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[2015.12]パヤ
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[2015.12]レバーカレー。パキスタンのおふくろの味だそうです
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[2015.12]チキンビリヤニ
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[2015.12]マトンカレー
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[2014.2]上:ビリヤニ。ライタ(塩ヨーグルト)をかけて食べます。下:裏メニュー、塩ラッシー。クミンが散らしてあり凄くいい
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[2013.12]ビリヤニの期間限定裏メニュー「チキンプラオ(polao)」\1200。スパイスと高い素材を惜しげもなく使った尋常でないうまさ
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[2013.12]インドカレーのメニューが多いですが、このお店のイチオシはこのビリヤニです。インド料理通にこそ味わって欲しい
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[2013.12]ビリヤニについてくるヨーグルト「ライタ」。ほんのり塩味で、ビリヤニにかけると味わいが増します
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[2013.12]マンゴーラッシー。本物のマンゴーを使用しており、よそのマンゴー濃縮果汁使用のとは味わいと後味が段違いです
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[2013.12]チャイ。凄くハーブとジンジャーの香りがして寒い時期の身体にしみる。よその雑なシナモンミルクティー風チャイとは一線を画す
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昭和通から一本入った北の路地にあります
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階段の入り口。12月のためイルミネーションが綺麗です
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階段を上った2階が入り口。階段は壁一面インドな写真で溢れており雰囲気抜群
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壁のテレビではインドのマサラ映画を流してくれる。延々と大勢で踊り続ける幸せそうな映画
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ディナーメニュー。コストパフォーマンスは明らかにBディナーが圧倒していると思う
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ランチで来ればナン食べ放題
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Bセットのスープ。チキンとバターが味わい深くておいしい
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お酒の種類も多い。特にビール。インドビール\550で一杯いかが?
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Bセット
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Bセットのカレー拡大図。チキンとサグ(ほうれん草)を選択
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※再訪2013.12 カレーを食べ歩いた今再訪し、このお店のビリヤニを食べ、初訪問のころでは気づかなかった、
スパイスと素材への恐ろしいほどのこだわりに気づき、大変な衝撃を受けました。
※再訪2014.2 師匠Fisher.Lion様と訪問し、いろいろ勉強しました。改めてことごとく凄いお店と理解し、今後さらなる常連になることを決意しました。
※再訪2015.12 2014年は何度も通っていましたが、久々に訪問を再開しました。
■初投稿 2012.12.22 夜(総合点3.8, 料理4.0)素材にこだわりを感じる本格派インドカレー。次はビリヤニも食べたい!
天神北、ショッパーズあたりから道路を渡り西に進み、路地裏に入って昭和通りに平行に進んでいくと
舞鶴の隠れ家的なお店が軒を連ねている。
このお店もそんな中の一つ。入り口は小さいけれど、看板がかなり目立つため、前を通ったらすぐに分かる。
