2回
2017/05 訪問
すごいハマグリ!/日の出
三重県桑名にある蛤づくしの料理がいただける料亭です。
桑名にはいくつかこのような蛤料理の店があるようですが、名実ともにこちらが一番で、しかも5月から6月にかけての時期が蛤が旬を迎えるということで訪問を心待ちに。
名古屋から近鉄に乗ること約20分で桑名に到着。駅からは徒歩だと15分〜20分くらいかかりますが、季節的にも散歩するにはちょうど良い距離です(ただし、駅からお店までの間、何もありません…)
料亭ですので、店の中はいくつかの部屋に分かれていて、それぞれの部屋に仲居さんが付いてくれます。部屋は座敷ですが、テーブルと座椅子が配置されています。
料理は先付(凡庸です)の蛤鍋という流れ。この日は、更に幹事様の取り計らいにより焼き蛤も追加でいただきました。焼き蛤は事前にお願いしておく必要があるとのことです。
鍋は座敷の片隅に出汁の張られた状態で用意されてあり、時間になれば仲居さんが火をかけ、人数分の蛤を鍋に投入していきます。頃合いになれば鍋から引き上げ、1人3個ずつ鍋に取り分けていきます。これが3回、計9個もの蛤をいただくことになります。
鍋に使われるのは大体4、5年ものの蛤だそうで、身はぷっくらと詰まって噛むと心地の良い弾力と旨味たっぷりのおつゆが飛び出してきます。いや、これは本当に美味いです。そもそも見た目からして東京で見る蛤と明らか大きさも身の張り具合も違いますし、鍋のように蛤そのものの味をダイレクトに味わう食べ方自体をなかなかやらないので、これは軽い衝撃です。
最初は10個も蛤ばかりで飽きないかな?と思ってましたが、寧ろ最後はおかわりをしたかったくらいです。
鍋の途中には蛤から出たダシを使って葛切りや野菜が出てきて、最後の残った出汁は〆のそうめんと雑炊でいただきました。
焼き蛤は鍋の合間に出してもらいましたが、これは調理場で調理されて出てきます。焼きに使われるのは鍋で使うのより更に立派な7、8年ものだそうで、鍋のものより一回り大きいサイズ。更に身に張りもあり、鍋でいただくのとは異なり蛤が持つすべての旨味を中に閉じ込めているため味わいが濃厚。もはや官能的でさえあります。
生まれて初めての蛤づくしでしたが、のっけから桑名で一番の店で、しかも最も旬な時期に来てしまうという何とも贅沢な体験をさせてもらいました。場所柄そう頻繁には来れませんが、また来年ご縁があることをお祈りしておきます。
※蛤鍋は事前に連絡しておけばお土産でも用意してくれます。1日に獲れる蛤の量に制限があるので、少し前もって予約するのが良いかと思います。聞くところによると、お土産でも店で出すのと同等の蛤が使われているそうですよ。
【2017年5月半ばのコース(内容は幹事様におまかせ)】
★先付
★蛤鍋(蛤3個 x 3皿、葛切り、お野菜、素麺、雑炊)
★デザート
(お酒)
★ビール少々
★日本酒少々
お会計:約15,000円
2017/06/27 更新
2年ぶりの日の出。
蛤の産卵前の絶好のタイミングで伺うことができました。何でもこの時期は本当に予約が取れないそうです(逆に産卵後の時期はめっちゃ閑散とするらしい)。いつもありがとうございます。
料理の内容は前回とほぼ同じ。心なしか蛤のサイズが前回より小さかった気がしますが、その分お値段も安くなってました。聞けば、前回は特別に大き目のものを揃えてもらったのだとか。
蛤鍋そのものは当然美味しいのですが、個人的には〆にいただく素麺が最高ですね。
この日も前回同様帰り際には「もう当分蛤は食べたくない」という感想を残して桑名の街を後にしました。