レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2011/05訪問 2011/05/05
東京メトロ日比谷線六本木駅:「ローダーデール」 わざわざでも出掛けたくなる休日のブランチ: 飲食店コンサルタントの食べ歩き
いつもの仲間に広島から出てきた人が加わって、大人の遠足を楽しみましょうと言う企画
新宿のサザンテラスにあるスターバックス集合で、その企画のスタートであります
美味しいお店で楽しいお話をしましょうってことなんだけど、遠足って言葉が加わっただけで、何となく心がワクワクしちゃうから不思議ですね
先ずは大江戸線で六本木へ移動、「ローダーデール」ってお店で、ブランチを楽しむことにいたします
緑に囲まれたステキな環境の中にあるお店で、それを見事に活かしているオープンテラス
残念ながらワタシたちは店内へ案内されちゃいましたが、それはそれで落ち着いた良い雰囲気であります
バーガーやエッグベネディクトなど、アメリカンスタイルのメニューが揃っていて、どれも美味しそうで、何をいただこうかと迷ってしまうのですが、これもお楽しみの一つでありまして・・・
今日はオムレツをいただくことにして、他は次回へと持ち越しといたしましょう
フルフルのオムレツには、バジルにトマト、それにチーズとサーモンまでもが入ってて、いろんな風味を楽しみながらいただくことが出来る贅沢なモノでありまして、ちょっと気取った祭日のブランチに最適なモノでありますね
ステキな雰囲気のお店で、ステキな料理
それにスタッフのさわやかな笑顔が加わってこそ最高のブランチ
わざわざ、六本木に出掛けてまでも、こちらのブランチを楽しみたいとまでも思えるステキなお店であります
2位
1回
2011/07訪問 2011/07/19
東京メトロ千代田線赤坂駅;「オーセンティック」 正統派ハンバーガーがいただけるお店: 飲食店コンサルタントの食べ歩き
ちょっと早めに出掛けてランチを済ませた後、打合わせに向かうことにいたしましょう
場所は赤坂
ちょっと気になっていたハンバーガーのお店があって、かなりの人気店でありますから、しっかりと時間の余裕を持って向かいます
地図を見る限り、結構わかりやすそうなのでありますが・・・
赤坂ツインタワーの脇の道を北上するのですが、こんなところにハンバーガーショップがあるの? と疑いたくなるほど、住宅地の細い道
結構な上り坂をテクテク登って、大きく左に曲がるところにあるマンションの1Fであります
約5分ほどの距離なのでありますが、その不安からか、遠くに感じてしまいました
アボガドのバーガーや、ブロッコリーのバーガーなど、結構なバリエーションがあるのですが、先ずは王道である「ベーコンチーズバーガー」をいただくことにいたします
ちょっと欲張って、玉子をトッピングしちゃいましたが・・・
先に提供されていたアボガドのバーガーは高さ10cmを超えるほどだっただけに、ワタシのバーガーは意外と普通に見えたりするのですが、実際はかなりのボリュームがありますよ
ふっくらとしたバンズを、ドリップが染み込みにくいようにグリドルでキチンと焼き上げられ、パティも必要以上のドリップが出ないような薄めのモノ
とは言え、お肉の食感と旨味をしっかりと感じることができます
カリッと焼かれたベーコンには旨味が凝縮されてますし、レタスもシャキッとしていて良い食感を楽しませてくれるなど、全てのおいてバランスが良いバーガーでありまして、ただただ大きさなどの奇をてらったモノとは別物でありますね
繁盛店というモノ
ただ、料理が美味しいだけではなくて、そこで働く人たちの気持ちって言うのが大きなポイントでありまして・・・
こちらのバーガー 食べやすくするために、在り来たりの袋が用意されているのですが、この袋をバーガーの下にちょっとだけ敷くような感じで置かれていて、とっても簡単にバーガーを袋へ入れられるように工夫がされているのであります
このちょっとした工夫が心憎いなぁ なんて思っていましたら・・・
今日の打合わせために自由が丘で買ったスイーツを持っていたのですが、「良ければ冷蔵庫でお預かりしておきましょうか?」と声を掛けてくれるではないですか
お客さまを大切におもてなしする姿勢
なかなか簡単にできることじゃありませんよ
3位
1回
2011/10訪問 2011/10/04
みなとみらい線馬車道駅:「醐杜羽」 ヌーベルシノワって言うから見た目だけの創作系かと思ったら大間違い こちらは本物です
(2011.10.04)
朝、ブルブルっとして目覚める 今朝はホントに寒かったなぁ
午前中に細々としたデスクワークを済ませて、午後は関内から横浜にかけてをブラブラしようと思う日
そして、今日はソレにぴったりな秋晴れの日でありました
ちょっとおしゃれな雰囲気でランチしてみようかと「醐杜羽」さん
ヌーベルシノワ(新しい中華)って言うジャンルで有名なシェフ、後藤さんのお店ですね
とっても、そんな有名なシェフのお店があるとは思えないテナントビルの2階 ソレも奥にあるお店ですから、外からはお店の雰囲気を察することが出来ないのであります
ちょっと前からランチのメニューが変わり、ランチコースが無くなったんですね
その代わりってことではないでしょうけど、ふたつの料理が楽しめるハーフ&ハーフってモノが加わったようですね
で、今日いただいたのが「海老ワンタン麺&山東風肉丼」であります
メインとなる「海老ワンタン麺」
プリプッリの海老がプルンプルンのワンタンに包まれて・・・ 動物系の香りがするスープとの相性がバッチリですね
小さな器にかわいく盛られた「山東風肉丼」
豚のばら肉をサイコロに切ってあるのだけど、モノによっては脂だけのサイコロもあったりして・・・
これがまた美味しいんですよね
メニューにはクミン辛子味ってあるのですが、クミンと言えばカレーに欠かせない香辛料ですよね
この料理のどの辺の味がクミンなのか・・・
山椒とも違う、ちょっとビリッとした風味がクミンだったのでしょうかね?
