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夜の点数:4.6
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¥5,000~¥5,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.6
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|雰囲気 5.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク 4.2
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.6
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| 雰囲気5.0
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク4.2 ]
バブリー・アンド・レトロ(Bubbly & Retro) -- 令和のディスコ感覚
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ビルの表札
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内観(キッチン方向)
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内観(ドリンクバー方向)
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ビール
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コース(アミューズ3種)
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コース(鮮魚のカルパッチョ)
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パスタ
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コース(国産豚肉骨付きロースのグリエ)
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2025/07/26 更新
いや、楽しかったよ。トータルとして、エンターテイメントとして…。理由はあとで書くと思うけど、女子会を開催するのも良いと思うし、カップルで行くのも良いと思う。
順番に説明していこう。店は2025年07月01日のグランドオープン。雑居ビルの三階にある。営業時間は17:00-23:00だ。例によって、17:00に予約しておいたんだけど、到着したのが16:58くらい。屋外ではないし、待つつもりでいたんだけど、偶然スタッフが見つけてくれて、営業時間前ではあったけど招き入れてくれた。で、第一印象は良い感じ。
雑居ビル内のレストランなので、こぢんまりしているのかと思いきや、中は意外と広かった。あとで調べると、キャパシティーは65席らしい。窓際の席もあるのだが、タイトルに書いたバブリー&レトロな雰囲気を味わいたければ奥の席がいい。念のために、「窓際ではなくて奥の席が良いです」と予約時にはリクエストしておくのをお勧めする。
店に入ると、窓際席にはすでに着席している人がいる。はて?、17:00オープンなのでは…、と思いながら、そうか、スタッフのミーティングなんだなとか思い直しながら、奥のアルコーブ席に案内されたのだが、隣のアルコーブには先客が…。えぇ、なんだこれは??…、ということで脳内はパニックである。
ちなみにアルコーブというのは、壁の窪みに作られた空間のことである。隣の席とはパーティションで区切られているわけではなく、壁で隔てられている。半個室といった感じか…。あるいはオペラとかクラシックなどのブース席のような感じ。なので、アルコーブ席に案内されただけで、なんとなく特別扱いを受けている気もするし、入り口にはカーテンが掛けられている。カーテン越しに外界と隔てられているので、どこか秘密めいた甘い空間に案内されたような錯覚にも陥る。声を潜めるほどの理由はないのに、なぜか少しだけ、後ろめたい気持ちになる。後でスタッフが来た際に、「ここはクーラーの冷気が直撃するのでカーテンを半分締めてます」と言っていたのだが、そんなことは言わなくて良いのだ。せっかく感じていた甘い密かな罪悪感が霧散してしまうではないか…。と、言うことで、サービスポイントは0.1くらい減じておこう。