インドカレー好きとして一度は入りたいと思っていたが、遂に今日入店した。
入店時間は午後9時前。夕食の時間も終わり、お客は僕一人。
節電のためか、部屋の中は薄暗く、僕が来たら電気を明るくしてくれた。
同時に店内のテレビでインド映画のDVDを流し始めてくれた。
大勢のインド人が音楽に合わせて踊っている。何かにつけて踊りが始まるインド映画。僕はこういうのが大好きだ。
そしてこのお店、匂いが、よく掃除の行き届いた部屋の匂いなんだよね。インド料理店の匂いとは違う、清潔感のある印象。
こんな雰囲気の凄くいい店内で、僕はメニューを見た。
ディナーのセットはAとBとCが、あるのだが、どう見てもBセット1択じゃないのかと思う。
Aは、ナンとカレーとスープとサラダとドリンクで1380円。少し高い。
Bは、Aにミニライスが付き、カレーは2種類、しかもおかず2種(小タンドリーチキンとケバブ)がついて200円しか高くなくてリーズナブル。
Cは、Bのナンがチャパティになりタンドリーチキンがチキンティッカになるのだが、Bより500円も高い。
後述するが料理は最高なのに、価格設定が謎なのはどうしたことか。
余計なお世話かもしれないが、常連客なんかと相談して、値段とメニューは再検討したらベターだと思った。
料理が運ばれてきた。
最初に来たのがチキンスープ。チキンとバターを使った伝統的なスープだが、使っているバターがかなり上質の物だと思った。
これは本当においしい。
次に来たカレーも美味しい。これは若干通好みの味だな。
スパイスも、かなり厳選された本場のを使っている味。ほうれん草のサグカレーは、スパイスの味を
バターの脂っこさと塩辛さが引き立てているが、バターの質がいいので美味しい。
チキンのカレーはチキンの味とスパイスがブレンドされていて美味しい。
ここのカレーは、日本人の味に合わせるのではなく、現地の味を重視した味付けになっている。
だから、インドカレー食べなれていない人の中には合わない人もいるかもしれない。
しかし、本場の味付けを、素材を妥協せずに作っているから、ぜひ一度食べて欲しい味である。
インドカレーの世界は奥が深く、大きく分けて「日本人の味覚に合わせる」と「現地の味にこだわる」のベクトルがあるが、
食べログでは前者の系統のお店に人気が高いのが多いが、この店は後者に分類されるが僕は高く評価したい。
最後に。この店ではビリヤニ\1200も名物らしいね。店内のポスターでもパキスタン名物としてプッシュしている。
この店のクオリティなら期待できる。次に来たらこれを食べるぞ。
■再訪[2013.12.20]念願のビリヤニを食べ、相当な衝撃を受けた。ご主人からいろいろ話も伺いました。(総合点4.5に修正)
初訪問から丁度1年、あれから僕は相当な数のカレー屋を食べ歩きました。カレー好きの方とも交流を持つようになりました。
そんな中、このお店は、いろんなカレー好きから、高い評価を受けています。
僕の訪問時は、カレー食べ歩き始めのころ、上記のように「よく分からないがなんか凄いな」程度の感想でしたが、
今、あちこち食べ歩いた後に再訪問したら、半端ではない衝撃を受けました。
普通の人の中にも、「ここのインドカレーを食べたら、よそのは食べられない」という人がいるとご主人から伺いましたが、
まさにその通り。これまで僕は、「現地の人がやっているカレー屋で、福岡でうまいお店は?」と聞かれても、
一つに絞りきれませんでした。個性派や、日本人向けにアレンジされたうまい店はあっても、
素材とスパイスにこだわったお店で決定打がなかったのです。しかし、今回、このお店が、まさにそれだったのです。
今後、福岡市一帯で現地人のやっているインド料理屋のナンバーワンと言われたら、間違いなくこちらを挙げますね。
この日、訪問は午後9時過ぎでした。
かねてより聞いていたビリヤニを食べようとしたのですが、僕が食べ歩いていて、評判がいいこのお店に来た事情をご主人に話すと、
「それなら、裏メニューがあるよ」と勧めてくれました。
どうやら、前日まで宴会で貸切だったそうで、特別なメニューを作っていたようです。
「チキンプラオ(chicken polao)」という料理で、ビリヤニと似ていますが、辛さをおさえて、鶏のだしをふんだんにつかって味を出しているとのこと。
限定という言葉にめっきり弱い僕は、注文します。
ちなみに、こんな風に、スパイス好きをアピールすると、こちらのご主人は、見込んだ相手には、メニューにない料理も
作ってくれる様子なので、ぜひとも、カレー好きの方は、ご主人の真髄を見せてもらってはいかがでしょうか。
出て来たチキンプラオは、バスマティライスの上に大きな骨付き鶏肉とゆで卵が乗っています。
しかし、これがもう出て来た時点で匂いで衝撃を受けました。
脂が、鶏肉由来の脂を使っているんでしょう、凄く穏やかなんです。この時点でかなり衝撃を受けました。
そして、お米は、ご主人の話している通り、インドの高級米、バスマティライス。
実を言うと、初体験でしたが、食感といい、ほんのりする上品な匂いといい、他のインディカ米と違います。
スパイスに至っては、採算度外視に凄いスパイスを調合しているのが匂いから分かります。
プラオはビリヤニと違い、辛さを抑えているため、ペッパー系のスパイスが使われていないのですが、