トッピングされた玉子とは別にとろーりとした黄身がごはんに掛けられていて、その辛味と甘みがうまく調和していて良いバランスですね
添えられた「水菜の漬物」がサッパリして良い感じ
ちょっと濃い味のラーメンやラー油が絡んでいる丼の後味が、このひと品でサッパリと流されます
日曜日の営業はお休みになったようですが祝日は営業してますし、このランチメニューもやっているようです
ご近所の人だけでなく、後藤シェフの料理がお手軽なランチでいただけるなんてありがたいことですね
(2011.07)
日曜日には人の姿が消える関内の街
ほとんどのお店がお休みになる中、営業していてくれるだけでもうれしいのに、ランチメニューまで用意してくれているありがたいお店であります
テナントビルの2Fにお店があるのですが、階段下に出されたメニューボードと小さな袖看板でしかお店の存在を知ることが出来ない、かなり目立たないお店であります
平日のランチはご近所のビジネスパーソンで賑わっているようでありますが、さすがに日曜日はそのようなことは無いだろうと思って伺ってみたのですが・・・
何とか待つこと無く席をいただくことが出来ましたが、ほぼ満席の状態
そのほとんどのお客さまが、わざわざこちらへやって来たのであろうと思われる女性のグループやカップルでありまして、お店の実力を窺い知ることが出来ますね
店内は中華料理店には思えないオシャレな雰囲気
サービスもスマートなモノで、イタリアンやフレンチのお店のようなカッコ良さを感じるものであります
日替わりで提供される8種のメニューから「芝海老と小蕪のあっさり梅肉炒め」をチョイスいたします
今日のような暑い日には、“あっさり”であったり“梅肉”であったりと言う単語に、妙に反応してしまうんですよね
プリッとした海老の塩炒め それに梅肉の酸っぱさが加わって、とっても夏向けの一品に仕上がってますね
秋から冬にかけてが旬の蕪がなぜ? なんて思っていたのですが、青森の蕪は今が旬の真っ盛りなんですね
添えられた玉子のスープにはモロヘイヤの葉が浮かべられ、野菜を美味しくいただけるように工夫された料理
ヌーベルシノワと言うから、創作的な見た目だけのモノかと思いきや、こちらはやっぱり実力がありますね
メニューに書かれた、ジャスミン茶 0円 の文字
ソレを指しながら、「ジャスミン茶をサービスさせていただきますが、温かいものと冷たいものは、どちらをお持ちしましょうか?」
何も言わずに、ウーロン茶やジャスミン茶を提供するお店があるのでしょうが、こうやってメニューに載っているものをサービスで提供するのだと聞かされれば、やはり価値観が高まりますね
お隣の方が食べていた「3種海鮮と青菜の辛子炒め」がとっても美味しそうで・・・
ちょっと隣の芝が青く見える、この頃のワタシであります
4位
1回
2011/07訪問 2011/07/16
みなとみらい線馬車道駅:「梅田」 お昼とは言えキチンと仕事をしている料理: 飲食店コンサルタントの食べ歩き
半間ほどの間口に掛けられた暖簾を潜り、階段をトントンと上った2階にあるお店
路面にA看板が出ているとは言え、見逃してしましそうであります
お昼のメニューはちょっとしたコース仕立てになっていて、冷たいじゃがいものスープから始まります
デミグラスカップのように小さな器で提供されますが、これがとっても良い器でありまして・・・
お料理以上に感動であります
そしてサラダ
野菜ももちろんですが、ドレッシングが美味しかったですねぇ
葉野菜以外にナスの田楽なんかが乗っているのも、料理屋さんらしくて良いですね
メインには、料理モノが3種類ほど、ソレにお刺身やバラチラシなどが用意されていて、どれか好きなものを選ぶことが出来ましたので、今回はバラチラシをいただいてみることにいたしました
水タコ、カンパチなどの具材がサイコロ大に切り揃えられていて、とってもお上品
戻し椎茸が良い味を出してますし、散りばめられたカニ肉が豪華さを演出しています
更に、大きくカットされているように見える赤身でありますが、これにもキレイに包丁が入れてあって、小さくバラけるように仕事がされてます
このようなちょっとした仕事が料理屋さんらしさであり、使われている器や、モダンな造りの店内など、上品さを感じるお店でありました
ちょっと年配の奥様方の心をくすぐるお店でありましょう
