2回
2025/12 訪問
「呼び込みの声」チゲ味噌ラーメン+餃子セット
横浜でのパーティーがあり、ブッフェ料理とビールを浴びるほどに堪能し、満腹のまま移動して町田駅に降り立つ。 それでも飲んだあとには食べたくなる。「胃袋の二次会」へ、夜のハンターの探訪が静かに始まる。
夜のハンターが街を歩けば、すぐに 「ガールズバーいかがですか」 「キャバクラどうですか~」 などのおねーちゃんの呼び込みの声、砂糖をまぶしたような色恋の誘いが矢のように闇を突き抜けて飛んでくる。
「悪いな、おねーちゃん。ハンターって言っても、今夜の獲物はそっちじゃないんだ」
俺は肩をすくめて、さらにメッセージを投げる。
「そんなコンビニスイーツみたいなチャラい甘味で、俺の胃袋を満たせると思うか?」
まあ、まだ人生のレシピを半分も知らないブリブリの若さだ、言ってる意味がわからないのも仕方ない。
ま、いいだろう、俺には寄り道してる暇などない、先へと急ぐ。
そんな夜のハンターが求めていた獲物が、ふいに視界に灯る赤い看板となって現れる。
まるで「日高屋いかがですか~」と、看板そのものが呼び込みの声を放っているように感じる。
この呼び込みの誘いは甘く、思わず引き寄せられ、そして、心に響いた。
店頭ポスターの「チゲ味噌ラーメン」が訴えてくる。
冬の狼煙だな、この季節の食さなきゃいけない冬の儀式。
毎年欠かさず狩りに行く、日高屋で最も愛する一杯。
20:52 入店
店に入ると、客の姿はまばらで少なく、せいぜい二割ほど。ま、雨だしね。
外では雨粒がじわりじわりと町田の夜を濡らしていく。
注文したのは、毎年いただくこのセット
チゲ味噌ラーメン+餃子セット/1,150円(1070円+大盛80円)
21:01 着丼
このセットはもう何回も食べてきてる。
チゲ味噌ラーメンは、ほどよい辛さと深いコクが光るスープがまさに絶品。
具材も豪華で、豚肉・キムチ・ニラ・玉ねぎ・溶き卵がたっぷりで食べ応えも満点。
辛さは控えめながら、辛いもの好きでも満足できる仕上がり。 辛さとうまみが見事に共存している。
そして日高屋の餃子。
個人的に評価が高く、手頃な価格でコスパが良く、あっさりとした軽めの味付けながらも、しっかりと旨味が感じられる。
値段と味のバランスを考えると、餃子は王将よりも日高屋の方が自分の好みに合っている。
21:14 完食
やっぱりおいしいな、このチゲ味噌ラーメン
ここは町田で一番通う日高屋なんだが、ふと昔を思い出す。
そう、2010年から2016年頃まで、町田駅周辺には日高屋がなんと5店舗もあった。まさに「日高屋王国」
今は数も落ち着いたが、あの密度を知る者にとっては、 町田こそ日高屋の聖地だったと胸を張れる。
2025/12/18 更新
昨日から風邪っぽい、朝、気合いで熱い風呂に浸かってみたものの、体力ゲージはまだ黄色。
それでも来客予定もあって意地で出社し、しかも来年のデカい商談もほぼ決まり、よくやった俺。
とはいえ、体は正直で、今日は仕事は早めに切り上げよう。気づけば朝から何も食ってない。胃袋は完全にストライキ。
夕方、帰りの小田急線で揺られながら考える。
辛い… 温かい… そういうのがいいんだろうな、たぶん。そうだ!日高屋のチゲラーメン、満場一致で採択。
17:38 到着
この時刻ともなると、すでに席の半分が埋まっている。みんな、そんなにチゲを求めていたのか。いや、俺くらいか。
空いているカウンター席に座る。
左隣では、80歳オーバーのお爺ちゃんが、タンメンをまるで茶道のような所作で、ゆっくりじっくり味わっている。その静けさ、もはや悟りの境地。
斜め後ろでは、60代のおばちゃんが五目あんかけを 「ふーっ、ふーっ」 と冷ましながら食べている。湯気と一緒に人生の年輪まで漂ってきそうだ。
右隣の細身の50代のおじちゃんは、レバニラ炒め定食を “戦場の兵士か” という勢いでかき込んでいる。たぶん今日いちばん忙しかったのはこの人。腹も減ってたんだろう。
勝手に決めつけちゃってるが(笑)そんな三者三様のドラマが同時進行する夕方の日高屋。みんな違う一日を終え、みんな違うものを食べ、でもなぜか同じ店で、同じ時間を共有している。タンメンの悟り、五目あんかけの人生、レバニラの戦場、そして病み上がりにはチゲラーメンと勝手に決め込み日高屋に来た自分。食べるって、ほんと人それぞれでおもしろい。そして日高屋は、今日も小さな人生劇場だ。
で、自分はと言うと、注文は迷うまでもなく予告どおりのチゲラーメン一択。
体調はまだ半分くらい雲の上をさまよっていて、食欲なんて朝の時点でどこかに旅立ったはずなのに、気づけば注文のタッチパネルで、指が本能的に勝手に動き、堂々と「麺、大盛」を押していた。脳より先に、指が決断するタイプらしい。
・チゲ味噌ラーメン大盛 870円(790円+麺大盛/80円)
甘味のある味噌に程よい辛さ。そこへ豊富な具材が加われば、もう間違いなくうまい。 そして病み上がりの身体には、このチゲの辛みが最高に染みる。