功夫大熊猫さんが投稿したスペシャリティレストラン マルメゾン(大阪/梅田)の口コミ詳細

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功夫大熊猫 (60代後半・大阪府) 認証済

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スペシャリティレストラン マルメゾン中津(大阪メトロ)、大阪梅田(阪急)、中津(阪急)/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.8

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/09 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.6
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

日本の食材を活かしたフレンチ

 お誘いをいただきましたので、行ってきました。店については説明する必要はないと思いますが、HHI(ホテル阪急インターナショナル)の25階にある老舗のフレンチです。スタイル的には、正統派フレンチを基盤にしつつも、軽やかで日本人に馴染みやすく仕立てているという感じです。「クラシカルでありながら、日本人に馴染みやすい軽やかな味わいが自慢」と、公式サイトにも書かれています。今回はランチタイムの訪問で、平日限定の『ミディ ~Midi~(6,000円)』を予約オーダーしておきました。全品4品からなるカジュアルフレンチですが、秋刀魚と茸のリュエット、真鯛のタルタルなど魚介系が多く、フランス北部の伝統料理のようにバターやクリームで重くするというスタイルのものではないです。
 
 この書き方だと、これで終わってしまうので、通常運転に戻します。1992年のグランドオープンなんですが、ここの味に嵌まった友人がいて、足繁く通ってました。エレベーターで25階にあるとアトリウムロビーがあり、フレンチのマルメゾンの他には、京懐石の美濃吉竹茂楼があります。アトリウムロビーに初めて上がったときは、贅沢な空間だと感じたものですが、久しぶりの25階アトリウムロビーは、贅沢な雰囲気を残しつつも、なぜか以前よりも少し狭くなったように感じました。この件について書き出すと、関係のない方向に進んでいくので省略します。
 
 ランチタイムの訪問ですので、店は昼光が差し込む明るい雰囲気になっています。店に入るとヘッドウェイターが出迎えてくれて、席まで案内してくれ、椅子を引いてくれます。この際に、先に引いた椅子が上席なので、女性を誘導して座らせる訳なんですが、最近はポリコレの影響で、同時に椅子を引いてくれる店もあるような…。書き忘れてましたが、ドレスコードがあって、Tシャツとか短パンとかでの利用はNGです。ディナータイムには、男性はジャケットの着用を求められます。というか、昔はホテルのレストランって、どこでもドレスコードはありましたよね。それを面倒だと感じる向きもあると思うんですが、服装も含めて、誰と行くのか、何を食べるのかまでの全てが食事をすることの醍醐味でもあるので、そのうちの一つが失われていくのは、残念なことではあります。もちろん、カジュアルとフォーマル、その2つの方向性のいずれかのみを肯定するという意図はありません。
 
 料理ですが、冒頭で書いたとおり、日本の食材を活かした軽い目の仕上がりになっています。フレンチというと濃厚なソースのイメージが有るんですが、「日本人なら、この繊細さが分かるだろう」と言われているような気がしないではないです。それくらいに軽くて繊細です。二品目の真鯛のタルタルがライム風味ではあったんですが、ライムを使ってマリネしました的な味にはなっていない。酸味があるのは分かるけど、しばらくしてから、ライムだなと分かる感じです。
 
 メインは、魚介のフリカッセかブッフ・ブルギニョンかを選べるようになっていました。ここまで魚系のメニューが続いたので、ここはブッフ・ブルギニョンにしました。ブッフが牛肉、ブルギニョンはブルゴーニュ風という意味です。ブルゴーニュといえばワインの産地なので、赤ワインを使ってすね肉とか肩肉をじっくりと煮込む料理です。玉ねぎ、人参、マッシュルームを一緒に煮込む場合もあるんですが、ここはストレートに肉のみで勝負というところなんでしょう。重厚で力強い料理なので、ワインの方も力強いワインを合わせてみました。
 
 サービスは良いです。このクラスになってくると、サービスが悪いということはまずないです。ただ、格式のある店では、自分の担当するテーブルを受け持つヘッドウェイターと、主に料理を運ぶ役割だけのフード・ランナー(food runner)が分かれている場合があるので、その辺りの知識がないと戸惑うかもしれません。ただ、良い店というのは、サービス担当を目線で探した時点で、手を挙げて呼ぶまでもなくテーブル横に来てくれたりするので、余り気にはならないかもです。
 
 例によって余談ですが、最近はポリコレの影響で、ウェイターとかウェイトレスのように性別を意識させる言葉を使わないようになりました。英語では、サーバー(server)と呼ぶらしいですが、日本語には馴染まないような気が…。ここはサービス・スタッフ(service staff)で良いかなと…。
 
 C/Pですが、判定に困る。というのは、この少し前に阪神タイガースが優勝したので、こちらの店でもグラスワイン半額セールが行われていたので…。正規価格ならば、料理が6,000円で、ワインが5,000円なので、これでもごく普通な感じなんですが、グラスワインが半額になっていたので、C/Pは超高かったというところ。阪神タイガースが優勝していなくても、C/Pとしてはこんな感じだろうというところです。

  • 入り口

  • さんまと茸のリュエット、トレビスのマリネ添え

  • パン

  • 真鯛のタルタル、ライムの芳香、リンゴと芽野菜の菜園風

  • ブッフ・ブルギニョン、季節野菜添え

  • いちじくとナッツのパリ・ブレスト

2025/09/14 更新

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