〆に出されたデザートは、涼しげにセリー寄せされたフルーツと、金平糖の2種
これまた少しずつではありますが、最後の最後まで、キチンと仕事がされたものが提供されますね
ランチでココまでやっているお店は少ないのでは? と思わせるハイクォリティーでありますね
5位
1回
2011/04訪問 2011/04/05
銀座線赤坂見附駅:「鈴よし」 赤坂のランチは出汁巻玉子: 飲食店コンサルタントの食べ歩き
打合わせ前のランチ
赤坂という大人の街には、ステキなお店が多いですね
しかも夜だと20000円近くするような割烹のお店が、1000円ちょっとでランチを出してくださっているトコロも多いので、この街でランチをいただくことが、ちょっとした楽しみなんですよね
今日伺ったこちらも、そんなお店のひとつであります
狭い階段を降りたところにお店があるし、暖簾の向こうには店内が見えない扉が閉ってる
まさに「一見さんはお断り」って言っているような・・・
そんなこんなで、とにかく敷居が高いお店でありました
勇気を振り絞って暖簾を潜ると、7人ほどが座れる白木のカウンター
その背面に4人掛けのテーブルがふたつという、15人で満席になってしまうほど小さなお店です
1000円ちょっとのお値段で提供しているのに、きっちりと丁寧に料理してくださいますから、時間に余裕を持って伺うことをお勧めします
お昼のメニューは、焼き魚と煮魚、それに出汁巻玉子の3種類
どれも捨てがたいのですが、初回の今日は、お品書きの一番に書いてある「出し巻き玉子膳」をいただくことにいたします
目の前で手際良く巻いてくれる出汁巻玉子
あれがワタシのだな なんてワクワクしながら料理している姿を見つめてしまいます
プルンプルンの出汁巻玉子
箸で押えて見ると、切り口からジュワッと出汁が溢れてくる なんと美味しそうな姿でありましょうか
醤油がかけられた大根おろしを、ひと口サイズに分けた玉子の上に乗せて・・・
あー 幸せであります
膳には、出汁巻玉子だけでなく2種の焼き魚と炊き合わせが添えられています
今日の焼き魚は、鰆の西京漬と鮭でしたね どちらもふた口、三口でいただけるほどの小さなものではありますが、どちらもきっちりとした美味しさですよ
さすが、高級割烹の料理でありますね
大満足でお会計を済ませたとき、「またお越しやす」と女将さんの声
あー 京都だぁ はんなりした気分になりました
さあ、これから打合わせ
今月と来月は、結構な頻度で赤坂へ来ることとなりそうですし、赤坂ランチを楽しませていただくことにいたします
6位
1回
2011/05訪問 2011/05/31
みなとみらい線馬車道駅:「和茶房亀田」 朝どれの新鮮なお魚をランチ価格で提供する料理屋さん: 日本全国食べ歩きブログ
(2011.05.31)
今日もスカッと晴渡った日
昨日のような強風も無く、ちょっと風が冷たくはありますが、穏やかな陽気であります
お昼の書き入れ時が終わったであろう13:00過ぎ、馬車道にあります「亀田」さんへ伺います
こちらのお店は佐島で獲れた新鮮なお魚を使ったランチがとっても人気のお店であります
これまでにも数回伺ってますが、その内容は期待を裏切ることが無く人気があるのも頷けます
残念ながら、とってもお値打ちなお刺身ランチは完売したとのコトなので、2種盛のランチをいただくことにいたします
カンパチとまぐろ、カンパチと〆鯵、そのほかにもいくつかのお刺身から好みのものを2種選ぶことが出来るというモノ
で、今日はカンパチと〆鯵をチョイスいたします
お刺身は当然新鮮なものでありまして、カンパチの身の締まりが印象的であります
そして大きなおわんで提供されるあら汁
これがまた、臭みが無い美味しいものでありましてお替りしたくなるほどなのです
近くにある居酒屋のチェーン店さんもお刺身のランチをやってますが、同程度のお値段であっても、そのレベルには数段の差がありますね
小さな扉を開けないといけませんし、外からは店内の様子を計り知ることが出来ませんので、ちょっ
と入りづらさはありますが、ちょっとした勇気で美味しいランチをいただくことが出来ますよ
(2010.09.02)
今日もまた、三浦のお魚をいただこうと馬車道へ出掛ける
佐島って漁港で揚がった新鮮なお魚が、手軽なお値段でいただけると有名なお店で、ランチタイムには行列が出来るほどでの人気であるようです