香りを出すスパイスの調合が恐ろしく優れています。目視で確認できるだけでも、クローブとスターアニス、そしてシナモンの
ホールがそのまま入っています。あと、カルダモンの爽快な匂いが強いです。
凄い。口の中に広がるスパイスの香り、そしてお米を飲み込んだ後の後味。何から何まで、衝撃を受けました。
スパイスの調合で凄いお店って、福岡では、インドに修行に行った日本人がやっているお店に多いですが、
現地の人で、ここまで、高いスパイスを惜しげもなく使っているお店があったとは。
しかも、このお店は、お米も高級なバスマティライスだし、どこまでも妥協がありません。しばらく、身体が凍りつく感動でした。
しかもこれが、メニューの価格を見ると、そこいらのインド料理屋と同じような価格帯なんですよね。
僕はもう、ご主人にありったけの絶賛を述べましたよ。
そしたら、わかってくれて嬉しい、ということで、時間帯が遅いこともあって、僕と側にいた常連さんで貸切だった店内、
この3人で、いろいろと雑談をすることになりました。
こちらのお店、やはり、あまりに凄いため、一切積極的な宣伝は行っていないにもかかわらず、口コミで広がっているそうです。
テレビの取材も多数来ており、ご主人の1歳くらいの娘さんがこちらのカレーを食べている様子が放送されたそうですが、
本当に本場のスパイスは、子供が食べても平気であるばかりか、漢方などの薬膳と同様、健康管理に役立つといいます。
僕も、冬は薄着で健康管理していますが、そういえばここ数年風邪を引いていないのは、恐らく、カレーのスパイスのおかげでしょう、
この手の話で盛り上がりましたよ。
インド料理屋の中には、儲けに目がくらんで安いスパイス使っているところもあるけれど、うちはそんなことで妥協したくない、
お客さんに喜んでもらい、健康になってもらうのが、一番なんだ、と話していました。儲けは第2、客の喜ぶ顔が一番。
ええ、そのとおりを実行してらっしゃることは、食べてみればすぐ分かりますよ。
ご主人も僕を見込んでくれたのか、調理場まで見せていただきました。恐らく他言無用(your eyes only)なので
こちらに書くのは慎もうと思いましたが、「ぜひ書いてください」と話してくださったので、書ける範囲で書きます。
冷蔵庫にジンジャーがたくさん入っていました。ニンニクもひとつひとつ手でむいていて、こういう細かい手作業を怠らないこと、
きちんと、健康にいい素材を使っていることは、確かにいいですね。日本でも冬は生姜湯を飲みますが、
そういう意味でも、こちらのカレーは、夏だけではなく、冬の健康管理にも大変よさそうです。
あと、スパイスも見せてもらいました。詳しくは書きませんが、全部ホールスパイス使っていて、パウダーは一切使わない、
パウダーが必要になったら全部ホールから作る、と話しており、実際、スパイスの味がしみだしたソースは、
他のお店では決して見られないような芳香がありました。
こんな感じで、閉店の11時を超えて、終点間際まで、ご主人と出会った常連さんと話をしました。
常連さんは、画家で、インド映画を観ながら、インドの絵を描いておられる上品な感じの女性でしたが、
やはりこのお店のこだわりに魅了されている様子でした。
ご主人と一緒に3人で、マンゴーラッシーとチャイを飲みながら話をしましたが、これらも、他のお店とは一線を画するこだわりが凄かったです。
マンゴーラッシーといえば、よそでは濃縮液を使っており、食傷気味だったのですが、
こちらのお店では、なんとなんと、本物のマンゴーの果肉をすりおろして入れているのです!
ラッシー自体の味わいも濃厚で、飲んだ後、後味の爽快さが凄くて、本当にじんわりと幸せを味わいました。
チャイの方も、他のお店ではミルクティーにシナモン混ぜました、という程度のものが多い中、
凄いハーブの味わいが凄かったです。ジンジャーがベースなんでしょうが、他のハーブの香りもたくさんして、
凄く身体に効きそう。サイドメニューひとつとっても、一切妥協がないのです。参りました。
ごちそうさまでした。
初心者の頃に入って「なんか凄いな」と思っていて、カレー通の知り合いが凄いお店だと言っていたこのお店、
食べ歩いた今行ってみると、なんて凄いお店だったんだろうか、と衝撃を受けています。
こういう凄いお店が、他のお店と同じ価格帯で平然と商売している、
それがインドカレーの世界の不思議ですよね。
僕だったら、値段が倍になっても食べに来ますけれどね、やはりそうはいかないのがインドカレー業界の難しいところなんでしょうね。
(※こちらは厳密にはパキスタン料理ですが、パキスタン料理の中でも、インド料理に近い分類のものです)
本当にここのビリヤニは凄いです。カレーも凄かったですが、やはりビリヤニがおすすめです。
子供でも食べられる味わい、とご主人が主張する味。ここを食べるとよそのインドカレーは食べられないと話す人、
そして、インドカレーを食べ歩いたのに、現地の人が作る中で一番衝撃を受けた僕。
本当に、老若男女におすすめです。本当に一流のインド料理は、こんな風に、普通を装って、皆の中に紛れているということを知ってください。
■再訪[2014.02.03]Fisher.Lion様にご指南を受けながらビリヤニをいただく。予約して裏メニューを食べたい!