案内されたアルコーブ席の説明&雰囲気が長くなってしまったが、メインのフロアも照明はちょっと落としてあって、ホテル付属の高級レストランのイメージは有ったりする。今回はテーブル席に案内されたので、キッチン方向は遠目でしかチェックできなかったけど、不要なものはなかった気がする。今では、カウンター席からライブ感覚でキッチンでの調理を見ることができる店は多くなった気がするけど、昔のレストランって厨房と客席は完全に分離されているのが普通だった。だからライブキッチンが出たときにみんなが新しい形態だと言うことで人気が出たんだけど、そう言うのを思い出したりした。ボックス席といった方がわかりやすいかもしれないけど、アルコーブ席もそうだ。
料理の話に移ろう。今回は、3,500円のコースを予約オーダーして置いた。構成はアミューズ3種、アントレ、パスタ、ビアンドである。アミューズも、アントレ、ビアンドもフレンチの用語である。イタリアンが幅を利かせている中で、フレンチ志向なのだなと思ったのだが、アントレの後に出されたのがパスタである。最近は、ビストロと名乗っていながら、パスタを出してくれる店もあることは知っている。でも昔は、フレンチの店でパスタをオーダーすると、「うちはフレンチです」と言って怒られたもんだったんだ。だから、メニューに、プリモ、セコンドではなくてアントレ、ビアンドと書いてあるにもかかわらず、うちはフレンチなんだという主張をしつつ、いきなりパスタを持ってくる謎のフュージョンなセンスというのが、よく分からなかったりはするわけだ。
アミューズは、雲丹、キャビア、トリュフを使ったアミューズだった。ここが雲丹ではなくてフォアグラだったら世界三大珍味がそろい踏みしたのだが…。アントレはカルパッチョだった。洋風なものではなく、醤油や醪を使った和風の味付けで、しかもセルクル固め(立体的な盛り付け)である。次のパスタはワタリガニを使ったもので、ビジュアル的にも良い。メインの骨付き豚肉のボリュームもインパクトがある。総合すると、3,500円のコースとしてはかなりクォリティが高い。フレンチと思っているところに、イタリアンとかジャパニーズの変化球を投げ込んでくるところも面白い。
ドリンク類は、単品オーダーももちろん可能だが、飲み放題とすることも出来る。その辺りがちょっと複雑なので、書いておくけど、変更されることもあると思うので、訪問時にサービススタッフに確認することをお勧めする。飲み放題は45分間、ソフトドリンクのみなら400円、ソフトドリンクに加えて、ワイン、ウィスキー、チューハイ、カクテルなどが加わると750円。さらにビールとビールカクテルが加わると900円となる。ただし、おそらくここがポイントなのだが、セルフサービスだ。ドリンクバーに行って自分で好みの酒を注いで自席に持って帰る感じになる。今回の訪問が17:00だったので、まだ客数も少なく、営業時間前から店内にいた客をあわせても4組くらいだったので、ドリンクバーはさほど混雑していなかったのだが、19:00-21:00のピークタイムってどうなるのかがちょっと心配ではある。ビールを飲み放題に加えると値段が上がるのは、ビールはスタッフによる提供になるからだと思う。樽が空になったりするとバーストするから、客にはやらせないのだろう。
ドリンクバーで付け加えておくと、ワインは通常だと120ccくらいで提供してくれるんだけど、ドリンクバーなので、グラスになみなみ注いでOK。これは、サービススタッフに確認したのだが、OKだそうだ。小ぶりのワイングラスなので400ccくらいしか入らないと思うが、これはお得だ。もう一つ、飲み放題がセルフサービスになっていることのメリットとして、ワインなど少量ずつ味見することも可能だ。で、最終的に気に入ったワインをなみなみ注いで戻れば良い。オーダーしたけど好みじゃなかったというトラブルも回避できる。なかなか面白いシステムだとは思うが…。
店内の雰囲気はゴージャスで、ライブキッチンもあってわくわく感もあるけど、ドリンクバーってファミレスかい…、というアンバランスさがここでもある訳なのさ。意識したのかしていないのかは分からないけど、年配者からすると、ここは80年代、90年代のディスコとかクラブに見えてくる。照明を落とした室内、過剰にリュクスな装飾、でドリンクバー。ないのはダンスフロアだけという感じか…。
サービスは良いです。早い時間で、他の客もほとんどいなかったこともあり、色々と質問したんですが、丁寧に答えていただきました。訪問時点(2025年07月25日)はコースオンリーですが、08月からはアラカルトメニューも提供予定とのことです。
ということで、若年層が行くと、調理がライブで見られて、ちょっとゴージャスでリュクスなレストランと言うことになるんでしょうが、ある年齢層以上が行くと、バブリーなディスコとかクラブが想起されそうな気がします。カップルで行く場合は、クラブを知らない世代の娘を連れて行きましょう。感激してくれると思います。女子会をする場合、セルフサービスの見放題はお得です。あと、パンの食べ放題もあるので、楽しめるのではないかと思ってます。誕生日や記念日などの演出も、素敵なものが用意されているようです。
タイトルの『バブリー・アンド・レトロ』はそうした意味を込めています。