馬車道通りから、ちょっと路地に入ったところにあるお店で、狭い間口には店内が見えない木の扉
ちょっと敷居が高かそうで、一見さんは入りづらい雰囲気が漂いますね
思い切ってその扉を開けると、左手に5人ほど座れるカウンター席、そして右手には、4名掛けのテーブルが6テーブルほど
美味しい料理が期待できる、ほどよい大きさでありますね
コチラのお店の人気メニューは、佐島の朝どりと書かれた、その日お勧めのお刺身から2種を選ぶ定食のようであります
ですが、折角ですからたくさんお刺身がいただきたいと刺身定食を注文したのですが、コレが大正解であります
宗田かつお、うるめ鰯、シラス、生さば、まぐろと5種も盛られたお刺身がやってきましたよ
「シマッタ シラスが乗ってるんだ・・・」
と呟いたら、何か他のものに代えましょうか? と即答してくれた仲居さん
大将も嫌な顔ひとつせず、イサキは大丈夫? と笑顔で聞いてくれました
料理が提供されたあとなのに、ココまで親切にしてもらうと、もうイチコロですね
しっかりコチラのファンになってしまいましたよ
どれも新鮮なモノばかりですが、目を見張るのは生さば
サバって甘かったんだぁ って大分で関サバを頂いたときのことを思い出しちゃいましたよ
12:00前に到着していたので、待つことなくカウンターを陣取ることが出来ましたが、12:10頃には席を待つお客様がいらっしゃいましたね
近隣の会社員の方でしょう、暑さにも負けずネクタイを締めたまま並んでいました
コチラのお店は、オーバーフォーティーのお客様が多いようですね
若い方はやっぱりお肉なのでしょうかね?
7位
1回
2011/09訪問 2011/09/12
JR京浜東北線蒲田駅:「鈴文」 30mmはあろうかという分厚いロースをじっくりと低温で・・・: 飲食店コンサルタントの食べ歩き
昨日のこと
フォロアーさんの「東京近郊のみなさん、蒲田にある鈴文ってカツヤさん、めちゃくちゃ美味しいかもーヾ(@⌒ー⌒@)ノ」ってツイートを読んで、頭の中がとんかつ色に染まってしまったのであります
そうなってしまうと、簡単にはソレを消すことが出来るわけも無く“とんかつ”を食べるしかないのであります
折角ならば、その美味しいと言われる「鈴文」さんへ
川崎から大森にかけては、名店と言われるとんかつのお店が多い地域なのです
中でも大森にある“丸一”ってお店が最も有名で、そこから暖簾分けされたお店がズラリと名店として名を連ねているのです
こちらも、その例に漏れず「大森丸一姉妹店」と暖簾に記されてますね
厨房を囲むカウンター席のみの小さなお店
だけど、大将ひとりが銅鍋で揚げるとんかつでありますから、このくらいがベストな大きさなのでありましょう
17:30に開店すると、どこからともなくお客さまが集まって来て、10席ほどしかない店内には、体格が良い男性客ばかりで半分ほどを埋めていました
普通のとんかつ定食でも良かったのですが、わざわざ蒲田までやってきたのですから・・・
「特ロースかつ定食」をいただくことにいたしましょう
とんかつは厚いほうが美味しい
そんなワタシのこだわりを絵にしたような、30mmはあろうかという分厚いロース
ソレをじっくりっと15分ほど掛けて揚げた後、2分ほどの蒸らしでお肉に火を入れていきます
ですから、切り口はほんのりとしたピンク色で、肉汁が溢れんばかりに膨れ上がっていて・・・ あー、堪らなく美味しそうであります
最初はちょっと若いようにも思えますが、コレは食べ進む頃にちょうど良い火の通り具合になるように計算されたことなのでしょう
豚肉ならではのサクッとした食感や、モチッと歯にまとわるようなしっとり感が楽しめるとんかつであります
お肉に串を打って、粉や卵、それにパン粉をつける仕草は“丸一流”ですね
衛生面ってこともあるのでしょうが、脂身の融点を考え、体温が伝わらないようにと工夫している姿であろうとワタシは勝手に思っているのですが・・・ 真意のほどは分かりません
しかしどこのお店も、揚げ物屋とは思えないほどピカピカの店内で、いかにも職人さんって雰囲気の大将が、その経験と勘に頼って、銅鍋でかつを揚げている
チェーン店ではない、支店経営
暖簾分けってスタイルではあるけども、キチンとお店を任せるに値する人材が育った時に初めて支店として出店する
コレが、本来の飲食店の姿だと再認識するお店でありました
