レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2015/11訪問 2015/11/13
106サウスインディアン。それは北九州は若松の名店。
かつて僕はそこでカシミールカレーを食べましたが、その後ミールスも出すようになっていました。
だが、若松再訪は遠い……そう思っていたところ、
なんとその106が天神の今泉にオープンしていたという話を知りました。
多忙な仕事から解放された(2015年)11月、早速訪問しました。
まだオープン直後で、お店の前には博多華丸・大吉さんから送られた開店祝いの花輪が飾られていました。
お店は、ハングリーヘブンなどの名店が並ぶ建物の一番奥。
大変雰囲気いいです。
早速入店し、ミールス(南インドの定食)を注文しました。
しかしここで感じたことがありました。
ミールスが運ばれてきたとき、店員さんが食べ方の説明をしなかったんですね。
しかもメニューにも食べ方の説明が載っていません。
ミールスは初めてのお客さんも多いでしょう。
普通だったらどう食べるか説明するでしょうから、店員さんを呼んでそこのところを尋ねてみると、
店員さんは詳しく答えられず、人を呼びに行っていました。
料理人か店長とおぼしき男性が出てきてくれましたので
「食べ方を店員さんが説明できるようにしてください、あとメニューに書いてください」と伝えておきました。
でも、周囲を見ると皆普通のカレーセットを頼んでいるんですね。
僕の訪問時、ミールスを頼んでいたのは僕だけでした。
なるほど、この状況なら、こうなるのも納得です。
でも早く皆、ミールスを頼むようになってほしい。
そこで、このレビューでは食べ方の説明も一緒に書かせていただきます。
ご飯と揚げパンの周囲に、カトリ(小皿)に載ったカレーやおかずが並んでいます。
まずはカトリの料理を少しだけ味見してみます。
サンバル:豆のおかゆ。このお店のは人参とか入っていて丁寧。ほっとする味わい
ラッサム:トマトとタマリンドの酸っぱいスープ。ほどよい酸味
クートゥ:ココナッツベースの野菜カレー。少しすくってみるといい感じにココナッツ
ポリヤル:ニンジンやいんげん豆やじゃがいもを炒めたもの。そのままでも食べやすいがここは我慢
ヨーグルト:普通の無糖ヨーグルト。これもご飯にかける用。
チャトニ:南インドの辛い漬物。ご飯の味のアクセントになる。
どれもほどよく食べやすいのですが、ミールスの基本は、「全部混ぜること」。
これらのカトリを大皿から取り出して外に置き、パパトとプーリ(揚げパン)をちぎってご飯の上に散らします。
そして、カトリの中身を一つずつご飯の上に流し込んでいき、全部かけましょう。
辛いチャトニがついているので、これも混ぜると、味のアクセントになりますね。
ヨーグルトも砂糖など入れずに、かけてしまいましょう。
そして、混ぜるのです。ひたすら混ぜ混ぜします。
(※詳しい人に言わせると混ぜる順番とかいろいろあるようですが、
詳しくない僕は最初から全部混ぜます。詳しい人の方の意見があったら、そっちを重視してください)
そして、いい具合に混ぜ混ぜできたら、そこで食べてみてください。
日本人には、あまり「食べる前に複数の料理を混ぜる」という習慣がないから、
混ぜることに最初は抵抗があるかもしれません。
しかし、その心理的抵抗を乗り越えたところに、至福があるのです。
僕の感想としては、最高の味です。様々な味が混ざり合い、絶妙ながら不思議な調和を生み出しています。
ほんのりとするヨーグルトの酸味に、野菜それぞれの旨みがじんわりと出ています。
サンバルやラッサムの酸味。そこにインド米の食感と、プーリやパパトの食感。
南インド特有のスパイスの辛さに加えて、
辛いソースがところどころ入っていて、そこがアクセントにもなっています。
そしてそれらの旨さの後に来る、スパイシーな後味。口の中にいろんなスパイスの後味が残ります。
旨いです。
他のミールスとの特徴として言えるのは、結構味が強いことです。
特に塩味が強めなことと、野菜を炒めたりしている関係か、その存在感も強く、
結果、辛さ、酸味、スパイシー、野菜の旨みの全てが前面に出ているといえます。
でも、その結果か、満足度は高いです。
なにしろ驚くことにこれ、ベジミールス、つまりお肉を使っていないんですよね。
これまで僕はノンベジ、つまりお肉入りが好きで、そちら中心だったんですが、
ベジミールスでここまで凄いのが作れるのか、と驚きました。
ベジミールスで有名なお店と言えば東京のケララの風IIでしょう。
このお店はこことは対照的に、優しい味のミールスを出してくれるのですが、
僕はこのお店、106の力強い味わいも好きになりましたね。
ごちそうさまでした。
個人的には最高クラスのミールスなのですが、
問題は、果たして、ミールスを食べたことのない人に、いきなりこれを薦めていいか?
