1回
2013/08 訪問
箱根仙石原のオーベルジュにて
道沿いの看板
マッサージチェア
ベッドルーム
窓からの眺め
シャワールーム、トイレ
ディナーのセッティング
カクテル
アミューズ:パプリカのムース、パテ、サザエ等
パン
バター、岩塩等
前菜:箱根野菜のガトー仕立て・ムースリーヌソース
前菜:海の贅沢なカクテル
アワビ、オマール、北海ダコ、生帆立、キャビア、ウニ
魚料理:活アワビのムニエル生海苔のリゾット
口直し:八角のグラニテ
肉料理:松阪牛ハラミステーキ
デザート1:アールグレイのババロア
デザート1:ピンクグレープフルーツのほろ苦プリン
デザート2:サヴァラン・サバイヨンソース
デザート2:桃のフレッシュコンポート
プティフール
フレッシュミントティー
朝食:シリアルとドライフルーツ
アサイージュースと青汁
本日のスープ
朝採りベビーリーフサラダ
箱根の温野菜盛り合わせ
蕎麦粉のパンケーキ
地卵のオムレツ
自家製スモークハムとソーセージ
フルーツのスープ仕立て、バニラのムース
ダージリン
マスコット犬のカレン(コーギー♀ 8ヶ月)
マスコット犬のレン(コーギー♂ 2才)
2019/01/25 更新
箱根仙石原の小高い森の中に建つこちらの施設。
付近に建つ建物も少なくとても閑静な環境です。
施設は森の中で、必要最小限の木を伐採して建てられた感じで自然環境がそのまま味わえる。
建物は大きく二つに分かれていて、一つはフロント、ロビー、レストラン等が集まった建物。
もう一つが3階建ての宿泊スペースだ。
客室は全部で11部屋しかなく、各部屋の収容人数も2〜3名で全体でも20数名の収容人数になっている。
質の高い料理とサービスを提供するオーベルジュとしては理想的な規模ですね。
今回泊まった客室は3階のラージツインタイプ(38.8㎡)。
室内はマッサージチェアの置かれたリビング、ベッドルーム、洗面台・トイレ・シャワールームが集められたスペースの三つで構成されている。
大きな窓からは遠く大涌谷方面の山々が望まれ、また眼前の森には野鳥の姿も見られます。
食べログレビュアーには必須のインターネット接続環境が整っているのも嬉しいところです。
大浴場は宿泊スペースの1階にある。
大涌谷から引いた源泉掛け流しで、硫黄成分のためか少し白濁している。
内風呂と最近増築した露天風呂があり、どちらも収容人数を考えると十分な広さがあります。
特に露天風呂は森林浴をしながら入浴も楽しめるという大変贅沢なもので、至福のひとときを過ごす事ができました。
ディナーは本館2階のレストランへ。
各お客様は多少のずれはありますが、30分以内には満席になりました。
ディナーの構成は一般的なフレンチレストランとほぼ同様で、アミューズ、前菜、魚料理、口直し、肉料理、デザート、飲物、プティフールという内容。少し面白いのがデザートが一皿目〜二皿目と2回出て来るところでしょうか。
前菜、魚料理、肉料理、デザートは、それぞれ2〜6種類あるバリエーションの中から選ぶスタイル。
一部追加料金のメニューもありますが、どの料理も魅力的で選ぶのに迷ってしまいます。
今回いただいた料理の詳細は長くなるので割愛させていただきますが、どの料理も厳選された地元中心の食材を使い調理も丁寧さが伺えました。食材に合わせた巧みなソース使い、素材の味を最大限に引き出す火入れや調理技術。素晴らしいです。
特に今回一番感動したのは、魚料理の一皿。
生海苔のリゾットに乗せた活アワビのムニエル・焦がしバター醤油とノイリーソース
新鮮なアワビは適度な歯ごたえを残し、食感が素晴らしい。
生海苔のリゾットも風味、米のアルデンテ具合共に文句なしの仕上がり。
アワビの主食である海藻類を組み合わせたところにシェフのセンスを感じますね。
焦がしバター、醤油、ノイリー・プラットを使ったソースも絶妙の相性です。
一口目〜二口目と食べ進む内に複合的な旨みが後から後から押し寄せる感じで、それらのハーモニーが堪りません。
絶品の一皿でした。
朝食も同じレストランでいただきましたが、内容がフレッシュジュース、本日のスープ、パン、自家製ハム&ソーセージ、サラダ類、メイン料理、デザート、食後の飲物となっていて、ジュース類、サラダ、メイン料理は3〜4種類の中から選べる。
とても朝食とは思えない充実した内容でボリュームも十分です。
サラダの写真を見ていただけば分かると思いますが、朝採れの野菜は驚くほどの新鮮さで食材の調達システムもしっかり確立されているようです。
本格的なオーベルジュに泊まったのは久々でしたが、期待に違わぬハイレベルな料理と一流ホテル並の洗練されたサービスで充実した時間を過ごさせていただきました。
看板犬のリン君、カリンちゃんも可愛かったです。
また季節が変わったら是非お邪魔してみたいですね。