8位
1回
2012/04訪問 2014/01/08
みなとみらい線馬車道駅:「福久」 一度に三度美味しい“ひつまぶし”でランチといたします : 飲食店コンサルタントの食べ歩き
(2013.04.07)
今日は4時起き
朝早くからのお仕事があってのことなのですが、こんなに早く起きたのは何年ぶりのことでありましょう
少しだけ空が白み始めた5時過ぎに出かけたのでありますが、昨日の嵐のような雨風に洗われたような空気がとっても美味しくて…
これも「早起きは三文の徳」なのでありましょうか
お昼ごはんを馬車道にある「福久」さんでいただきます
明治に創業した老舗の和食店でありまして、この辺りでは“ふぐ”をいただく贅沢な宴会や、接待などで使われるお店として有名なトコロなのです
実は鰻の名店でもありまして、この辺りの鰻屋さんのなかで、最もワタシ好みのモノを提供していただけるお店でもあるのです
それで今日は、“ひつまぶし”をいただきます
いつもよりも芳ばしく焼かれているように思える鰻 それはこの後にいただくお茶漬けを美味しくするための魔法のようなものでありましょうか
ワクワクいたします
一杯目はそのまま
二敗目は薬味を乗せて… 鰻と言えば山椒と言うのが定番なのではありますが、実はワタシ、山葵でいただくのも好きなんですよね
そして三杯目にお茶漬け
ちゃんとお茶碗によそっていただきましたが、お櫃にそのままお茶をかけていただきたいくらいであります
タレが出汁と混ざり、しょうゆの風味が香るところが美味しさなんでありまして…
ちょっと甘みが増したところをネギや山葵がキッと締めてくれる そんないろんな味わいが楽しい料理であります
最近メニューが変わったようで、これまでには無かった茶碗蒸しが添えられるようになっていまして…
その茶碗蒸しがまた立派なこと
たっぷりと出汁を含んでいまして、プルプルの食感が堪りません 飲めるほどに柔らかで滑らかで… これまたワタシ好みなものでありました
具にはふぐの身なんかも入った贅沢なものでしたよ
メニューが変わったことで、これまでのように宴会や接待だけでなく、ちょっとしたお食事会なんかにも使えそうでありますし、家族でも使える商品がラインナップされましたね
ありがたき幸せ これから伺う機会が増えそうであります
(2012.11.17)
雨がしとしと 寒い日であります
打ち合わせに出掛けたついでに、お気に入りのお店でお気に入りの鰻をいただくことにいたします
この時期はふぐをいただきたいとも思うのですが、気軽にふぐをいただくってことは至難なことでありますから・・・
夏のイメージが強い鰻ではありますが、脂が乗った冬の鰻も美味しいんですよね
馬車道駅からすぐのところにあって、場所的にも便利なお店であるだけでなく、何よりも美味しい料理をいただくことが出来ることがうれしいお店であります
宴会がメインのお店なのでしょうか? HPなどを見ますとコース料理ばかりが目に付くのですが、実はお値打ちな商品も隠れているのであります
たとえば“海鮮重”や“ぎんだら定食”といった1500円ほどでいただける商品があったりしまして、それも老舗割烹店らしく本物を感じさせてくれるモノなのであります
そんなお店で、夏にいただいて以来、ファンになってしまったのが“鰻”でありまして・・・
これほどにふっくらとした鰻は食べたことがないと思わせるほどのモノで、ひと粒ひと粒がしっかりとしたご飯にもこだわりを感じることが出来るのであります
上等な鰻が使われていますので、ちょっとお高めではありますが、そうそういただくことが無いモノでありますから、折角ならば美味しいモノをってことで・・・
なんて言いながら、実は今月2回目だったりするほどに、ハマってしまっていたりするのです
そして今日は、生の白子が入っていると言うので・・・
もちろん季節を代表する“ふぐの白子”ですよ それを焼でいただいたのですが、そのトロンととした舌触りと、濃厚なクリームのような味わい
これは堪りませんねぇ 今だからこその逸品ですね
お店のパンフレットを見ますと“とらふぐコース”での忘新年会がお勧めであるようでして・・・
いつかはコチラのふぐで忘年会なんてやってみたいものですね
何はともあれ、ご馳走さまでした
(2012.07.27)
今日は土用の丑の日であります
と来たならば、やっぱり鰻をいただくことにいたしましょう