という点です。
でも、カレーが好き、スパイシーなものが好き、という人には
一度は食べてもらいたいと思います。
そのためにも、お店の方、どうか早く、店員さんに、ミールスの食べ方を
客に教えられるように教育してあげてください。
本当に、砂糖なんか必要ないんです。
ヨーグルトもご飯にかけてしまっていいんです。
本当にこのお店が天神に来たことで、気軽に南インド料理が食べられるようになったことは
大変大きなことだと思います。今後もちょくちょく引き寄せられてしまうでしょう。
2位
1回
2015/12訪問 2015/12/04
再訪2015.12.04 挑戦盛を30分でクリアしました
■初訪問[2015.02.02]がば盛2杯をいただきました
最初に。これは僕の888軒目の口コミです。
どれにするか迷ったのですが、こちらの大盛りをメモリアルの口コミにさせていただきます。
JR荒木駅から歩いて1分程度のところにあるお店です。
今回、ほぼ週4さんに誘われて大食いさん御用達のお店に連れて行ってくださいました。
イカリングさんと3人での訪問です。
屋号のとおり、ソースかつ丼がメインなのですが、
値段が凄くリーズナブルです。
並で500円で、これでもボリュームが凄いのですが、
大盛り、がば盛りになると、650円で、これだけ出すのか!って
驚いていました。
しかも常連のイカリングさんによると、
今は150円でやっているカツの増量も、以前は無料だったとか。
他にも昨年(2014年)の消費税増税の際に50円ずつ値上がりしたそうですが、
今の価格設定でも十分安いですよね。
しかも毎月8日にはソースかつ丼400円など、至れり尽くせりです。
そして、このお店にはチャレンジメニューが存在するといいます。
普通盛りの4倍の分量の丼なのですが、
20分以内に食べきったら、無料になるうえ、このお店の5000円分の
食事券をいただけるそうです。
このチャレンジメニューですが、全部食べた人はこれまでにも二桁前後
いるようなのですが、20分という時間制限のため、達成した人はいないようです。
最速の人では30分で食べた記録があるようです。
チャレンジメニュー用の器がひとつしかないことから、
ほぼ週4さんが注文することにしました。
僕は、大盛りのひとつ上、がば盛り\650を頼み、
イカリングさんは夜勤明けということでしたが、普通を頼まれました。
結構普通盛りでも多いんですよね、このお店のは。
ほぼ週4さんを応援する意味で、僕はがば盛りをもう一回お代わりしたのですが、
イカリングさんも呼応して普通盛りをもう1杯注文されており、
夜勤明けを感じさせないパワフルさが凄く、
その上、味噌汁と唐揚げ(2個)を注文されていました。
さすがですね。
唐揚げは、ひとつ僕もいただきましたが、肉汁出ていて
大変うまかったです。
5個で350円だといいますが、大食いの後なので、抑えめに、
2人で1個ずついただいた形です。
その間、ほぼ週4さんは着実に攻めていました。
最初の20分で、ほぼソースかつ丼は全部食べており、
その後、残ったご飯を着実に口に運んでいました。
70分ほどかかったようですが、しっかりと完食されました。
凄い。
こちらのお店は屋号通り、ソースかつ丼がメインなのですが、
カツ丼といえば、卵閉じ、というイメージをきちんと覆してくれるお店です。
僕も味わいながらいただいて、「ソースかつ丼も結構いいじゃん」と
思わせてくれましたね、ええ。
ごちそうさまでした。
身も心も充実させていただきました。
ほぼ週4さんの完食を拝見して、
僕もいろんなことを学び取ることが出来ました。
大食い御用達のお店に関する
いろんな話なんかも伺っていて、やはり大食いの世界は奥が深い、
そんな風に感じさせてくれました。
このあたりに行く用事があれば、今度は僕もチャレンジメニューをやってみたいです。
制限時間内は無理でも、食べきる自信はあります。
本当にいいお店でした。
■再訪[2015.12.04]挑戦盛を30分以内クリア
今回、ネマタさんとイカリングさんから誘われて3人で訪問いたしました。
前述の通り、このお店にはカツ7枚、ご飯1キロの「挑戦盛り」なるものがあり、
「20分以内に完食したら、無料+五千円のお食事券進呈」というチャレンジがありましたが、
誰も達成者がいなかったため、条件が緩和され、
25分以内と30分以内の場合も段階的クリア、という形になりました。
その後、ネマタさんは挑戦され、何と16分台という驚異の速度で完食を達成し、
五千円のお食事券を手に入れました。
しかしお店は年内で一旦リニューアルで閉店となるため、
年内に無料券を使い切ってしまおう、それが今回の来店の主旨でした。
今回は二千円の挑戦盛りを僕がチャレンジさせていただける機会に恵まれました。
他にも二人で三千円分、丼ものを3杯やからあげなどを注文しました。
特に丼物のうち1杯は、「がば盛り」\1000と呼ばれる、かつがたくさんはみ出したものです。
ネマタさんもイカリングさんも挑戦盛りの完食経験者なので、食べる時の指南を受けておきました。
どうやら、カツが10分くらいで硬くなるのでカツから攻めた方がいい、と。
白ご飯だけでは味が薄くなるので、出汁や半熟卵などで味を変えるといい、と。
そして、たくさんの料理の後、最後あたりに挑戦盛りが来ました。タイマーが付いてきます。
早速挑戦開始です。
カツは大きなものが7枚あり、それだけで顎が疲れるという話も聞きます。
飲み込むのも時間がかかるため、水で流し込むのも手で、現にネマタさんはそうされたそうですが、
水は飲みすぎると胃が膨れる両刀の剣。慎重に水を飲みながら入れて行きました。
イカリングさんが今何分経過か、など丁寧に教えてくれました。
カツを食べ終わったあたりで12分くらいだったでしょうか。ここからが大変です。
ご飯をそのまま食べるのではなく、あらかじめ頼んでいた出汁をふりかけ、
すこし飲み込みやすくしてから、入れて行きました。
出汁を入れると、白ご飯もほんのり味が付いて食べやすくなりますね。
途中、20分前後で分量が3分の1くらいになり、そのあたりでかなり限界か、と思ったのですが、
