この口コミは、神無月サスケさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.1
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.1
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|サービス 3.8
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|雰囲気 3.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.1
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| サービス3.8
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| 雰囲気3.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
ムスリムのための本場インドの家庭料理が味わえるお店。予約推奨!
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箱崎駅から、九州大学箱崎キャンパスに向かう道にあります
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アラビア語と英語の看板が目印です。店内にも日本語が見当たらず、完全に現地の人向けのお店です
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「1日5回のお祈りの時間の前後15分はお店を閉めます」
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ハラルフードが並ぶ一角に、食事のための客席があります
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店内には所狭しとハラルフードが並びます
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入口付近。カレーパウダーなどですが、パッケージにはアラビア語と英語のみです
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karahi(カレー風の料理)など、聞き慣れない現地の料理名が並びます。英語メニューのみです
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Shami Kabab with Roti \1200
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Shami Kabab拡大図。ハンバーグ風のケバブはインドでは珍しく和牛を使っており、チャツネは唐辛子とミントでインド料理好きなら必ず気に入る辛さ
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2013/09/26 更新
JR箱崎駅から九州大学箱崎キャンパスにいたる裏通り、米一丸交差点の近くにあるお店です。
九州大学は留学生が大変多く、お店の近くにはイスラム教徒のためのハラルフードの食材のお店や、ハラルレストランがあります。
ハラルといえば、イスラム教徒のための、決められた方法で調理した料理のことです。
豚肉を使わないのが基本ですが、他にも調理方法にいろいろな決まりがあるようです。
かつては、ナビさんのお店に行ったことがありますが、「エジプトとインドの味」ということで、
素朴ながら大変よかったです。
また、大名のケバブーズという、スーダン料理のケバブのハラル料理を味わえるお店もあります。
こちらは、ハラルに加えて、ベジタリアンやヴィーガン(vegan, 完全菜食主義)もあり、かなりポリシーの凄さを感じていたのですが、
これらのお店に共通するのは、じんわりと素材の味を活かした、素朴においしい料理であるということ。
やはり、食材に制限があるからこそ、限られた中でいかに美味しい物をつくるか、という創意工夫が働いた結果だと思います。
そんなこともあって、僕はハラルフードに興味を持っていました。
僕はインドカレーを食べ歩いてきましたが、ドマドマなど、ハラルを標榜しているお店も多く、
きっとイスラム教徒の留学生にもアピールしているのだと思います。
そんな中、箱崎に地元のムスリムの人のためのお店があると知り、訪問しました。
情報を知ったのは、万太郎さんという方のブログ記事でした。
店内には、ハラルフードが並んでおり、ショップがレストランもやっている感じのようです。
訪問は午後2時半ごろ。メニューを拝見したのですが、「今は、Shami Kababしかできないよ」と言われました。
でも興味があるので、それにしました。ナンかロティ(Roti)を選べるので、後者を選択しました。
ご主人は、見た目に現地の方です。日本語は堪能です。
こちらのお店は、箱崎周辺に住むイスラム圏の人を中心に商売をされており、日本人は滅多に訪れないそうです。
僕自身、万太郎さんのブログで存在を知ったのですが、ご主人も万太郎さんのことをよく知っており、
お一人でやられているそうで、訪問の前には、予約してくれると助かる、と話しておられました。
僕は予約無しで訪れましたが、これを読んで訪問される皆様は、事前予約をお勧めいたします。
こちらのお店は、ムスリムを中心に商売されることもあり、金曜日の午後は混雑するようです。
この近くにモスクがあり、金曜日の礼拝の後、訪問して食事に集まるそうです。
こちらはハラルのお店の中でも、インド料理をメインに扱っているといいます。
他のお店が、スーダンやエジプトの料理を出しているので、差別化をはかっている、ということを話しておられました。
本来ハラルフード販売がメインのお店がもてなしで始めた料理なので、
完全に現地の家庭料理の味だと言います。他のお店みたいに、日本人に向けたアレンジは一切行っていない、と。
しかしそれゆえに、「家庭の、おふくろの味が味わえる」と好評なんだといいます。
実際後述しますが、あちこちインド料理を食べ歩いた僕でも、「現地風の味付けを重視したお店」のエッセンスを凝縮した感じで、
エスニック料理をとことんきわめたい人のためのお店なんだと分かりました。
ご主人は「完全に現地の味付けなので日本人にはオススメしていない」と前述の万太郎さんに話したといいますが、
「逆にそれがオンリーワンだから、そのポリシーを貫いてほしい」とのことでした。
僕もそれに同感だ、と伝えておきました。
僕が頼んだのは、Shami Kababとロティ\1200です。
こちらなんですが、Kabab(ケバブ)という名前ですが、使われているお肉はなんと牛肉、しかも和牛だといいます。
インド料理で牛肉!?と驚かれる方が多いでしょう。
どうやら、ヒンズー教徒が多いインドでは牛肉を使わないわけですが、イスラム教徒にはそのタブーはないため、
インドのイスラム教徒は牛肉を食べるといいます。
調理中、いい匂いが漂ってきたのですが、それはインド料理のケバブの匂いと牛肉。実に不思議な感じでした。
出て来たのは、ハンバーグのような形をしたケバブ。
口に入れてみると、ハンバーグのようでありながら、インド料理屋で食べるシークケバブの食感に近い。
それでいて牛肉の味がじんわりとする。とっても不思議な食感です。
中央にチャツネのようなものが載っている。「こちらを載せて食べてください唐辛子とミントを混ぜたものです」と紹介されました。
実際つけて食べてみると、凄くミントのさわやかさと青唐辛子の辛さがくる。
インドカレーの20倍くらいを食べたときの辛さでしょうか、インド料理で御馴染みの辛さです。
これらをロティに巻いて食べます。ロティは、ナンと同様、パンの一種であり、マレーシアとかインドネシアとかアジアで広く食べられているそうですが、
インド料理屋ではナンやチャパティが主流で、珍しいですよね。こちらを注文しました。
パンの生地なのですが、ふっくらした感じに加え、独特のもっさりした感じもあり、ああ、これが現地風だな、と思いました。
こういう、日本で味わうのとはちょっと違う味わいがとっても魅力を感じさせてくれました。
ごちそうさまでした。
ご主人にもっと話を聞くと、今回食べられなかったカレーの話もしてくれました。
なんでも、チキンカレーは、鶏肉をまるまる一羽使うらしく、大きな鶏肉が載っているそうです。
インド料理屋のチキンカレーは、大抵チキンの細切れを入れますが、それとは一線を画する、とか。
これを聞いて日本のマニアの人も「本場のカレーが食べられる」と来るそうですが、
やはり事前に予約をしてから訪問してくださいね。
本当に素敵なお店に出会えて幸せです。