この街にも名が知れた鰻専門店が一つやふたつあるですが、どうしてもあるお店で鰻をいただいてみたくて・・・
炎天下にも負けず、テクテクと20分ほど歩きます
「割烹 福久」
これまでも何度と無くお邪魔しているお店なのでありますが、いつも日本料理的なお弁当や、ちらし寿司ばかりをいただいていまして、鰻をいただいたことが一度も無かったのです
鰻は鰻の専門店でいただくのが一番 そう思っていたからなのでありますが、こちらの鰻に対するクチコミがとっても良いモノでありまして・・・
ならば、このチャンスにいただくことにしましょうってわけ
今年も高騰し続けいている鰻 こうやってだんだんと手が届かない料理になってしまうのでしょうかねぇ
とは言え、年に1回くらいは、お祭り事のように贅沢しても良いのでは・・・
そんなお祭りの日でありますから、多くのお客さまが鰻を注文するだろうと、お店側もそれに対応するように焼き置きなどの準備をしていたりもするのでしょうが、折角ならば焼きたてをいただきたいものでありまして・・・
こちらのお店では、ちゃんと注文が入って焼き上げているようで、提供されるまでしばらく待つこととなりましたが、美味しいモノがいただけるのであれば、そんなことは気になりませんね
提供された“うな重”でありますが、店頭におかれたメニュー写真よりもはるかに立派なモノでありますね
濃すぎない、どちらかといえば薄味のタレで焼かれた鰻は、ふっくらでありますし、全く臭みがないモノでありまして、質に自信があるからこそのタレなのでありましょう
ひとくち頬張りますと上質な脂が舌にまとわるようでありまして・・・
コレは噂通りに素晴らしいものでありますね 先に言った専門店さんよりも数段美味しいと思いますし、コレまでこんな感覚を味わったことがありませんね
ご飯だって割れたお米がほとんど無いほど立派なモノでありまして、タレと絡み合って、これまた格別なモノであります
もちろん肝吸いだって付いてますよ
プリッとした肝、それがしっかりとした出汁が効いた吸い物 これまた立派でありますね
わざわざココまで歩いてきた甲斐があろうというもの
大満足でありました
お昼の時間が終わる頃で、きっとワタシが最後の客だったのでありましょう
お店の方が玄関の外まで見送ってくれましたので、記念写真をパチリ
とっても優しい心遣いと気配りの接客もこちらの魅力であり、老舗の名に恥じないものであります
美味しい鰻で精力をもらい、心遣いを感じるサービスに癒やされ・・・
暑さに負けずに夏を乗り切ることが出来そうです
(2011.11.21)
昨日に打って変わって寒い日でありましたが、空は青空 スッキリとした天気だなぁと出掛けたのでありますが・・・
そんな青い空から冷たい雨がポツポツと落ちてきたかと思ったら空は真っ黒、ポツポツだった雨もだんだんと大粒の雨に変わってきました
慌ててコンビニで傘を買いお店に向かったのでありますが、ランチを終えた頃には雨は上がっていて・・・
ホントに「女心と秋の空」とは良く言ったものです
関内に「福久」という明治26年創業の老舗割烹料亭があり、その名は“ふくきゅう”
夜は、ふぐや鰻を中心とした懐石やコース料理が中心で、接待に使われることがほとんどのお店なのでありますが、お昼には一部比較的リーズナブルな商品が用意されていますので、それを目的に久しぶりに伺ってみました
それらは、「海鮮重」「天ぷら定食」「ぎんだら定食」であり、以前伺ったときには「ぎんだら定食」をいただいたように記憶しています
で今日は、「海鮮重」をいただくことに・・・
注文して程なく、先付けとでも言いましょうか、ひじきをゴマソースで合えたものとシメジが、小鉢にも満たないほどの小さく可愛い器で提供されます
どちらもほんの一口 ではありすが、これがしっかりと味付けでありましてかなり印象的なものでありました
そして、メイン 海鮮重が赤出汁と引きつれての登場であります
どーんと中央に居座るのは本マグロ これは生なのでありましょう ねっとりとした舌触りがそう感じさせます
そして、濃い赤身独特の旨みがお口の中に広がり、幸せ気分へと導いてくれるのです
続いてその脇にある海老
これまた、なかなかしっかりとしたものでありまして、蒸し海老がこれほどまで美味しいと感じたのは久しぶりのことでありますね