そこで胃がギアチェンジして、また入るようになりました。
25分以内に行けるかどうか、といった感じでしたが、無理すると失敗しそうだ、と思い、
慎重に行き、そして達成しました。
タイムは25分54秒でした。
イカリングさんがタイムを丁寧に教えてくれたり、出汁を追加で頼んでくれたりと
かなりサポートしてくれたのも、タイムを縮めたことにプラスになっているでしょう、感謝、です。
30分以内の達成なので、僕の挑戦盛の2000円は無料となり、「また二千円分頼もう」
ということになりました。
既に胃は限界でしたが、少し落ち着いたら、もう少しいけそう、ということになり、
3人で、もうご飯類はいいから、と、今度は唐揚げなどを中心に頼むことにしました。
僕はビールを頼むことにしました。祝杯、というのも変ですが、酒好きですし、
何より、お酒は食欲を戻してくれるのが経験則から分かっています。
ビールは2本頼んでいますが、これは両方とも僕がいただきました。
お二方ともあまり飲まれない健康的な方達です、一方僕は不健康な呑んべえです(苦笑)。
ビールのおかげでまた満腹中枢に余裕が出来、から揚げなんかが入りました。
本当にここのから揚げはおいしいです。もちろん、ソースかつ丼もおいしいですが、
今回は味わう余裕よりも早く食べないと、って感じでした。
ごちそうさまでした。
なお、30分以内達成者は僕が現時点で3人目だそうですが、完食時間は3位だそうです。
こうしてお食事券5000円分をゴチになり、そこにプラスして挑戦盛2000円が無料になり、
7000円分の食事をすることが出来ました。
ネマタさん、お店の方、ゴチになりました。
本当にいいお店でしたので、リニューアル後もぜひ繁盛していただきたいと思っています。
3位
1回
2015/11訪問 2015/11/06
飯塚バスセンターから吉原町を嘉穂劇場の方に少し歩くと、
左手に見えてくる焼き鳥屋さんです。
今年(2015年)の8月にオープンしたばかりのようですが、
前を通りかかっても早くもお客さんが多く盛況のようなので、入ってみました。
そして入店し、焼き鳥その他を頼んでみて、確かにこれは人気が出るのも納得だ、と思いました。
なにしろ、焼き鳥をそんなに食べ歩いたわけではないですが、
それでも食べ歩いてきた中で、同じ価格帯の焼き鳥と比較すると、けた違いに良かったのです。
僕が入店し、カウンター席に通されました。
テーブル席には、かなり多くのお客さんがいました。
まず生中と、焼き鳥については、とりあえずメニューの上から9本、みたいな感じで選びました。
「塩でいいですか」と聞かれたので、「タレじゃなくて、塩がおすすめなんですね?」と聞いたら、
どうやらこだわりの塩を使っているらしいので、迷わず全て塩にしました。
1本ずつ焼かれて出てくるのですが、食べてみて、驚きました。
どれも、焼き方が凄いのです。外はカリッとしていてなかはじんわりと柔らかい。
ほどよい脂っこさ、ほどよい食感。全て計算されている感じがしました。
一部のレバーなどでは「レアはどうですか」とすすめられたので
もちろんそれにしました。
要するに、それだけいいネタを使っている、ということですね。
実際、凄かったです。
店員さんの対応は、活気のある居酒屋そのもので、僕が賛辞を述べると
「○○というお褒めの言葉、いただきましたー」とかいちいち店員さんが
報告しているのがこそばゆかったです。
それで、1本おまけまでしていただきました(1枚目右下の、恐らく、創作鶏つくね)。
こちらも食感もよく、さすがこだわっているな、と。
正直「焼き鳥で感動する」っていう初の経験をしましたね。
福岡市でも、探せばこのレベルのお店はあるんでしょうが、まさかそれが飯塚でも味わえるとは。
全国どこに出しても勝負できるであろう味を、わざわざ飯塚の地に持ってきてくれたことに感謝、です。
なお、他のお料理についても述べておきます。
この日おすすめの鮮魚3品とごまさばも食べましたが、こちらもなかなか良かったです。
内陸の飯塚でも鮮度が良いお刺身を食べられるところが増えてきたな、と改めて実感させてくれました。
なお、お魚類は通常メニューにはなく、「本日のおすすめ」メニューの方なので、
仕入れによって種類が変わると思います。
シメに食べた釜飯もよかったです。
あとドリンクについても少々。
瑞穂菊(みずほぎく)という飯塚の日本酒があったので飲んでみました。
さらっとしていて飲みやすくコクもあり、なかなかいいなと地元民ながら思いました。
近隣の嘉麻のもあるらしく、地元愛が凄いのも素敵ですね。
なお、ワインもありましたが、僕はワインは詳しくないので飲みやすいのを選んでもらいました。
ごちそうさまでした。
お会計は\4,946でしたが、この内容なら安いと感じましたね。
とにかくこのお店の焼き鳥(串焼き)には圧倒されました。
店員さんに「ご主人、相当修行積まれたんでしょう」と伺ってみると、
「一日相当数焼いているから」とのことでしたが、経験が全て味わいと食感に活きているのだと思います。
わざわざ飯塚まで食べにくるというレベルではないのかもしれませんが、
飯塚の近くに寄った時にここに立ち寄るのは大変良い選択肢だと思います。
焼き鳥ベースの食事で宴会場所を探している幹事さんは、ここを選ぶと信頼されるのでは、と思います。
(ただ、このお店は、焼き鳥以外のメニューの数は厳選して絞り込んであるため、
メニューの質より種類の方をこだわりたいという場合は、また話は別ですが。)
4位
1回
2015/12訪問 2015/12/13
北九州の若松駅から歩いて3分のところにある、老舗の料亭です。
今回、『祝・世界文化遺産登録決定!(世界遺産のある街・北九州)
2015食べログ北九州特別忘年会』と称して、忘年会に誘われて参加しました。
このお店の詳細は幹事のakii様のレビューをご覧いただけたらと思いますが、
一言で言うと百年以上の歴史のある老舗で、九州で初めて牛肉料理を提供したお店で、
建物は文化財になっています。
