神無月サスケさんが投稿した106 サウスインディアン 福岡天神店(福岡/西鉄福岡(天神))の口コミ詳細

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神無月サスケ (40代後半・男性・福岡県) 認証済

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106 サウスインディアン 福岡天神店西鉄福岡(天神)、天神南、薬院/インド料理、インドカレー、カレー

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2015/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

天神中心部に最高の南インドミールスがやってきた

106サウスインディアン。それは北九州は若松の名店。
かつて僕はそこでカシミールカレーを食べましたが、その後ミールスも出すようになっていました。
だが、若松再訪は遠い……そう思っていたところ、
なんとその106が天神の今泉にオープンしていたという話を知りました。

多忙な仕事から解放された(2015年)11月、早速訪問しました。
まだオープン直後で、お店の前には博多華丸・大吉さんから送られた開店祝いの花輪が飾られていました。
お店は、ハングリーヘブンなどの名店が並ぶ建物の一番奥。
大変雰囲気いいです。

早速入店し、ミールス(南インドの定食)を注文しました。

しかしここで感じたことがありました。
ミールスが運ばれてきたとき、店員さんが食べ方の説明をしなかったんですね。
しかもメニューにも食べ方の説明が載っていません。

ミールスは初めてのお客さんも多いでしょう。
普通だったらどう食べるか説明するでしょうから、店員さんを呼んでそこのところを尋ねてみると、
店員さんは詳しく答えられず、人を呼びに行っていました。
料理人か店長とおぼしき男性が出てきてくれましたので
「食べ方を店員さんが説明できるようにしてください、あとメニューに書いてください」と伝えておきました。

でも、周囲を見ると皆普通のカレーセットを頼んでいるんですね。

僕の訪問時、ミールスを頼んでいたのは僕だけでした。

なるほど、この状況なら、こうなるのも納得です。
でも早く皆、ミールスを頼むようになってほしい。
そこで、このレビューでは食べ方の説明も一緒に書かせていただきます。

ご飯と揚げパンの周囲に、カトリ(小皿)に載ったカレーやおかずが並んでいます。

まずはカトリの料理を少しだけ味見してみます。
サンバル:豆のおかゆ。このお店のは人参とか入っていて丁寧。ほっとする味わい
ラッサム:トマトとタマリンドの酸っぱいスープ。ほどよい酸味
クートゥ:ココナッツベースの野菜カレー。少しすくってみるといい感じにココナッツ
ポリヤル:ニンジンやいんげん豆やじゃがいもを炒めたもの。そのままでも食べやすいがここは我慢
ヨーグルト:普通の無糖ヨーグルト。これもご飯にかける用。
チャトニ:南インドの辛い漬物。ご飯の味のアクセントになる。

どれもほどよく食べやすいのですが、ミールスの基本は、「全部混ぜること」。
これらのカトリを大皿から取り出して外に置き、パパトとプーリ(揚げパン)をちぎってご飯の上に散らします。
そして、カトリの中身を一つずつご飯の上に流し込んでいき、全部かけましょう。
辛いチャトニがついているので、これも混ぜると、味のアクセントになりますね。
ヨーグルトも砂糖など入れずに、かけてしまいましょう。
そして、混ぜるのです。ひたすら混ぜ混ぜします。

(※詳しい人に言わせると混ぜる順番とかいろいろあるようですが、
詳しくない僕は最初から全部混ぜます。詳しい人の方の意見があったら、そっちを重視してください)

そして、いい具合に混ぜ混ぜできたら、そこで食べてみてください。
日本人には、あまり「食べる前に複数の料理を混ぜる」という習慣がないから、
混ぜることに最初は抵抗があるかもしれません。
しかし、その心理的抵抗を乗り越えたところに、至福があるのです。

僕の感想としては、最高の味です。様々な味が混ざり合い、絶妙ながら不思議な調和を生み出しています。
ほんのりとするヨーグルトの酸味に、野菜それぞれの旨みがじんわりと出ています。
サンバルやラッサムの酸味。そこにインド米の食感と、プーリやパパトの食感。
南インド特有のスパイスの辛さに加えて、
辛いソースがところどころ入っていて、そこがアクセントにもなっています。
そしてそれらの旨さの後に来る、スパイシーな後味。口の中にいろんなスパイスの後味が残ります。

旨いです。

他のミールスとの特徴として言えるのは、結構味が強いことです。
特に塩味が強めなことと、野菜を炒めたりしている関係か、その存在感も強く、
結果、辛さ、酸味、スパイシー、野菜の旨みの全てが前面に出ているといえます。

でも、その結果か、満足度は高いです。

なにしろ驚くことにこれ、ベジミールス、つまりお肉を使っていないんですよね。
これまで僕はノンベジ、つまりお肉入りが好きで、そちら中心だったんですが、
ベジミールスでここまで凄いのが作れるのか、と驚きました。

ベジミールスで有名なお店と言えば東京のケララの風IIでしょう。
このお店はこことは対照的に、優しい味のミールスを出してくれるのですが、
僕はこのお店、106の力強い味わいも好きになりましたね。

ごちそうさまでした。

個人的には最高クラスのミールスなのですが、
問題は、果たして、ミールスを食べたことのない人に、いきなりこれを薦めていいか?
という点です。
でも、カレーが好き、スパイシーなものが好き、という人には
一度は食べてもらいたいと思います。

そのためにも、お店の方、どうか早く、店員さんに、ミールスの食べ方を
客に教えられるように教育してあげてください。
本当に、砂糖なんか必要ないんです。
ヨーグルトもご飯にかけてしまっていいんです。

本当にこのお店が天神に来たことで、気軽に南インド料理が食べられるようになったことは
大変大きなことだと思います。今後もちょくちょく引き寄せられてしまうでしょう。

  • 2015.11.11撮影。開店直後のお祝いの花輪が

  • 建物の一番奥にあります

  • ランチメニュー。カレーの他にミールスをプッシュしています。

  • テーブル席

  • 平日ミールス\1200+税

  • セットのドリンク(マンゴーラッシー)と、出された砂糖(未使用)

  • カトリ拡大図。サンバル、ラッサム、クートゥ、ポリヤル

  • ミールスのご飯とおかずを全て大皿の上でかき混ぜたもの。こうやっていただくのが南インド流です。

2015/11/13 更新

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