海老の旨みが凝縮された そんな感じであります
他には、はまちやタコ、イカなどでありまして、自家製の玉子焼きも添えられていて、見た目に美しいだけでなく、一つひとつのネタが本物だと思わせるモノ
リーズナブルに提供するお昼の商品だからと、安い食材を使っているのでは無さそうですね
お昼の時間の終わり際にうかがったのでありますが、シャリも程よく温かく、とって美味しくいただくことが出来ました
あまりに鮪が美味しかったので、次回は“鉄火丼”や“中トロ丼”をいただいて見たくなりましたね
そのふたつを盛り合わせた“赤・中トロミックス丼”も魅力的だし・・・
確かにビジネスランチとしてはお高い設定のメニューでありますので、ビジネスパーソンでガヤガヤと賑わうことはありませんが、その価値の高さからか、ご婦人の食事会としての利用が多いお店でありますね
きっちりとターゲットを絞って、そのお客さまに満足していただける商品を提供することが出来れば、安く売らなくても繁盛するってコトなんですよね
久しぶりに心の贅沢をいたしました
こちそうさま
9位
1回
2011/04訪問 2011/04/27
日本全国食べ歩きブログ: 横浜市営地下鉄ブルーライン伊勢佐木長者町駅:「つかさ鮨」 驚きの海鮮丼でプチ贅沢しらランチ
(2011.04.27)
今日もポカポカ陽気
風が恐ろしいほど強くって飛ばされちゃうんじゃないかと心配したけど、重心が低いワタシは大丈夫なようでした
地面を踏みしめるように踏ん張りながら、伊勢佐木町商店街を歩いて、ランチへ出掛けます
今日の目的はコチラの“海鮮丼”
伊勢佐木町交番のところで、商店街から路地に入ったトコロ
ちょっと目立たないのですが、一見の価値があるお店であります
先日、こちらで“おまかせ握り”をいただいたときのこと “海鮮丼”を作っている姿を見て一目ぼれ
ワクワク気分でお店を目指します
これですよ コレ
18種ものネタを使っているという人気ナンバーワンの海鮮丼 その姿は圧巻であります
赤貝、甘エビ、むし海老、筋子、アジ、まぐろ赤身、うに、イカ… それに“旬”真っ盛りの白魚やホタルイカなんかも添えられていて豪華絢爛
盛り付けるっていうより、飾り付けるって表現が正しいかもしれませんね
どんぶり一面に、ネタが敷き詰められいるって言うか、重なり合ってたりもして、シャリにたどり着くのがひと苦労ですよ
汁もしっかりしていて、今日は“あおさ”の味噌汁
前回のお吸い物にも劣らない美味しさでありまして、その丁寧な仕事ぶりに感動するほど、ボリュームだけでない、質の高さにおいてもベストなコストパフォーマンスなのであります
「手が届く贅沢」
そんな言葉がピッタリの一軒でありますね
(2011.03.29)
またまた、お寿司が食べたくなった
以前、夜にお邪魔したとき「お昼もお値打ちにやってるからと来てくださいね」と奥さまに声を掛けていただいたお店へ向かうことにいたします
伊勢佐木町にある「つかさ鮨」ってお店
多分この界隈では、最もクォリティーが高いお店ではないかと思うトコロ
そして、それだけのクォリティーでありながら、良心的なお値段でありますから繁盛しないわけが無いのであります
伺ったのは13:00をちょっと回った頃
お昼の時間をちょっとずらしたことで待つことなく席をいただくことが出来ましたが、閉店間際までしっかりとお客さまが来店されてますね
お昼の時間には“海鮮丼” “鉄火丼” “うにいくら丼” “みやび重” “おまかせ握り寿司”と5種のメニューが用意されています
大好きな鉄火丼にしようか、いや、ウニいくら丼も捨てがたい
18種ものネタが使われているらしい海鮮丼も良いなぁ
などと、たった5つのメニューから、何をいただくことにするのか決めるまでに時間を要してしましました
結局選んだのは、握り寿司
ランチのお寿司であるにもかかわらず、赤貝や中トロ、うに、いくらと豪華であります
もちろん、それらのネタはしっかりとしたモノばかりですよ
ネタは10貫
色んなネタを楽しめるようにシャリはちょっと小さめですが、ネタとのバランスという面でも良い感じですね
そして驚いたのは、お澄ましがビックリするほど美味しいこと
きっちりとお出汁が出ているし、塩加減が抜群でありました
たまたま、ワタシが頼んだ握りを作っていただいている向こうで、海鮮丼を盛っている姿を見ることが出来たのですが、コレが凄い!!