オフは幹事さんが他にふるふるさんとfujimo123さんもいて合計3人、
食べログ本部からも3人が来て、20人以上が集まる、比較的規模の大きなものでした。
料理は「牛鍋コース」(または「月懐石」)で、飲み放題付でした。
牛鍋コースはこのお店の看板メニューで、厚切りにした伊万里牛サーロインを、
八丁味噌で炊くもので、百年以上愛されてきたといいます。
鍋料理(先付・前菜・造り・蒸物・食事・デザート)のセットです。
(なお、今回のコースは普通に注文する場合、税込みで7560円になります)
オフは午後7時に始まりました。
僕は席の関係で、幹事のふるふるさんや食べログからの桝井様などの近くになりました。
最初に皆、短く自己紹介をしたのですが、北九州レビュワーに限らず、
長崎や熊本、東京からお見えのかたもおり、本当に遠くからお疲れ様でした。
料理はまず先付け、前菜、そしてお刺身が、そしてお酒はビールが準備され、
仲居さんが「ビール以外の方はおっしゃってください」と回っておられました。
乾杯の後ビールを僕が飲むと、ついでくれたり、よく気が付く仲居さんばかりでした。
料亭なんて初体験だけれど、さすが気配りのレベルが違うな、と思ったのでした。
そして仲居さんは、大きな分厚い牛肉(伊万里サーロイン)を持ってきて、
鍋に他の具と一緒に、慣れた手つきで入れ始めました。
その間、我々はいろんな話で盛り上がっていました。
地元が皆違うから、地元の話でも盛り上がりましたし、
食べログの話題についても盛り上がりました。
特に、食べログのスタッフがいらっしゃるということもあり、
いろんな話を聞かせてもらいました。桝井様は企画を担当されている方。
やはり仕事として来られているので、質問攻めにあっていて、
答えられることは答える、秘密のことは秘密だ、と丁寧に答えておられました。
特に、食べログの点数のメカニズムは社内でもトップ数人しか知らないという、
まるでコカコーラやKFCのレシピのような扱いになっている話は
興味深かったです(これ、書いてよかったですかね? まずかったら消します)
僕の向かいに幹事のふるふるさんが座られていましたが、
ふるふるさんは食べログ歴も長いため、
過去の食べログの話とかも聞かせてもらいました。
食べログの点数は今では0.1点刻みで入れられますが、僕の入会前までは
0.5点刻みで、そのころの話などです。
また、このお店に来たのも最初ではないらしく、その話も伺いました。
どうやら、今回の料理、今回の条件(お酒の持ち込み可、写真撮影可など)で出せたのは、
ひとえに幹事のakii様の交渉の賜物で、
改めてakii様はじめ幹事様達の交渉に感謝、です。
食事の途中でお店の金鍋が席に回されてきました。
この金鍋の由来について書いた額も回ってきたため、
由来についてはその写真を参照してもらうといいと思いますが、
一言で言うと、お店の名前の由来となった、現存する金の鍋です。
これを盃にしてお酒を飲むと金運が付くという縁起物のため、
お酒を飲む方はこれで飲んでおり、僕も飲ませてもらいました。
途中で、ジャンケン大会と称して、勝ち残ったら景品がもらえる、
などのイベントがありましたが、勝負運は弱いので負けました。
近くの席の、よくコメントでやりとりするレビュワーさん、
初めてのレビュワーさん、いろんなレビュワーさんと話をして
盛り上がることが出来ました。
そうこうしているうちに、お肉が出て来ました。
すき焼き用の卵を仲居さんが丁寧に溶いてくれて、
鍋の中身をきれいに盛り付けて提供してくれました。
盛り付けの見た目も素晴らしいですが、やはりお肉は凄かったですね。
大変柔らかく、そして分厚く、初めて味わう素晴らしさでした。
ビールの他に焼酎や、持ち込みのワインも頼みました(お酒類は全て写真省略)。
幹事さんの交渉で飲み物の持ち込みも許可されていたのです。
こちらも、仲居さんからついでもらいました。
牛鍋を2杯入れていただいた後、次は麺が来て、
鍋で味噌で煮込んだ麺を入れていただきました。
その後、茶わん蒸しやご飯、味噌汁、デザートと来たのですが、
fujimo123さんからすすめられて、
ご飯に残った汁をかけて食べたいと申し出て食べさせてもらいました。
どうやらいつもは鍋に残った汁をご飯にかけて提供してくれるそうですが、
今回、鍋を早めに引かれたけれど、注文したらきちんと出してくれました。
頼んだのが僕だけなのを見ると、やはり僕が大食いだからでしょうね。
お肉と野菜の汁の入った八丁味噌のおだしで食べるご飯は
大変おいしかったです。
ごちそうさまでした。
あっという間に時間が定時の9時半になってしまいました。
楽しい時間はなんて早く過ぎるのだろうと思ってしまいました。
なお、この日はこの後小倉で二次会もあったようですが、
僕は次の日があるので不参加、若松駅からの終電で飯塚に戻りました。
最後に、お土産としてもらったのが、北九州市民ならお馴染みの「堅パン」。
世界遺産登録ともゆかりがある、保存食としてもすぐれている、
大変優しい味のする、しかしとても堅いビスケット状の食べ物です。
堅くて食べられない人は、牛乳に浸して食べる人もいるようですね。
僕は帰宅後、早速ばりばりといただき、余韻に浸りました。
本当に最後まで、粋な計らいが詰まったオフ会でした。
幹事の皆さん、ありがとうございました、
お話ししてくれたレビュワーさん、ありがとうございました。
大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。
5位
1回
2015/11訪問 2015/11/22
飯塚駅の菰田方面から、バスセンターの方に向かい、味覚焼の角を左折した、
味覚焼と同じ建物にあるお店です。
かつてここは寿司屋があったのですが、飯塚は寿司屋の閉店が相次いでおり、
この場所も少し前まで寿司屋が入っていました。
その後に新しくできたのがこのお店です。
海鮮居酒屋を謳っており、魚が食べたかった僕は早速入店しました。
カウンター席に座り、
生ビールとお通しが来ました。
そしていくつか注文していきました。
