んでしまうのは致し方ないところなのかな、と。特に後半の料理にそれが顕著でした。それくらいハムのインパクトが強烈。
ハムもサラミも言わば生鮮食品なので、常に「酸化」との闘いなわけで、その意味においては切り立てを食べさせてくれるというのは最高の贅沢ですね。
中でも圧巻だったのは、日本で唯一のパルマハム職人多田昌豊さんの作るBON DAVONの「ペルシュウ」の食べ比べとパルマハムの最高峰「クラテッロ・ディ・ジベッロ」の2つ。この体験できるのは世界中探しても間違いなくここだけ。それだけで訪れる価値があるといっても過言じゃないです。
ペルシュウもクラテッロも他でも食べたことはありましたが、同時にしかも切りたてを食べたのは当然初めてで、その味、香り、舌触り、口溶けとまさに官能的という言葉以外が見当たらない体験でした。
ハム、サラミ以外も特に前半の料理は秀逸で、中でも長野産のぎたろう軍鶏を使ったブロートとパルマ伝統のラヴィオリ「カペレッティ」などはうっとりとする美味しさで、思わず一同無言(笑)。
牡蠣のソットオーリオもまた、この時期でこのサイズの牡蠣が食べられるのか!というほど大ぶりな牡蠣を低温のオリーブオイルで熱を入れて旨みを引き出し、さらにそこにアンチョビやパセリで香りづけ。口に入れると牡蠣の旨み加えて、ハーブ類の鮮烈さ、アンチョビの塩気などが何層にもなって押し寄せてくる感じで卒倒しそうになりました(笑)
最初からそんな感じなので、およそ4時間のディナーがあっという間。もちろん、頻繁には来られないし、そもそも「次来れんのか?」という疑問もありますが、ここもまた唯一無二なお店であることには間違いありません。
お誘いいただいた幹事様に本当に感謝です。ありがとうございました。
【2017年5月のコース】
★軍鶏のブロードにパルマ伝統の小さなラヴィオリ
★ホワイトアスパラガスのフラン
★牡蠣のソットオーリオ、小松菜とサルサヴェルデ添え
★ハム・サラミ(9皿)
★白甘鯛、新筍とフルーツトマト
★自家製タリアテッレにトルコ産モリーユ茸のクリームソース
★仔羊のアッロースト
★イタリアのミルクプリン”ラテインピエーディ”
★宮崎産マンゴーのタルト
(お酒)
★ワインをグラスペアリングで約10杯(極少量ものも含みます)
お会計:29,000円
軍鶏のブロートのラビオリ
ホワイトアスパラガスのフラン
牡蠣のソットオーリオ
ペルシュウ①
ペルシュウ②
クラテッロ・ディ・ジベッロ
白川、新筍、フレッシュトマト
自家製タリアテッレ
モリーユ茸のクリームソースのタリアテッレ
子羊のアッロースト
ラテインピエーディ
マンゴーのタルト
この日のワイン
この日のノンアルコールドリンク
ラビオリの作る高橋さん
物凄い機械でハムを切ります
外観
2017/06/20 更新
12月のペレグリーノは白トリュフをふんだんに使ったコース。
魚を使った料理が前菜とメインで合わせて3種。良い魚を使うことはもちろん、処理の仕方が相変わらず寿司屋、日本料理屋顔負けの腕前。
パスタは白トリュフの香りを思う存分堪能できる自家製タリオリーニ。それも目の前で打ちたてのものを。
お肉のメインは真鴨のロースト。絶妙な火入れで悶絶級の美味さ。参りました。
後半戦はいつものようにハム祭り。
個人的好みは一貫してパルマハムとトルタフリッタ。
ワインもたくさんいただいて大満足の3時間半。