38回
2021/11 訪問
一串入魂
今年8回目の大草さん。この日は焼鳥界の重鎮(焼鳥職人じゃないです)をお連れして。
こちらはかなり同業の方も客として見えられるそうですが、大草さん自身はまったく他の店には行かないそうです(焼鳥以外は案外フッ軽ですがww)※2022年3月時点では同業者の入店不可になってます。
相変わらず絶品な焼鳥ですが、うまさの秘訣はもちろん簡単には教えてくれませんが、大草さんとの会話から想像するにまずはとにかく良い鶏を使うこと。これは全く異論ありません。串打ちや焼きの技術がモノを言う焼鳥ですが、素材が良いことには越したことがありません。
ただ、大草さんの場合は部位ごとに好みの地鶏、銘柄鶏があるようでこの辺は長年の勘としか言いようがないかもしれません。
もちろん、焼きの技術も一級品であることは言うまでもありません。一度に焼く本数を減らすことで1本1本焼きムラや余分な焦げがないか目を光らせることができ、頻繁に焼き台の焼く位置を変えながら焼き上げていきます。鳥しき池川さんのように決して近火の強火という感じではなく、ある程度炭と串の間にはスペースを作っているようです。
そして、大草さんの焼鳥が美味いわけの最大のポイントは肉の寝かし方にあるのではないでしょうか。店によってはその日の朝に落とした鶏を焼く店もありますし、何日か置いてから焼くところもあります。大草さんの焼鳥も肉の旨み、ジューシーさ、食感のバランスが最大値になる瞬間を狙って寝かしているのでしょうが、ここの具合は本当にトップシークレットのようです(笑)
いずれにしてもあの美味さにはちゃんと理由があるということですね。
年内あと1回くらい行きたいな。
【2021年11月のコース】
★熊野地鶏のコンソメゼリーとジャガイモの冷製スープ
★ささみ(天城軍鶏)
★羽子板(水郷赤鶏)
★ハツ(はかた地どり)
★トマトサラダ
★首の肉(丹波黒どり)
★レバー(熊野地鶏)
★むね(熊野地鶏)
★ポテトサラダ
★もも(熊野地鶏)
★だんご(鶏は聞き忘れた)【追加】
★手羽先(伊達鶏)
★熊野地鶏のスープを使ったチーズリゾット
2022/10/09 更新
2021/03 訪問
1本の串の破壊力
料理は焼鳥8本と一品料理が3、4品のコースのみですが、その満足度はすこぶる高く、周囲でもファンが急増中です。
最近分かったののは一世を風靡する焼鳥屋にはその店、そのご主人だけの「焼きの哲学」のようなものがあり、そこにファンが付くのだな、ということ。決して優劣の話ではなく、オリジナリィの問題。
【2021年3月のおまかせ】
★熊野地鶏で取った栗のポタージュ
★あかね鶏のささみ
★信玄どりの羽子板
★地養どりのせせり
★熊野地鶏のむね
★ホワイトアスパラガスと田中農園の卵を使った自家製タルタルソース
★熊野地鶏のもも
★約30羽分のハツモト
★団子
★あべどりの手羽先
★チーズリゾットと田中農園の卵
(飲み物)
★瓶ビール
★レモン酒ソーダ割り x3杯
お会計:約9,000円/人
2021/10/11 更新
真夏のOHKUSA。
この日は関西からいらした大物のお供で。ちょっと体調が悪そうでしたが、こちら楽しんでもらえたようで良かったです。次回は体調万全の時にいらしてください。