・刺身5種\800(以下、値段は全て税抜)
店頭でもプッシュしていましたが、確かに鮮度がいいです。
飯塚の刺身はどうしても輸送の関係上、さすがに福岡市内のお店には
かなわないイメージがありますが、こちらのお店のは、
福岡市内で魚料理を食べた僕でも、これはありだ、と思わせてくれました。
鮮度がいいんです。
これまで福岡市内のお魚を知っている人には、あまり飯塚の海鮮や寿司屋は
すすめてなかったのですが、このお店のお魚なら、福岡市内の人にも紹介できます。
ここまでで「結構いいお料理を出してくれるお店だな」と思ったのですが、
次に来たあら炊きを食べてそれは確信に変わりました。
・あら炊き\500
店員さんからお勧めされたものです。
値段からの予想に反して量が多いのでまずは驚き感激しましたが
(複数人でシェアするのが妥当な分量ですね)、
食べてみて砂糖醤油の味つけが絶妙さに驚きました。
食感よく煮られていて、量が多いのに食べていても全く飽きないんです。
お魚自体の食感も良く、最後までおいしくいただけました。
食後、オススメしてくれた店員さんが「いかがでした?」って聞いてきたので
「最高でした」と答えておきました。
このお店に入られる人にはぜひ僕からもこれはお勧めしたい一品です。
このあたりで、生中おかわりしました(写真省略)。
そしてもう1品くらい頼んでみることにしました。
・天ぷら盛り合わせ\800
お魚やエビ中心に茄子や人参などの天ぷらの盛り合わせですが
これも大変良かったです。
魚自体もうまいですが、何より、天ぷらとして最高にうまいです。
さくさくした衣で、しつこくなくて、食感が最高によかったです。
本当に何を食べてもうまいな、と実感しました。
このあたりでご主人の手がすいたので、
ご主人にちょっとだけ話を伺うと、3月末にオープンしたそうです。
あら炊きのあまりのうまさに賛辞を送り、
「相当修行されたでしょう」というと、やはりどこかで働いておられたようです。
また師匠的な方がいらっしゃるようで、お若いご主人なのに、
相当師匠の技術をものにしておられるな、と驚きました。
訪問は金曜日の夜でしたが、店内は数組のお客さんが出入りしている状態で
かなり繁盛しているようでしたが、ご主人曰く「今日はこれでも少ない方」と
話しておられました。確かに忘年会の前のシーズンですから、凪の時期ですよね。
それで、週末ともなると予約なしのお客さんは満席でお断りすることが多いようです。
確かに、この料理を食べれば、リピーターがついて繁盛するのも納得ですよ、ええ。
というわけで、訪問される方は、ぜひとも予約を入れましょう。
なお、海鮮メインですが、鶏のから揚げなどのメニューもあるため、
親子連れも安心して利用できそうです。現に僕がいたときに、家族連れが
小上がり席にいて、ああ、幅広い客層に愛されているな、って思いまいたよ。
シメに海鮮丼\1000に行きました。
一人用を前提にしていて、器自体は大きくないのですが、
ご飯の上に具がたっぷり載っています。
これは食べ応えがありますね。
じっくり味わうようにしていただきました。
最初に頼んだ刺身同様、具材がいいため、大変おいしくいただくことが出来ました。
なお、ご飯は酢飯ではなく普通のご飯ですが、これは好き好きですね。
ごちそうさまでした。
いろいろ飲んで食べてお会計は\4640でしたが
値段以上の満足感を与えてくれました。
予備知識なしで入ってみて、驚きましたよ。
店員さんの対応もいいですし、本当にいいお店でした。
繰り返しになりますが、福岡市在住のような魚料理に厳しい人を
飯塚で魚料理でもてなしたい場合でも、ここならいけるな、
大切な人を誘って再訪したいな、と思わせてくれるお店でした。また来るよ。
6位
1回
2015/12訪問 2015/12/07
高宮駅を東口から出て、北に進み2つ目の角、一方通行の道に入って少し歩くと、
「レンタルスペースカシマス1+2」という看板があります。
そこはアパートがいくつか集まっていますが、その中で営業しているお店です。
現状では、パン屋さんと曜日を分けて共用でやっているようで、
僕の訪問時も、曜日を間違えてパンを買いに来る人の姿もありました。
他にも不定休もあるようなので、訪問の際はお店のフェイスブックを確認しておくことを
お勧めします。
フェイスブックを見ると分かるのですが、ご主人は箱崎のマルハバで
修行されているとのことです。
マルハバといえば、本場パキスタン人が作るパキスタン料理が有名なお店。
そのため、このお店にもパキスタン料理の遺伝子が凄く組み込まれていると思います。
早速入店します。日曜日の正午前。数組のお客さんがいます。
店内はカウンター席とテーブル席の他に、アパートの部屋らしく、
お座敷というか畳の部屋にテーブルが置かれた席があります。
僕はカウンター席につきました。
まずは、メニューで日替わりを見ると、ラムキーマカレーだというので、
羊肉好きの僕は、それを注文することにします。
ほどなくして、出て来ました。
・日替わり:骨付きラムキーマカレー\1000+ダルカレー\100(4.3)
一目見たときから、これは旨いカレーだ、と確信できる、そんな素晴らしい見た目でした。
水を使わずに野菜の水分だけで調理しています。
油が浮いており、これは全てラム肉から出たものでしょう。
この手のカレーは、オイリーなのに全くしつこくないんですが、
実際にルウをすくってみると、そのとおりでした。
ルウにはいろんなスパイスが使われていてスパイシーなのがラム肉に大変マッチします。
ラム肉は大変柔らかく、しかも骨付きです。
骨は縦に切ってあるので、中のゼラチンを吸うのもおいしい。
そうそう、ラムの骨はしゃぶるとおいしいんです。
骨の周りの肉がとてもおいしくて、癖になります。素晴らしい。
ライスは、クミンやカルダモンなどのホールスパイスも入ったターメリックライスです。
きちんとインドのお米を使っています。
食感と香りから、バスマティライスじゃないかと推測します。
これにカレーをかけていくのですが、驚いたのがラム肉の多さ。
