5回
2023/11 訪問
ブレイク間近か日泰融合の料理
およそ1年ぶりの美会。是非新作料理を食べてほしいというので、定番料理にいくつかの新作料理を織り交ぜたコースでいただきました。
結論から言うと、定番料理はより「タイ化」が進み(スパイスとハーブをより効かせ)、新作料理みまた未体験の味と香りでぐいぐい攻めてくる感じでした。
美会の料理の1番の特徴はなんと言っても食材の組み合わせの妙。古くは本鮪とトリュフに始まり、最近だと鮎と西瓜というおよその常識のある料理人だと思いもつかない組み合わせでサラッと出してきて、それがなぜか美味しいという笑。ビアさんの経験とセンスがなせる業でしょう。
また、そのアイデアをしっかりとした料理に仕立て上げる調理長の技術もまた美会には欠かせないもの。コンピを組んで3年ほどが経ったかと思いますが、ますますそのコンビネーションに磨きがかかっている気がしました。
国内はもちろんのこと、海外フーディーたちからも評判も上々のようで、この味と香りに世界が驚くのも時間の問題かもしれないですね。
【2023年11月のおまかせ】
★毛蟹、あん肝、玉蜀黍(土佐酢ジュレがけ)
★キンキ、蛤、オニテナガエビ、車海老、松茸(トムヤンクン仕立て)
★鮎の春巻き、西瓜のソース
★フカヒレの姿煮、タイ薬膳、スッポンのスープ
★黒鮑 オースワン(オムレツ)
★鱧 ブラーヌンマナオ
★和牛ナムトック
★マグロと白トリュフ、発酵卵黄
★黒鮑のフライ、タイ風肝ソース
★桜海老とカラスミのパッタイ
★カオモックガイ(タイ風ビリヤニ)
★マッサマンカレー/グリーンカレー
★葛餅ココナッツパウダーがけ
★ほうじ茶アイスクリーム
(飲み物)
★ワインペアリング(様々な地方のフランスワインを料理に合わせて9杯)
2023/11/10 更新
2022/03 訪問
銀座美会から六本木美会へ
銀座で人気を博した美会が建物の取り壊しのため、六本木へ移転。場所は六本木と言っても乃木坂に近く、歓楽街の喧騒を感じることはほとんどないエリアです。
料理のテイストは銀座時代からあまり変わりはないものの、店の造りや雰囲気はだいぶ変わりました。まずカウンター席中心の造りになっていて、ビアさんだけでなくシェフとも少しコミュニケーショができる空間に。
カウンターだけではなく個室も用意されていて、少し見せてもらいましたが、なかなか個性的な造りの個室でした。
コースは銀座時代からの定番料理に加え、季節のお料理や新作もチラホラ。和の食材、季節感が楽しめる綺麗な味のタイ料理という、現時点では唯一無二の料理は引き続きこの店のアドバンテージとなることでしょう。
コース内容ががらっと変わるタイミングがもしあればそれを見計らってお邪魔したいと思います。
【2022年3月のコース】
★あん肝のタイ風ジュレがけ
★日本食材のトムヤムクン
★オコゼのから揚げ
★鯖の棒寿司スパイステイスト
★ソムタム
★フカヒレと和牛の中華風煮込み
★毛蟹と雲丹のプーパッポンカリー
★赤むつと蕗の薹のタイ風仕上げ
★TOKYO Xのチャーシュー
★マグロのづけ丼と黒トリュフ
★世界美味しいカレー、マッサマンカレー
★イノシシと筍のグリーンカレー
★練りたての蕨餅
(飲み物)
★乾杯用のシャンパーニュ
★ソフトドリンク
2022/04/23 更新
久しぶりの美会。メニュー構成が以前来た時から大きく変わっていて、料理はより綺麗な味を志向しているようになっていた気がしました。
【2025年10月のコース】
(第1部)
★クンチェーナンプラー 牡丹海老 発酵青マンゴー
★淡路産鱧 百合根
★ポピアトート 鰻
★フカヒレ オップウンセン
★佐渡産黒鮑 パッタイ
★小柴産太刀魚 ミアン・プラー
★近江牛 ラープ
(第2部)
★サムラップ・アーハーン・タイ
★トムセープ タイハーブ 季節の魚
★ガイヤーン クミン ターメリック(朴葉 黒さつま鶏)
★パッパクブン・ファイデーン(空芯菜 備長炭)
★鱧 オースワン
★炊き立てジャスミン米
★デザート
(飲み物)
★ワインペアリング