ずっと余韻が冷めないお店に、今回、エスニック料理を食べ歩いておられるFisher.Lion様と一緒に伺いました。
今回頼んだのは、チキンビリヤニなのですが、彼もかなり高評価であり、
「福岡で、これだけ凄いお店があるとは。自分だったら通い詰めていた。このお店の常連になってパキスタンの味を
舌に刻み付ける価値がある」と話しておられました。
正直、スパイスの余韻が覚めない僕。常連になりたいと改めて思いました。
今回、予約をしての訪問でしたが、指定の午後7時に来ると「ビリヤニは炊いてる途中なので時間がかかる。
一昨日に予約を聞いて、昼からどたばたしながら作った」と話しておられ、
どうやら、ビリヤニは、予約をしないと、出せない日もあるらしいのです。
これは、それだけ下ごしらえが大変だということらしいのです。このクオリティなら納得です。
このため、メニューに出ている日だけ、ビリヤニは食べられるんだとか。数日前までに予約し、食べたい料理を伝えると確実でしょうね。
このお店はいつも常連さんが多く、メニューにない料理をご主人のアリさんが作ることが多く、
常連さんが「今日は裏メニューある?」と聞いて、その日ある料理を食べるのがいいらしいです。
ビリヤニも、今回、二人で訪問した我々のために15人分くらいこしらえてくれたそうですが、
次の日の昼には常連さんによってなくなってしまうだろう、とのことでした。凄いですね。
つまり、常連さんにとって、たまにある裏メニューをいただくのがこのお店の真髄になっているんですね。
パキスタン料理として有名なパヤ(牛すじをとろとろに煮込んだ料理)、カラヒ(汁気の少ないカレーみたいなの)、
ハリーム、ニハリといった料理が、出てくるそうです。
ただ、量が多いこともあり、カラヒなどは4人以上くらいでの予約が必要だとも言います。
予約の際に「この料理が食べたい」というと、仕入れなどにもよりますが、交渉により、作ってくれるそうです。
東京のパキスタン料理に詳しいFisher.Lionさんによると、カラチの空などのお店の名前を挙げ、
そちらの料理にかなり感銘を受けておられた様子ですが、
ご主人のアリさんもかなり彼のような人に受け入れてもらえて嬉しいと話しておられました。
僕は彼を「僕の師匠です」とアリさんに紹介し、さすがにFisher.Lionさんの方は大げさですよ、と話しておられましたが、まあそんな感じであり、
こういうカレー好き、エスニック料理好きの食通の人達にぜひとも広げたいお店です。
今回我々が頼んだのは、チキンビリヤニです。
スパイスと味の凄さは、前述のプラオと同様であり、そちらをご参考にして下さい。そこでも僕はスパイスの絶妙さを書かせていただきましたが、
Fisher.Lionさんは味わいを評価されていました。確かに、鶏肉で取ったであろうおだしの利き方は凄かったですが、
やはり、ここは彼のような食通もお墨付きなのか、と改めて僕も理解しました。
ビリヤニにはライタという、塩気のあるヨーグルトがついてきます。僕は「汁物をご飯にかける」というのがまだ抵抗があり、
別々に食べていたのですが、やはり彼もかけて食べていたことから、本来その方がいいんでしょうね。
どうやら、このお店でも、せっかくビリヤニを頼んでも、ライタだけ残してしまう人がいて、ご主人も心を痛めている模様、
やはり現地味の料理を出すお店の苦悩を感じます。僕も慣れの問題だと思うので今後、慣れていきたいところです。
このライタのうまさに感銘を受けたFisher.Lionさんは、ドリンクの中から、メニューにない塩ラッシーを頼まれました。
「メニューにはないけど……」といったご主人の言葉の口調を察知して「じゃあ出来るんですね」と言って、作ってもらった彼。
ああ、この手のお店に入りなれているな、と、僕も彼からステップアップのための秘伝を盗み取りました。
出してもらった塩ラッシー、初体験でしたが、絶品です。ライタのようにジュースというより、スープに近いんです。
しかし、上に散らしてあるクミンも相まって、絶妙に味が整えてある。甘いラッシーとは全然違った趣がある。
上品に、酸味とクミンの香りが口に広がって行く。確かにこれはいい。
パキスタンは暑く、汗をかくことがおおいため、塩分補給のために、塩ラッシーがよく飲まれるそうです。
日本でも、夏の熱中症対策などに凄くいいかもしれません。
ごちそうさまでした。「このお店に通い詰めて欲しい」彼の言葉、僕も共感しました。
ぜひ、今後足しげく通いたいと思い、次の日夜に足を運んだら臨時休業なのか、シャッターがおりていました。
やはり、訪問前に電話で予約しようと思った次第です。