とにかくこれでもかというくらいにどっさりとお肉が入っています。
採算度外視で凄いカレーを食べてもらおうという気持ちが伝わってきます。
100円追加でダルカレーをあいがけしてもらえるので、かけてみました。
南インドのサンバルみたいな、豆のおかゆ風のを想像していたけれど、
実際にはしめじとか玉ねぎが入っており、ほんのり味が付いていました。
こういうのもなかなかいいですね。
なお、カレーにはラッシーが付いてきます。
これは凄い、と思い、もう1杯食べてみることにしました。
・スパイシーチキンカレー\800(4.2)
出てきたカレーには、パクチー(コリアンダーの葉っぱ)が散らしてあります。
お肉はしっかりともも肉を使っており、柔らかくておいしいです。
骨が丁寧に取り除かれており、しかもどっさり入っています。
この量のお肉でこの値段はかなりのサービスなのではないでしょうか。
一般のカレーライスが好きな人にもアピールできる、
大変スタンダードな感じを目指しているつくりですが、
小麦粉は使っておらず、スパイスはシナモンなどの香りに奥深さが感じられますし、
ルウにもお肉と玉ねぎ、そしてトマトでしょうか、そんな野菜を煮詰めたコクが感じらます。
ライスはこちらもバスマティライス(多分)で、
スープ状のスパイシーなカレーに大変マッチしていました。
どっさりと入ったチキンにも合います。
うん、うまい。一般人もマニアも唸らせるカレーだとお見受けしました。
ごちそうさまでした。
またひとつ、福岡市に凄いカレーライスが登場したのをしかと味わわせていただきました。
このお店は日替わりでカレーが変わるようですし、
フェイスブックを見ていると、日々修行を積んでいるようなので、
行くたびに同じカレーでも味が変わって行くことが想像されます。
今後どのような方向に進んでいくのか、楽しみです。
個人的にはラムやマトンのカレーが好みなので究めてほしいなと思っていますが
ご主人の気持ち次第で、どちらに進化していくのが読めないのがこの手のお店の特徴。
現状、マルハバで修行していることから、どんどんパキスタン寄りになるのか、
それとも、自己流アレンジが加わり、変わって行くのか、そんなところも気になります。
また訪問して味わってみたいです。
7位
1回
2015/12訪問 2015/12/12
新飯塚駅の近くにあるお店です。
かなり高級なたたずまいで、実際、料理の価格設定は高めのものがおおいですが、
その全てがうまいんです。
店内の奥にはいけすがあり、お魚の鮮度は推して知るべし、でしょう。
週末の夜ともなると、大抵込み合いますので、月曜日の夜、人が少ない時に訪問しました。
そしてカウンター席につきました。
生中を頼みました。枝豆と、お通しが来ました。
早速メニューを見るのですが、非常にメニューの数が多い。
レギュラーメニュー、お酒メニュー、日本酒専用メニュー、おすすめメニュー。
まずはおすすめメニューを開き、ながめます。
店員さんを呼び、説明を聞きながら、3品注文しました。
・ロミロミサラダ\880
メニューの一番最初に乗っかっていたので注文しました。
サーモンがついてくるサラダと聞いて、どんなものかと注文してみたのですが、
綺麗に盛り付けてあります。
もっと野菜が多いかと思ったら、サーモンメインだったので、カルパッチョ感覚ですかね。
あまり野菜を摂りたい目的の人は別のサラダにした方がいいと思います。
・あんこうのから揚げ\1000
肝\800と唐揚げから、後者を選びました。
うまく揚がっています。
あのあんこう独特の身の柔らかさをうまく引き出している。
・豚の角煮\980
綺麗に盛り付けられています。自信作なのかもしれません。
余計な油分を落とし脂っこくなくしつつ、それでいてジューシーな、絶妙さがあります。
これは旨い。相当丁寧に下ごしらえされたんだろうな、と思います。
これは料理人も相当な自信作らしく、カウンター越しに「いかがでした?」って
聞かれたので、大変よかったです、と答えておきました。
次にお酒を頼むことにします。
芋焼酎の中からお店がおすすめの「和助」を。
ここで、なまこをサービスしてもらいました。
こういう細かい気配りがとってもうれしいじゃないですか。いけてます。
・芋焼酎「和助」
僕は芋焼酎と言えば、いつも黒霧島を飲むのですが、それに比べて、
ジューシーと言うか果実系の甘さが出ていて、それでいて深みのある、
とても不思議な味わいでした。
お店ナンバーワンの人気になるのも納得です。
これと一緒にサービスのなまこをいただきましたが、
やはり鮮度がいいですね。
また追加注文します。僕があまりにも食べるので店員さんが驚いている感じがします。
ここまでは本日のおすすめメニューから選んでいたけれど、
次はレギュラーメニューから探してみます。
店員さんと相談しながら2品を注文し、
ここでまた芋焼酎でいいのはないか店員さんに聞きました。
ここのお店は焼酎も日本酒も大変種類が豊富で、芋焼酎に至ってはメニューの数ページに
ずらりと並んでいます。
いろいろ悩んだ後、「ちょっと癖がある」という「蘭」を選択。
・芋焼酎「蘭」
癖があって、気に入りました。
焼酎のはずなのに、ちょっとウィスキーのような、独特の舌触りがあるんです。
全体的にさらりとしているのに、その舌触りのおかげで、複雑な味わいになっていて、
大変面白いです。確かに癖はありますが、試す価値はあります。
・かなちゃんのねぎロース3個\680
これがお酒に合います。お肉の中にねぎがたくさん入っていて焼かれたものです。
食感も味も大変バランスがいい。次来たらこれを最初に頼もうかな、って思ったくらいです。
コストパフォーマンス的にもこのお店の中ではかなりいけてると思います。
・生ハムチーズ巻\700
シメに何か、と思ってご飯ものを探していたら、太巻きの巻きずしの中で、
メニューに「オススメ」マークの付いていたこちらを選択。
僕が一人だったので、1本まるごとですが、分量大丈夫ですかね、と聞かれましたが、
問題ありませんでした(僕が大食いのため)。
お米が立っていてうまかったです。生ハムとチーズで?