18種とは書かれていましたが、その圧巻ぶりに驚き、絶対あの海鮮丼をいただきに来ようと心に決めてお店を後にしました
お店を出るまで見送っていただいた奥さん
最後の最後まで、きっちりしてますね
(2010.06.08)
伊勢佐木町
ココがまだ賑わっていた頃にはたくさんの名店があったらしいが、現存するお店はわずか数店だけ
今では、どこの街にもあるようなチェーン店が軒を並べる商店街になってしまって、魅力ない街に変わってしまった
そんな街のちょっとハズレに一軒の寿司屋があるのだけど、ココがかなり評判高いお店で、いつも多くのお客さまで賑わっているのであります
コレまでも何度か、お邪魔しようかと店内を覗いたことがあるのだけど、いつも賑やかで遠慮していたのであります
が、今日、どうしたことかカウンターに一組のお客さまが見えるだけで、ずいぶんとゆったりした雰囲気に、チャンスとばかりにお邪魔して参りました
キレイな白木のカウンターに、手入れが行き届いたピカピカのネタケース
「きっとココなら美味しいお寿司がいただけるに違いない」
ワタシの動物的勘がそう反応します
手際良く握られお寿司
ネタも瑞々しくて、シャリもしっとり
ワサビがツーンと効いた大人のお寿司をいただくことが出来ました
こういったお店でいただくマグロは、やっぱり一味違います
ねっとりとした纏わりつくような赤身の歯ざわりと、甘くとろけるトロの脂
あー、幸せであります
お店を仕切るのは2代目でしょうか
若い大将とその奥様らしき人、そしてお姑さんって感じの方々
皆さん、とっても笑顔がステキな方で、雰囲気も良いお店であります
すっかり気に入ってしまいましたので、これからはちょくちょくとお邪魔させていただくことになるかと思います
10位
1回
2011/11訪問 2011/11/02
東京メトロ千代田線赤坂駅:「天茂」 後継のお嬢さまが頑張る江戸前天丼の名声店: 飲食店コンサルタントの食べ歩き
仲間とのランチをしようと、赤坂見附で待ち合わせ
ただお昼ご飯をいただくだけではなく、お勉強になるお店へ行きましょうってコトで・・・
店内の雰囲気が全くわからない雑居ビルの2F
そんな場所にありながら、連日お客さまが溢れている天ぷら屋さんがあるというので伺うことにいたします
このビル、その佇まいからは想像も付きませんが、3Fには「鮨兆」ってお寿司屋さんが入っている、ちょっとしたグルメビルなんですね
「天茂」
カウンターを中心とした天ぷら屋さんでありまして、開店時間から10分ほどで満席になってしまうと言う大人気店であります
開店時間の5分ほど前にお店に着きましたので、当然一番乗りかと思いきや既に先客が一組いらっしゃいました
カウンターの一等席をいただき揚げ上がるまでの時間を待っていますと、次から次へとお客さまが来店され、10分もしないうちに満席に・・・
さすがでありますね
きっと昔は、ご主人が天ぷらを揚げ、その奥さまが盛り付けをしながら営業をしてきたのでありましょう
しかし今では先代は引退され、お嬢さまが揚場を担当するようになった今でもお母さまがしっかりと仕上げを担当されてますね
後継が出来ずに廃業していくお店が多い中、跡を継いでくれる人がいるとは素敵なことですね
おかげで私たちも、美味しい天ぷらをいただき続けることが出来る幸せに与ることが出来るのですね
お昼のメニューは“かき揚げ丼”と“天丼”の2種類だけ
しかしお客様のほとんどが、かき揚げ丼を頼まれるようですね たっぷりの海老をふっくらとした衣で包むように揚げられたボリュームたっぷりであるところが支持されているのでしょうね
同行した仲間がかき揚げを注文しましたので、ワタシは天丼であります
こちらは、茄子とキス、それに身が厚い穴子
その穴子が絶品でありまして、ホクホクと揚がった穴子が丼タレと見事に馴染んで江戸前天ぷらの醍醐味が味わえますよ
天ぷらにタレをかけるのではなく、揚げあがったものをタレの中に漬けることで、この味わいが生まれるのですよね
江戸前最高!であります
お嬢さまは大変かと思いますが、ココが大好きなお客様のために、末永く頑張っていただきたいと思います
出来れば、おばあちゃんになるまで・・・
お願いします
今年の食べ歩きは関内周辺と都内のお店が中心となりましたが、地方にもステキなお店が多くって・・・
なかなか甲乙付けがたいものでありました