■再訪[2015.12]訪問するたびに妥協の無さを思い知らされるお店
2014年はたびたびこのお店に訪問しました。
時には一人で、時には知り合いを連れて。
そのたびにご主人のアリさんは喜んでくれて、スペシャルメニュー(裏メニュー)を
振る舞ってくれました。
このお店は、いつも常連さんのために、通常のメニューの他に何かひとつ、
裏メニューを常備しており、予約があればそれを、それ以外の場合でも
何か人気のメニューを準備していてくれます。
僕はパヤやマトンカレー、ニハリなどをよくいただきました。
(他にもマトンクンナ(kuhna)とか、いろいろいただきましたが、調理方法は基本共通で、
羊の部位の違いなどのようですが、細かい違いは分かりません)
今回、その中から写真を4枚アップします。
僕は多くの場合、それらのカレーをナンと食べた上で、
さらにお店自慢のビリヤニをいただくことが多いです。
最後にカルダモンなどのスパイスがたくさん入ったチャイでしめます。
最近は口コミで噂が広まり、昼はいつも忙しいんだそうです。
それで、夜に訪問することが多いのですが、お客さんが少ない時には
いろいろと話も聞かせてもらいます。
スパイスに妥協がないこと、感動したお客さんがあとを絶たないこと、
特にパキスタンに数年在住していた人が、うわさを聞いて来てみたら、
現地の味そのものだったので驚いてファンになった話など、
現地の味が好きな人が、大ファンになった話をたくさん伺いました。
お店のスパイスに対するこだわりについても、僕にはいろいろと教えてくれます。
ターメリックライスをサフランライスだと偽って出すお店があるが
(アリさんは実名を挙げたがここでは伏せます)、うちは本物のサフランを沢山使う、と、
山のような分量のサフランを見せてもらったこともあります。
「お客さんの『喜び』こそが大切」これがアリさんの口癖であり、
本当に採算度外視であること、サービスの凄さにはいつも驚かされます。
僕もありったけの賛辞を送っています。
そんな僕ですが、しばらく(2015年2月~10月)仕事に忙殺され、食べ歩きを中断し、
このお店ともご無沙汰しておりました。
最近、久々に通い始めることにしました。
久々の僕の訪問に、アリさんは、とても喜んでくれました。
この日出してくれたのは、「レバーのカレー」でした。
カレーにレバー? 初耳でしたが、食べてみて驚きました。
レバーが具として入っているだけではなく、ルウの方もレバーがベースなのですが、
レバー特有の渋みや臭みが全くなく、レバーの持つ旨みが半端なく出ているのです。
これまでアリさんのいろんなカレーを食べてきましたが、このカレーは一番でした。
どうやらレバーの下ごしらえをしっかりすることと、使うスパイスをうまく使って
調節した結果なんだそうです。
アリさんにとってはこれは子供のころからのいわば「おふくろの味」だったらしく、
僕に提供した後、自分用にも作って、食べ始めました。
いつもは夜はあまり食べないが、この味だけは懐かしくて、味見をしていたら
食べたくなった、とのことでした。
正直、こんなにうまいレバーは食べたことがなく、また、レバーのくせがなく
旨みが出た、奇跡のカレーだと思いました。
これらのカレーは、裏メニューのため、いつも食べられるわけではありません。
興味を持たれた方は、予約の際に、食べたいメニューを注文してみると、
きっと応じてくれると思います。
材料調達の関係から、数日前までの予約が確実であることと、夜の方が推奨です。
この日もアリさんと話す機会がありましたが、特に面白かった話をひとつ。
若干シモネタになりますが、ご容赦ください。
ここのカレーのスパイスは、まるでスッポンやマカのように、『精力』の方にも
良い影響を与えてくれるのだそうです。
ある50代の男性が、ここのカレーを食べた日の夜、そちら方面のパワーがみなぎっていた、
という話をしてくれました。それ以来、同僚を誘ったり、女性を連れたりしてきて、
大切な行為を行う前には、このお店のカレーを食べに来るのだそうです。
現にアリさんも50代前半ですが、そちら方面に関しても完全に現役だと話しておられました。
まあ、体つきを見ても若々しいですからね。
まだ僕は30代後半、そちら方面で悩んだことはなく、
スパイスで身体と精神が元気になる実感はありましたが、
それは下半身に対しても例外ではないのだ、と妙に納得したのでした。
本当に良いスパイスの、意外な一面をこの日の話は知ることが出来ました。
今回、訪問再開記念に追記しました。
今後もずっと通い続けたいお店ですし、通い続けるでしょう。