最初は不思議でしたが、これが意外にご飯に合うのは凄い発見でした。
普通にご飯にチーズだと合わないと思いますが、
マスカルポーネか何か、クリーム系のチーズを使うことで、合うようにしているんだと思います。
いろいろ研究しているんだろうと思います。
ごちそうさまでした。
うまいので食べすぎた感じがありますが、僕にとってこれが腹八分目です。
近隣の居酒屋などのお店に比べて値段が高いですが、
それに見合った料理を出してくれます。
つまり、ご年輩向けや、接待向けのお店であると言えます。
それでいて、カジュアルに楽しめるメニューもあるので、ちょっと贅沢をしたい時にも
いいんじゃないでしょうか。
新飯塚駅近くで、何か贅沢を、とお考えの方はおすすめです。
8位
1回
2015/03訪問 2015/03/23
佐賀県の肥前山口駅の北口から徒歩で5~10分の距離にあるお店です。
肥前山口駅は博多駅から特急が出ていることもあり、それに乗れば一時間かからない、
福岡県民も比較的訪問しやすい場所にあります。
こちらは地元の人にも愛されていますが、
凄い特盛を出すことから、大食い愛好家にも愛されているお店です。
店内は6人掛けくらいのテーブル席がひとつと、あとはカウンター席が10席くらいのみで、
一人で訪問しているサラリーマンが多いようです。
今回はほぼ週4さんに連れられて4人での訪問でしたが、
そういう事情もあるため、複数人で訪問する際には事前予約をした方がいいと思います。
ほぼ週4さんとネマタさんとイカリングさんと一緒に入店しました。
そして全員がデカ盛りメニューを試しました。
6人掛けテーブルに4人で座ったのですが、
出てくる料理の分量が分量だけあって、4人で席は満杯になっていました。
こちらで味わえるのは、麻婆丼や回鍋肉丼については、普通盛り、大盛りのさらに上、
山盛りがA~Dまであります(Dが一番大盛り)。
今回の訪問では、僕は麻婆丼山盛りのCを頼みましたが、次はDも試してみたいです。
イカリングさんは回鍋肉丼のC、今回リベンジだそうです。
ネマタさんはちゃんぽんの特盛で、これも相当な盛りです。
ほぼ週4さんは、なんと今回、一番大盛りの麻婆丼Dを注文されていました。
最初に驚くのは、これだけの量に対して、1200~1500円というリーズナブルな価格であることです。
お店の方、利益が出ているのか心配になってしまうくらいのサービスですが、
大食いが4人もそろったのは初めてのことらしく、
ご主人も我々が食べている様子を撮影されるなど、かなりテンション上がっておられました。
全員分が出てくるまで待って撮影しましたが、とにかくインパクトが凄いですね。
早速、いただきました。
無心に食事を食べて行きました。
ほぼ週4さんはDを注文しているため、終盤はかなり大変そうでしたが、
それでもしっかり完食されました。
全員無事完食することが出来ました。
僕が頼んだ麻婆丼のCですが、麻婆丼は豆腐の存在感が凄いため、
他の丼物よりも難易度が高いようでしたが、無事に食べることができました。
ごちそうさまでした。
ご主人、我々が食べ終わった後に、色紙を持ってきてくれました。
何か書いてほしい、と。
ええ、別に芸能人とかじゃないんですけれど、って感じでしたが、
やはり大食い4人が集まるという光景がよかったんでしょうね。
思い思いのことを書かせていただきました。
なお、初訪問の際は、特盛はBまでしか頼めませんが、
それを完食すると、次からは今回の我々のようにC以上を出してもらえるようになります。
我こそは、と思う方には、おすすめです。
博多駅から特急で1時間もかからない場所にあるお店。
大食いの方は挑戦する価値があります。
次に訪問する際には僕も最高のDに挑戦してみたいと思います。
9位
1回
2015/12訪問 2015/12/09
甘木鉄道の甘木駅からバスで約20分、秋月は小京都とも言われる、
風情ある街並みが広がっています。
京町屋ともいうべき建物が並んでおり、周囲の穏やかな自然と調和しています。
飲食店も和食や和風カフェが目立ちます。
そんな中に突如現れるのがこのカレー屋さん。
京町屋をそのまま店舗にしたかのような風情で、
店内に入っても、まさにそれは京町屋のそれ。
テーブル席もお座敷席もありますが、いずれも雰囲気いいです。
いろんな飾りがあちこちに施されており、お洒落なだけでなく、
子供でも楽しめそうな店内になっているのが凄いです。
ここのお店はカレーのメインは「筑前インド定食」という、
南インドの定食、ミールス\1000です。
詳しくない人のために、メニューには図解入りでそれぞれのお料理の種類と、
食べ方が載っています。
南インド定食の内容は、ご飯に、サンバル(メニュー表記は豆と旬の野菜のカレー)、
ラッサム(トマトスープ)、パパト(豆せんべい)、ポリヤル(ココナッツ風味のおかず)、
アチャール(インドのお漬物)に、
サラダと十穀ご飯が付きます。
それにカレーを1種類選べるのですが、実は400円追加すると、もう1種類選べるのです。
そこで僕は、チキンカレーと、ポークビンダルーを選択しました。
他にはあさりカレー、日替わりカレー、その他子供用メニューもあります。
感心するのが、この手のお店って、マニア向けにするところが多いのですが、
このお店は、後述のようにカレー好きが食べても感動するだけでなく、
普段カレーを食べない人が食べてもおいしく感じる、あまつさえ、
お子さま向けのメニューまで準備している、というところでしょう。
この芸当はなかなか出来るもんじゃないですよ。
早速カレーが運ばれてきました。
食べ方の説明を受けました。混ぜて食べてくださいね、と。
メニューにも食べ方が載っていますが、少しだけ混ぜるやり方も書いてありますが、
パパトを散らしてカレーの具を全部豪快に混ぜるやり方も書かれており、
ミールスを食べなれている人なら、大抵そのやり方で行きますよね。
まずは、少しずつカレー類をすくって味見をします。
・サンバル
訪問は12月。じゃがいもとブロッコリーなどが入っていました。
これらの野菜が豆の味と合わさってじんわりとした甘みを引き出していました。
サンバルで野菜がうまい、豆との調和が素晴らしい、って感じたのは初めてかも。
・ラッサム
程よい酸味になっているトマトスープです。ラッサムには酸味を期待する僕ですが、
こちらはどこか不思議なまろやかさがあり、酸味とマッチしていました。
そう。ゴマが入っているんですよね。こういうアレンジは素敵だと思います。
・チキンカレー
とろりとしたクリーミーなカレーです。
クリーミーなカレーは食べ飽きた、そんな僕の先入観を完全に覆してくれる物でした。
マスタードシードなどのホールスパイスもちょっと入っていますが、
驚いたのがネギと思われるものが入っていること。それでいて、スパイシー。
なんだこの感覚は。初めて味わいます。
チキンもごろりと入っています。
・ポークビンダルー
ビンダルーは2度目なんですが、「ビンダルー=酸っぱい」のイメージが僕の中にありました。
しかし、ここの酸味はとってもカレーの旨みに合う酸っぱさなんです。
ポークの旨みと玉ねぎを始めとする野菜の甘さとマッチして、
酸っぱいのが苦手な人でもいける、そんな酸味。
例によってネギが載っていて、スパイスの調合も僕が味わったことのない不思議なものでした。
以上で味見を完了し、十穀米の上に、パパトを散らし、
豪快に全部のカレーをかけました。そして全部混ぜ混ぜしました。
うん、うまい。スパイスの使い方といい、素材の使い方と言い、他のお店と全く違うため、
全く味わったことのないタイプの味わいになっています。
特に、ラッサムの酸味とポークビンダルーの酸味が混ざり合った感覚は、
「ああ、酸味って違いがあるんだなあ」ってちょっと感動したりしました。
ミールスというとバスマティライスを、という方が多いでしょうが、
ここのカレーには圧倒的に日本米が合います。それも十穀米でこだわっているのがいいですね。
ミールスの旨さなんですが、カレーライスの旨さでもあるんです。
スパイシーで刺激がある、それなのに、とっても優しい、
カレーライスのように親しみやすい、でも凡庸さがみじんもない。
なんて凄いんだ、と驚きながらいただきました。
最後に200円で豆乳チャイをいただきました。
ごちそうさまでした。
「カレーは刺激的なものじゃないと」と言っていた僕のポリシーに対して
有無を言わさず、優しいカレーの数々で黙らせてくれました。
刺激的じゃない、優しいカレーに不覚にも魅了されてしばらく余韻が抜けませんでいた。
きっと、マニアはもちろん、小京都として秋月を訪れた、普段はカレーを食べない人でも、
満足していることでしょう。
まだまだ、僕のカレーの世界は狭い狭いと痛感した次第でした。
朝倉という場所が場所だけに、福岡市などからなら半日がかりで計画を立て、半日がかりで訪問する必要がありますが、
それだけの価値が十分あるお店と言えましょう。
10位
1回
2015/11訪問 2015/11/19
大濠一丁目交差点のそばにあるお店です。
カレーのうまいお店と聞いて訪問したのですが、
お店に近づくと、スパイスの香りがするので、すぐにここだと分かりました。
こちらのお店はカフェということで、実はカレー以外の、サンドイッチやパスタなども
充実しているため、カレー以外が食べたいという連れがいても、安心して入れます(微笑)。
訪問はランチタイムです。カレー\800と、100円追加するとラッサムも付けられるので
それも付けることにしました。
・アフターグローカレー
ヨーグルトを沢山使ったチキンカレーです。
1辛にしたが辛さはそれほどではないですが、スパイスの使い方が絶妙です。
何かのスパイスが主張するんじゃなくて、おだやかに素材の味を引き立てる使い方が
されているため、おかげで、ごろりとたくさん入った鶏肉が大変おいしいです。
辛さと旨みのバランスが程よく取れていて大変おいしくいただけました。
普通のカレーライスが好きな人にはぴったりでしょう。
・ラッサム
南インドのトマトとタマリンドのスープですが、かなり本格的だと感じました。
凄く酸味があるがトマトの甘さが出ていて、酸味がうまくまとまっています。
とてもおいしく飲むことが出来ました。
以上、本当にこの値段でこの味でこの量は嬉しかったのですが、
今はなかなか来られない場所なので、もう1杯頼むことにしました。
普段はあまり1度の訪問で2杯は食べませんが、ここは我慢できずおかわりしました。
・煮干しカシミールカレー
カシミールカレーは小倉のガネーシャなどで食べて好きでしたが、
それになんと煮干しをいれるという挑戦的なメニューです。
実際口に入れると、本当に魚の味がするんです。カシミールカレー自体、醤油ともつかない、
たまねぎの味と不思議なスパイスと調味料の味で、不思議な魅力があるのに、
そこにさらに魚粉を加えるというのはかなりチャレンジだと思いました。
実際、魚粉の味が主張しているんです、そして合間にカシミールの辛さが来る。
和風を意識しているのか、具として揚げ豆腐まで入っているのもまた面白い。
いろんな要素が主張しているけど、邪魔していない、不思議なバランスなんです。
ご主人に伺ってみると、試作品を何度も作って、今のが4度目くらいらしいんですが、
確かにその研究の成果は出ていますよ、ええ。
こんなハードルの高いカレーによくぞ挑戦された、といった感じです。
ごちそうさまでした。
食後にご主人と話をして気づいたのですが、
お店の看板にその日のオリジナルカレーが書かれているとのこと。
しかも7種類くらいあり、これをめあてに再訪している常連さんが多いとのことです。
今度訪問する時は、日替わりを中心に、やはり2杯かそれ以上満喫してみたいものです。
最後に。メニューを拝見していると、「薬膳黒チョップカレー」というのがあります。
これはアジアンチョップのご主人直伝だそうですが、
僕は実際にアジアンチョップでいただいています。
それなので言わせていただきますが、苦みと辛さが強く、かなり癖の強いカレーです。
アジアンチョップのご主人はこれを食べて風邪を治したと言うため、健康にはいいでしょうが、
最初に入店される際には、別のメニューから試された方が無難かもしれません。ご用心を。
今年は頭から仕事が忙しくなり、特に3月から10月末までは
食事で健康管理をする関係上、まったく食べ歩きができない状態でした。
しかし11月にようやく解放され、食べ歩きを再開しました。
食べ歩きを休んでいる間に福岡市のカレー事情がまた変化したことにも驚きました。
カレー屋事情は本当に奥が深いと実感しました。
飯塚在住になったため、飯塚めぐりも増えましたが、飯塚には隠れた名店が多いことに気づかされました。
今年は、気に入ったカレーのお店4軒に加え、デカ盛りのお店2軒もランクインさせました。
また、地元飯塚を回ることが多くなったため、地域振興もかねて、飯塚のお店を3軒入れました。
残り1軒は、忘年会で誘われた料亭です。料亭初体験のためランクインさせました。